3月28日(火) シラハトツバキ

170328sirahatotubaki花の直径が3cm少々しかありません。豪華絢爛を競うかに見える椿の世界で、サイズは極小の部類、色はシンプルの極みという逆張りの一品です。
中国の山に育つ種類で、小型の椿を作出するときのベースとして重宝されているのだそうです。椿を何本も植えることなど望めないふつうの庭にわざわざこの椿を植える人はいないようで、もっぱら植物園で眺めるものになっています。
ただ、いつも思うのは小さい形容として「鳩」が適切かということです。サイズとしては「雀」と言いたいのに、白い雀など見たことがありません。エナガやシジュウカラならかなり白いものの、黒い模様が邪魔をします。
仕方がないので、手品師が使う、あの鳩だと思うことにしました。飛び立つときは大きく見えても、袖に入っているときは、たぶんこの花のようなのでしょう。

過去のきょう 2016 ハコネウツギとニシキウツギ 2015 フユザンショウ 2014 フィットニア(アミメグサ、ベニアミメグサ) 2013 ミスミソウ(ユキワリソウ) 2012 ヒロハアマナ 2011 アケボノアセビ 2010 メタセコイア(雌花) 2009 オランダカイウ(カラー) 2008 ミズバショウ 2007 ヘビイチゴ 2006 ハナノキ 2005 モモ

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3月26日(日) ダンコウバイ

170326dankoubai_fダンコウバイ、5度目の登場にしてようやくの雌花(雌株)です。恥ずかしながら、初めてダンコウバイという木を知ってから12度目の春です。かなり躍起になって捜索したのに、庭木としてはとてもレアなので、「発見」に手間取りました。
で、それだけの執念は報われたかと言えば、わかっていたことではありながら、このショボさにはつくづく呆れます。あるかなしかの雄シベの痕跡を従えた雌シベ(柱頭)は、長さが3mmもないほど、花びらだってごくつましいものです。
170326dankoubai_mあまりさびしいので、オマケに雄花(雄株)を載せます。パッパカパーと開いた雄シベに、見る方が気恥ずかしくなります。雌雄両方の写真に見えている葉芽を比べれば、雌花のささやかさと雄花の派手さの違いがわかります。
さてこれでダンコウバイの実を写せる目処はついたわけで、花の蕾を実と勘違いしたなどという悲しい過去ともようやくサヨナラできそうです。

過去のきょう 2016 マンサク 2015 ツノハシバミ 2014 ヒマラヤユキノシタ 2013 フラサバソウ 2012 シュンラン 2011 ハッカクレン 2010 ハチジョウキブシ(雌花) 2009 フッキソウ 2008 キュウリグサ 2007 ダイコン 2006 シンビジウム 2005 チューリップ

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3月24日(金) イボタノキ

170324ibotanokiやれやれ、肩の荷が下りたとはこのことです。イボタノキと言えばイボタ蝋で、昔、敷居に…云々、木よりも蝋の方が有名ではないかと思うくらいです。
そんなに有名なら、その蝋の元になるイボタロウムシの分泌物を見なければ!と思いつつ、無為に過ぎて行く年月に泣かされてきました。その涙がようやく乾く日が来たのです。おお、まるでこの枝だけが樹氷のようです。そして、その雪肌に点々と見える黒い穴がイボの語源だと言います。
そんな多少の気色悪さなど好奇心の前では物の数ではなく、この白い物体をつまんで潰してみました。滑りません。ニチョッとした感触です。
イボタ蝋の製法を調べてみたら、加熱して溶かし、冷やして固めるとあります。融点が高いので、夏でもべとつかないことが特徴でした。とは言うものの、拙宅の敷居にはビニールの敷居すべりが貼られ、碁石を磨くのにいいと言われても、碁や将棋はルールもさっぱり、という無粋者は、ニチョッだけで大感激なのでした。

過去のきょう 2016 モモ 2015 シナミザクラ(カラミザクラ) 2014 ハナニラ 2013 オランダガラシ(クレソン) 2012 ノシラン 2011 サワラ 2010 スノーフレーク 2009 ヒサカキ 2008 キクラミネウス水仙・ジャンブリー 2007 ゼンマイ 2006 カツラ(雄花) 2005 ヒアシンス

