きょうも曇天…というか、顔に水滴を感じるから霧でしょう。おまけに寒い朝です。
と言いながら、日曜の散歩は後ろの予定がつかえていないので気分軽快です。心の隅で眠っている子供心が、こんな日は頭をもたげます。
先週、
エロクノキ?遊びで味をしめたので、きょうも「他人とは違う」花びらを持つ人たちを探してみました。わりといるもんです。へそ曲がり君たち。




まずはトキワツユクサ君(左上・注2)。
ふつうは3枚(右の花)のはずの花びらが4枚(左)です。
次はネズミモチ君(右上)。
ホントはものすごく小さな花(直径3~4ミリ)で、がんばって接写しました。ふつうは4裂するはずなのに、先っぽの花が5裂しています。この木は房に一つの割合で5裂花がありました。しかし、違う場所にある木では5裂は見つけられませんでした。
三番目に登場するのはおなじみのヤマボウシ君(左下)。
4枚でいいのに6枚という派手好みな人です。今朝は10本以上のヤマボウシをチェックしたのに、この6枚君のほかには5枚というのが一つだけで、ヤマボウシのへそ曲がりはかなりのレアもの…というのが今朝の感想です。
そしてきょうのトリは名無しのゴンベエ君(右下・注1)。いや失礼、ワタシがまだ知らないだけで、けっこうあちこちで見かけます。
5裂でいいはずが6裂で、この株にはパラパラとありました。
こうして並べてみると、先週のエゴノキも含めて全部が白色花です。たまたまなのか、白い花が気まぐれなのか、いまのところ不明です。
同じ白(かクリーム)でも、キョウチクトウやテイカカズラでは変異した花は見つけられませんでした。ほかに感心したのはウツギです。ハコネウツギもベニウツギも頑固なくらい全部がルールどおり…軍隊みたいな花です、ウツギって。(注1)
<補注1> 名無しのゴンベエ君の名前はハクチョウゲとコメントいただきました。また、ウツギが軍隊だという濡れ衣はすぐに晴れました。
<補注2> トキワツユクサ(Tradescantia mundula、シノニムTradescantia fluminensis)の標準和名はノハカタカラクサです。
<掲載4種の再掲記事> ☆ トキワツユクサ(ノハカタカラクサ) ☆ ネズミモチ ☆ ヤマボウシ ☆ ハクチョウゲ