11月20日(火) コヤブラン

181120koyaburan
なんともショボい眺めでした。花盛りから2カ月、けっこう期待して再訪してみたのに、コヤブランには思いっきり裏切られました。
いや、わずかに残った実が真っ黒だったなら、完熟したものが穂から落ちてしまったのかと納得できるのです。しかし、穂に残る幾粒かはまだまだ緑色です。とてものことに、完熟&落果というプロセスは考えられません。
これで、「コヤブランの実がきれいなところを見たことがない」という自分の記憶は間違っていなかったことは証明できました。しかし、ふつうはこうして裏付けがとれればうれしいはずなのに、どうにも心が弾みません。同属のヤブランは遅くまで野を飾ってくれるというのに、まったく愛想のない仲間もいたものです。

過去のきょう 2017 ソバ 2016 ディコリサンドラ・ティルシフローラ 2015 オミナエシ 2014 ウバユリ 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 ナンキンハゼ 2011 メグスリノキ 2010 キチジョウソウ 2009 イワニガナ(ジシバリ) 2008 チシャ(レタス) 2007 オキザリス・フラバ 2006 レンギョウ 2005 ツリバナ 2004 チャノキ

| | コメント (0)

11月18日(日) エボルブルス(ブルーコーラルとアメリカンブルー)

181118evolvulus
息長く咲き続ける花で、植えっぱなしの花壇向きです。そろそろ厚手のジャンパーでも羽織ろうかというこのごろでも、花はけっこう賑やかです。
050813american_blue
そしてこちらは8月中旬の様子です。さらに遡ればゴールデンウィークのころには花を見かけます。じつに半年以上も花を咲かせ続ける強者です。
ところでこの2枚の写真は感じが微妙に違います。上のものは株に立ち性があってツンツンしているのに対し、下のものは茎が匍匐しています。花びらも、前者はキリッと引き締まった感じなのに比べ、後者はゆるりと優しげです。
この違いはエボルブルスの園芸品種としての差で、立ち性のあるものはブルーコーラル、匍匐性の方はアメリカンブルーです。ほかにはブルーデイズというのがあって、性格は今回の二つの中間のようです。どこかで見かけたとして、それと気づかずにいたかもしれず、これから青い花を見たら目を皿にしなくてはなりません。

過去のきょう 2017 ツルリンドウ 2016 アアソウカイ 2015 シマカコソウ 2014 ノダケ 2013 ホトケノザ 2012 ニガキ 2011 ビレヤ・シャクナゲ 2010 シマサルスベリ 2009 ヒオウギ 2008 スイレンボク 2007 エアーポテト 2006 フユノハナワラビ 2005 ムサシアブミ 2004 センリョウ

| | コメント (0)

11月16日(金) コスモス(ダブルクリック・スノーパフ)

181116doubleclick
うーむむ、コスモスの美学(=シンプル)からは大きく逸脱していませんかぁと毒づきながら、指は勝手にシャッターを押し続けるのだから困ったものです。
そしてこのコスモスの名前がまた困ったもので、長過ぎます。スノーパフだけで十分でしょうよ!と腹立たしく思ったら、ダブルクリックという八重・半八重系統の園芸種コスモス群があって、それは赤やらピンクやらと派手な色目なので、「そのなかでもスノーパフなんですよぉ~」というわけなのでした。
そもそもコスモスにダブルクリックと名付けをする時点で、いかにも「いま」です。そのうちパケットコスモスとかディレクトリ菊とか、PC用語が植物界に溢れる恐れ無きにしも非ずで、そんな時代が来る前にフェードアウトしたい気もします。

過去のきょう 2017 オオオナモミ 2016 パフィオペディルム・リーミアヌム 2015 ツノゴマ 2014 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2013 ゴシキトウガラシ(ハナトウガラシ) 2012 イロハモミジ 2011 カイノキ 2010 キッコウハグマ 2009 シオデ 2008 アシ(ヨシ) 2007 フユザクラ 2006 コンギク 2005 ノコンギク 2004 アブチロン

| | コメント (0)

11月14日(水) オトコエシ

181114otokoesi1
男はこうでなくっちゃねー、と、一人静かに拍手です。オトコエシの老後、枯れに枯れきった茎に残る種(痩果)が持つ翼は男のロマンそのものです。
181114otokoesi2
とは言いながら、ここまで枯れる前はこんな姿です。この2枚の写真で面白いのは、まったく同じ日にほぼ同じ場所で撮ったことです。1枚目はやや日陰になりやすい傾斜地、2枚目は開けた平地であって、素人的に考えれば枯れ上がりの順は逆ではないかと思うのに、草の気持ちは(も?)なかなか察しきれません。
さて男に対して女(オミナエシ)はどうだったかと言うと、同属のくせに実の様子はかなり違っていました。下にこぼれるだけの種は堅実を形にしたようで、すぐ飛びたがる男とはやはり相容れないものなのかとしみじみ感じ入ってしまいます。

