7月5日(日) オオバギボウシ

090705ooba1藪の中に、白い光を放つ花を見つけました。1mほどにもなるその高さ、花の時期(ほかのギボウシより早い)、花の色(白い)からすると、オオバギボウシのようです。
ギボウシ類は、花よりも葉の鑑賞価値で愛好家が多く、種類もさまざまです。そんな中で、このオオバギボウシは草原で見かけたり、ウルイとして春の珍味となったり、わりと素朴で身近な存在です。
090705ooba2一日でしおれる花は、たしかに始末が悪い眺めですが、じっくり見るとそれなりの面白さがあります。雌シベと雄シベがやたら離れているのは、他家受粉というしくみのためでしょう。そして、役目を終えた雌シベがチュルチュルリンと糸くずのようになったのを見ると、なにやら「お疲れさま」と声をかけたくなってしまいます。

2008年のきょうブルーサルビア> 2007年のきょうリシマキア・プンクタータ> 2006年のきょうインドハマユウ> 2005年のきょうノブドウ> 2004年のきょうアサガオ

| | コメント (4)

7月4日(土) クサフジ

090704kusahuji1きのう、軽々しく引き合いに出したクサフジです。「そんなものになんか似てないやい」というご本人の声が聞こえたような気がして、あらためて登場してもらいます。
このごろは、緑肥として植えられるナヨクサフジが近所の畑で目につきます。あれに比べると、翼弁まで紫のため渋い姿で、河原や土手がその生息地です。
090704kusahuji2いかにもマメ科らしく堂々とした実をつけます。かなり青臭く感じましたが、茹でたら今晩のビールの友くらいはつとめてくれそうです。

2008年のきょうキミノニワトコ> 2007年のきょうヒツジグサ> 2006年のきょうコンボルブルス> 2005年のきょうワルナスビ> 2004年のきょうメタセコイア

| | コメント (0)

7月3日(金) ツルレンゲ

090703coronilla_variaゲンゲクサフジを足して2で割ったみたいな風貌です。出自は地中海沿岸だそうで、向こうではグランドカバーとして重用されているそうな。
日本ではまだかなりマイナーですが、園芸利用よりはどうやら眼精疲労に効く健康食品として注目を浴びつつあるようです。近づくと淡い香りがあって、見て良し、かいで良し、飲んで良しの三拍子そろった優れものです。

2008年のきょうウツボグサ> 2007年のきょうイタチハギ> 2006年のきょうオカトラノオ> 2005年のきょうボタンクサギ> 2004年のきょうユズリハ

| | コメント (0)

7月2日(木) キンコウカ

090702kinkoukajpgキンコウカ…、「キン」は「近」でもなければ「菌」でも「禁」でもなくて、この花色からして十中八九は「金」だろうな、と察しがつきます。
問題は「コウ」でして、“「幸」福の 「濃」い黄金色 「高」原に 「神」々しくも 咲きいたるかな”などと駄洒落をかましてみましたが、どれもブブーでしょう。さて、マジメに図鑑を紐解けば、あらら、キンコウカは金光花と金黄花の二つの説がありそうです。
金と黄は意味が重なりすぎてやや難があります。ここは細くのびた六弁が「光」の筋を思わせるという豊かな発想に与(くみ)しておこうと思います。

2008年のきょうキキョウ> 2007年のきょうヤマユリ> 2006年のきょうテリハノイバラ> 2005年のきょうツルハナナス> 2004年のきょうノウゼンカズラ

| | コメント (0)

7月1日(水) オニシモツケ

090701onisimotuke1この叙情的(に撮ったつもり…)な写真ときょうのタイトル(オニシモツケ)とはチグハグで、自分で記事を作っていて妙に落ち着きません。
090701onisimotuke2ただし、全身像(?)を見るとすぐに納得できて、草丈が男の背ほどに高く、葉はざっくりと大型です。乙女チックなお顔の下にがっちり筋肉質ボディとくれば、なにかのアニメキャラみたいですが、そんな仮想世界ではなく、やや山深い草地に生息します。
シモツケに似たのがシモツケソウで、そのソモツケソウのハードボイルド版というのが名前の由来ですが、花の美しさは「鬼」までちゃんと伝承されていることに安心しました。

2008年のきょうマタタビ> 2007年のきょうコナスビ> 2006年のきょうアリアケカズラ> 2005年のきょうハルシャギク> 2004年のきょうザクロ

| | コメント (2)

6月30日(火) ボリジ

090630borage苦手なジャンルはあげるに事欠かないのですが、ハーブもその中の代表です。まだまだ知らない種類(だけど、その世界では有名)がたくさんです。
これも今年初めて知った名前です。花をワインに浮かべて楽しめるそうで、どうもそういうテレテレの所作や知識には縁もゆかりもないお人です。
咲き始めはピンクの花が青紫に変わっていきます。やたら毛深い茎や蕾を背景に、透けるような華奢な花びらがまるで別物のように輝いて、ちょっと変わった雰囲気です。

