5月26日(土) ヒナゲシ(ポピー)とシャーレーポピー

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つい先日の新聞(地方版)に「秩父高原牧場でポピーが見ごろ」という記事が出まして、グサッ! 先月、アイスランドポピーを載せたとき、ふつうのポピーはすいぶん昔、冴えなくて小さな写真を蔵の方に入れたままだったことに気づいたのです。
「ヨーシ、秩父に行くか」と下調べを始めたら、そこに咲いているのはシャーレーポピーだとわかりました。知らない名前です。ポピーの園芸品種だそうで、ポピーではあってもポピーではないものを、わざわざ秩父まで…、意欲は萎みました。
で、1,500万本が乱れ咲く「天空のポピー」の代わりに、近場で「ちゃんとしたふつうの」ポピーを撮影(↑)です。たまたま真っ赤な一重でした。もちろん、昔の写真にあるとおり、オレンジや黄色や白もあるし、軽い八重咲きもあるようです。
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そしてこちらが問題の(笑)シャーレーポピーです。南欧で作出されたもので、件の牧場に限らず、いまやポピーと言えばこれ!という勢いです。
こちらも一重・八重ありの各色・覆輪咲きまでありで、「ふつう」との区別は「ちょっと派手かなぁ」くらいです。いまのところ、植えた人が添えてくれた名札が頼りという情けない状況で、なにか決定的見分けポイントがないか、学習中です。

過去のきょう 2017 ウワバミソウ  2016 カワラサイコ  2015 ウサギノオ(ラグラス)  2014 シナユリノキ  2013 オヤブジラミ  2012 ヤブデマリ  2011 アカマツ  2010 ギョリュウ  2009 マユミ  2008 イワカガミ  2007 ネメシア  2006 ワジュロ  2005 スイカズラ  2004 キョウチクトウ

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5月24日(木) ヤシャゼンマイ

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上が4月22日、下が5月17日、それぞれまったく別の場所で撮りました。撮影環境が大きく異ったので写真の感じはだいぶ違っても、被写体のコンディションからは1カ月の時間差がそれほど感じられないところがポイントです。
つまり、この姿を安定して楽しめるということは、山から持ち帰る不心得者も出やすいわけで、どうにかして自然に留め置きたい美しいシダです。名前についたヤシャは夜叉(仏法の守護神の一)のことでしょうに、我と我が身を守る力はありません。
水辺が好きで、ふつうのゼンマイよりも葉が細身なのは流れが氾濫したときに水圧をかわすためと考えられています。ところが水辺を離れても暮らせる強さがあって、そのために野辺から消えて鉢植えにされる運命につながります。
きれいとか強いとか、人間だったらうらやましがられるであろう美徳も、草木にとっては逆に作用する不利な条件だなんて、考えたくはないことです。

過去のきょう 2017 カキツバタ(斑入り)  2016 アスパラガス  2015 ヤブヘビイチゴ  2014 クロジクアジサイ  2013 フランスギク  2012 カジイチゴ  2011 ノイバラ  2010 コウモリカズラ  2009 オトメユリ  2008 ネズミムギ  2007 ブラシノキ  2006 トキワツユクサ  2005 カルミア  2004 センダン

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5月22日(火) ミカワバイケイソウ

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望遠目一杯でも細部をとらえられません。邪魔しているのは足下のぬかるみで、歯ぎしりする思いの一枚です。お出かけ先で軽装備だったことが祟りました。
そして、撮るときも帰宅してからも、頭のなかは?マークの行進です。この付近では、以前アオヤギソウを写しているので、最初はその線で考えました。しかし、大きなモニターで見れば、すぐにその可能性は消えます。もしやバイケイソウと疑ってみても、あの豪華ド・ドーン咲きとはあまりに佇まいが異なります。
それでも、その二者を考えたことが手がかりになり、ミカワバイケイソウという名前に辿り着きました。その前に候補となったコバイケイソウに比べると、「花柄が長くて花つきが散漫、葉が細い」などの特徴がミカワバイケイソウに該当します。
気になるのは撮影地が三河とはあまりにかけ離れた宮城県山中だったことです。あとで赤っ恥をかくことはしっかり覚悟の上で、エイヤッと掲載です。

過去のきょう 2017 サクラマンテマ(フクロナデシコ、シレネ・ペンデュラ)  2016 ウマノアシガタ  2015 イヌガラシ  2014 バリバリノキ(アオカゴノキ)  2013 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア)  2012 ハチク  2011 サクラバラ  2010 タチバナ  2009 ショウブ  2008 クヌギ  2007 ノースポール  2006 ニオイシュロラン  2005 ニオイバンマツリ  2004 ユスラウメ

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5月20日(日) キバナカイウ(カラー・エリオッティアナ)

