2月6日(月) ムニンシャシャンボ

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温室のなかだからいまごろ花が咲いているのではなく、本来の生息地である小笠原でも開花期は1~4月だそうです。シャシャンボの頭につくムニンは無人=彼の地の古称であり、これを冠した植物はムニンノボタンを先に収録しています。
環境適応のせい(たぶん)で、樹高はふつうのシャシャンボよりずっと低めです。ただ、花びらやそれが落ちたあとの様子は「ふつう」とそっくりです。
「ふつう」なら開花後1カ月もすれば丸々した実ができ、そこから3カ月くらいで食べごろになります。温室の実の試食はあきらめるとして、このムニン版の色合いやサイズはこのあとジトッと確認させていただきたいものです。

過去のきょう 2022 アキグミ  2021 スノードロップ(ジャイアント・スノードロップ)  2020 ウメ(道知辺)  2019 カラテア・マコヤナ  2018 ハヤザキマンサク(ハマメリス・ベルナリス) 2017 ハルジオン 2016 アオノリュウゼツラン 2015 サンシュユ 2014 ハボタン(名古屋縮緬系) 2013 アシタバ 2012 ハルサザンカ 2011 ジュズダマ 2010 アイグロマツ 2009 ヒメシノ(コクマザサ) 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ヤバイ 2006 アリドオシ 2005 サンシュユ

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2月4日(土) マルバガジュマル

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ガジュマルでも葉の先が尖らないタイプです。残念ながら、ガジュマルらしい韻頭花序は一つも見つけられなくて、それはまた今後の楽しみとしておきましょう。
和名では葉が丸いことを前面に出しているのに、学名だとFicus macrocarpa(ガジュマル)の後ろにf. crassifoliaと続きます。この綴りは「葉が厚い」ことを意味していて、和名とは着眼点が違っています。
はてさて、丸いか厚いか、どっちに票を投じようかとかつての写真を見れば、厚みには明確な差がありません。対するに葉先の形状は見るからに違っていて、学名VS和名の対決は和名の勝ち~!と、はた衛門裁決を下しました。

過去のきょう 2022 サルナシ  2021 チューリップ  2020 ジューンベリー  2019 ヘミグラフィス・アルテルナタ  2018 サクラバラ 2017 オオオナモミ 2016 ノビル 2015 アコウ 2014 クサソテツ 2013 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2012 クチナシ 2011 マンサク 2010 チュウテンカク(沖天閣:ユーフォルビア・インゲンス) 2009 ヒメノキシノブ 2008 ニシキマンサク 2007 ハカタシダ 2006 コウヤボウキ 2005 オウバイ

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2月2日(木) キンギョノキ

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ぷっくり突き出たお腹がたしかにリュウキン(琉金)を思わせます。ならばリュウキンノキで良さそうなのに、そこまで特定しないということは、金魚といえばリュウキンなのでしょうか。デメキンやワキンの立場はどうしてくれるのでしょう。
ところが、英語圏でもGoldfish plant、中国でも金鱼花だそうで、ふーむ、申し訳なくてもデメキンやワキンにはグッとこらえていただきましょう。
ネマタンツス(Nematanthus)というこの属はブラジル特産で、ほかのメンバーも括ってキンギョノキと呼ばれるそうです。そのなかでもこのgregariusは愛玩用の園芸品で、代表種なのでしょう。水槽に入れて展示したら楽しそうです。

過去のきょう 2022 カラタネオガタマ  2021 ダルマギク  2020 テーダマツ  2019 ジゴペタルム・マリーアン  2018 カランコエ・ベハレンシス(センニョノマイ) 2017 トキワツユクサ 2016 ラショウモンカズラ 2015 ガビサンハンショウヅル 2014 モミジアオイ 2013 ミヤコザサ 2012 ウメ(八重寒紅) 2011 ヒョウタンウツボカズラ 2010 リンボク 2009 タチシノブ 2008 ニホンスイセン 2007 イトラン 2006 ムラサキシキブ 2005 ヒナギク(デージー)

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1月31日(火) オニジュロ(ワシントンヤシモドキ)

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意外に素早く、ワシントンヤシのお友達を見つけてあげました。いや、お友達と思うのは傍目の無責任さで、本人たちは「チッ、あいつなんか」かもしれません。
ワシントンヤシの別名はオキナヤシ、対するにこのオニジュロは別名がワシントンヤシモドキ、またはオキナヤシモドキ、徹底的に「モドキ」路線です。
もちろん分類的にも同属(Washingtonia)で、両種の見分けは困難だそうです。そのわかりにくい違いのなかでやや頼れそうなのが幹の径で、モドキさんの方がスリムなのだと言います。言われれば、かなり頼りなげではあります。
あとはモドキさんの方が少しばかり寒さに弱いと資料にはあっても、こんなものをお庭に植える人は極少でしょうから、これは多分に役立たず情報です。

