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5月31日(月) シロミミナグサ(ナツユキソウ)と麦秋

まだ5月のうちから「夏の花、見つけた」と一人で騒いでいます。きのうの暑さはそのタタリだったでしょうか。いやあ、酷い暑さでした。
行きがかり上、5月(春)最終日のきょうも「夏」がらみで夏雪草です。
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本名はシロミミナグサ(白耳菜草)のようでも、これはやや情緒に欠けます。夏雪草の方が覚えやすいし、「雪」の字のきれいな感じがピッタリの花だと思います。

さて、上の文には春・夏・冬(雪)と並んだので、残る「秋」の字のために麦秋のことを書き留めておきます(かなり強引です)。
土曜日に新潟まで出かけたら、トンネルまで(埼玉・群馬側)の田園風景がすっかり小麦色でした。減反のせいか、麦畑の割合が確実に増えています。
本来なら風にそよぐ早苗の景色を楽しめたはずなのに、暑苦しい色の穂波を眺めながら、日本経済の行く末を考え…なんかしないでポケッとしてました。

<補注> シロミミナグサに名前を貸しているミミナグサを収録しました。(2022年4月18日

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5月30日(日) 幸せの黄色いハナ

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ラッキーがぎゅっと詰まった1枚が撮れました。
黄色は風水では運気が良いそうで、そのせいでしょうか。二輪のオオキンケイギク(大金鶏菊)にとまった蝶(注1)が同時に翅を開いてくれました。
蜜を吸うとき翅を閉じる蝶が多いので、かなりツイていたと思います。

<補注1> 蝶はヒメウラナミジャノメです。
<追録> 空き地が見事な花畑になっていました。(撮影:2020年5月27日)
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<補注2> 同属のキンケイギクを収録しました。(2022年6月24日

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5月29日(土) また夏話題、ナツグミです

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まだ暦の夏まで3日あるというのに、夏だ夏だとばかり言い立てています。別に夏が好きなわけではなく、素朴に「暑いぞ!」という記録です。
きょうの夏話題テーマはその名も「ナツ」グミです。先日、まだ色づかないこの実を見つけたとき、木がカイドウに見えて、一部の方には「カイドウの実は食べられる?」という愚問(注)を発してしまいました。
葉裏を見ればすぐわかるのにねえ。これまでは、この実がついているとき、見過ごしていたわけです。目ざとくなったのはココログ効果です。
おいしかったです。もう少し熟す(追録)と、もっといいはずです。

<追録> 熟した実と一緒に葉表にも迫りました。この葉表にあるブツブツは鱗状毛であり、ナツグミの変種であるトウグミはこれが星状毛です。(撮影:2004年5月30日)
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<補注> 後年、カイドウでもミカイドウの実はおいしいし、ハナカイドウにも実はつくことを確認しました。

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5月28日(金) タイサンボク狂い

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撮影ポイントにリザーブ?していた花がようやく開きました。
タイサンボクをこの位置から撮るのは、なかなか運がいります。撮影のために脚立を買おうか…と思っていたのに(完璧に不審人物です・笑)、ラッキーでした。

しかし、次はユリノキがあります。これも高いところに花がつくし、さらに花色が葉に紛れて見つけにくいのです。毎年撮り損ねていて、今年は気合いが入っています。
はたしてユリノキまでラッキーは続く(注)ものか、精進潔斎です。

<補注> 精進潔斎の甲斐がありました。(2004年6月2日

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5月27日(木) クリの花

しっかし、きのうは暑い日でした。夏を呼ぶ花・キョウチクトウをここに掲載したせいだとしたら、ワタシ、責任重大です。
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そして、このクリの「花」もなかなかに「夏の序章」です。
ちょっとくぐもった匂い(臭い?)が夏の暑苦しさを連想させるのかもしれません。

<補注> 爽やかそうな姿で載せ直しました。(2005年6月12日

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5月26日(水) キョウチクトウ咲いた=夏がくる

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白いキョウチクトウが咲いたのを見つけたのは23日、そして24日にはピンクの開花を確かめました。
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見つけた順からして「白が先か」と思ったら、遅れて見つけたピンクはもうしなびている花がありました。
紅白が並んでいるのを毎日観察できる環境でなければ、どっちが先かの判定はむずかしいようです。ここはめでたく夾竹桃の紅白揃い踏みでシャンシャン、と。

例年の開花時期と比べると、1週間ほど早めです。百日紅と書けばサルスベリでも、キョウチクトウはそれよりすごくて半年紅とも書くのだそうです。いまから半年だと、11月いっぱい咲く勘定…。そんなに咲いていたでしょうか?(注)
中国の人は(中国命名らしい)白髪三千丈ですからねえ。なんと言っても、この花は夏のイメージです。
ところで、白も八重ってあるんでしょうね、やっぱり。金曜は少しじっくり白八重探しをしてみるつもりです。

<補注> 少なくとも10月下旬までは開花していることを確かめました。(2010年10月27日

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5月25日(火) ごめんね、ウツギ君(&容量削減法)

日曜の記事で「ウツギは軍隊だ(規則違反の花がない)」と非難してしまったことをあっけなく訂正します。しっかり6裂しているハコネウツギの花を見つけました。もう花期が仕舞いなので、写真としてペケなのは不問です。
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写真の二人の「へそ曲がり」君は、日曜に見たものとはかなり違う場所に咲いていました。しかもまったく別(20mほど離れている)の株で花開く二人です。
やはりものごとを「決め付け」てはいけません。少なくても、植物については柔軟に考える必要がありそうです。