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3月23日(木) アルアウディア・アスケンデンス

170323alluaudia_ascendensホワイトデーは終わりました。バレンタインなどとっくのとうです。なにを今ごろハートですかい?というセルフ突っ込みが刺々しく心に刺さります。
だけど、いいじゃないですか。かわいいものはかわいいのです。太さが15cmほどの幹がズズズーンと6~7mにはのびていて、それが全部ハートで覆われているのだから、胸キュン女子ならずとも、ハート射貫かれっぱなしです。
ただし、問題はこの棘です。いくらかわいくても、もしこれを部屋に置いた日には、洋服ピリピリ、お肌チクチク、たまらないことでしょう。見かけのわりには難度の高い名前とともに、ヤワな趣味の素人さんは固くお断りのハートさんです。

過去のきょう 2016 ソラマメ 2015 ヒロハノアマナ(ヒロハアマナ) 2014 コシノヒガン 2013 コブシ 2012 ウメ(西王母) 2011 クロッカス 2010 ハルニレ 2009 トキワイカリソウ 2008 フサアカシア 2007 セントウソウ 2006 カンスゲ 2005 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

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3月21日(火) ミケリア・プラティペタラ

170321michelia_platypetala濃い葉色に純白の花がきれいです。ただ、どうも、こう、欲求不満を誘います。咲くならパーッと開けばいいのに、なにやらケチな咲き方、だいたい花数だって妙に散漫ではありませんか。葉も、色はさておき、薄くて歪んでいて、どうも…。
というのは、たぶん同じミケリアでもマウダイエの残像があるからです。あの豪華な花つきやドッシリした葉の存在感に比べると、このプラティペタラに対する評価はどうしても辛いものになってしまうのは仕方ないところです。
さてこのミケリアという属は、日本ではオガタマノキ属と呼ばれます。つまり、仲間にはマウダイエだけでなく、オガタマノキカラタネオガタマ、さらにはウンナンオガタマなども含まれるわけです。花がケチだと言っても、オガタマノキよりは大きいし、葉を云々してもウンナンオガタマよりは正常な形です。
などなど、つらつら鑑みるに、これはこれでいい木だなと思い至りました。

<写真と記事の追加> たった1本の木を見て、その種を評論するなどとんでもないことと思い知りました。プラティペタラの名誉回復画像です。(2017年3月28日)
170328michelia_platypetala
過去のきょう 2016 ニガナ 2015 ヤマネコノメソウ 2014 キブシ 2013 オトメツバキ 2012 カジイチゴ 2011 オウバイモドキ(ウンナンオウバイ) 2010 アツバチトセラン(サンセベリア、トラノオ) 2009 クサイチゴ 2008 アネモネ 2007 チンゲンサイ 2006 アブラナ 2005 ツクシ

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3月19日(日) オオバベニガシワ

170319oobabenigasiwaおぉ、ブラックベリーが今ごろ?というのは冗談です。誰だよ、グミ(お菓子)をこんなに貼り付けたのは?というのは少しだけマジな驚きです。
開いてタコ踊りをした雄花には笑かされるけれど、開く前からこういう奇妙奇天烈な風体で人目を惹くなんて、たいした根性です。
さてこうなると、オオバベニガシワの雌花のその後(結実状態)を見ていないのが気になります。あの奇怪なピラピラがあれからどうなるのか、貧弱な想像力をフル稼働させながら、実りのときを待つことにします。

過去のきょう 2016 リュウキュウベンケイ 2015 ミミガタテンナンショウ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 アメリカハナノキ(雄株) 2012 コリヤナギ 2011 オオイヌノフグリ 2010 コブシ 2009 モクレイシ 2008 ロドレイア 2007 コマツナ 2006 ウグイスカグラ 2005 コブシ

