4月26日(水) 原種チューリップ

170426tulip単純明快な美しさに拍手です。小股の切れ上がった美人さんが、チューリップの世界にもいることを知りました。(品種名:ペパーミントスティック)
そこで単純明快に喜んでおけばかわいいのに、なるほどねーと余計なことを考えるのが辛気くさい爺さんの困ったところです。チューリップの花びらは6枚だけれど、じつは外側3枚は萼(外花被)なのだということが、これほどハッキリわかる種類は珍しいのではあるまいか、と膝を打ってしまうのです。
などと言うと、かつて掲載した突然変異の不思議物体は、葉?花びら?それとも萼?…ハッキリしろよ!となります。そうは思うものの、どう見ても不思議は不思議で、世のなか、単純明快だけではないことを痛切に思い知るのです。

過去のきょう 2016 タヌキラン 2015 クリンソウ 2014 オオデマリ 2013 ヤマブキソウ 2012 クヌギ 2011 ヤマシャクヤク 2010 サラサモクレン 2009 トウグミ 2008 カラスムギ 2007 ルイヨウボタン 2006 イヌザクラ 2005 ホタルカズラ 2004 ムクロジ

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4月24日(月) ナガハシスミレ

170424nagahasisumire山というほどでもないけれど、見晴らし台に出たら麓の市街地を鳥の視線で俯瞰できました。登る途中にはタチツボスミレが咲いていたので、これを見たときも危うく見過ごしてしまうところでした。雰囲気は両者そっくりです。
ただし、節穴の目にもはっきりわかるのは、その長い距です。まさにナガハシ(長嘴)で、背丈や葉がどんなにタチツボに似ていても、見分けは簡単です。
その距は、おおむねまっすぐなのに、なかに不自然に曲がるものがあります。途中から、あるいは先だけ、急にグイッと向きを変えたものが、この株にもいくつか紛れています。人間でも、この程度の割で臍曲がりがいるよね…と共感しました。

過去のきょう 2016 コチャルメルソウ 2015 チョウジソウ 2014 トネリコ 2013 ジュウニヒトエ 2012 コナラ 2011 ヤマブキソウ 2010 フサザクラ 2009 ゴマギ 2008 マルバアオダモ 2007 ヒメウズ 2006 シラユキゲシ 2005 モッコウバラ 2004 タケノコ

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4月22日(土) ニリンソウ

170422nirinsou見上げて真っ白だったのがきのう(エゾノウワミズザクラ)なら、きょうは見下ろしたら真っ白だったという図です。木の間隠れに群れ咲くニリンソウです。
「夜目遠目笠の内」なんていう、女性を小馬鹿にする表現に倣(なら)えば、ありふれたニリンソウも、こうした見方によってちょっとは絵になった気がしました。
実際、仲間のイチリンソウの群生を写したときはけっこう感激したし、花どきはもちろん、葉が展開し出すところまでここに載せているのに、ニリンソウはようやく二度目の登場です。しかも「夜目遠目木の間越」扱い…どうしてそんなにニリンソウに冷淡なんだろうと考えてみたら、それだけあちこちで見やすいことに気づきました。
ニリンソウを見てそれほど喜ばなくてもいい時代が戻ったとすれば、これはなかなか喜ぶべきことなのだろうと独り合点しています。

過去のきょう 2016 ホザキノイカリソウ 2015 ツボスミレ(ニョイスミレ) 2014 フジモドキ(チョウジザクラ、サツマフジ) 2013 オドリコソウ 2012 オウゴンカシワ(ナラガシワ) 2011 トキワマンサク 2010 ウコン(鬱金桜) 2009 ゲッケイジュ 2008 ムベ 2007 オキナグサ 2006 ブルーベリー 2005 サクラソウ 2004 ナシ

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4月20日(木) ナルコユリ

170420narukoyuri捩れて展開する特徴のおかげで、ナルコユリの歯裏が白いことをあらためて確認できました。秋、実が黒くなりかけたころ、裏を見せた葉も写し込んでいたのに、悲しいかな、意識はそこに行っていませんでした。いつもの反省です。
そして、実の赤ちゃん! こちらはブランニューです。初めてみました。うーむ、かわいいけれど、なにやらタヌキのフグリに見えなくもなくて、笑えます。これが咲くまであと40日くらいでしょうか。わりとじっくり派の蕾なのでした。
さらに、茎の丸みが目立ちます。陽光を撥ね返した艶めきが官能的にきれいです。花や実を支えているときは脇役で控えめですから、今ごろや冬のさなかの美しさには、精一杯の拍手を送ってあげようと思います。

過去のきょう 2016 エンコウソウ 2015 カテンソウ 2014 ミツバアケビ 2013 サクラマンテマ 2012 ワビスケ(紺侘助) 2011 ヤマコウバシ 2010 サネカズラ 2009 サトザクラ 2008 ヤマフジ・昭和紅 2007 ヒメフウロ 2006 タチイヌノフグリ 2005 カロライナジャスミン 2004 ナノハナ

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4月18日(火) オクノカンスゲ

170418okunokansuge転校生を紹介する先生が、「奥野勘助くんです」と言ったら、奥野くんが「いえ、カンスゲです」と言ったとか言わないとか…。ついバカを言いたくなる名前です。
ただし、奥とは言ってもそれほどの奥地に生息するわけではなく(今の時期はまだ光線が届きやすい落葉樹の下が好きみたい)、ふつうのカンスゲよりもこざっぱり(花穂がきれいで、葉色も明るい)とした見かけです。
花茎の上につくモップが雄花で、その下に出る緑のガシガシ棍棒が雌花です。そして、葉の断面がM字型(ふつうのカンスゲはV字型)という違いもあります。果たしてこの葉も笠作りに使ったものか、まだ調べ切れていません。