ところでゼンゼン別件です。
ココログの容量が心配になっているワタシは、ちょいとしたテを発見しました。写真をそのままアップロードせずに、一度「お絵かきソフト」(ワタシはMSおまけのペイント)に貼り付けし、そのファイルをJPEGにしてからあげるという方法です。

きょうのウツギは、そのままだと54.6+48.4kbだったものを、2枚合成して19.5 kbと1/5まで絞ることができました。きのうのセンダンは、写真を入れ子にして15 kbしかありません(同じ写真サイズで無加工のユスラウメは48kbもあります)。以前の写真でも、74とか79だった大きいのだけ、22とか40まで落として差し替えました。
もっとも、やりすぎると少し画像が荒れる感じがします。
素人考えながら、写真の裏についているメタデータを落とせるのが大きいのでは、と思います。(下に記したとおり、根拠もなく検証も不能でした)

<補注> 後年、写真を拡大できるように入れ替えしたので、上記数字は意味を失っています。ただ、ペイントに貼り付ける手段は容量削減策として未だ有効です。(2012年5月31日)
<補注の補注> ペイントに貼り付けるという上記の容量削減手段は、知らない間にまったく逆効果になっていました。理由もわからなければ、いつからそうなったのかもまったく不明ながら、素直にリサイズ(自分の場合は1,000×750px)したものの方がペイント貼り付けよりも1割くらいは軽いようです。長い間、じつに馬鹿なことをしていたものです。(2021年5月)

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5月24日(月) センダンは双葉より芳しい、のだろうか

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絶不調の空です。もう、降参です。こんなコンディションのときに登場させるのはかわいそうでも、天気を待っていたら花が終わってしまいそうなセンダン(栴檀)です。
薄紫の清楚な花が、もうかなり散っています。
大きな木の高い場所なので、花は3倍ズームでギリギリ写る程度(写りが悪いのは天気のせいにしておきます)です。
頭上に気づかずに通り過ぎそうになっても、足元が細かい花びらに埋もれるので、思わず振り仰ぐことになります。
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そうやって木全体を見上げた感じが2枚目の写真です。天気さえ良ければ、さやさやと気持ちのいい木陰になります。

さて、この木の名前のセンダン談義です。センダンと言えば、つい「双葉より芳し」と続くというのに、そのことわざで言う栴檀はこれではない、というのが図鑑や辞書のお決まり解説です。
ことわざにある栴檀はビャクダン(白檀:お香で有名な木)のことだそうで、「なら、白檀は双葉より芳しって言えばいいではないか!」とクレームを申し立てたくても、それを受け付けてくれる先がありません。
秋にこのセンダンの実を拾い、実生を育てて双葉の香りを確かめてみたいものです。白檀ではなくセンダンも「やっぱり双葉より芳し」だったら面白いことになります。

<補注1> 花のアップを載せました。(2013年6月4日
<補注2> 檀の字がつく木としては、この栴檀を皮切りに、青檀(セイタン)白檀(ビャクダン)紫檀(シタン)の一種を収録しています。

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5月23日(日) へそ曲がりな花たち

きょうも曇天…というか、顔に水滴を感じるから霧でしょう。おまけに寒い朝です。

と言いながら、日曜の散歩は後ろの予定がつかえていないので気分軽快です。心の隅で眠っている子供心が、こんな日は頭をもたげます。
先週、エロクノキ?遊びで味をしめたので、きょうも「他人とは違う」花びらを持つ人たちを探してみました。わりといるもんです。へそ曲がり君たち。
Tokiwatuyukusa_bNezumimoti_b
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まずはトキワツユクサ君(左上・注2)。
ふつうは3枚(右の花)のはずの花びらが4枚(左)です。
次はネズミモチ君(右上)。
ホントはものすごく小さな花(直径3~4ミリ)で、がんばって接写しました。ふつうは4裂するはずなのに、先っぽの花が5裂しています。この木は房に一つの割合で5裂花がありました。しかし、違う場所にある木では5裂は見つけられませんでした。
三番目に登場するのはおなじみのヤマボウシ君(左下)。
4枚でいいのに6枚という派手好みな人です。今朝は10本以上のヤマボウシをチェックしたのに、この6枚君のほかには5枚というのが一つだけで、ヤマボウシのへそ曲がりはかなりのレアもの…というのが今朝の感想です。
そしてきょうのトリは名無しのゴンベエ君(右下・注1)。いや失礼、ワタシがまだ知らないだけで、けっこうあちこちで見かけます。
5裂でいいはずが6裂で、この株にはパラパラとありました。

こうして並べてみると、先週のエゴノキも含めて全部が白色花です。たまたまなのか、白い花が気まぐれなのか、いまのところ不明です。
同じ白(かクリーム)でも、キョウチクトウやテイカカズラでは変異した花は見つけられませんでした。ほかに感心したのはウツギです。ハコネウツギもベニウツギも頑固なくらい全部がルールどおり…軍隊みたいな花です、ウツギって。(注1)

