7月20日(土) イセハナビ

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花火と言われるくらい盛大に花をつけるらしいのに、どうもそういう場面に出会ったことがありません。陽当たり好きだそうで、ここはやや木陰だったので、ご機嫌斜めだったのでしょう。ただ、リクエストどおりの場所でもチラホラの花しか見たことがなく、よほど関東の地がお気に召さないか、ワタシとの相性が悪いか、なのでしょう。
いかにも通好みの洒落た名前のくせをして、東南アジア原産の外来種です。漢字では伊勢と当てるのに、伊勢にはなんの縁もないそうです。マツザカシダも怪しかったし、あの辺の地名はテキトーに使われてしまうようで不思議です。
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キツネノマゴ科と言われると、花の付け根の苞葉がたしかにキツネノマゴのそこに似ています。あと、属(イセハナビ属)レベルだとスズムシバナが同じ分類です。ただ、昔の画像を確認しても、どこが同属なのかぜんぜんわからなくて、どうもイセハナビは自分のなかではヒュルヒュル上がっても開かない空(から)花火です。

過去のきょう 2018 ツルアジサイ 2017 キリ 2016 チャボガヤ 2015 アオギリ 2014 ヤマシャクヤク 2013 ムラサキシキブ 2012 フシグロセンノウ 2011 ヘリオトロープ 2010 クヌギ 2009 スジギボウシ 2008 ゴウソ 2007 シダルセア 2006 ラッカセイ 2005 セイヨウハッカ 2004 サツマイモ

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7月19日(金) アオギリ

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このあと、クマンバチくんは例によってグヮシッとアオギリの雄花を抱きしめました。もちろん、お口は萼の付け根に入り、蜜をチュクチュクです。その間、彼のお腹は雄花の葯を擦り続け、花粉まみれとなりました。
で、そのお腹を目の前の雌花(萼の内側がすでに赤変)に擦りつけるのかというとそうではなく、また別の枝に行きました。そして萼の内側がまだ黄色の花を探し、またもやグヮシッ&チュクチュクの繰り返しです。花が雄か雌かなどクマくんには関係がなくて、まだ新鮮(咲いた日の萼は黄色)かどうか=蜜の有無が問題なのです。
ふつう、花びらに現れる黒点などは蜜標と呼ばれ、花粉媒介者に蜜源を教える役割をします。それに対してアオギリの萼が色変化するのをいったいどう呼ぶのでしょう。赤は売り切れのサインだなんて、なかなか洒落たことをするものです。

過去のきょう 2018 ウワバミソウ 2017 トモエソウ 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリカム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ヤクシマハギ 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ

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7月17日(水) サンゴジュ

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関東に限れば、7月の日照時間は観測史上最低なのだそうで…。ただ、そんな黒雲がパカッと割れて陽射しが降り注ぐときも、ごくたまにあるのです。
その気まぐれな光線が照らしてくれたのはサンゴジュの果柄でした。ほどよく枝分かれして透き通るような赤色は「これこそが珊瑚」と思えました。 じつはこれまで、サンゴジュの「珊瑚」は実のことを指すと思っていました。牧野博士だって、「果実を見立てて」と書いています。だがしかし、実が真っ赤になった状態はワタシにはイクラにしか見えませんでした。見立て力の差なのでしょう。
かつ、ここからこの果柄は色褪せて来て、珊瑚には見えなくなってきます。チラッと射したお日様がワタシにだけ教えてくれた「サンゴジュの真実」でした。

過去のきょう 2018 ナガバハエドクソウ 2017 オオバギボウシ 2016 シソ(アカジソ、アオジソ) 2015 チドリソウ 2014 サワグルミ 2013 ミソハギ 2012 コンロンカ 2011 エンビセンノウ 2010 ヤナギハナガサ 2009 マサキ 2008 ヤナギラン 2007 チダケサシ 2006 トモエソウ 2005 オイランソウ 2004 ヤブツバキ

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7月15日(月) アオカズラ

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花もない、実もない、どうにもさみしい時期にアオカズラと出会ってしまいました。それでも名前の元である青(緑)い若枝は元気に走っています。
革質の分厚い葉は、若いうちは幅が狭く、生長するにつれて恰幅がよくなってくるようです。落葉性のこの葉が展開する前、3月ころに黄色い5弁の花が咲き、それが秋には小指の先ほどの大きさで瑠璃色のきれいな実になります。
分類的にはアワブキと同じ科(属違い)になっていて、いったいどこにあの妙な木との共通点があるものか、これからじっくり見せていただきます。

過去のきょう 2018 オウゴンオニユリ 2017 斑入りバナナ(ムサ・アエアエ) 2016 アレチハナガサ 2015 バイカモ(ミシマバイカモ) 2014 キンシバイ 2013 ホウキモロコシ 2012 ワイヤープランツ 2011 コリアンダー(コエンドロ) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 オオエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)

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7月13日(土) ホソバイヌビワ

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陽に透けた葉脈がキモカワイくて、ついこんな撮り方をしてしまいました。実際に見るときの印象はこれとはちょっと違い、あまり変哲がありません。
細葉と呼ばれるくらいスマートではあっても、葉の質感はイヌビワそのものです。その「ふつうさ」は写真左下に写った葉がよく示しています。
実もイヌビワとなんら変わりません。この木のものを試食したことがないので「たぶん」ではあっても、これは雌株だと思います。もう少し熟したら蜜が垂れてくるはずなので、そのときまで誰にも見つからずにいてくださいよ。

