
カラタチというと島倉千代子の絶唱を思い出してしまいます。♪あの日は雨 雨の 小径に白い ほのかな からたち からたち からたちの花~♪と歌われた時期は5月ごろなのでしょう。冬はこのとおり刺々しい枝があるばかりです。
しかし、この枝は存在感十分で、誰がどう言おうとカラタチです。撮影のため、付着していた別の木の枯葉をどけようとしたら、ブチッとお世話になりました(涙)。
東京・湯島のカラタチ寺(麟祥院)は春日の局のお墓で有名で、漱石はそれを枳殻と書き、鴎外は臭橘と当てました。ほかに枸橘ともするようで、試験に出たらいったいどれを書けばいいのでしょう。
コメント