8月20日(日) ペチュニアとヘクソカズラ

170820petuniaペチュニアの載せ直しです。前回は、どういう基準で選んだものか、ずいぶんと渋い花色のひと株でした。それが今度は、まるで別物みたいに派手めです。
この色柄のペチュニアを載せたい動機は、13年間も心に潜んでいました。当時、大阪でド派手なヘクソカズラを見つけ、「まるでペチュニア」と書いたのです。しかし、それにリンクさせるべきペチュニアの画像を持ち合わせないまま、夏は何度も過ぎ去り、あのとき心に描いていたペチュニアを具現化できずにいたのです。
これで、積年の課題は解決です。写真右上の咲き始めの一輪など、これがまさしく、13年前にイメージしていた「ヘクソカズラみたいな」ペチュニアです。
170820hekusokazuraそしてこちらは「あの」ヘクソカズラに似た、関東のヘクソカズラです。大阪をからかうようなことを言ったのに、こっちにも同じものがあったよ!と撮って両者を比べたら、いやいや、あの色滲みがこちらものにはありません。
やっぱり大阪はすごいのか、こちらでの捜索がまだ足らないだけか、あと13年もすれば、その辺の課題は解決していることでしょう。

過去のきょう 2016ブラソレリアカトレア> 2015カンガレイ> 2014イワガラミ> 2013タムラソウ> 2012シャシャンボ> 2011カカオ> 2010カラミンサ> 2009コマツナギ> 2008アルストロメリア> 2007モクゲンジ> 2006ハナキリン> 2005トクサ> 2004モッコク

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8月18日(金) タヌキノカミソリ(リコリス・インカルナタ)

170818tanukinokamisori和名(タヌキノカミソリ)は、たぶん洒落半分でつけたものでしょう。「狸が狐より大きくてきれいだなんて許せんなぁ」とキツネノカミソリが拗ねているはずです。
日本に自生する狐と違い、狸は中国からもたらされました。学名はリコリス・インカルナタと言います。これはものすごく懐かしい名前で、12年前、ピンク縞のヒガンバナを見つけ、たぶん必死に画像検索したのでしょうか、「リコリス・インカルナタかもしれない」みたいな恐ろしいことをほざいたことがありました。
干支がひと回りする間に、あの変なヒガンバナの正体もわかったし、本当のリコリス・インカルナタにも会えたし、時間というのはありがたいものです。ただし、このカミソリ・シリーズにはもう一つ、狢(むじな)もあるのだそうで、さあ、この第三のカミソリにはあとどれだけの時間があれば会えることでしょう。

過去のきょう 2016キバナノノコギリソウ> 2015タイタンビカス> 2014イロハモミジとオオモミジ> 2013ヨウシュヤマゴボウ> 2012サイカチ> 2011ライラック(ムラサキハシドイ)> 2010オオチドメ> 2009サルスベリ(シロバナサルスベリ)> 2008キカラスウリ(雌株)> 2007クルマユリ> 2006ゲンペイカズラ> 2005カラタチ> 2004コリウス

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8月16日(水) ハマダイコン

170816hamadaikonまたもやクレヨンしんちゃんが喜びそうな写真です。しかも、前は1本だけだった○ンコが、こんなに大量にプラプラして、オラ、たまらんぞぉ~!
ハマダイコンの元気な姿を海辺で見たのは2カ月少々前の季節でした。栄枯盛衰は世の習いであっても、この変貌スピードにはため息が出ます。
新鮮だったときの種のレポートが文字だけだったのに続き、今回もこの莢&なかの種は絵になりませんでした。ポロッと一区切りには簡単に折れるものの、そこからは爪では太刀打ちできません。枯れ上がった種の正確な姿は簡単には現出せず、莢と種が渾然一体としたゴミ状物体に空しくサヨナラしてきました。

過去のきょう 2016エノコログサ> 2015キツネノカミソリ> 2014ニワウルシ(シンジュ)> 2013タヌキマメ> 2012タマサンゴ(フユサンゴ)> 2011マキエハギ> 2010キブシ> 2009オニグルミ> 2008ダイコンソウ> 2007ウバユリ> 2006アフリカン・マリーゴールド> 2005ゴマ> 2004コナラ

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8月14日(月) ヒメキンミズヒキ

170814himekinmizuhikiさてなんじゃこれ?と林のなかで考え込んでしまいました。この景気の悪い風体といかにも陽当たりの悪い生息場所はギンミズヒキを思い起こさせるものの、金と銀の区別がつかないほどにワタシのボケは進行していないはずです。
さりとてキンミズヒキかと言えば、この貧相な咲き方は明らかに別物です。時期の問題という線を疑ってみても、蕾の疎らさから、それもなさそうです。
ヒメキンミズヒキというのが正解でした。キンミズヒキとは同属で、花(とかその他一式)が小さいから「姫」とされているようです。しかし、姫というほどの可憐さを見い出せないワタシは、つい「ショボキンミズヒキ」と呟いてみたのでした。