<補注1> 名無しのゴンベエ君の名前はハクチョウゲとコメントいただきました。また、ウツギが軍隊だという濡れ衣はすぐに晴れました。
<補注2> トキワツユクサ(Tradescantia mundula、シノニムTradescantia fluminensis)の標準和名はノハカタカラクサです。
<掲載4種の再掲記事>トキワツユクサ(ノハカタカラクサ) ☆ ネズミモチ ☆ ヤマボウシ ☆ ハクチョウゲ

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5月22日(土) ユスラウメ

気ぜわしい台風2号が駆け抜けてくれて、すがすがしい朝の散歩を期待していたら、なんじゃこりゃ?の曇天です。
陽は不足、風は騒ぐ…で撮影は厳しいというのに、二日留守してしまい、花はどんどん季節を駆け抜けるから焦ってしまいます。いろんな収穫がありました。
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そのなかから、きょうの出し物をどれにしようかさんざん迷ったあげく、フォトジェニックさでこれにしました。ユスラウメ(山桜桃)です。
花はサクラに似て、名前はウメで、実の形はサクランボ、味は…スモモに近い(ワタシの感覚)、という、いったいアンタはなんなのさ?です。漢字で書いた名前(山桜桃)も、桜・桃・桜桃、どれ?という感じで困惑します。
ただ、音はきれいです。ゆ・す・ら・う・め。「山桜桃」という名のお酒(茨城)があって、少しおいしい、というのは関係なくて、このお酒は山桜桃と書いて「ゆすら」としか読ませません。たしかに、辞書にも「ゆすら」はユスラウメの略称だとあります。
ただ、ユスラじゃァなんだかユスリのしくじりみたいだから、この木のことはちゃんと「ゆ・す・ら・う・め」と呼んで(読んで)あげることにします。

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5月21日(金) クレマチス

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花色は紫を基本に赤や白のバリエーションが豊かで、花びらの数も6枚から9枚までいろいろあります。さまざまに豪華な種類があるなかで、花びらが細いこの花のシンプルさがとりわけ好ましく思えました。品種名は不明です。

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5月20日(木) カキノキ

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柿の花(雄花)がボタボタ落ちて、通りを賑わせる季節になりました。
それはまた柔らかだった葉がゴワついてくる時期でもあります。ツヤツヤしてソフトなうちの葉は天ぷらにするとオツなのに、今年は食べそびれてしまいました。

<追録> 雄花(↑)だけでは悲しいので、秋においしい実になる雌花(↓)も収録しておきます。花の中央で4本に割れているのが雌シベの柱頭です。
その新鮮な雌花の下方で茶色になっているのが実です。枯れた花びらで覆われていて、これが取れると、なかには緑色のまだ小さな柿の実があります。
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受粉して少し経った柱頭は複雑に割れ、まるで白魚が踊っているようです。
なお、カキは雌雄同株の雌雄異花なのに、富有など雌花しかつかない木もあります。どうやらこの木はそのタイプで、どの枝にも雄花はありませんでした。
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そこで、かつて雄花を撮った写真(近所の渋柿↓)を拡大してみました。一つの枝には雌雄どっちかの花しかつかないようなので、これは雄花のそれぞれの段階を示していることになります。
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5月19日(水) タチアオイが咲きました

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このごろ、なんだか朝方の天気がよろしくありません。せっかくのお散歩タイムがドンヨリしていて、いい被写体を見つけても、「どうもナァ」です。
それでいてお仕事時間になると晴れたりするから恨めしかったのに、きょうはどうやらこのまま崩れる予報です。そのまま梅雨に突入でしょうか。あーあ。

今朝はタチアオイの最初の開花(あくまで自分的に…)を見つけました。
GWの前半から、蕾はぷっくりしていたし、ゼニアオイはとっくに花盛りだし、待ちに待っていた花がようやくです。スックと株が立って、ポンポンポンと花がつきます。景気が良くてとても好きです。

<補注1> 次の年の一番花発見は10日遅く、白でした。(2005年5月31日
<追録> 2022年の一番花(↓)は昔と変わらず5月中旬でした。ただ、蕾が開く順番には無頓着でいた(注)ことを反省です。
こんな風に茎の下側から咲いてくるわけで、昔の写真(↑)がド・アンダーだったのはあながち天気のせいばかりではないのでした。(撮影:2022年5月18日)
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<補注2> 「最後にてっぺんの蕾が開くと梅雨明け」という俗説があって、つまり最終開花は最上部とは知っていたのに、最初の開花位置には無意識でした。

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5月18日(火) アヤメ

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いずれアヤメかカキツバタ…という言葉(注1)が邪魔をして、わかりにくいものと思いがちでした。しかし、比較されるカキツバタは水辺でしか見られず、ふつうの乾いた場所(写真は駐車場の脇)に咲くこの手の花はアヤメである可能性が大です。
ただ、そんな状況証拠だけでは心許ないので、念のために葉を確認します。幅が1㎝に満たないことが多く(カキツバタやハナショウブはこの倍ほど)、その真んなかの脈がほとんど目立ちません(ハナショウブやノハナショウブはこれがクッキリ)。

<補注1> 記事冒頭の成句は、アヤメとカキツバタが見分けにくいという意味ではなく、「二つのものが優劣つけがたい」ということです。この言葉に惑わされていた(真意を理解していなかった)自分に赤面します。(2009年5月)
<補注2> アヤメが種を稔らせた状態を見ました。(2017年3月2日
<補注3> 白花のアヤメに出会いました。(2017年5月28日