過去のきょう 2017 オッタチカタバミ 2016 リュウビンタイ 2015 オランダセンニチ 2014 ヌスビトハギ 2013 イエギク 2012 シロモジ 2011 トネリコ 2010 カラスノゴマ 2009 ミツデカエデ 2008 ヒシ 2007 ハツカダイコン 2006 ヒメノウゼンカズラ 2005 モッコク 2004 ウインターコスモス

| | コメント (0)

11月12日(月) タムラソウ

181112tamurasou
ここのところの暖かさのせいか、タムラソウ(花期は10月まで)がまだ咲き残って(咲き戻り?)いて、たった一輪だけだったので、ジトーッと迫ってみました。
そんなキョロキョロできない環境というのは役に立つもので、まずはカールした雌シベのかわいさに微笑み、次にこの花には雄シベがないことに気づきました。そこでこの点に注目して5年前の写真を見直すと、前方の花は雄シベ、後方に写った花は雌シベを出している状態です。そうか、タムラソウは雄性先熟の花なのでした。
そしてさらにジトーッと見つめると、頭花を構成する筒状花のうち、外周のものには雌シベがありません。この部分の花はシベを持たない装飾花でした。
その名前の不可解さばかりに気を取られ、今回のような機会がないと肝心の花の構造さえ見ていなかった自分です。このごろ、NHKのチコちゃんが大好きで、つい「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と自虐の独り言が出てしまいます。

過去のきょう 2017 イワヨモギ 2016 キッコウハグマ 2015 オオアマドコロ 2014 メガルカヤ 2013 ゴクラクチョウカ 2012 バクチノキ 2011 セイヨウニンジンボク 2010 アコニット(セイヨウトリカブト) 2009 ヤブムラサキ 2008 カキ(品種不明)  2007 イチゴノキ 2006 ケンポナシ 2005 ハマギク 2004 セイヨウアサガオ

| | コメント (0)

11月10日(土) ヤブソテツとオニヤブソテツ

181110yabusotetu
ようやく、同じ日に、ほぼ同じ場所でヤブソテツとオニヤブソテツの胞子嚢を確認することができました。3年前の宿題をようやく提出です。
その頑張った成果がこんな気色悪い写真なのは「ちょっとなぁ~」でも、まさしく「のっぺりとして白い」胞子嚢のオンパレードでした。あえて付言しておけば、いまの季節だからこの様子なのではなく、なかにはこれが破れて茶色くなった葉もありました。木々の紅葉のように皆が同じリズムで変化するのではなく、胞子嚢は個々勝手にその態様を変えていくようです。
181110oniyabusotetu
そしてこちらがオニヤブソテツです。「のっぺり」ではない(中心が黒くて目玉状)し、ヤブソテツと違って「白い」状態が見られませんでした。かつ、葉の表裏がゴワついています。鬼だけに、強くて目玉あり…受験勉強を思い出しました。

過去のきょう 2017 ダリア(ナイトオール) 2016 クサソテツ 2015 ネコノヒゲ(クミスクチン) 2014 アイノコセンダングサ 2013 ツワブキ 2012 ユリノキ 2011 ツリバナ  ウラジロノキ 2009 トキリマメ 2008 ミドリハッカ(スペアミント) 2007/font> トウゴマ 2006 シロアザミゲシ 2005 ヒメツルソバ 2004 ユズリハ

| | コメント (0)

11月8日(木) ヤマトリカブト

181108yamatorikabuto1
先月に続いてトリカブト「類」の登場です。しかも、先月の「類」は「トリカブト」を名乗らない変則パターンだったのに比べると、単なる「トリカブト」が存在しない「類」のなかではわりと由緒正しい(っぽい)名前です。
そこでつくづくそのお姿を拝見すると、帽子の庇がクルリンと跳ね上がっていてキュートです。いままで見た「類」はここがまっすぐか、あるいは下に向きがちで、唯一、8年前に詳しい種類がわからないまま「類の参考写真」と逃げているトリカブトが、いまとなってはヤマトリカブトだったかなぁ…と思えてきました。
181108yamatorikabuto2
ただし、トリカブト類の見分けは花よりも葉というのが定説です。たしかに、センウズモドキと比べると、葉の切れ込みは深くても付け根まで達してはおらず、あるいは葉形そのものもエゾトリカブトあたりとは感じが違います。
もっとも、60とも70とも言われる「類」の数からすれば、まだその1割しか見ていないわけです。こういう風体の草に出会ったとき、「あ、類だ。触らないでおこう」と思えれば素人は上等なわけで、細かい見分けは学者さんに任せておきましょう。

過去のきょう 2017 コンギク 2016 ヒラナス(アカナス、カザリナス、ソラヌム・インテグリフォリウム) 2015 アサリナ 2014 オオハナワラビ 2013 エドギク 2012 カキノキ 2011 ジュウガツザクラ 2010 ツルナ 2009 ヤマツツジ 2008 イロハモミジ 2007 オナモミ 2006 サルノコシカケ 2005 イロハモミジ 2004 ヨウシュヤマゴボウ

| | コメント (0)

