12月11日(月) コウシンバラ

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コウシンバラは通算三度目の登場で、しかも同じ師走に花が咲いている姿もすでに一度収録済みです。それでもあえて載せたいわけはこの花色です。
過去二度はマゼンダっぽい強い花色だったのに対し、今回のものはこんなに優しい色目でした。というか、最初はなにか洋種の栽培品だろうと思って近づいたら名札がついていて、「え、これがコウシン?」と驚いたという図式です。
調べたら、コウシンバラには赤やピンクだけでなく、白の花まであるのだそうで、やれやれ、次は白を見つける課題ができてしまいました。ただ、花のサイズや花弁の数(二重)はだいたいこのあたりが標準のようです。
加えて小葉のつき方や枝の赤みなどがこのバラの特徴だという知識は得ても、「ほかもだいたいこんなもんでしょ」と思ってしまういい加減さでは、いつまで経っても名札だよりから抜け出せないこと間違いなしというものです。

過去のきょう 2016 イイギリ、ほか2種 2015 イタヤカエデ 2014 アベリア(ハナツクバネウツギ) 2013 ヒマラヤザクラ 2012 アスナロ 2011 ゴクラクチョウカ 2010 ヤマアジサイ 2009 ノイバラ 2008 ラシャカキソウ 2007 シャシャンボ 2006 デルフィニウム 2005 トウカエデ 2004 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ)

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12月9日(土) チャンチン

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たぶんチャンチンは春に赤い色素を使い果たしてしまうのだ…と、悪い冗談を考えつつ見上げました。きれいな紅葉を期待したのに、がっかりです。
ただ、肩透かしのお詫びのように、チャンチンも「小葉と葉柄の時間差離脱」タイプであることを見せてくれていました。まるで小枝のように立派な葉柄も、これから本当の枝を順次離れていくことでしょう。
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さて、これ(↑)は去年の春(4月14日)に撮ったのに出し損なっていた画像です。まるで季節を間違えたかのような葉の色は、若葉を紫外線から守る役目でしょう。この時点から1カ月経つ(2012年記事)と、葉が緑みを増しています。
ということで、チャンチンのことをいくらかわかったかと言うとまだまだで、肝心の花を見ていません。花と樹皮が香るから香椿(チャンチン)というこの木の核心はつかめないまま(樹皮では香りを感じられず)で、次の夏こそ!と毎度の決意です。

<写真の追加> じつは来夏まで待てない不安が、上の記録には二つありました。一つはチャンチンは本当にあまりきれいに紅葉しないのか、もう一つは本当に樹皮は匂わないのかということです。
当然ながらきのうの記事とは別の場所のチャンチンを訪ねました。結果、二つの不安は解消で、葉色の変化はやはり冴えず、樹皮はちっとも香りませんでした。
…という記録だけでは悲しいので、ついでながら葉痕を写してきました。だがしかし、それはタラほど豪華でもなく、ニワトコほどユーモラスでもなく、やっぱりちょっと悲しい結果でした。(2017年12月10日)
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過去のきょう 2016 エンジュ 2015 ヒメタイサンボク 2014 トウカエデ 2013 コナラ 2012 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアヌス) 2011 カラスノエンドウ 2010 イロハモミジ 2009 メタセコイア 2008 アオハダ 2007 ケヤキ 2006 サンダーソニア 2005 サンシュユ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

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12月7日(木) アズサ

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「ミズメとアズサは別物説」の続編です。いや、「説」などとするのはおこがましくて、素人がいったいどこまで突っ張れるものかの記録としておきましょう。
黄葉の様子は先月載せたミズメを思い出させます。ただ、こちらには果穂は見つからなくて残念でした。悔し紛れに構図に入れた幹に赤土色(アズサの特徴)を感じたというのは勝手な強弁です。この色問題は、アズサと思うもの・ミズメと思うものの両方を、樹齢やその日の光線具合などをそろえて比較するまで持ち越しです。
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そこで今回の注目点は鋸歯です。先日のミズメの葉は、不規則ではあるものの重鋸歯ではないと判断したのに対し、今回の葉は一つの刻みが複数の尖りを持っているように思える部分が目立ち(特に一番手前のもの)ます。
…と思う一方で、こんなことはサンプリングの仕方でどうにでもなりそうという不安は尽きません。すべての葉を比較するなんて無理なことはあきらめるとして、それに代わるくらいのフラットな気持ちで「ミズメとアズサ」を追いかけるつもりです。

過去のきょう 2016 カイノキ 2015 カナクギノキ 2014 イヌザンショウ 2013 ムラサキシキブ 2012 ヤマコウバシ 2011 メキシカン・マリーゴールド(レモンジェム、レモン・マリーゴールド) 2010 アカガシワ 2009 ウシハコベ 2008 コハウチワカエデ 2007 ギヌラ・パープルパッション 2006 ヤマハゼ 2005 ストック 2004 イチョウ

