番外編 ： ハタザクラ、今年の過程

今年はとても花が早いと感じます。暖かなんだろうな、例年より…などと思って手元の記録を見ると、サクラの開花は最近ではおととしが最速で、今年より5～7日も早めでした。まったくいい加減な記憶には困ったものです。
という訳で、来年の参考になるかどうかはまったく不明でも、今年のハタザクラの開花から散るまでの様子を記録しておきます。
まずはポッと一輪が3月30日（下左）、次にパッと咲き始めた4月2日（下右）です。

そして、ほぼ満開の4月6日（↓）です。じつはこの木は長いことホッタラカシにされていたため、かなりくたびれていて、花は残念ながらあまり…です。満開でもこの程度だし、木の東側半分は死んでしまって、2年前に切り落とされました。したがって、樹形もあまり…です。花も木も？ですので、フォトジェニックではありません。


4月9日には、やや散りかけ（下左）になりはしても、まだまだ花はありました。ヤマザクラ系なので葉が早く、かえってこのくらい葉っぱがあった方が賑やかに見えます。そして、16日にはこんな状態（下右）でした。もう終わりです。

この6年の間の開花日は、一番早いのが3月24日、一番遅いのが4月9日でした。かなりムラッ気のある木ですから、来年はいったいどうなるやら。

なお、誤解されるといけないので書き添えると、きのうの記事で「世界に1本」としているのは、あくまで「長勝院旗桜」としての意味です（当たり前か？）。旗桜（常陸太田）とか、あるいは帆立桜（多摩森林科学園）と呼ぶ木がわりと各地にあるようです。旗が出る変異は案外にポピュラーなのでしょう。