5月25日(金) ヤマウコギ

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最初にウコギを取り上げたときはいろいろ種類があるとは知りませんでした。それから少しずつ知恵がつき、どうも単なる「ウコギ」というものはないようで、ふつうにウコギというとき、それはヒメウコギのことが多いらしいと気づいてきました。
厄介なのはヤマウコギも単にウコギと称する人がいるらしいことで、つまりは「ウコギ」はヒメウコギとヤマウコギの別名と考えておくのがよさそうなのです。
で、これがそのヤマウコギだろうと思える木です。花柄が葉柄よりも短いというのがヤマウコギの一大特徴なので、そこを頼りにしてみました。
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花が黄緑色というのはヤマウコギとオカウコギの特徴で、ヒメウコギはこれが白とされています。では黄緑のヤマとオカのうちこれをヤマとした根拠は?と言えば、目を1枚目写真に戻して鋸歯を見ます。オカは葉の先側の鋸歯が鋭いのに対し、ヤマはそれが目立たないそうで、まさしくこの木はヤマのようなのです。
ただ、気になる点もなきにしもあらずで、ヤマなら5枚の小葉が同じ大きさなのに対し、どうも頂点の葉が少しだけ大きいのです。
こういうときに使う便利言葉が「暫定」で、今後、ほかのウコギ類を見ることができてくれば、おいおいと区別もはっきりしてくることでしょう。
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とりあえず今回は若葉があまりに食欲を誘ってくれたので、遠慮なくムシャムシャとやってみました。で、ここに「おいしかった!」と書くつもりだったのに、思惑はかなりのハズレでした。ジワーーーとくるほろ苦さ…、なかなかに通のお味でございます。

過去のきょう 2017 キウイフルーツ  2016 アジサイ(エンドレスサマー)  2015 ウリハダカエデ(雌株)  2014 クマザサ  2013 シキザキアカシア  2012 アスパラガス  2011 エビネ  2010 ミツバウツギ  2009 ヒトリシズカ  2008 キハダ  2007 オオムラサキツユクサ  2006 ムラサキツユクサ  2005 センダン  2004 ハコネウツギ

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5月23日(水) モミ

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モミの花ってこんなに盛大に咲く(?)んだなあ…と軽く感動しながらも、視線は落ち着かずにアチコチと動き回ります。雌花はどこじゃ? 雌花がない!
雄花ばっかり、こんなにブラブラしたって、相方がいなきゃどうすんだよ、とブツクサ言いながら、この日は少なくても10本以上のモミを見て回りました。なのに、捜し物は一つとして目の前に現れないのです。
モミの雌花、けっこう大きく(雄花の3~4倍)て、色も派手(薄紫)で、枝先に上向きにつくはずなのです。どんな節穴でも見落とすことはないでしょうに、なんなんだ、ここのモミどもは! 考えられるのは雌雄のズレでしょうし、もう一つ、「モミの雌花は毎年はつかない」という情報も気になります。根気の勝負でしょうか。

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5月21日(月) ベニバナニシキウツギ

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「へー、こんなところにベニウツギなんて生えるんだ」と軽く立ち去りかけた目の端で、その花筒が「ちゃう・ちゃう」と笑っていました。
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シゲシゲ見つめ直すと、花筒の膨らみ方がなだらかで、花の開き具合も小さいこの花は、タニウツギ系統であるベニウツギではなく、ニシキウツギに近いように見えます。ベニバナニシキウツギというのがこの木の正体でした。
ふつうのニシキウツギの花が白から赤く変化していくのに対し、こちらは最初からこんなに派手な色合いです。ニシキウツギの変種なので、男の背丈よりもずっと高いわけで、どうにも山道には不似合いの賑々しい眺めでした。

過去のきょう 2017 コヤスノキ  2016 コウゾ  2015 ツルウメモドキ(雄株)  2014 チガヤ  2013 ニガキ(雄花)  2012 ノミノツヅリ  2011 オニタビラコ  2010 ケシ  2009 バッコヤナギ  2008 ザイフリボク  2007 クスノキ  2006 カスミソウ  2005 ユウゲショウ  2004 クレマチス

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5月19日(土) マルバシャリンバイ(シャリンバイ)