過去のきょう 2022 カナクギノキ 2021 ピレア・モリス・ムーンバレー 2020 グリーンドラム 2019 フィロデンドロン・シルバーメタル 2018 クロウメモドキ 2017 メマツヨイグサ 2016 パイナップル 2015 ヒイラギナンテン 2014 シネラリア(サイネリア、フキザクラ) 2013 アロカシア・グリーンベルベット 2012 モクセンナ  2011 ウメ 2010 ベニヒモノキ 2009 ネズミサシ 2008 サネカズラ 2007 ヤマアイ 2006 ヤダケ 2005 シナマンサク

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1月29日(日) ホソグミ(ロシアンオリーブ)

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2カ月前の初登場のときは実がドッサリコで、かつ葉もワッサワサだったことを思うと、さすがに冬もここまで来て寂しい風情です。しかし、それぞれの枝先には案外に元気そうな葉が残っています。ふつうに考えれば、根から近い部分に養分が届きやすいはずなのに、一番遠くに生気が存在する(注)理由が想像できません。
それはさておき、秋には見落としていたのが白いフェルトでコーティングしたような枝の美しさです。そして、そこに等間隔で並ぶ冬芽がキュートです。
前に埼玉南部の寒さの底を調べたら、ちょうどいまごろがそうで、来月になれば気温は毎日右肩上がりになるのでした。さてホソグミの芽がいつごろ割れ出すものか、この白い枝に若緑の葉が映える日を、指折り数えて待ちましょう。

<補注> 同じような葉の残り方はタチヤナギの写真にも見えているし、ほかの樹種でも案外に見ているような気がします。

過去のきょう 2022 セイランノキ 2021 アマハステビア(ステビア) 2020 コバノズイナ 2019 ラケナリア・ビリディフロラ 2018 ハンノキ 2017 ニホンスイセン 2016 キチジョウソウ 2015 ブラシノキ 2014 リュウノウギク 2013 ビカクシダ 2012 カザンデマリ  2011 クリスマスローズ(ニゲル) 2010 ヒメアリアケカズラ 2009 イモカタバミ 2008 イスノキ 2007 シキミ 2006 ニシキギ 2005 ハナカンザシ

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1月27日(金) モモタマナ

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この複雑な枝振りがモモタマナの大きな取り柄です。そこに団扇のような葉が繁くつくので、原産地の熱帯域では良い日陰をもたらす木として愛されています。
日本でも小笠原や琉球列島には分布していて、沖縄ではコバテイシまたはその変化形のような呼び方で親しまれています。(これら和名の語源も含め、敬愛するGKZ植物事典さんが豊富な写真でこの木を取り上げています)
自分が今回撮影した木はわりと長く眺めてきたものなのに、花も実もまだ一度も見ていません。シクンシ科の仲間であるシクンシには愛想良く花を見せてもらっているので、このモモタマナにもそろそろニッコリ微笑んでもらいたいものです。

過去のきょう 2022 ゴマキ(ゴマギ) 2021 ハオルチア・ベヌスタ 2020 ヒメウコギ(ウコギ) 2019 スギノハカズラ(アスパラガス・デンシフロルス、アスパラガス・スプリンゲリ) 2018 ハクウンボク 2017 ジグザグカクタス(フィッシュボーンカクタス) 2016 ウチワサボテン(アカエボシ) 2015 ニワトコとオニグルミ 2014 アマドコロ 2013 ミズカンナ 2012 カジイチゴ  2011 メリケンカルカヤ 2010 コウヤボウキ 2009 レモン 2008 アオキ 2007 パンジー 2006 ヒノキ 2005 オキザリス・バーシカラー

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1月25日(水) ステルクリア・ブレビッシマ

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記憶の襞をくすぐる花です。さて、くすぐられたらすぐにクシャミでもすればいいのに、「こそばいぞぉ」とブータレつつも、その「似たもの」を思い出せません。
幸いに温室の展示品なので札がついていました。Sterculia brevissima、ステルクリアねえ、やっぱりクシャミは出なくて、自分の索引と照合したら、セイランノキピンポンノキがこの属のメンバーでした。葉も花も、そこそこ似ています。
ただ、先行収録した二つはそれなりの和名をもらっているのに、このニューフェイスはまだ権兵衛さんです。属名だけでも歯ごたえがあるのに、種小名(ブレビッシマ)も記憶には馴染みにくそうです。このあとで素っ頓狂に真っ赤な実をつけるというので、その場面に出会ったときには大きなクシャミをしたいものです。

過去のきょう 2022 ズミ 2021 シャグマユリ(トリトマ、トーチリリー) 2020 アカタコノキ(ビヨウタコノキ) 2019 ストロマンテ・サングイネア・トリオスター 2018 ヒュウガミズキ 2017 ムラサキケマン 2016 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2015 コルディリネ・オーストラリス・レッドスター 2014 シラン 2013 オオツワブキ 2012 ドイツトウヒ  2011 セツブンソウ 2010 カニクサ 2009 シロマツ 2008 イイギリ 2007 コバノタツナミ 2006 ウツギ 2005 フユザクラ