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12月5日(火) コヤスノキ

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ちょうどひと月前、まだ青くて硬い実を見て、それが割れるタイミングを「半月後」と予測しました。この殻の干上がり具合からして、それは正解だったようです。
ただ、徘徊老人にもなかなか都合というものがあって、超レアなこの木があるこの場所に足が向きませんでした。ドキドキしながら駆けつけて、こんな大正解のシーンを得られたのだから、もう大感激&大興奮、ヨッシャー!です。
今年たった3回訪ねただけで、花を撮り、膨らんだ実をチェックし、輝く真っ赤な宝石まで写せたなんて、最高の僥倖でした。今年の運はこれで使い果たしたでしょうけれど、なあにあと少しすれば新しい年の運が来てくれるはずです。

過去のきょう 2016 アメリカハナノキ 2015 アブラチャン 2014 ツタ(ナツヅタ) 2013 フユザンショウ 2012 バンジロウ 2011 カラミンサ 2010 デンジソウ 2009 コンテリクラマゴケ 2008 チドリノキ 2007 ヒメリンゴ 2006 ツルリンドウ 2005 ナンテン 2004 ネリネ

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12月3日(日) ヒイラギ

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おととい、セイヨウヒイラギを載せて、じつはそこでふつうのヒイラギの実にも触れようと考えました。ところが「おっと!」、ヒイラギの実を撮影していません。
過去3回の登場は、蕾状態が1回と開花状態が2回、それぞれでシツコイほどに葉の形にはこだわっているものの、実を気にした様子は皆無です。かつ、ヒイラギが雌雄異株であることには気づいていなかった雰囲気ありありです。
そこであらためてヒイラギの雌株(両性花)を撮影です。庭木としては花つきの良い雄株が好まれるため、雌株には少し巡り会いにくいはずなのに、ふだんの精進のせい(笑)で、たやすく目の前に現れました。
2本の雄シベを従えて緑の子房から突き出た柱頭が、「夏にはちゃんと実を写しに、ここに来なさいよ!」としたり顔で釘を刺してくれました。

<雄株写真の追加> 上の両性花の写真と比べると、雌シベの痕跡らしきもの(緑色の尖り)をつけた花はあっても、それが長くのび出したり、付け根に子房を備えるものがありません。これが雄花(雄株)です。
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別の場所の雄株(↓)です。同じように、2本の雄シベに挟まれた場所に小さな尖りはあっても、それが長くはのびず、もちろん柱頭がありません。
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念のためもう一本、別の場所の雄株(↓)です。これは立派な長屋門を構えた農家の門前にあった古木です。こちらも、雌シベの痕跡のような緑みは認められても、それが突き出たものはありません。
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なお、この木は古くて大きい(樹高3m以上)のに、葉にはもれなく棘(写真右上方)がありました。古木になると葉が丸くなるというのは、必ずしもすべての木に当てはまることではない可能性があります。

過去のきょう 2016 ハナノキ 2015 サワフタギ 2014 トサミズキ 2013 ハゼノキ 2012 アメリカマンサク 2011 ルドベキア・プレーリーサン 2010 アカメガシワ 2009 フウトウカズラ 2008 タカノツメ 2007 アカカタバミ 2006 スギナ 2005 ナンキンハゼ 2004 ダチュラ

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12月1日(金) セイヨウヒイラギ

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12月に入った途端にクリスマスホーリー(流通名)を持ち出すとは、我ながらあざとい所業です。ただ、本当に丁寧に手入れされた木で、あと3週間も待ったら、この美しさに陰りが出てしまうことを心配したのが掲載の舞台裏です。
今回のこのいかにも園芸品という姿に比べると、前に取り上げた1本はかなりワイルドな状態でした。もちろん、セイヨウヒイラギが日本の野山に自生することはなくても、もしかして鳥がこんな場所に種を運んだかと思うに十分な姿でした。
そんな前回の木は大きくて、古い枝には棘の少ない丸っぽい葉もあるのに対し、今回の木はまだ若く、すべての葉が尖っています。こうして異なる状態の木を見ることができたおかげで、類似の渡来品(アメリカヒイラギシナヒイラギ)との見分けについてほんのわずかだけ自信らしきものが芽生えてきました。

過去のきょう 2016 トチノキ 2015 アオキ 2014 カラタチバナ 2013 カカオ 2012 イタビカズラ 2011 ムラサキセンブリ 2010 カンレンボク 2009 コウヤボウキ 2008 イブキジャコウソウ  2007 クヌギ 2006 イヌツゲ 2005 マユミ 2004 ランタナ