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あちこちで植え込みにされている分には、シャリンバイというのはあまり変哲のない木なのです。ところが、調べていくとマルバシャリンバイとかタチシャリンバイとかいう名前が出てきて、その写真を見ると「ふつう」と区別をつけにくいのです。
試しに、このごろ頼りにすることの多いYListを見ると、マルバシャリンバイやタチシャリンバイ、あるいはアツバシャリンバイという名前はすべてシャリンバイの別名とされていました。ただ、マルバとかタチとかを別種と主張する学者さんもいるわけで、葉が心持ち丸っこい(縦寸がない)このシャリンバイを見かけた爺さんは、見も知らぬその学者さんをにわかに贔屓したくなるのでした。
こうなれば、あとはスッと立ち上がったヤツとか、葉がボッテリと厚ぼったいヤツを目撃しなければ済まないわけで、いやぁ、やっぱりこれ、「ふつう」でいいのかなぁ、とか急に怖じ気づいてしまって、その節操の無さに苦笑いです。

過去のきょう 2017 エルサレムセージ  2016 チャボハシドイ  2015 ツクバネウツギ  2014 アリウム・オストロスキアヌム(アリウム・オレオフィルム)  2013 ツガ  2012 コウゾリナ  2011 カキツバタ  2010 ヒメグルミ  2009 ヒメツルニチニチソウ  2008 ヤマシャクヤク  2007 ツボサンゴ  2006 フランスギク  2005 チョウジソウ  2004 タチアオイ

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5月17日(木) キウイフルーツ

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ほぼ動物写真ではあるまいかと独り悦に入っています。柔らかく蔓を覆う新しい毛は、なんとその蔓の直径よりも深さがあるのでした。
こんなにいい陽気なのにこれだけ分厚い毛が必要だろうかとお節介なことを考えた矢先、気温がグンと下がり、シャツを1枚多く着込みました。調子に乗りがちなオジサンと違って、キウイフルーツは用心深い質(たち)なのでしょう。
花が開くころにはもっと丸い形の葉が、出始めは意外に「ふつう型」であることもささやかな驚きでした。実から花(雌雄異株)と手順を踏んで収録してきて、ここまで渋いところにたどり着いたわけで、今後はキウイフルーツの味が深まりそうです。

過去のきょう 2017 サンザシ  2016 シマガマズミ  2015 シナミザクラ(カラミザクラ)とオオカンザクラ  2014 ギョウジャニンニク  2013 サルナシ  2012 ヤエムグラ  2011 トウバナ  2010 コゴメウツギ  2009 オオバナノエンレイソウ  2008 チゴユリ  2007 ユキノシタ  2006 ヘラオオバコ  2005 メキシコマンネングサ  2004 タイサンボク

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5月15日(火) キンカン

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ナンジャモンジャも顔色を失いそうなほど、キンカンの花が満開でした。前に夏場の二番咲きを写して喜んでいたのが恥ずかしくなります。
そして、先週はナツミカンの花を載せたし、温州ミカンが豪華に花を咲かせているのもいまごろのことだったし…と柑橘類の開花の知識がつながってきます。そうそう、タチバナも5月だったし、レモンだってこのころに花を咲かせます。
爽やかに吹き渡る5月の風、涼やかに香る柑橘類の花、幸せな季節です。

過去のきょう 2017 ウメ(緑萼、リョクガクバイ)  2016 マメイヌツゲ  2015 ミツデカエデ(雌株)  2014 キクムグラ  2013 ガクウツギ  2012 ヒルザキツキミソウ(モモイロヒルザキツキミソウ)  2011 タチシオデ  2010 ヒメウツギ  2009 カッコソウ  2008 カマツカ  2007 キツネアザミ  2006 カラスビシャク  2005 ナツユキソウ  2004 エゴノキ

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5月13日(日) イトヒバ

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神社の境内にあった大木です。名札がついていたので、一応それを信じて調べると、イトヒバとはサワラの園芸品種でした。言われてみれば、たくさんついている小粒の実がサワラのそれで、科の代表であるヒノキの血筋ではないとわかります。
ならばイトサワラとしてくれれば…というのはいつもの悲憤慷慨ながら、ヒバ(檜葉)というのはヒノキもサワラも一括した呼び方なので、怒りは的外れになります。で、どこが糸なんだよ!と矛先を変えると、葉の先がピロピロ垂れてあざ笑っています。
さらにこいつが面倒なのは、ヒヨクヒバとは同じものだとか違うものだとかあやふやなことです。そのヒヨクヒバ、かつて近所の庭で不思議な針葉樹と思って撮影して、さんざん調べてその名前に行き着いた記憶があるのです。
ところが、ブログにも増補版にもその痕跡はなく、このごろあのお庭の木も見かけていない気がします。一期一会、いかにも身に滲みる言葉です。