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5月17日(月) タイサンボクの一番花

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今朝は急ぎ足の散歩だったわりに、とんでもない発見!をしてしまいました。
まだまだ、と思っていたタイサンボクが開花していたのです。いつもの年より10日は早い気がします。
この木は近くの小さな公園にあるもので、陽当たりが特にいいところなので早いのかもしれません。ほかの3カ所の観察ポイントもあわててパトロール?してみたら、蕾はプックリなものの、開くのはもう少し先のようでした。
タイサンボクは、きのうのホオノキと同じで花がすごく高いところにつくので撮影に苦労します。この写真も、一番咲きの報告でなければボツになるデキで赤面します(おまけに今朝はモヤ状態でしたし、トホホ)。マァ、初ものということで…。
撮影用の絶好の位置(高さ)にある蕾はすでに予約?してあるので、「激写」はそこの花が開くまで「取って置き」です。

<補注> このあと、低い位置に開いた花を予定どおり撮影することができました。(2004年5月28日

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追加編 : エゴノキシリーズ最終版

すごいエゴノキは見つけた(15日)ものの、6裂花の問題(14日)は心に引っかかったままでした。ただ、waiwaiさんに教えていただき、川西市の畚野剛さんの「研究」(注)を見たら、すっきりしました。エゴノキ君もいろいろやってみたいようです。
前にクレマチスの花びらの数が不揃いなのを見つけて「おかしい!」と言ったら、奥方に「花にだって気分があるでしょ」とたしなめられました。たしかに生き物なんだからアバウトでいいか…。
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しかし、あの「エロクノキ」の6裂花の確率は気になるので、畚野さんのマネをして「分析」してみました。
日曜の昼過ぎ、樹下に散っていた花を全部拾い集め、仕分けしました。サンプル数はご本家の足元に及ばなくても、この木はエロク君と呼んでいい特殊なヤツ(6裂比率58%)であることがわかりました。
retusuu-bunpu.JPGretusuu-glf.JPGこれは新しい志木市の名物発見!、と勝手に思うことにしました。
<参考データ:畚野さんのHPから>
標本木3本平均の5裂比率=76.0% 6裂比率=6.7%
6裂率が一番高い木の6裂率=33.4%

<補注1> やられました。あの横暴なブログサービス終了措置によって、畚野(ふごの)さんのページはアクセス不能になっていました。(2020年5月15日発見)
この「追加編」はほぼ畚野さんのページの縮小簡易版であり、勝手ながら、本家本元の後ろ盾を失ったのは大きな痛手です。
自分の管理下にないページに単純にリンクする危険はチリメンガシで大反省したのに、その反省以前の記事にはまだまだこういう「地雷」が埋まっていそうです。
<補注1続報> 1年後、 畚野さんのページGeoLog Projectに保存されているのを見つけました。(2021年5月)
<補注2> はた衛門の捏造ネーミングだったエロクノキと違い、エゴノキにはちゃんとしたバリエーションがあります。
ベニバナエゴノキ ☆ コウトウエゴノキ (収録順)

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5月16日(日) ホオノキ見つけました

日曜なのに、雨だとお散歩人口は激減します。みんな根性ないなァ(笑)。
と思ったものの、ノンビリ歩くのが散歩であって、根性で歩くのは単なる病気かもしれません。腰痛予防という理由をつけながら、じつは散歩病でしょうか。
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で、病人歩けばホオノキにあたる…思わぬところでホオノキを見つけました。先日載せたムクロジとは道を隔てたお向かいにありました。ムクロジばかりに夢中になって、周りが見えていませんでした(涙)。
花期的にはギリギリセーフ、しかも雨中撮影なので写真はがっかりです。

<補注> ちょうど1年後、ホオノキの花をどうにかきれいに撮影することができました。(2005年5月16日

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5月15日(土) エゴノキ・完全版

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エロクノキ?で悩んだきのうと違い、今朝はとても爽快な気分です。この写真、完全・100%純粋のエゴノキです。しかも巨大です。
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わりとよく行く「ドングリ山」(通称)なのに、じつはここ、エゴノキ山でもあるのでした。一番大きな木は、花の天蓋の直径が10mにもなりそうです。花天井というか花トンネルというか、ずっと見上げていたので首が疲れました。
この木をはじめとして、ここには10本ほどのエゴノキが咲き誇っていました。小川も流れているので、落ちた花が天の川のよう(ちゃんと5弁なので)です。
しかし、残念ながらこのエゴノキ山の場所は隣の富士見市です。志木にあるんだったら、うーんと宣伝しちゃうのに、残念です。

<補注> 「エロクノキ?」観察の結果をまとめました。(2004年5月17日

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番外編 : 黄色と紫はピープルカラー

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キショウブ(左)、オオムラサキツユクサ(中)、ゴマ(右)と並べてみました。
こうして黄色と紫がらみの3枚を並べていたら、子供たちが小さいときに通っていた「ピープル体操教室」を思い出しました。いまはコナミに統合されてしまって当時のジャージは見られなくても(オイオイ、20年以上も経っているんです。同じなわけないでしょ)、そのときは黄色と紫の配色だったのです。
変な色の取り合わせだなァと思いつつ、コロコロとマットを転げる黄色と紫を見に行った親バカ時代もありました。いま、眼が遠いところを見ています。テレテレ。

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5月14日(金) エロクノキ?