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色合いがいいし、形がお洒落です。キバナカイウと呼ぶとちょっと興ざめなので、エリオッティアナという品種名をがんばって覚えてあげようと思います。
かつてふつうのお庭水辺と、性質の違う場所でそれぞれカラーを見かけてわけがわからなくなったことがありました。それがいまは余裕でエリオッティアナを眺められるのは、カラーには畑地性と湿地性の2タイプがあることを知ったからです。もちろんこのエリオッティアナは前者で、鉢植えにしてふつうに育てられていました。
どうやらこのエリオッティアナは葉に斑(ふ)が入る特性があるようで、葉脈に沿って白い点々が並びます。ふつう、斑と言えばそれこそ斑(まだら)模様のはずなのに、几帳面そうに並んだこの白点は理知的に見えるので気に入りました。

過去のきょう 2017 ホソバヒナウスユキソウ  2016 オヘビイチゴ  2015 ハタケニラ  2014 ホオベニエニシダ  2013 コチョウラン  2012 セイヨウサンザシ  2011 ケヤキ  2010 ハグマノキ  2009 アオダモ  2008 ヤブジラミ  2007 カルセオラリア  2006 ツルウメモドキ  2005 トベラ  2004 カキノキ

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5月18日(金) オカタツナミソウ

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ドクダミに覆われそうになりながらも、健気に咲いていました。茎の下の方に葉が見えないのは、こんな環境下で徒長したのではなく、もともとがこんなつき方(根もと側には小さな葉しかつかず、茎の上側で対生)なのです。
これがふつうのタツナミソウとの大きな違いです。あと、立浪トリオの末弟(注)と言えるコバノタツナミよりは草丈や葉のサイズが大きいので、迷うことはありません。
とは言え、これからのドクダミとの競争は心配です。ただ、こうしてここに育っているということは、多年草のしぶとさでもあるし、ひょっとしたらうまく種を実らせ散布しているのかもしれません。今後の暮らしぶりに興味津々です。

<補注> シソ科タツナミソウ属はこの3種に限るわけではなく、さまざまなタツナミソウがあり、ナミキソウの仲間もこの属に含まれます。

過去のきょう 2017 タテジマフトイ  2016 ケキツネノボタン  2015 キクノハアオイ  2014 バイカウツギ  2013 温帯スイレン  2012 ニガキ(雌花)  2011 ウラジロノキ  2010 コメツブツメクサ  2009 サンショウバラ  2008 チングルマ  2007 スノーキャップ  2006 オオバコ  2005 サラサドウダン  2004 アヤメ

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5月16日(水) コンロンソウ

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やや湿り気のある場所が好きな野草です。名前の由来は不明というのが図鑑的な見解でも、素人がパッと見で、「そりゃ崑崙山の雪でしょ」と思う姿です。どだい、図鑑類だって漢字には崑崙を当てているわけで、そうかなとは思いながらも出典がないものは「不明」とせざるを得ないのが学者さんのつらさです。
その「雪のような」花をよく見れば、これがアブラナ科タネツケバナ属であることを納得せざるを得ません。丈は膝を超えるほどあるし、葉はまるでキョウガノコを思わせる美しさのくせをして、道端の草の仲間というところに親しみを感じます。

<補注> 名前的に紛らわしいコンロンカはこちらです。

過去のきょう 2017 口紅シラン  2016 オオバウマノスズクサ  2015 キツネアザミ  2014 コハウチワカエデ  2013 コヒロハハナヤスリ  2012 カマツカ  2011 カジノキ  2010 ハクウンボク  2009 ジャケツイバラ  2008 コトネアスター  2007 ヒメヒオウギ  2006 カンボク  2005 ホオノキ  2004 ホオノキ

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5月14日(月) 野沢菜

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信州飯山からどっさりの山菜が届きました。なかでも写真の4種は、おいしさへの期待もさりながら、ブログ素材としてうれしいものでした。
まずは野沢菜です。あのお漬け物は、こんな素朴なアブラナ科の一員から作られるのでした。葉身と葉柄が長くて、けっこうカラシナに似ています。
次席は根曲がり竹でしょう。これを素焼きにしたものが3~4本載ったお皿が、飲み屋さんではいいお値段がします。さて、ウチではどんな姿になることやら。
そしてヒラタケです。エリンギと同じ属になるので、傘よりは軸がポイント…ということはあとから知りました。無知とは悲しいことで、傘がヒラヒラ笑っています。
最後は独活で、袋には「山ウド」とありました。ウドと山ウドには区別がないそうで、これで過去記事の開花の様子と可食部の様子がつながりました。
ほかにはセリタラの芽、クレソンが荷物に入っていて、天ぷらやお浸しだけでは食べ切れない量です。たぶん、おニューのタブレットでレシピを研究し、ウチの奥方が日持ちのするアテを作ってくれるのでは、と期待しています。