過去のきょう 2018 アマ 2017 コシロノセンダングサ 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 オタネニンジン 2007 セイヨウニンジンボク 2006 チドリソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月11日(木) ツガ

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ツガを漢字で書くと栂です。この字は国字(日本で作られた字)で、ツガまたはトガという訓読みしかありません。意味的には写真の木を示すだけです。
たった一つの意味しか持たないこの漢字が贅沢なのか、逆に、使い回しのできない専用文字を持つこの木が贅沢なのか、世知辛い暮らしの人間からすれば、なんとも優雅というか、無駄の極みではないかと嫌みの一つも言いたくなります。
贅沢なのは名前だけではなくて、まるで針葉樹には見えないこの優しい姿もまたかなり特別感があります。どうしてトガっていないのにトガ(ツガの別名)なのかなぁ、とか思いながら見上げていると、しみじみとほのぼのしてきます。

過去のきょう 2018 シナノアキギリ 2017 ノカラマツ 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイラン 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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7月9日(火) ダイダイ

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これはダイダイだそうです。この手の柑橘系を見分ける目が全然不足の自分は、こうして教えてもらいながら、微妙な違いを頭に擦り込まなくてはいけません。
第一印象:けっこうたくさん実がつくもんですねー。続いての感想:葉っぱが少し細くて長めですかねー。それに、かなり繁くつきますねー。 中身の味についてはもうスルーを決めているのでいいとして、不思議なのはナツミカンでもさんざん悩んだように可食時期です。夏のミカンが冬のうちから準備万端(お味OK)なように、正月飾りのダイダイは夏のうちからこの充実ぶりです。
さらに思い出せば、ハッサクも同じように半年前には完璧な姿でした。要は「この手の柑橘系」はじっくり型なのか早熟型なのか、よくわからん生態なのです。それでもそれぞれには世間的な「適機」があるわけで、食べられるものをわざわざ待つなんて、人間がそこまで豊かになっている証なのだろうなぁ…が締めの感想です。

過去のきょう 2018 ヒゴタイ 2017 クマツヅラ 2016 ヤブニンジン 2015 ハマボッス 2014 アカガシ 2013 カラスビシャク 2012 ザクロ 2011 ギボウシ(ラブパット) 2010 タイトゴメ 2009 ツルレイシ 2008 オオハンゲ 2007 グリーンローズ 2006 カラジューム 2005 ナンキンハゼ 2004 タイサンボク

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7月7日(日) イヌリンゴ(ヒメリンゴ)

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緑色のボディに赤みが少しずつ注してきているのがかわいくて、このタイミングも記録しておこうと撮りました。さて掲載にあたっては念のために素性調査です。ここ数年頼りにしているYListに先月不具合が発生し、回復は7月末と告知されてはいたものの、もしかしてと開いてみました。あーら、うれしや、早めに回復していました。
そこで「ヒメリンゴ」を検索すると、和名は「イヌリンゴ」でした。ガーン! すでに「ヒメリンゴ」で6回も掲載(下欄参照)しています。全部訂正です。あーあ。
というわけで、かわいい姿がメッチャ憎たらしく見えて来ました。多少赤みが兆している段階の写真もあったんだから、きょうは違うものにしようかなあ VS チャンスだよ、過去記事を全部正確にしよう…相克の結果は「義」の勝ちでした。

<イヌリンゴの過去掲載> ☆ 花と葉(2011年5月1日) ☆ 大きくなりかけの実、葉(2012年6月9日) ☆ 青い実、葉 、枝(2011年7月8日) ☆ 鈴なりの赤い実、葉、枝(2007年12月5日) <以下の2記事は別種である嫌疑濃厚> ☆ 真っ赤な実、枝(2006年1月8日) ☆ 真っ赤な実、葉、枝(2004年12月12日

過去のきょう 2018 キツリフネ 2017 ベゴニア・ドレゲイ 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマギ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ(トリトマ、トーチリリ-)

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7月5日(金) ヤクシマオナガカエデ

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屋久島の固有種だというこのカエデを関東の地で眺めるのは、あまり楽しい心持ちではありません。なかなか縁がないなあ、屋久島。いや、縁なんてゴマカシで、案外にハードらしい高低差や行程距離にビビっているのだと思います。
なので、本場・本物の前にとりあえず植栽品を載せておきます。尾長という名前がとても呑み込みやすい葉の姿です。優しい色の若葉もチャーミングです。
これが紅葉するとなかなか美しいようだし、春の芽吹きもいいらしいし、さて現地を訪ねるときはどっちがいいだろう…と二択にするから決められないのです。まずは一回、下調べだと思って行けばいいという理屈はよくわかっています。

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7月3日(水) ヤブデマリ

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前も同じように上から見下ろす位置でヤブデマリの実を見つけました。当然ながら、花の時期にも俯瞰の写真があり、樹木は見上げて撮るものと相場が決まっているなかで、ヤブデマリは少しだけ異色の存在です。
樹高がないからそうなるわけではなく、枝を引き寄せたくても手が届かないこともあるくらい大きな木ではあるのです。そんな木を俯瞰できるわけはひたすらヤブデマリの生息環境にあります。沢に下る斜面が大好きなのです。
かくなる理由で、同じアングルで実の写真が登場しました。わざわざ持ち出した意味は実の色です。前よりずっと赤が鮮やかで、実は黒熟するのがパターンと思っていると、抜けていくタイプもあるのでした。さてこうなると、次はこの時期と花の時期の中間あたりを狙い、緑色の実を上から眺めてみたくなります。

過去のきょう 2018 キツネノボタン 2017 ナガバハエドクソウ 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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