11月6日(火) ウマノスズクサ

181106umanosuzukusa
あれ? おまえはウマノスズクサじゃないか。こんなに涼しくなったのに、まだ花を咲かせているのかい…という独り言は仕方なかったと思います。
なにせ、これまで3回のここへの登場はすべて7月末(06年08年17年)です。つまり、野歩きでこの花が目立ち出すのはかなり暑くなる時期なのです。そして、あらためて調べると、その開花期は9月までとあります。ほぼ夏の花です。
もちろん、個々の花の咲きっぷりに夏ほどの勢いはありません。ただ、花数はわりと多くて、決して一つ二つの狂い咲きではないようでした。
もしかして今年は温(ぬる)い秋なのか、いつまで咲き続けるつもりなのか、首は傾くばかりだというのに、ついでに自分の落ち度にも気づきました。ウマノスズクサの種(実)をこれまで確認できていないのです。
花の付け根の膨らんだ部分が「それ」のはずなのに、この時期、花を落とした「それ」が見当たりません。見つけた花の「そこ」もプカプカで、なかになにか入っているようには思えません。どうにも締まらない観察日記です。

過去のきょう 2017 ヤマミズ 2016 ツバメアサガオ 2015 サルビア・イエローマジェスティ 2014 ササクサ 2013 サガギク 2012 ハウチワカエデ 2011 ヒメイチゴノキ 2010 シロバナキツネノマゴ 2009 オオミサンザシ 2008 イシミカワ 2007 オオオナモミ 2006 アキノノゲシ 2005 ムベ 2004 ヤツデ

| | コメント (0)

11月4日(日) ヤブマオとメヤブマオ

181104yabumao
これ(↑)がヤブマオです。
181104meyabumao
そしてこちら(↑)がメヤブマオです。撮影に3日のズレはあっても、両種の穂を見るとまったく区別がつきません。虚しく前言撤回です。
おととし2月、いかにも知ったかぶりにヤブマオとメヤブマオの実の付き方を述べたものです。しかしいまの時期、その見分けはワタシには不可能でした。五平餅VS団子というはた衛門説は真っ赤な嘘でした。自滅です。
おっかしいなあ、花の付き方まではそれらしかったのに…と未練は残ります。悔やむべきは夏の花穂、特にメヤブマオの方は付け根部分だけ写していて、部分ごとの詳細比較をしなかったことです。あるいはこの時期まで継続的に見てこなかったことも反省すべき点ではあります。
とかなんとか言い訳をしても、嘘つき爺の誹りは免れないわけです。この先、もっと寒くなって葉が落ちたら違いが出てくるのではなかろうか、などと未練を引きずりながら、懺悔の野山徘徊を続けることにします。

過去のきょう 2017 コスミレ 2016 オオケタデ 2015 ハナトリカブト 2014 ミズタマソウ 2013 フユノハナワラビ 2012 カツラ 2011 ジョウリョクヤマボウシ 2010 マルバノキ 2009 アブチロン(黄花) 2008 ザクロ 2007 キャラボク 2006 アイ 2005 サネカズラ 2004 ヒメツルソバ

| | コメント (0)

11月2日(金) メキシカン・ブッシュ・セージ(メキシカンセージ、アメジストセージ、サルビア・レウカンサ)・フェルピンク

181102ferpink
さあ、面倒なヤツに出会ってしまいました。学名としてはSalvia leucantha ‘FerPink’ですから、そのままサルビア・レウカンサの園芸種・フェアピンク(とかフェアリーピンクと日本では呼ばれている)としていいわけです。
ところが、なのです。サルビア・レウカンサの標準和名はメキシカン・ブッシュ・セージであり、サルビア・レウカンサは別名です。かつ、こいつはほかにもメキシカンセージとかアメジストセージという呼び名もあるという手強いヤツでした。おかげで、きょうのタイトルはしつこい上にもしつこいものになりました。
さらに問題はFerPinkにもあるのです。上述したように、園芸界ではフェアピンクとかフェアリーピンクと呼んでいるのに、綴りはfairでもfairyでもなくferなのです。「公正」でも「妖精」でもなく、「特定のものを生み出すもの」なのです。発音だって、正確にしようとすれば「フェル」なのです。
考えるに、白い萼のなかにほぼ赤の花が出るので、混じり合って「ピンクを生み出している」ということなのでしょう。たしかに、遠目には淡いピンクの景色です。
やれやれ、長々とこの草の名前にこだわったおかげで、花に止まっているシロオビノメイガがホントの付け足しになってしまいました。形から蛾(メイガ)だろうと思い、色合いから検索してすぐに名前がわかったので、自分では「どんなもんじゃ!」でした。次に会うときはもう少し目立つ形で取り上げてやろうと思います。

過去のきょう 2017 カワラヨモギ 2016 アメリカフヨウ 2015 アフリカホウセンカ(インパチェンス) 2014 カワラノギク 2013 リンドウ 2012 クヌギ 2011 オオデマリ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 ジョウリョクヤマボウシ 2008 ジャケツイバラ 2007 ルリフタモジ 2006 オリヅルラン 2005 クフェア・タイニーマイス 2004 ユリノキ

| | コメント (0)

より以前の記事一覧