5月7日(金) ハリエンジュ(ニセアカシア)
関口宏さんの奥さまが歌った「♪アカシアの雨に打たれてェ~」を聞きながら青春を過ごした世代としては、なにやら懐かしい思いをそそられる花です。
あの出だしで、もしこの木のことを正確に「ニセアカシア」と歌っていたら、絶対にヒットはなかったでしょう。しかし、あの大ヒットのおかげでこれをアカシアだと思い込む人はずいぶん増えたはずで、その意味ではあれは困った歌でした。
ハリエンジュが標準和名でありはしても、そちらもエンジュから借りた名前です。どっちを向いても救いのない名づけで、まるで薄幸の美女を思わせます。
あの出だしで、もしこの木のことを正確に「ニセアカシア」と歌っていたら、絶対にヒットはなかったでしょう。しかし、あの大ヒットのおかげでこれをアカシアだと思い込む人はずいぶん増えたはずで、その意味ではあれは困った歌でした。
ハリエンジュが標準和名でありはしても、そちらもエンジュから借りた名前です。どっちを向いても救いのない名づけで、まるで薄幸の美女を思わせます。
<補注1> ハリエンジュは折れやすい(割れやすい)木であることがわかりました。(2016年2月25日)
<補注2> コロナで暗い2020年の春、ホッコリと心暖まる話題がありました。なんと、天下の山崎製パンさまがあの大人気商品「ランチパック」で、アカシア・ミス(商品名:はちみつ&マーガリン)をやってしまったのです。
上の本文でワタシは「ニセアカシアをアカシア」と思い込む人が出ることを心配したのに、山パンの担当者さんはさすがに昭和の歌謡曲とは縁がないらしく、逆にあのド派手なミモザをアカシアと思い込み(たぶん「アカシア」で画像検索)、そのイラストをパッケージに配してしまったのです。
しかし、その間違いには蜂蜜業者さんが速攻で気づいて山パンさんに連絡し、山パンさんはそれにすぐ応えて「正しい」アカシアの絵に差し換えたという美談でシャンシャンシャンです。ああ、その間違いパッケージ、欲しかったなぁという意地悪オジサンはとてもガッカリしたのでした。(2020年4月)
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