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1月19日(水) オケラ

050119a_japonica
秋の花が終わってしまい、その残骸だけなのに、これがなかなかいい姿です。
虫のオケラに見えなくもないので、それが語源かと思ったら、別名をウケラといい、どうやら由緒正しい植物(注1)のようです。
京都・八坂神社のオケラ参りは新年の風物詩ですし、この根茎を干したものは屠蘇に入れます。正月に縁のあるめでたい植物なので、俗に言う「オケラ(無一文)」とは語源が異なるのでした。

<補注1> オケラはオオバナオケラとともに白朮という漢方の原料です。
<補注2> 冠毛と種の姿を眺めてみました。(2017年12月28日
<追録> 上の写真から半月ほどあとの状態です。魚の骨を思わせる特徴的な総苞がかなり失われていて、もしも枯れ葉が残っていなかったら見分けがしにくい感じです。(撮影:2020年2月5日)
Atractylodes_japonica0205

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コメント

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、人参湯(にんじんとう)、六君子湯(りっくんしとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などがあります。
ウケラの入っている漢方  しっかし覚えずらい
覚えられないけど・・・ 有難い植物なのねん

セピア色のオケラ 素敵ですねえ

 恋しけば袖も振らむを
    武蔵野のウケラが花の色にづなゆめ。

以上 お勉強しましたあ

投稿: カソ | 2005-01-19 23:17

マジョさん改めカソさんへ(笑):
お久しぶりと思ったら、パワー倍増でお出ましですねぇ。恐れ入りましたぁ。
どうも、この字「朮」がオケラなんですね。
ま、鬱陶しい漢方のお世話にならないよう、お互い元気で過ごしましょう!

投稿: はたざくら | 2005-01-19 23:33

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