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6月3日(木) 花菱を二題

春先から楽しんできた花菱草(カリフォルニアポピー)がもう終わりになってきて、花がずいぶん小ぶりになりました。そこで、去り行く花を惜しんで、おいしい「花菱」を載せておきます。名前だけではなく、ラベルまで花菱色です。
040603kikkouhanabisi_r2
当地埼玉を代表する蔵…とはまだ言えず、とてもマイナーなメーカー(蔵元さん、ごめんなさい)です。でも、きっとメジャーになります。
最近増えている、「小さいけれど真面目に作っている」蔵です。
<清水酒造:北埼玉郡騎西町(2010年・加須市に編入)戸室>
写真のもの(純米生原酒)は微発泡があり、甘みが強いわりにキリッと締っています。理屈っぽくなくて楽しく飲めます。

ところで、本家・花菱草に話を戻します。カラクサゲシ(チューリップポピー:以下TPと略)との違いを教えてくださった杏子梅さんが、TPの開花時間や夜にすぼむときの花びらの巻き方まで調べてくださいました。そこでワタシはCP(カリフォルニアポピーの略)を調べました。

夕刻に花がすぼんで翌朝また開き、一つの花が数日は咲いている、というのはTPもCPも同じようです。同じポピー類(ケシ科)でも、ナガミヒナゲシヒナゲシオニゲシなどは一度開いたら夜もそのままで、日持ちもしません。ナガミは1日です。
Eschscholzia_californica0406
これに対し、昼だけ開く節約モードのせいか、CPの日持ちは4~5日ありそうです。花の開閉時間は、いまの時期、天気のいい日は朝8時ころに開き、夕方4時ころにはすぼみ始めます。当日開花したものは戻り(閉じ)も早くて強く、開花後の日数につれ、閉じも時間もだんだん甘くなり、最後は花びらが風に吹き飛ばされます。
写真のシベがしっかりしている(上)のは当日咲きのもの、花粉がなくなってシベが開いている(下)のはそれ以前から開花しているものです。
すぼむときは4枚の花びらのそれぞれ対向する2枚が抱き合う形です。これは最初に咲くときも同じ噛み合い方から開いてきます。まれに、風に吹かれた加減で噛み合いが狂い、隣同士が巻いて閉じる(カメラの絞り羽根状態)こともあるようです。

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コメント

はたざくらさんこんにちは~。
実はチューリップポピーも光に反応していることが証明(?)できました。
次回ハンネマニアの記事を載せる時に少し書いてみようと思います。
それから、上記がわかった時に
はなびらの閉じ方も再観察してみたのですが、
チューリップポピーもカリフォルニアポピーと同じで
基本は正面同士がペアのようで、
風で噛み合いが狂うことがあるといういうことのようです。

両者の開閉時間に本当にずれがあるのかどうかは
環境の影響もあるかもしれませんから
同じ環境で並べて比べてみた方がいいのでしょうね。

大きく違うなと思うのは、
はたざくらさんのご近所のカリフォルニアポピーは
昼間でも暗ければ閉じてしまうのに、
うちのチューリップポピーは暗くても昼間は開いている
という点かなと思うのですが、
これもやっぱり同じ環境で並べて観察してみないと
正確なところはわからないですよね。

とにかくかなり似た性格という感じですね~。

投稿: 杏子梅 | 2004-06-03 14:25

杏子梅さん、レスが遅くなってごめんなさい。
かつまた詳しくレポートいただいてありがとうございます。

ホントに、二つを並べて育ててみないと、これ以上の比較はむずかしいですね。
来年の課題でしょうか。
明らかに違うのは葉っぱで、ハンネマニアの方がかなり細いですね。

投稿: はたざくら | 2004-06-05 07:47

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