過去のきょう 2016キバナルコウ(キバナルコウソウ)> 2015ミズカンナ> 2014ズミ> 2013カキツバタ> 2012アオギリ> 2011ハシドイ> 2010ミクリ> 2009コスモス> 2008キツネノカミソリ> 2007キバナコスモス> 2006ハイビスカス> 2005サネカズラ> 2004エンジュ

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8月12日(土) スパイダーリリー(ヒメノカリス)

170812spider_lilyせっかくの純白の花びらを自分の花粉で汚してしまっていました。そのオレンジ色の葯を付け根側にたどると、緑の花糸が白くなり、ついには副花冠に溶け込んでいます。そして、その奥側に本来の花びら(6枚)がある構造です。
この6枚の花びらを蜘蛛の脚に見立てたとする解説が一般的なのに、自分には花糸と葯の方がそう見えました。いずれ正解がどちらでも、だいたいの人が蜘蛛(スパイダー)を連想することは間違いないことでしょう。
もう一つの呼び名・ヒメノカリスは属名で、正確に言えば、写真のものはヒメノカリス・スペシオサかと思います。ただ、これだけ美形だといろいろ園芸改良されているようで、きっちり特定する自信はないので、アバウトにヒメノカリスとしました。

過去のきょう 2016セイヨウミヤコグサ> 2015ケイトウ(鶏冠鶏頭)> 2014モミ> 2013ガマ> 2012ナギ> 2011ベニシダレ> 2010タバコ> 2009カノコユリ> 2008キキョウ> 2007トチバニンジン> 2006カンガレイ> 2005ニチニチソウ> 2004ミソハギ

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8月10日(木) シュムシュノコギリソウ

170810syumusyunokogirisou1北方四島さえなかなか簡単にはいかないくらいで、その千島列島の最北部にある占守島(しゅむしゅとう)の帰属など、永遠の未解決課題でしょう。ただ、この島でもかつて激戦があったわけで、終戦記念日を迎えようとするこの時期にシュムシュの名を持つ草をここに載せ、英霊を追悼することとします。
花は在来のノコギリソウのそれを少しだけ大きく荒くした感じです。ただし、それは比較すればということで、片方だけパッと見てわかるものではありません。
170810syumusyunokogirisou2当然ながら違いは葉にあって、在来のノコギリソウが粉を吹いた色合いで、かつ切れ込みの形が単純だったのとは随分違います。ところが、比較する葉をセイヨウノコギリソウにしたとたん、切れ込みが単純に見え出すのだから面白いものです。
野歩きでふつうに見かけることはなく、見分けもまた永遠の未解決課題になりそうではあっても、シュムシュの名だけは記憶を新たにしておくことにします。

過去のきょう 2016タヌキモ> 2015ケイトウ(八千代鶏頭)> 2014エンジュ> 2013ヤナギバタムラソウ(バーノニア)> 2012スイショウ> 2011ネコノチチ> 2010オオグルマ> 2009ホオズキ> 2008ゲッケイジュ> 2007ヤマホトトギス> 2006マルバタマノカンザシ> 2005ベニバナサワギキョウ(ヨウシュサワギキョウ)> 2004ゴンズイ

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8月8日(火) アギナシ(とオモダカ)

170808aginasi同類のオモダカに遅れること11年、ようやくとらえたアギナシです。田んぼで見かけやすいオモダカに比べ、同じように湿地が好きなくせに、どうもそういう間借り状態はイヤなのでしょう。その気むずかしさのせいで、埼玉では絶滅危惧Ⅰ類です。
170808omodakaそしてこちらは相変わらず田んぼ大好きのオモダカです。こうして両種を見比べると、アギナシの方がグラマーで、オモダカは脚(側裂片)が長くてスマートです。ただ、葉は変異幅が大きいことはこの世界の常識なので、あまりアテにはなりません。
170808hikakuそこでルーペが必要になります。見るのは側裂片の先で、ここが雨粒を宿したように丸くなっていればアギナシ、細く尖って消え入るようならオモダカです。うわ、指の皺が深くなったなぁ、というのは両種の見分けに関係のないボヤキです。

過去のきょう 2016ムジナモ> 2015クレオメ> 2014カラスザンショウ> 2013ノブキ> 2012ムラサキナツフジ(サッコウフジ)> 2011カシワバアジサイ> 2010カラスザンショウ> 2009ノグルミ> 2008アオノリュウゼツラン> 2007コケモモ> 2006ウド> 2005イネ> 2004クサギ

