4月25日(火) テンダイウヤク

170425tendaiuyaku不老不死の霊薬という噂もあるテンダイウヤクを、母親の命日の出し物にするなんて、なんと間の悪い子でしょう。もしかして、親の死を悼むのではなく、己の長寿を願っての所業ではないかと、天上の人々は眉をしかめていることでしょう。
じつは、きょうの掲載の眼目は成葉とはまったく趣の違う、その若葉です。フェルト細工のような幼い葉、頼りげない若い枝、このまま食べてしまいたいほどです。
そんなわけで、たまたま咲いていた花は付けたりです。ましてこの株は雄で、前の掲載から進歩がありません。来春はめでたく雌株の元にお導きくださいますよう、母上さま・ご先祖さま、どうかよろしくお願いいたします。

過去のきょう 2016 チョウジガマズミとオオチョウジガマズミ 2015 チョウセンゴミシ 2014 アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル' 2013 クロモジ 2012 タチツボスミレ 2011 ハルリンドウ 2010 ギョイコウ 2009 オオカナメモチ 2008 キンギョソウ 2007 オオバベニガシワ(雌花) 2006 オオバベニガシワ 2005 ベニドウダン 2004 キングプロティア

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4月23日(日) ツタ(ナツヅタ)

170423tutaツタが若葉を開いて来て、出会うたびに目を凝らしています。捜し物は「かつては3出複葉だった」というその性質を昔日のままに残した葉です。
ところが見つかりません。先祖返りした葉が1枚くらいはあっていいと思うのに、どれもふつうに3裂しているだけ…その裂け目が付け根に届いてはいないのです。
いったい、3出複葉だった姿を見た人はいるのかなぁ&どうして3出複葉だったことがわかるのかなぁ、疑問は解決されないままです。たった1枚でいいから、「それ」があればすっきりするのに、ツタの若葉は素知らぬ顔で煌めくばかりです。

過去のきょう 2016 オオヤマザクラ 2015 ヒメカジイチゴ 2014 ヤブニンジン 2013 モミジバフウ 2012 ヤマエンゴサク 2011 ナガバモミジイチゴ 2010 チドリノキ(雄花) 2009 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2008 コモンセージ 2007 ウラシマソウ 2006 ヒメコウゾ(雌花) 2005 ライラック 2004 ムラサキツユクサ

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巨木編 : カゴノキ

Kagonoki1「多和目のカゴノキ」と呼ばれている巨木です。埼玉県坂戸市多和目にある天神社の境内に鬱蒼と葉を茂らせてそびえています。樹高15m・目通り幹囲4.7m・樹齢800年超と言いますから、去年偶然に出会った「絵堂のカゴノキ(調布市深大寺南町)」をさらに(かなり)上回る貫禄です。
その大きさを示すため、幹に缶コーヒーを載せてみました。その複雑怪奇な幹の姿は、見ているうちになにやら生き物のようにも思えてきます。
Kagonoki2裏側に回って驚きました。どんな鳥が運んだものやら、シュロだって、生えてみてから「困ったなぁ」と思っていることでしょう。

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4月21日(金) エゾノウワミズザクラ

170421ezonouwamizu1「蝦夷の」と名乗りながら、北海道の固有種というわけではなく、ユーラシア大陸北部に広く分布するものだそうです。日本では北海道と青森県で見られるというので、関東南部で撮影したこの木は植栽品なのでしょう。
それだけ環境が違うと、染井吉野がそうであるように、花期にはおそらくひと月ほどのズレがあるはずです。前に、ふつうのウワミズザクラが鳥海山麓では埼玉・志木より2カ月ほども遅く咲いているのを見たことがあります。
170421ezonouwamizu2その「ふつう」よりはこの「蝦夷の」の方がいくらか「ふつうのサクラ」に近く見えます。なぜだろうと両者を比べたら、花びらは似たようなものでも雄シベが違いました。やたらに長くてうるさい「ふつう」(しかも葯が白っぽい)に比べ、こちらは長さが控えめだし、葯も桜っぽく黄色です。あるいは、トチノキの花穂を思わせる「ふつう」よりは咲き方がずっと桜っぽくて、もっと広く鑑賞されてもいい木です。