過去のきょう 2016 ブルンネラ 2015 イヌノフグリ 2014 カシワ 2013 キケマン 2012 シダレヤナギ 2011 シラカシ 2010 コクサギ 2009 ハボタン 2008 シモクレン 2007 ホオノキ 2006 イロハモミジ 2005 ツルニチニチソウ 2004 モクレンとコブシ

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4月16日(日) ホソバヤブレガサ

170416hosobayaburegasa先日吹いた春の嵐のせいか、破れた傘がほぼ骨だけです…という悪い冗談は止めにしても、ふつうのヤブレガサよりも葉に厚みがあって、本当に骨みたいです。
この骨張った葉がどの辺までふくよかになるのか、はたまた花はどんな具合なのか、このあとの展開に期待が持てます。ところが、この骨々くんの生まれは韓半島から中国東北部あたりで、日本に自生はないようです。
植栽されているものも初めて見ました。わりと珍品ではあるので、ときどき思い出しては様子をチェックできたらいいなあと考えています。

過去のきょう 2016 ヒトリシズカ 2015 ゴウダソウ(ルナリア) 2014 ササベザクラ(笹部桜) 2013 チゴユリ 2012 コブクザクラ 2011 キクモモ 2010 ウラシマソウ 2009 ザゼンソウ 2008 アオキ 2007 カーネーション 2006 ツルニチニチソウ 2005 ハタザクラ 2004 ハタザクラ

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4月14日(金) ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ(シラー・カンパニュラータ)

170414hyacinthoides近所の土手が真っ白でした。去年までは気づかなかったけれど、この蔓延(はびこ)り具合だと、何年かはここに住み着いているみたいです。
感じからしてシラーだろうし、カンパニュラ(鐘)とかいうだろうと思って調べたら、ズバリ正解で、シラー・カンパニュラータでした。ところが、シラーに分類されていたのは昔の話で、今はヒヤシンソイデス属なのでした。100点が50点です(涙)。
きれいな見かけによらず、寒さに強くて、よく増えるし、掘りあげもいらないというタフな性質だそうです。植えてくれた人の親切心もわからないではない反面、こうして「危ない」ものが勢力を拡大するのは困りもので、ささやかにハムレットです。

過去のきょう 2016 ムサシアブミ 2015 カキドオシ 2014 ハシバミ 2013 コスミレ 2012 レンギョウ 2011 スギ 2010 サルトリイバラ(サンキライ・雌花) 2009 オオイワウチワ 2008 ハナノキ 2007 ムレスズメ 2006 コオニタビラコ 2005 アケビ

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4月12日(水) ツクシスミレ

170412tukusisumireわざわざ当てたスケールよりも、散った染井吉野の花びらと比べれば、このスミレの小ささがわかります。無粋なことをしたものです。
無粋ついでに、花を嵌め込み写真にしました。どうにも「ふつう」の葉っぱ型で、あまりスミレらしくないそれに、ついピントを当ててしまったせいです。
名前のとおり、九州(や沖縄)がテリトリーで、写真のものは植栽品です。したがって、近くの野山で見かけることはないのだからスルーしようと思ったのに、ついつい、「らしくない」葉に惹かれて、ここに掲載してしまいました。

過去のきょう 2016 サルオガセ 2015 ヒイラギソウ 2014 クロモジ(雌花) 2013 ヒトリシズカ 2012 ユキヤナギ(ピンク) 2011 アマナ 2010 エンレイソウ 2009 ホソバアカメギ 2008 クレマチス・白万重(しろまんえ) 2007 プリムラ・マラコイデス 2006 アンスリウム 2005 ハナカイドウ

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4月10日(月) ハボタン

170410habotan並んだハボタンが、まるでベルサイユの舞踏会のようです。と書きつつ、少し前まで、薹の立ったハボタンなんてだらしないと思っていた自分に苦笑です。
振り返ってみれば、いつの間にか、スーツ姿でもネクタイなしが当たり前になって、それこそひと昔前にはそんな姿はだらしなくて、まるで浮浪者のように見えて仕方ありませんでした。馴化というのは恐ろしいもので、このごろは自分でも仕事帰りにはシュッとネクタイをはずしてみたり…。
いつか遠い将来、斜陽国となった日本の学者が、「我が国の堕落はあの時代のクールビズから始まった」と分析することなどないことを祈ります。

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4月8日(土) ウラシマソウ

170408urasimasouその花盛り(?)時期には二度登場しているウラシマソウを、少しばかり早い時期に見つけました。例の長~い付属体を自分に巻き付けていて、なんだか、へその緒が絡んだ赤ちゃんみたいです。大丈夫かな? うまく展開できるの?
そして、花どきには注目することのなかった茎にも注目です。じつに堂々とがっしりした造りです。このごろの人間さまは体幹の大切さなんて言うようになったけれど、なんの、浦島さんはそんなこと、とうに承知でした。
染井吉野が満開になる季節、いろいろなところに春があふれます。

過去のきょう 2016 ホウチャクソウ 2015 マルバスミレ 2014 バイカシモツケ(リキュウバイ、ウメザキウツギ、マルバヤナギザクラ) 2013 ユーフォルビア・ラクテア 2012 カツラ(雌株) 2011 ワビスケ(数寄屋)  2010 ジロボウエンゴサク 2009 シロバナアケビ 2008 ヤマザクラ 2007 バイモ 2006 ムシクサ 2005 ヒサカキ

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