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4月16日(金) 志木の旗桜は世界に一本! (このブログの第一歩)

旗桜(ハタザクラ)とは、埼玉県志木市に咲く「世界に一本しかない」桜です。
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どこが珍しいのか? 桜の花(一重の場合)は花びらが5枚です。
しかし、ハタザクラにはそれ以外に1枚か2枚の花びら(らしきもの ↓)があります。この余分なものが旗に見えるところからの命名で、これが珍種のゆえんです。
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じつはこの旗は花びらではなく雄シベが変形したものです。花びらになりたい夢がかなった雄シベ、まるで六本木のなんとかバーのような、もとい、その雄シベ変形花びらを持つのが、わが町・志木のハタザクラです。
正確には「チョウショウインハタザクラ(長勝院旗桜)」という名前です。「日本さくらの会」(現・日本櫻学会)の研究誌である『櫻の科学』に登録されたのだそうです。「そうです」と書いたのは、自分でこの資料を確かめた訳ではないからで、5年前に「志木市民新報」という地域紙にこのことが載りました。

この木は地域で一番の古木(400年)なので、この記事を見かける前から眺めてはいました。それが、「世界で一本(注)」と知ったことで、毎年の「観察」に余念がなくなりました。とても好都合なことに、この木と拙宅とは184歩の距離なのです。シーズンには、目覚めたらまずここまでお散歩が日課です。

ハタザクラはヤマザクラの変種なので、ソメイヨシノより1週間くらい遅く咲きます。あてずっぽうで見物に来ても空振りしやすいのです。ワタシは早朝(6時とか7時)に観察に行くことが多くて、そんな時間から遠来らしい人たち(身ごしらえでわかります)が「まだかぁ」とか「もう過ぎたのねぇ」とか言っているのを聞くと、申し訳ない気がします。来年はぜひこのページをチェックしてお出かけください。

<補注> 世界で一本というのは「親木が」という意味であり、現在は市内各所にたくさん植樹されています。

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