過去のきょう 2017 メキャベツ  2016 トウダイグサ  2015 ゲウム(セイヨウダイコンソウ、ベニバナダイコンソウ)  2014 ベニウツギとタニウツギ  2013 シライトソウ  2012 アメリカアサガラ  2011 アオハダ  2010 コンニャク  2009 ギシギシ  2008 オオカメノキ  2007 ヤセウツボ  2006 タラヨウ  2005 ゼニアオイ  2004 エゴノキ

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5月12日(土) ツメクサ

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継ぎ目の王者・ツメクサです。舗装の隙間を埋めている草の7割はこれなんじゃないかと思うくらいで、地味でも「自分の生活圏」をしっかり確保しています。
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ツメクサと聞いてふつうに思い出すのはいわゆるクローバーの方で、あちらは漢字だと詰草です。対してこちらは爪草で、葉の形が鳥の爪のようだからと一般には言われます。ただ、切った爪の屑みたいという異説もあって笑えます。
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もちろん、ふつうの地べたが嫌いなわけではなく、踏みつけに遭わなければ10cm前後には立ち上がります。ただ、そうしてヌクヌク育つ爪草はどことなく間が抜けて見えて、ギリギリの環境下で身を寄せ合う姿に美を感じてしまいます。

過去のきょう 2017 キエビネ  2016 コウヤワラビ  2015 ヘラオオバコ  2014 マルバウツギ  2013 アジュガ・レプタンス(セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ)  2012 チャンチン  2011 ハクウンボク  2010 オオカワヂシャ  2009 タラヨウ(雌花)  2008 オトコヨウゾメ  2007 アメリカフウロ  2006 カラマツ  2005 ヤマボウシ  2004 カナメモチ

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5月10日(木) ヤガミスゲ

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牧野博士によると「あたかも金平糖」だそう(花穂の姿)で、図鑑にこういう記述があるととても親しみが湧くし、記憶しやすくなります。
ところが、その記憶したい名前の「ヤガミ」が問題で、「地名と考えられる」とはしていても、それが具体的にどこかの言及がありません。それどころか、ヤガミという音を充足する漢字には、矢上を筆頭に八神・矢神・弥上・八上などがあり、ちょっと特殊になると山神や岩神と書いても「やがみ」と読む始末です。
そんな「やがみ」が日本全国に点々と散らばっていて、このスゲの本拠地はさっぱり特定できません。水気を好むという特性も、分布は全国にわたるので、あまりにも茫漠としたプロフィールにしかなりません。
要は、自分にわかるのは「金平糖」だけという情けない話です。とは言いながら、この金平糖から白いヒゲ(柱頭)が出たり小さな葯がこぼれたりするのをこれから眺めているうちに、ヤガミスゲという名前を丸呑みしたいものと目論んでいます。

過去のきょう 2017 ヤマドリゼンマイ  2016 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)  2015 トコナツ  2014 ジングウツツジ  2013 アレナリア・モンタナ  2012 トラフクロマツ  2011 マメヅタ  2010 モッコウバラ(白八重)  2009 チャイブ(セイヨウアサツキ)  2008 シャリンバイ  2007 ウスバサイシン  2006 セッコク  2005 コデマリ(八重)  2004 オオムラサキ

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5月8日(火) ヒメイズイ

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終わった花のなかには青い実が潜んでいて、アマドコロと同じしくみであることがわかります。ただ、茎が斜めに撓うアマドコロに対し、こちらは草丈が小さく(15~30cm)て直立するので、雰囲気からしてずいぶん差があります。葉が小判型であるところも、ほかのこういう系統の草類とは一線を画します。
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こちらは花が開く前の様子です。なんて大きな手なんだと自分で呆れつつ、これの方がスケール写し込みよりもずっとわかりやすいと自画自賛です。
で、文字化け防止のためにこの写真に貼り付けた漢字が「いずい」です。アマドコロの漢名だそうで、どうしてこういう「ちょっと違うもの」にはわざわざむずかしい名前を持ち出すのか、やけに腹立たしいことです。
サンカヨウしかり、マルバオウセイしかり、ニオイカントウなんてのもありました。こういう教養の垂れ流しは、この世界の一種公害ではあるまいかと憤激するフリをしながら、「へへ、いっぱい覚えたぞ」と目尻を下げる爺さんでした。

<補注> 花が開いた様子はこちらです。

過去のきょう 2017 ペチコート水仙  2016 トガクシショウマ  2015 クジャクシダ  2014 ハナエンジュ(バラアカシア)  2013 ツタバウンラン(ツタガラクサ)  2012 クレマチス・アーマンディ  2011 カジノキ  2010 ハイノキ  2009 ツボスミレ(ニョイスミレ)  2008 イヌガヤ  2007 ヒイラギソウ  2006 リムナンテス  2005 アサツキ  2004 ウツギ

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