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今朝はちょっと久しぶりの「地元」散歩でした。雨があがって、気持ちのいい徘徊が楽しめました。
なじみのない道をプラプラしていたら、たくさんの白い花が美しい木を見つけました。エゴノキです。シャンデリアのよう、と言われるように、花は下向きに開きます。花びらは内側から見ると5弁に見えても、裏返すと元はつながっていて合弁花です。
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その部分を拡大撮影しようと、足もとに落ちた花を並べて(↑)みてアレレ??になりました。花びらが6裂しているのです。なかには左側の花のように5裂のものもありはしても、なんといっても主流は6裂です。
これでは、エ「ゴ」ノキではなくエ「ロク」ノキになってしまいます。なにか別種なのでしょうか。葉っぱも心なしか大きくて硬い気がします。
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近くにふつう?のエゴノキ(↑)がありました。花つきもやや違うように感じます。
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もちろん、落ちていた花びらをマジマジ見ても、すべて5裂(↑)です。
あーァ、また調べ物が増えてしまいました。

<補注> 問題の「変な」エゴノキの観察結果をまとめました。(2004年5月17日

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5月13日(木) ソラマメ

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茹でた空豆がビールのつまみとしてテーブルに並ぶと、いかにも「夏は来ぬ」という感じで、畑ではその感激のための準備が着々と進行中です。
若い豆はまさしく名前どおりに空に向かってのび、その莢が大きくなって膨らむと、自分の重みで頭(こうべ)を垂れて、おいしそうになります。

<補注> 花どき(摘花なし)の様子を収録しました。(2016年3月23日

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5月12日(水) カナメモチ

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ついひと月ほど前には、真っ赤に萌え出した若葉が美しかったのに、カナメモチ(注3)が今度は白くお化粧をしました。
ただし、生け垣にされて刈り込まれたカナメモチは、かわいそうにこれほど花をつけることはありません。これは広い場所で悠々と育つ木だけが見せる春の姿です。

<補注1> この木の標準和名(YListによる)はカナメモチで、別名としてアカメモチとソバノキがあげられています。ただし、牧野博士は著書(植物記)のなかで、カナメモチは誤称でアカメモチが正しいと述べています。
<補注2> 近い仲間をまとめて取り上げました。(2009年6月24日
<補注3> 上掲の写真の葉は、いま見るとやや下ぶくれでレッドロビンの疑いなきにしもあらず(再確認不能)なので、同じような季節の写真でこれぞカナメモチというものを再掲しておきました。(2021年4月26日

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5月11日(火) 大阪はドンヨリ空

今朝の大阪はドンヨリです。せっかく地元とは違う景色の散歩を楽しもうと思ったのに、ちょっと残念です。それでもビル街の散歩道の道端でスイカズラを見つけました。写真も撮りました。なのにそれを掲載できません。
じつは出かけ先で使うこのカシオのモバイルは、最近ハードディスクが壊れて、載せ替えをしたのでした。新しいHDにしてから、カメラのソフトを入れるのを忘れていました。せっかくの写真を読み込めません。ドジ、ドジ、ド…。

そんなワケで、ウチに帰ってから写真を載せました。ドンヨリの中之島風景&ビルの垣根に絡むスイカズラです。
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カメラ付きケータイにすれば、出かけ先でも便利だとは思うのに、なぜかなかなか踏み切れない意固地な自分が不思議です。

<補注> 晴天下のスイカズラの花を収録しました。(2005年5月26日

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5月10日(月) オオムラサキ(オオムラサキツツジ)

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シトシトとよく降る雨です。田植えには絶好なんでしょうけれど、お散歩にはあまりうれしくありません。

そういえば、今年は田植えが遅い感じです。春が早かったときは、田植えは遅くするみたい(よくわからないしかけ)なのです。ここら辺の田んぼは、今朝もまだ掘り起こし状態のまま、水が入っていません。

そろそろ終わりを迎えたオオムラサキが雨に濡れた姿に惚れ直しです。

<補注> このツツジが常緑であること、また、ほかに半常緑や落葉タイプのツツジがあることをまとめた記事はこちら、オオムラサキが実をつけた様子はこちらです。

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5月9日(日) ミズキ

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ビッシリ密集して咲く小花はまるで枝に綿をのせたようです。一つひとつの房が平らに咲き広がって階段状に連なるさまを遠望するのはこの季節の楽しみです。
基本的には肥沃な水辺が好きであっても、あまり場所を選ばずにどこでも生育する丈夫さがあるようです。

<補注> もう少し詳細に花を写しました。(2015年6月22日

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5月9日(日) メダカの赤ちゃん

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ようやく赤ちゃんメダカを撮影できました(まだピンぼけ・涙)。大きさ比較がしにくくても、左上方に写っているホテイアオイの根と比べると、細さ・小ささがわかります。
真んなかのが色が黒いので、ふつうのメダカだと思います。上下の2匹は透き通っているので、たぶんヒメダカ(赤)でしょう。
まだエサは与えていなくて、水中のプランクトン(かな?)を一生懸命食べています。小さいのに「パクッ、パクッ」と頭を振るのがユーモラスです。