過去のきょう 2016 マルバノキ 2015 ウグイスカグラ 2014 シロヤブケマン 2013 コナラ 2012 クッカバラ(フィロデンドロン・クッカバラ) 2011 アブラチャン 2010 チューリップ(突然変異) 2009 ハラン 2008 ニワトコ 2007 オーニソガラム 2006 ヤマグワ 2005 ニワトコ 2004 ムクロジ

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4月19日(水) ヘラノキ

170419heranoki日々暖かさが増してくるだけで、春というのはうれしいものです。ただし、いろいろ忙しいのが玉に瑕で、花は咲くわ、若葉は呼ぶわ、行事は多いわ、ふー。
おお、ヘラノキの若葉も初めてじっくり見ました。一枚のかわいさ・きれいさで魅せるタイプではなく、団体戦というか、まとまってパッ!と来るのでした。
緑が増せば、互い違いにある程度の距離を持って展開するのに、幼少時代はゴチャッと固まっているなんて、まるで幼稚園で遊ぶ人間の子供みたいです。
それでも、左右非対称の兆しが見えたり、葉先の尖りの片鱗を見せたり、「栴檀は双葉より…」ではないけれど、いかにもヘラノキです。だと言うのに、あえて後方にヘラノキらしい木肌を写したのは、これは爺さんらしいお節介です。

過去のきょう 2016 ザイフリボク 2015 トウゴクミツバツツジ 2014 ユキモチソウ 2013 ムレスズメ 2012 プリムラ・ブルガリス 2011 エイザンスミレ 2010 クスノキ 2009 フサザクラ 2008 トウモクレン 2007 マツバウンラン 2006 オニタビラコ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 ハウチワカエデ

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4月17日(月) ホウキモモ

170417houkimomo濃いめの赤とピンクと白、ホウキモモのバリエーション3種が都合良く並んでいたのを画面に入れようとしたら、なんとも余計なものが写り込みました。
そして、本当に入れたかったものは左下隅でひっそりしています。これ、本田美奈子さんの記念碑で、ここで彼女の歌声を聴くことができます。と言えば、好きな方はこの場所がわかるはずで、東武東上線朝霞の駅広場です。
彼女がホウキモモを好きだったかどうかは確認できていませんが、スッと伸びやかに、パッとあでやかに咲く姿は、彼女のステージに通じるのかもしれません。

過去のきょう 2016 シロバナマンサク(フォザギラ) 2015 リョウブ 2014 キバナカタクリ 2013 オンツツジ 2012 ソラマメ 2011 ミツガシワ 2010 アズキナシ 2009 バッコヤナギ 2008 イスノキ 2007 ネギ 2006 エノキ 2005 アカメガシワ 2004 ハタザクラ

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4月15日(土) オオバベニガシワ

170415oobabenigasiwa勝手な誤解が自分にはいろいろあって、その真相が判明するたび、一人で赤面しながら、「あー、誰にも言わないでいて良かった」と胸をなで下ろします。
オオバベニガシワの花の雌雄もその一つで、これまでは雌雄同株ではあるけれど、枝ごとに雌花だけが咲くものと、雄花しかつかないものがあると思っていました。なので、自分的に雄花枝(勝手な名付け)としたいところにこんなピロロンを見つけて、我がまなこからも鱗がピロロンと落ちました。
ワタシが通った高校は旧制中学がそのまま男子校になった蛮風を残したもので、しかし時代の波で女子も受入れ始めたところでした。50人ほどのクラスに、一人か二人、ポツネンと混じっていた女子は、きっとこのオオバベニガシワの雌花のように、どうにも居住まいが悪かっただろうと、半世紀も経ってしみじみ考えます。

過去のきょう 2016 ウコン(鬱金桜) 2015 ツバキ(崑崙黒) 2014 センダイタイゲキ 2013 ツバキ(九重) 2012 アネモネ 2011 ハタザクラ 2010 ハシバミ 2009 ハリエニシダ 2008 ミドリウスバサイシン 2007 ラショウモンカズラ 2006 ヤブタビラコ 2005 シロバナハナズオウ