<追録> 本文を抹香臭く締めてから、用足しに近くのお寺に行きました。そしたら、仏縁ってホントにあるんだなぁと、けっこう感動して帰ってきました。
そこの駐車場の脇にあった2本の木、これはイトヒバではありませんか。記事を書いた数時間後ですから、仏さま、すごいです。
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庭木風に刈り込まれていたので、気になっていた葉裏も写せました(↓)。これはたしかにX型から転じた蝶ネクタイタイプで、サワラの系統に間違いありません。
ただ、通常の葉とは違い、「糸」になった葉の気孔帯は間延びしてしまって、何型とは言えない様相です。それが結局は「糸」部分がふつうの葉の異常生長であることを示していて、仏さまのおかげで糸の秘密にまで迫ることができました。ありがたや!
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過去のきょう 2017 シナユリノキ(とユリノキ)  2016 ウンシュウミカン  2015 セイヨウトチノキ  2014 マツバトウダイ(ユーフォルビア・キパリッシアス)  2013 ムレスズメ  2012 カイジンドウ  2011 キンラン  2010 ミツデカエデ  2009 スイバ  2008 アマドコロ  2007 サワフタギ  2006 ミヤコワスレ  2005 セイヨウオダマキ  2004 ソラマメ

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5月11日(金) ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン)

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やはり実のサイズが大きい分、花も堂々としたものでした。以前、ナツミカンはいつごろから食べられるものかわからなくて、農家のご主人におねだりして、木についたままの実を自分で収穫させてもらったことがありました。
あれが3月の初めだったので、2カ月して花の時期ということでした。写真左奥にしなびた実らしきものがあるので、柑橘類らしく、花と実のツーショットも不可能ではないことが覗えます。それはまた次の楽しみとしておきましょう。

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5月9日(水) ウグイスカグラ

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「ない」ということを証明するのはわりと面倒なことで、小指の先より小さな実にここまで迫らざるを得ませんでした。これではウグイスカグラの実が林檎かマンゴーに見えてしまいます。なぜにそこまでデカクとらえねばならぬのかと言うと、実の表面がツルツルであること、つまりミヤマウグイスカグラではないと言いたいからなのです。
当然ながら、食べやすさはミヤマウグイスカグラの実よりもずっと上でした。ただ、なにか物足りないというか、ジュベッとぬるくて甘いだけでした。あの腺毛が案外に味のポイントなのかなぁ…と、10年前よりも余裕の感想を述べてしまいます。

過去のきょう 2017 ドクウツギ  2016 シャクナゲ  2015 ハンカチノキ  2014 ヤナギトラノオ  2013 ボタン  2012 ヤエムグラ  2011 スイバ  2010 オニグルミ  2009 コリアンダー(コエンドロ)  2008 クレマチス・モンタナ  2007 シナアブラギリ  2006 イチゴ(優香)  2005 オオデマリ  2004 ミズキ

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5月7日(月) ヒマラヤトキワサンザシ

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冬に、この木の真っ赤な実が雪崩を打つようだったところをとらえています。そのときは、ヒマラヤトキワサンザシとふつうのトキワサンザシの見分けは微妙で、「自分の感動具合が尺度」などと勝手を言ったものです。
それは花も同じことで、これだ!という相違点が見当たりません。ただ、花びらがやや垂れ気味で、その1枚の寸法も「ふつう」より長めに見えます。
葉も、スラリと細長いのはトキワサンザシと区別しにくくても、こちらの方の中央部がわずかばかりふっくらしているように思えてきました。
というわけで、「なんとなく」といういい加減な感覚ではあっても、実・花・葉と繰り返し見てくると、だんだんに区別がついてきました。その積み重ねが砂上の楼閣となることもままあるのが悲しいところでも、いまは自分の目を信じておくことにします。

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