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5月8日(土) 赤ちゃん誕生!…でもウツギ

メダカの赤ちゃんが生まれました、きのう!! 今朝見ると5匹はいます。さっそく撮影してみました。写りません。というより赤ちゃんにピントが合わずにホテイアオイの根やタニシばかりがジャスピンで、赤ちゃんはボワーと。
たしかに長さ3~4mm、太さ1mmくらいのものにピントを合わすのは至難です。ここに載せようと思わない限り、撮影しようなんて考えもしませんでした。レンズの前に虫眼鏡を持ってきたり、がんばってみたというのに…。また課題ができました。
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ということで、言い訳の文字だけでは寂しいので、きょうの絵はウツギです。
ベニウツギ(左)とハコネウツギ(右)。ハコネの方はゲンペイウツギとも呼ぶとどこかで読んだ気はしても、あまり使われないようです。ひねりがあるので、個人的には源平(紅白)という名前の方が押しです。

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5月7日(金) まだまだ遠いお酒の夢

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仕事の帰り、池袋の東武百貨店へ寄り道。向かうはお酒売り場です。
ワタシには野望が一つありまして、日本中の酒造元のお酒を制覇したい!!
で、日本にはいくつ蔵(清酒の)があるかというと2,200くらい。で、これまでいくつ制覇したかというと1,100くらい。正確にいうと蔵制覇率49.7%。
もう、ここまで来るとそんじょそこらの酒屋には目新しい蔵のものなんてありません。最近はもっぱらWEB購入です。しかし、そこは日本の百貨店はエライ。先日も東京駅大丸で味をしめ、きょうもいいことないかなあ…と。
おお、東武もえらいぞ!!と、それらしい3本をゲットしてうちへ帰ってチェック。でも、ホントのご新規さんは写真の真んなかの1本だけでした。人生って、ムダの上にムダを塗り重ねるような作業かもなあ。でも、このムダ、ワタシは大好き。

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5月7日(金) ハリエンジュ(ニセアカシア)

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関口宏さんの奥さまが歌った「♪アカシアの雨に打たれてェ~」を聞きながら青春を過ごした世代としては、なにやら懐かしい思いをそそられる花です。
あの出だしで、もしこの木のことを正確に「ニセアカシア」と歌っていたら、絶対にヒットはなかったでしょう。しかし、あの大ヒットのおかげでこれをアカシアだと思い込む人はずいぶん増えたはずで、その意味ではあれは困った歌でした。
ハリエンジュが標準和名でありはしても、そちらもエンジュから借りた名前です。どっちを向いても救いのない名づけで、まるで薄幸の美女を思わせます。

<補注1> ハリエンジュは折れやすい(割れやすい)木であることがわかりました。(2016年2月25日
<補注2> コロナで暗い2020年の春、なんとなくホッコリする話題がありました。なんと、天下の山崎製パンさまがあの大人気商品「ランチパック」で、アカシア・ミス(商品名:はちみつ&マーガリン)をやってしまったのです。
上の本文でワタシは「ニセアカシアをアカシア」と思い込む人が出ることを心配したのに、山パンの担当者さんはさすがに昭和の歌謡曲とは縁がないらしく、逆にあのド派手なミモザをアカシアと思い込み(たぶん「アカシア」で画像検索)、そのイラストをパッケージに配してしまったのです。
しかし、その間違いには蜂蜜業者さんが速攻で気づいて山パンさんに連絡し、山パンさんはそれにすぐ応えて「正しい」アカシアの絵に差し換えたという美談でシャンシャンシャンです。ああ、その間違いパッケージ、欲しかったなぁという意地悪オジサンはとてもガッカリしたのでした。(2020年4月)

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5月6日(木) ヤマボウシのソース顔・醤油顔

終わってみればアッケナイ連休で、あーぁ、今回も部屋の掃除ができなかった、と反省ばかり。同じ反省をいつしたかというと、ついこの間の正月だったりして…。
そんなわけで、あいかわらずの机のまわりはほっといて、突き進みましょう・しょうがないから・とりあえず。
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…とか淋しいことはさておき、きょうの写真は5月3日撮影のヤマボウシです。
モクレンだ、コブシだ、と言っているうちにヤマボウシの時期になりました。若いころ(いつ?)には、これらの「お花」はみんな一緒だぁ、の感じだったのに、季節の花の移り変わりに妙に敏感になるのは、なぜ、ナゼ?
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…というのもさておいて、ヤマボウシと一口に言っても、けっこう容貌が違うなあ、というのが大人になって(笑)の感想です。妙にソース顔の派手め君(写真1枚目)もいれば、控え目な風情の醤油系(2枚目)もいらっしゃる。
いろいろ種類(品種)もあるんだろうし、個体差というのもありそうでも、いまのところは「いろいろありますネェ」ということで、、、さて寝ましょっと(ほろ酔い気分)。

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5月5日(水) メダカの赤ちゃんが遅い

今朝、必死になってムクロジ遊びをしていたら、腰が固まってしまった…痛い。あすから仕事なのに…困る。と書いて気づいた。あすから仕事だから腰痛が出たんだ。この腰は「現実逃避」型で、いやなことがあると痛み出す。気持ちで腰痛になるのは、整形外科の先生も肯定していた。情けないというか、鬱陶しいヤツだ。

有線で5時の「夕焼け小焼け」が流れて(この辺が志木の田舎っぽいところ)、いよいよお気楽GWも終わりです。期待していたのに、ついにGW中にはメダカの赤ちゃんが生まれませんでした。しっかり赤ちゃん池(子供が小さいときにオモチャ箱にしていたプラスチックコンテナ)を用意したのに、タニシの遊泳場と化しています。
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題名:お気楽タニ君               題名:在りし日のブチ