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4月13日(木) ザイフリボク

170413zaihuribokuしつこくもザイフリボクです。9年前の初登場以来、仲間のジューンベリーとの区別を確認しながら、実を見たり(ちょっと味見したり)、葉を確かめたりしてきました。行きつ戻りつ、ヨタヨタしながらも、どうやら「わかったぁ」という感じです。
それを凝集させたのが今回の一枚です。まずは、花と葉が同時展開という点で、花だけが先行するジューンベリーとの決定的な相違点です。
そして、もう一つは花柱の付け根の白い毛です。今までは花柱の筋(ザイフリには有、ジューンには無)にこだわっていたものの、進む老眼にはなかなか厳しい着眼点でした。それに比べると、緑の子房を覆うように白い毛があるのがザイフリ、子房丸見えがジューンという方がずっと簡単に確認できるポイントでした。
あと残っているのは「ジューンの葉は重鋸歯」ということで、うまいサンプルに出会っていません。早いうちに「しつこくもジューンベリーです」とやりたいのですが、葉が遅いというジューンの性質に苛ついている困った爺さんです。

過去のきょう 2016 ミツバツツジ 2015 ニワザクラ 2014 レンプクソウ(ゴリンバナ) 2013 ミツバツツジ 2012 プリムラ・ジュリアン 2011 ツバキ(王昭君) 2010 ニッコウネコノメソウ 2009 オオリキュウバイ 2008 タピアン 2007 ムラサキケマン 2006 スズメノテッポウ 2005 シロバナタンポポ

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4月11日(火) ウスガサネオオシマ

170411usugasaneoosimaはいはいはい、旗が立っていますよ。そして花弁が白いですよ。葉がもう十分に展開していますよ。新座市の皆さーん、これ、見るからにミョウオンサワハタザクラでしょうに、残念ながらウスガサネオオシマという有名品種でした。
などとムキになると、かつて新座市の命名を「大人げない」とした自分が逆に笑われてしまいます。ここは学術的に記すと、このウスガサネオオシマは大島桜の変異種として、牧野博士によって発見された「由緒ある」ものなのです。
つまり、ミョウオンサワハタザクラはこのウスガサネオオシマの類似品…などと揶揄すると、隣町の皆さんから顰蹙を買うこと必定です。いやあ、ミョウオンサワハタザクラもきれいだし、ウスガサネオオシマも上品だし、桜っていいなぁ(笑)。

過去のきょう 2016 クヌギ 2015 ジューンベリー 2014 ヒキノカサ 2013 ミカイドウ 2012 ヤブレガサ 2011 アオキ 2010 ヒメウズ 2009 タンチョウソウ(イワヤツデ) 2008 八重咲き水仙・エルリッチャー 2007 イカリソウ 2006 ゲンゲ(レンゲソウ) 2005 ハタザクラ

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4月9日(日) ヤブデマリ、イヌシデ、ボケ

170409yabudemari鏡に映る皺には嫌悪感しか抱かなくても、草木の葉の皺は大好きです。あとひと月少しで純白の花をつけるヤブデマリも、今は若葉の皺が見ごろです。
170409inuside皺と言えばイヌシデも忘れられません。例の虫こぶをお供に従えて、今年の葉が開き始めです。花も同時期に見られるはずなのに、近くの枝にはまったくなくて変だと思ったら、高いところの枝にはたくさん咲いていました。
170409bokeそしてボケです。皺がきょうのテーマのごとく始めたのに、ボケの葉表はテロリとして、皺などありません。皺深い葉もいいけれど、テロリもたまりません。
おっと、ボケの白花は初めて載せます。これまではを二度載せていて、ほかの色を知らないが如きでした。こうして白を載せておけば、理屈としてピンクや咲き分けの種類があることは類推できるだろうという勝手な手抜きです。

過去のきょう 2016 イヌブナ 2015 セイヨウトチノキ 2014 キジムシロ 2013 フウ 2012 スズメノヤリ 2011 ヒノキ 2010 イヌコリヤナギ 2009 ベニバナトキワマンサク 2008 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア) 2007 アジュガ・レプタンス(セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ) 2006 レンギョウ 2005 ドウダンツツジ

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