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11月29日(水) ヒゼンマユミ

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自分の1カ月なんてどうということもなくノッペッラボウなのに比べると、ヒゼンマユミにとってのこの時間は貴重なものでした。実の形がほぼ完成形にまで近づき、色もはっきりと黄色みを感じさせるようになっていました。
おかげで、1カ月前には「今年は裏年か」と心配した稔り具合がそれほど悪くない枝も見つかりました。ただ、どの枝もこうなのではなく、やはりチラリホラリしか姿を認められない枝もある…というか、そちらが多数派なのです。
さて、山場はここからの1カ月でしょう。1月の末では赤い種が失われていたこと、そして今の色づきがさらに進む頃合いを考えると、どうやらX’masあたりがXデーと予測を立てました。果たしてそのとき、己の眼力の無さを棚に上げて「わーいっぱいじゃん」と喜ぶか、「やっぱり裏年か」と心配的中を喜ぶか、困った喜びの二択です。

過去のきょう 2016 ツタ(ナツヅタ) 2015 サワグルミ 2014 シリブカガシ 2013 マテバシイ 2012 アルテルナンテラ(アキランサス、テランセラ) 2011 ドラゴンフルーツ(ヒモサボテン、ピタヤ) 2010 オオモミジ 2009 センニンソウ 2008 マムシグサ 2007 ヒサカキ 2006 タチバナ 2005 ベニバナボロギク 2004 スイセン

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11月27日(月) ネズミサシ

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見上げても先端が見えないほど大きなネズミサシに出会って、昔の記事を思い出しました。あのとき取り上げた木は背丈より少し高いくらいの若木でした。それも、細い脇道にそれる角にその木はあって、まるで自分がネズミになったみたいに棘をよけながらそこを通り抜けた記憶が鮮やかです。
そんな皮膚感覚で知識を得た木が、今度は手の届かない遠さでその本来の大きさを教えてくれました。ヒノキ科なので大きいのは当たり前だなぁと思ったら、ビャクシン属でした。それならこの刺々しさもおかしくないか、と合点です。

過去のきょう 2016 フウリンブッソウゲ 2015 コウジ 2014 ハマビワ 2013 メギ 2012 アマチャヅル 2011 サクララン 201 アオハダ 2009 カミヤツデ 2008 アカネ 2007 オキザリス・バーシカラー 2006 シャクチリソバ 2005 コブクザクラ 2004 イネ

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11月25日(土) ミズメ

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あ、きれい!と見上げた黄葉を背景に、ゲジゲジ虫がいました。初めて見つけたミズメの果穂です。とてものことに手が届かない高みにあるのが涙です。
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さて、これをミズメだとするための証拠品です。ミズメとアズサは同じとする考えが多いなかで、別物だと思っていた方が楽しいだろうという浅慮がどこまで続くやら、この葉も別物説の根拠の一つです。不規則な重鋸歯ならアズサ、それが認められなければミズメ(牧野図鑑)ということで、さてこの写真は?
鋸歯のリズムが乱れているところはたしかにあって、これを「不規則な重鋸歯」というのかどうかが不明です。図鑑類に図示されている重鋸歯は一つの鋸歯の山が入り組んでいるので、この程度の乱れはただの鋸歯と考えました。
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すでに葉を落とし切った枝もあり、そこには春を待ち受ける雄花がありました。その元側には葉と雌花を含んだ冬芽もあって、ここが割れて出る雌花の数もまたミズメとアズサの見分けポイントになるはずです。
問題は望遠レンズ目一杯でしか写せないこの高さで、来春にはうまく細部を写せるか、はたまたもう少し「親切な」枝に出会うことができるか、♪浅慮は続くよ、どこまでも~と元気に歌いながら、野歩きを続けることにします。

過去のきょう 2016 ギンツノサンゴ 2015 ハクサンボク 2014 ケヤキ 2013 ニッサボク 2012 オギ 2011 オンシジューム 2010 ヘラノキ 2009 サカキ 2008 ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク) 2007 カワヤナギ 2006 ナツハゼ 2005 カマツカ 2004 サネカズラ

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11月23日(木) オオバナアリアケカズラ

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自分の花びらの重さに難儀して、ドッコラショと咲いている感じです。縦だと測りにくいので横経で言うと、ふつうのアリアケカズラの花の倍(10cm)はあります。
アリアケカズラの学名がAllamanda catharticaであり、一方、このオオバナはその学名に‘Hendersonii’が付加されているので、園芸開発されたものとわかります。前に撮った「ふつう」だと花と葉が同じ大きさなのに、こちらは花だけがサイズアップされた結果、葉が相対的に小さく細く見えてしまいます。
このAllamanda類は、原産地の熱帯だと通年開花すると言います。こんな目立つ花を毎日見るのはかなわんな…という淡泊系日本男児は、大温室でごくたまに鑑賞させていただくだけで十分で、早々に寒風の屋外に戻ったのでした。

過去のきょう 2016 エンコウカエデ 2015 シラカンバ 2014 ウオトリギ 2013 ムクロジ 2012 カラスノゴマ 2011 サンジャクバナナ 2010 オウゴンカシワ(ナラガシワ) 2009 ラクウショウ 2008 キカラスウリ 2007 シロウメモドキ 2006 ツルウメモドキ 2005 キカラスウリ 2004 ハクサイ

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