メダカでは弟子筋にあたる床屋さんのところはもう生まれているのに、いったいウチはどうしたんだろう、シクシク。期待しすぎがいけないのかなあ。
いまはなき「ブチ」('99撮影)を懐かしみながらわくわくしていると、生まれるものも生まれにくいのかも。去年、卵から出る瞬間を見たいばかりにジーッと見つめていたら、ついにその卵は孵らなかったし…。ま、あすから仕事に紛れていると、チョロチョロと生まれているかもしれない。しょうがないので、親たちの様子をレポートします。
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題名:輪舞                    題名:離反

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5月5日(水) ムクロジに狂う

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きのうの暴風は全国的だったようで、志木も一日吹き荒れました。徘徊老人ゴッコのできないワタシは、持っていたムクロジの実に穴をあけ、数珠を作ってみました。ついでに指にも穴をあけてしまいました(痛かったァ)。
作品は渋い風合いで、とてもヨロシ。持っていたのを全部つないだら、手首には大きすぎ、首には無理という中途半端な大きさになりました。
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そして夕方からは雨。今朝目が覚めても、まだシトシト降っています。お布団のなかで一人ニターッとするワタシ。その訳は? ムフフ、ムクロジでーす!!
あれだけ風が吹けば、かなりの実が落ちている。そして雨なら誰も来ない、ゆっくり拾える。予感は見事に的中!! まさにムクロジの絨毯、手当たり次第のツカミ取り状態。ほひょほひょ、ひー(感極まる)。
袋が結構重くなったので、たいがいにしたものの、戻って数えたら300個にチョイ足りないくらい。剥きましたョ、全部。種の綿毛も洗い取りましたョ、全部。両手の指がこわばって、キーボードもちょっと不自由です。
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首にかける大きな数珠(悪い坊さんのイメージ、?)を作りたいのに、きょうのお遊びはここまで。なお、枝も落ちていたので「学術的」興味で採取、撮影しました。もう小さな花蕾がついていました。葉は図鑑的に言うと互生の偶数羽状複葉です。

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5月4日(火) ハルジオン

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陽気がよくなってきてアチコチの空き地が急に賑やかになるのは、おおむねこの花のおかげです。この季節を代表する野の花でしょう。
あとひと月もすると、これと似た感じのヒメジョオンに押されて形勢が悪くなります。いまのうちにハルとヒメの区別をおさらいです。
まずは蕾がうなだれるのがハルの特徴(ヒメはまっすぐ)です。次に葉の付け根が茎を半分抱くのもヒメと違う(ヒメは葉柄あり)ところです。さらに茎を切ると、ハルは管状であるのがダメ押しポイント(ヒメには髄があり)です。

<補注> 名前の元になっているシオン(紫苑)はこちらです。

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5月4日(火) 鯉の恋の季節(やっと恋?)

きのうの記事のタイトルを「鯉の季節」と書いたら、どうしても駄洒落にしたくなるのがオジサンの業です。でも、わりとまじめな話で、いまごろ(GW)が鯉たちの恋の季節なのです。決してこじつけではありません。
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あの鯉のぼりが泳いでいたのは新河岸川、上の写真はウチの近くを流れる柳瀬川です。志木市役所先で二つは合流し、それが赤羽あたりで荒川になります。
というのは余談で、川幅の狭い柳瀬川で、体長60cmを超える鯉が「恋の季節」になるものですから、ブワシャブワシャ・ゴボゴボと川が沸きます。鯉の世界は競争が激しいようで、2匹でしっぽりというのは望みようがないみたいです。大概が4~5匹絡みますから、盛大に水面が盛り上がります。
写真はシャッターのタイミングが悪く、ちょっとわかりにくいのが残念賞(ネッシー現る?)…。ファイル容量さえ心配なければ、ぜひ動画で記録しておきたいところです。

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5月3日(月) 鯉の季節(恋じゃないか?)

そろそろ端午の節句。わりと月並みながら、志木市にも鯉のぼりのパレードがありまして…。ささやかな数でも、一応連なって新河岸川上空を泳いでおります。
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背景に見える橋は「いろは橋」といい、志木市の歴史遺産です。江戸時代に野火止用水を川向こうの宗岡地区に渡すために、木製の48本の樋を川に掛け渡したのがその名の由来です。もっとも、いまの橋は7年前に架け替えられたものです。

※ この鯉のぼり、ホントは4月27日の暴風で半分が吹き飛ばされてしまいました。うわぁ、本番まで1週間しかないよ、こんなみっともないままで本番だろうか、とワクワク(?)しながら見ていたら、あーら不思議、ちゃんと予備があったんですねえ。だったら最初から2列にでもして、もう少し豪華にすればいいのにねえ。

で、本題にもどりまして、端午の節句といえば菖蒲です。お風呂で楽しむのは葉菖蒲、ここに並べたのは花菖蒲、だと思います???(→補注で訂正)
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ショウブとアヤメとカキツバタ、、、ああやめてくれィ。菖蒲と書いてもアヤメと読むこともあるんだから、昔から混乱してたんでしょうよ。でも、これら(写真)はたぶんショウブ系でしょう。きょうは細かいことはヌキ!
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そして鯉のぼりといえば矢車。ヤグルマソウ(注)をアップ撮りしました。いやいや、こんだけそろっていれば、端午の節句はめでたい、メデタイ!!