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3月15日(水) コバノガマズミ

170315kobanogamazumi「さあ行くよぉー」というコバノガマズミの声が聞こえてきそうです。淡くボケてくれた黄緑のバックに、赤い芽鱗と若緑の葉がきれいに映えました。
葉裏のモフモフがまたかわいいのです。育ってしまった葉を見ると、「どうしてここに毛が必要?」と首を傾げるばかりなのに、「そうか、こうして寒さから芽を守っていたんだ」と、大きく頷いてしまいました。発見の喜びです。
そして、もう一つうれしかったのは、ふつうのガマズミの芽吹きとは案外に様子が違うのがわかったことです。「ふつう」の方のキリッとした姿も美しいし、「コバ」の方のこのかわいさは捨てがたくて、春とは眼福の季節であると気づきました。

過去のきょう 2016 ナツズイセン 2015 アオイスミレ 2014 エノキ 2013 アメリカハナノキ(雌株) 2012 カワヅザクラ 2011 カンノンチク 2010 ヒマラヤゴヨウ 2009 トサミズキ 2008 クサノオウ 2007 モミジイチゴ 2006 カタクリ 2005 ヒイラギナンテン

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3月13日(月) ツゲ(ホンツゲ)

170313tuge12年前に逆戻りした写真です。かつて、なにも知らずに「ああ、これがツゲの花か」と撮った写真と、内容がなんら変わりません。
ただし、うれしがっていた過去とは違って、今回はかなり悔しがっています。過去もそうだったけれど、今回も雌花にはまだ早過ぎる時期の遭遇でした。
じつはこの写真でも気配は見えていて、雄花(と言っても花びらはなし)3個ほどに囲まれた中央の膨らみが雌花なのです。このあと、これがほころぶと、ふてぶてしいまでの3本の雌シベがドーンと出現するしかけです。
ということをわかって眺めるだけに、悔しさが募るものの、こうして持ち越し課題が増えてくれるのはボケ防止には良かろうよと自分を慰めておきます。

<補注> ツゲとしてはかなりの大木の、幹や枝の様子は4年前にとらえてあります。

過去のきょう 2016 メガクリニウム・マキシマムとメガクリニウム・プラチラキス(コブラオーキッド) 2015 ミチタネツケバナ 2014 カエデ類、ほか2種 2013 ハルサザンカ(絞笑顔) 2012 ワイヤープランツ 2011 ススキ 2010 レバノンスギ 2009 アシ(ヨシ) 2008 ヒメカンスゲ 2007 オガタマノキ 2006 ダンコウバイ 2005 シキミ

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3月11日(土) ビヨウタコノキ

170311biyoutakonoki誰ですか、こんなところにダスキン忘れたのは…と思ったら、花でした。ただし、かなりくたびれ果てた姿だし、雌雄異株の、これは雄花(雄株)でした。
葉が美しいからビヨウタコノキと言われても、ふつうのタコノキとの違いはちょっとわかりにくいところがあります。「赤タコノキという別名がある」という説明が一番役に立つもので、葉の縁にまばらについた棘が赤色です。
ほかに、葉が広くて垂れやすいのが「ふつう」、細くて垂れないのが「ビヨウ」だそうで、広い葉が垂れる方が美しいと思う人には不満が残る名前です。

過去のきょう 2016 クリスマスローズ・ピンクフロスト 2015 カラクサケマン 2014 バンペイユ(晩白柚) 2013 ヒスイカズラ 2012 オウバイ 2011 リンドウ 2010 ハチジョウキブシ(雄花) 2009 クリスマスローズ(フォエチダス) 2008 アセビ 2007 シラー・シベリカ・アルバ 2006 ネモフィラ・ペニーブラック 2005 シバザクラ

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3月10日(金) ベンガルヤハズカズラ

170310thunbergia_grandiflora握った拳ほどの大きさの花がワサワサついて、これが周年開花するというのだから恐れ入ったバイタリティです。もっとも、それは亜熱帯気候くらいまでの話で、埼玉あたりとなると、露地の冬越しはかなわないはずです。
これも大きな温室で撮りました。そのため、いくつかの植物の葉が混然と入り組んでしまっていて、写真中央で大きな顔をしているものは、ちょっと別物に思えます。「対生の心形で、基部に大きめの鋸歯あり」という説明に合致するものをなんとか見つけ、黄色い丸印で囲んでおきました。
もっとも、葉の形はかなり変異しやすいとあるので、「なに言ってんだよ。これ、みんな俺だよぉ」とご本人はぼやいているかもしれません。

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