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1月23日(月) インドナガコショウ

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漢名をそのまま日本読みしてヒハツ(畢撥・蓽茇)と称されます。ナガコショウとかインドナガコショウという「身も蓋もない」呼び方と違って趣があります。ただし、標準和名はその悲しくて長い方なので、ヒハツはこっそりと使うことにします。
未熟の実(果序軸)を乾燥させたものが調味料や薬として珍重されてきました。香りはふつうのコショウ(↓)にやや劣るものの、その辛さと独特の味わいはいまも東南アジアを中心に世界で愛されていると言います(未体験につき、伝聞形 注2)。
雌雄異株なので、運が良ければここで春に雌花は見られるでしょうから、雄株もどこかにないものか、探し出してみたいものです。

<補注1> このインドナガコショウはコショウ科コショウ属(Piper)であり、ブログに収録済みの同属仲間は次のとおりです。(和名50音順)
キンマ ☆ コショウ ☆ ピペル・シルバチクム ☆ フウトウカズラ
<補注2> 調味料・ヒハツ(ロングペッパー)は近所のスーパーでも売られていました。手始めにインスタントに一振り入れてみたら、ゴールドブレンドがプラチナブレンドくらいに変身しました。香りが邪魔をすることなく、味に幅をもたらしてくれます。また、体(胃を中心に)が暖まる効果もありました。

過去のきょう 2022 無花粉スギ 2021 シンニンギア・カージナリス 2020 ザイフリボク 2019 エスキナンサス・マルモラツス 2018 ツルアジサイ 2017 セキショウ 2016 ハートカズラ 2015 ユリノキ(ほか2種) 2014 ラッパスイセン 2013 アカハナワラビ 2012 シロヤマブキ  2011 シマオオタニワタリ 2010 セイロンマンリョウ 2009 ケヤキ・むさしの1号 2008 ニワトコ 2007 マンサク 2006 モミジバフウ 2005 ハボタン

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1月21日(土) ミヤマトベラ

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お正月の黒豆が、うわ、また出たか!? 子供のころはうれしい食べものだったのに、大人になったら、甘く煮た豆にはなかなか箸がのびませぬ º·˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ ‧º
と思ったほどに立派な黒豆です。丹波篠山産と偽っても良さそう ヾ(・ω・`)
それなのに、この木の名前はミヤマトベラだそうで、こんな立派なお豆が完全に無視されています。さらに「葉がトベラに似る」と言われてもねえ (๑╯ﻌ╰๑)
マメ科ミヤマトベラ属というのは、ここに初めての収録になります。同属仲間はあと台湾に1種あるだけのようで、けっこう貴重な出会いでした。関東南部以西の、ジメッとした森を好むそうで、夏にそういうところで花を見たいものです。

過去のきょう 2022 シナユリノキ 2021 カニクサ 2020 カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ) 2019 アザミゲシ 2018 イチジク(ほか2種) 2017 ビカクシダ 2016 オキザリス・レグネリー 2015 ハゼノキ 2014 シュンラン 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 フィカス・プミラ(オオイタビ)  2011 ジュズサンゴ 2010 クマシデ 2009 ワビスケ(太郎冠者) 2008 トベラ 2007 マルバインドゴムノキ 2006 ガマズミ 2005 コウヤボウキ

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1月19日(木) マルバプルメリア(プルメリア)

230119p_obtusa
プルメリア(P. obtusa)の木を上から眺めるという珍しい体験をしました。初めてここに収録したときはその和菓子みたいな花だけに目を奪われ、葉、しかもその先端にこそこの木の個性・独自性があるとは思いもしませんでした。
これだけ大きな木が花盛りだったら…という欲目は捨てきれなくても、それはこの葉の美しさだけを堪能しなさいという草木の神の思し召しでしょう。
じつに優美なアールの造形で、見下ろしているのではなく、これがそのまま見上げた図だと思えば、南洋のコテージの天井扇に見えてきます。床に寝転んで、その微風を額に感じていたら、すぐに深い眠りに落ちることでしょう。

過去のきょう 2022 セイヨウハシバミ 2021 コガマ 2020 シンジュノキ(ハッピーベリー) 2019 ヤッコカズラ(フィロデンドロン・ペダツム) 2018 コウヤボウキ 2017 セロジネ・クリスタータ 2016 ショウジョウアナナス 2015 乙女サザンカ 2014 ホオズキ 2013 球根ベゴニア(ハンギングタイプ) 2012 シロミナンテン 2011 レッド・ジンジャー 2010 セイヨウヒイラギ 2009 シホウチク 2008 カリン 2007 チョウセンマキ 2006 ニホンスイセン 2005 オケラ

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