<補注> 2枚目写真の紫の花は、カマヤマショウブです。また、3枚目の黄花はジャーマンアイリスでしょう。
さらに最後の写真の花を「ヤグルマソウ」としたのは「ヤグルマギク」に訂正します。その理由は「はたざくらの蔵」の「ヤグルマギク」に書きました。

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5月3日(月) またもやトチノキ:トチ狂い

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こうやって毎日ブログを書いていると、自分の趣味嗜好がわかり、自己分析している気分です。自分がトチ好きなことはわかっていたものの、ここまでしつこく取り上げるとは、本人もやれやれです。これで実の時期になったら、また「きょうは何個拾った!」などと書くことでしょう。
しかし、こんなに花つきのいいトチノキ(↑)は珍しいと思います。もちろん、志木マロニエ通りの86本中では最高の1本です。
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ただ、ベニバナトチノキのところで書いたように、花一つだけ見るといかにもしょぼい風体です。赤は一つの花でもきれいなのに、白は団体戦が専門のようです。

<補注> 後年、このトチノキの花のちょっと特殊なしくみ(雌雄混株)について、少しだけくわしくレポートしました。(2010年5月8日

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5月3日(月) ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)

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もう少し待てばちゃんとわかるのに、慌てるからいけません。なにが?って、きのうの「チューリップポピー(注)でしょう?」の記事のことです。

今朝、霧雨もよいの空もなんのその、元気に徘徊老人ごっこをしていたら、なんともカラフルなポピー群に出会いました。
黄色や白やボタン色や、八重や縁フリフリなどなど、これはまさしく「カリフォルニアポピー」に間違いありません。きのうの記事のために調べたとき、チューリップポピーとカリフォルニアポピーはずいぶん見比べましたから。
さて、帰宅して自分のページを開けたら、きのうの記事に「カリフォルニアポピーの方が近いのでは?」というコメントをいただいていました。まだまだ二つのポピーの見分け方がよくわからないので、もっと勉強してみます。

<補注> チューリップポピーの標準和名はカラクサゲシです。

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5月2日(日) チューリップポピー、でしょう?(じつはカリフォルニアポピー)

<注記> 収録時は掲題のようにチューリップポピー(注)だと誤解していました。
しかし、その後いただいたコメントをもとに調べ直したところ、これは「カリフォルニアポピー」であることがわかりました。恥ずかしくはあっても、自分への戒めとして、題名と記事は当時のままで残しておきます(2004年5月3日
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気になっているのになかなか名前のわからない(調べる糸口がない)植物に、ときどき(かな、頻繁にかな?)遭遇します。
最近気になっていたのは、この写真の花です。近くの土手にある「お休み処」の花壇にあって、いまの時期にきれいなゴールドの花を見せてくれます。
ケシの葉っぱをしているし、実が長いので、一時はナガミヒナゲシかと思いました。しかし、花色がやや違うし、花びらが夕方にはすぼんで翌日の陽光でまた開く…つまり一日では散らないので、どうも違います。
今年も名なしのゴンベエのまま終わるかと思っていたら、今朝のDIY店の広告によく似た花を発見しました。名前はチューリップポピーです。ネット検索してみると、あるわあるわ、結構ポピュラーみたいです。だいたいこれで決まり!でしょうか。
きょうは朝からずっと雲が厚くて、そんなときは開花も遅い(上の写真は晴天のきのう撮影)みたいです。開き切るとチューリップという名前に疑問が生じはしても、すぼんだ状態から開きかけるまでは、たしかに似ています。

<補注> チューリップポピーの標準和名はカラクサゲシです。

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5月1日(土) 発見!ベニバナトチノキ

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きょうからワタシは完全OFF、しかもどこにも行かない貧乏OFFが毎年の決まりです。だから、今朝の散歩はたっぷり2時間、完璧な徘徊老人でした。起き抜けの飲まず食わずですから、戻ったときはヘロヘロ。しかし、いろいろ収穫がありました。
最大はこれかな、ベニバナトチノキ!! 図鑑で紅花種があることは知っていたものの、実物を見るのは初めてでした。しかもそれが志木の駅前にあったなんて、灯台下暗しとはよく言ったものです。
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10本ほど並んだすべてが花をつけていました。紅花種は「ふつう」よりも花つきがいいのかもしれません。
落ちていた花を拾い上げてみると、「ふつう」よりはかなり「花っぽい」形です。「ふつう」はなんだか残骸の感じですから…。きのう、「ふつう」の写真を載せたばっかり。きょうまで待てば、スオウに続いて「紅白シリーズ」ができたのに、残念!
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オマケとして、この並木がある志木駅前の写真を載せます。4~5年前に丸井ができた(2000年2月開業)ので、志木もずいぶん「都会」になりました。
しかし、口の悪い友人に言わせると、「丸井が出店するほど田舎なのか!」だそうで、うーん、たしかにそうも言えるか。丸井の8階から街並みを見渡すと、荒川の河川敷(3.5km先)どころか、さいたま新都心(9km先)まで見えてしまいます(涙)。

<補注1> 冬芽の姿をふつうのトチノキと比べました。(2011年2月8日
<補注2> 同じように花が赤いアカバナアメリカトチノキを収録しました。(2022年4月29日

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