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8月6日(日) ヘビウリ

170806hebiuriこのヘビウリというのは、名前どおり蛇のように細くて長い(1mもある)、しかもリアルにくねった実をぶら下げます。ところが、このブログは写真の判型を4:3の横型に自主規制しているので、縦長にぶら下がった実はどうにも絵になりません。
なので、実の写真を載せるのはいったんあきらめ、撮りやすい花でこの植物を収録しておくことにします。カラスウリ属なので、花はよく似ています。ただ、カラスウリが夜に咲くのに対し、ヘビウリは日中に花を開きます。
葉はカラスウリほどつや消しタイプではなくても、キカラスウリほどはテカりません。陽除けに使うお宅も増えているので、そのうち横型写真にも収まりよく、蛇が何本も並んでぶら下がった姿に出会えることを期待しておきます。

過去のきょう 2016ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)> 2015ルリフタモジ> 2014タカノツメ> 2013バアソブ> 2012タイワンニンジンボク> 2011アナベル(アジサイ)> 2010ヤマホタルブクロ> 2009ベロニカ> 2008ホルトノキ> 2007タマアジサイ> 2006ウイキョウ(フェンネル)> 2005フサフジウツギ(ブッドレア)> 2004イヌキクイモ

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8月4日(金) ヒルガオとコヒルガオ

170804hirugao1人間だったら間違いなく熱中症で倒れそうな環境でも、ヒルガオは平気です。じつにタフネス…ということは本題ではなくて、このヒルガオは大変にいい性格です。なぜならば、コヒルガオと見分けやすいよう、葉の付け根がシンプルだからです。
170804hirugao2そこへいくと、こっちのヒルガオ(↑)は嫌なヤツで、葉の付け根にエラがあります。こうなると、ちょっとコヒルガオかな?と迷ってしまいます。
170804kohirugao1そのコヒルガオがこれ(↑)です。ただ、このコヒルガオも性格が悪くて、葉の付け根のエラに割れ目がありません。なので、2枚目写真のヒルガオと、葉の形だけだと区別がつけにくくなってしまいます。
170804kohirugao2そんな問題児とは違い、これはとても優秀なコヒルガオです。エラがしっかり割れていて、これならどう見てもコヒルガオに間違いありません。

さて、いつになく写真を4枚も持ち出して、ワタシはなにをおさらいしているのかと言えば、「ヒルガオとコヒルガオの見分けは萼と花柄だよ」ということです。
かつて、「ヒルガオは朝から咲いていていいのか?」というバカバカしい命題にくそ真面目に取り組んだときがあって、そのときは両者の見分けポイントを図鑑の引き写しよろしくクドクドと書き連ねたものでした。
あれからもう十数年、爺さんはすっかりふてぶてしくなり、この淡いピンクの花に出会っても、花はもちろん葉にも目はくれません。見るのはひたすら萼と花柄で、萼の先が丸く、花柄がスベスベならヒルガオ(2枚目写真)、萼が尖って花柄がイガイガならコヒルガオ(4枚目写真)と判断することにしたのです。
なんとか先生のように105歳までなんてとても無理な凡人は、できるだけ余計なことを考えない省エネの人生を目指さなくてはなりません。ん、その割には、「お、きれいな姉ちゃん!」とか脇目振りっぱなしなのはどこのどいつでしょう。

過去のきょう 2016エキザカム> 2015ブルーファンフラワー(ファンフラワー)> 2014ヤマブドウ> 2013ユキザサ> 2012矮性サルスベリ> 2011ハクウンボク> 2010キキョウ> 2009サギソウ> 2008ハマゴウ> 2007ナツハゼ> 2006センノウ> 2005ブルーベリー> 2004タラノキ

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8月2日(水) シロカノコユリ

170802sirokanokoyuriふつうのカノコユリを載せてから1週間、こんな真っ白なカノコユリに会いました。色がないので鹿の子模様はできないのに、ほかの形質は一緒で、これでもカノコユリ、ただし変種なのでシロカノコユリと呼ぶものでした。
鹿児島の甑島(こしきじま)には、この百合を村花とするところもあったそうです。今は、あの平成の合併のため、その村(行政単位)はなくなってしまったものの、シロカノコユリは消えずに咲き誇っていることと思います。
この村(旧・鹿島村)はウミネコの南限繁殖地でもあって、群れ飛ぶウミネコを背景に、シロカノコユリの群落を撮る…という夢が心のなかに生まれました。

過去のきょう 2016コシダ> 2015タコノアシ> 2014ノリウツギ> 2013ヒマワリ(品種不明)> 2012センリョウ> 2011シロバナシモツケ> 2010ヤブミョウガ> 2009マルバチシャノキ> 2008サボテン(ノトカクタス)> 2007キンロバイ> 2006モミジアオイ> 2005カナムグラ> 2004タマサンゴ(フユサンゴ)

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