2008年のきょうモミジバゼラニウム> 2007年のきょうハマカンザシ> 2006年のきょうブーゲンビリア> 2005年のきょうセイヨウノコギリソウ> 2004年のきょうヒョウタン

| | コメント (4)

6月29日(月) イブキトラノオ

090629ibukitoranoo中央付近の花穂に止まった蜂と比べて、「ずいぶん大きなイヌタデだな」と考えた人は大変鋭い観察眼をお持ちだと思います。「珍しくもないオオイヌタデなんて出して、はた衛門も手詰まりか?」と思った人は、なかなかニヒルな洞察力をお持ちですね。
たしかにこれ、タデ科タデ属なのですが、実物を見た感じはとても豪華で、タデ類を連想する余地はほぼありませんでした。高原の斜面で、腰丈あたりで花穂が風に揺らぐさまは、桃源郷の入り口ではあるまいかと思わせる幸福感でいっぱいでした。

2008年のきょうチガヤ> 2007年のきょうチューリップポピー> 2006年のきょうノカンゾウ> 2005年のきょうボケ> 2004年のきょうボタンクサギ

| | コメント (6)

6月27日(土) ムラサキセンダイハギ

090627murasakisendaihagi萩という名前のくせに、秋でもなく初夏に、紫ではなく黄色い花を見つけて戸惑ったのがセンダイハギでした。
その「変な奴」が改心して花を紫に染めて出直してきたかと思ったら、これは名前こそ千代萩のバリエーション然としていますが、まるっきりの別種(属違い)でした。
さてそうは言われても、両者の違いがわかりません。茎や葉の構造を比べ、花のつき方を見ても、花色以外はどうにも同じく見えるばかりです。素人遊びの限界というか悲しさを知るのはこういうときですが、とりあえずは名前だけ覚えておくことにします。

2008年のきょうウチワサボテン> 2007年のきょうクマツヅラ> 2006年のきょうカリフォルニアローズ> 2005年のきょうタイマツバナ> 2004年のきょうヤブカンゾウ

| | コメント (0)

6月26日(金) シコタンソウ

090626sikotansou白い花がつぶれて(飛んで)しまっていた3年前の写真(きのう掲載)のあとは、名誉回復のために現在の腕をご披露しましょう。
…などと偉そうに言っても、本当はいまだにそのときの光線頼りです。直径が1㎝少々の小さな白い花も、運さえあれば、細部が一応わかるように写るときもあります。
090626sikotan2シコタンは例の北方四島の色丹です。現地視察に行ってきました…という真っ赤な嘘をつくと、この真っ白な花に申し訳がたちません。梅雨の盛りの本州でも、やや涼しめの山の上ならこういう景色を楽しませてもらうことができました。

2008年のきょうヒメカイウ> 2007年のきょうカクテル(ツルバラ)> 2006年のきょうヤポンノキ> 2005年のきょうガクアジサイ> 2004年のきょうモッコク

| | コメント (0)

6月23日(火) エーデルワイス

090623edelweissエーデルワイスと聞いてこの姿を想う人よりは、あのジュリー・アンドリュースの歌声を脳裏に蘇らせる人の方が圧倒的に多いような気がします。いやいや、ご愛顧のパン屋さんのことかと思う人が、もしかしたら一番多かったりして…。
雪を被ったように見える花(本当の花は中心部だけで、花びらに見えるのはじつは苞葉)がエーデルワイスの特徴で、日本産の仲間は薄雪草と呼ばれます。
もしスイスの山の上でこれを見たなら、きっと素直に「美し~い」と思ったことでしょう。残念ながら、暑苦しい日本で栽培品を写すしかなかったワタシは、「なにやらハハコグサみたい」とヒガミっぽいことを思いながらシャッターを押したのでした。

2008年のきょうオオバナウツボグサ> 2007年のきょうホザキシモツケ> 2006年のきょうシュッコンカスミソウ> 2005年のきょうキョウチクトウ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

| | コメント (0)

6月19日(金) エゾヘビイチゴ

090619wildstrawberry市民農園で栽培されていたならふつうの苺(オランダイチゴ系)でしょうが、ハーブを寄せ植えした花壇にあってワイルドストロベリーという名札がつけられていました。
名前を知ったあとで見るせいか、「苺」部分はかなり素っ気なく、葉が異様にゴワついています。そんな風体ですが、野原のヘビイチゴと違い、お味はちゃんと苺でした。
ただ、これの用途は実よりも葉のよう(鎮静効果あり)だし、さらに幸運を呼ぶという言い伝えもあるそうです。和名(エゾヘビイチゴ)ではそんな効能が微塵も感じられないので、個人的にはハーブ名(ワイルドストロベリー)で覚えることにしました。

2008年のきょうミヤマウグイスカグラ> 2007年のきょうイチヤクソウ> 2006年のきょうサクラ(染井吉野)> 2005年のきょうコムラサキ> 2004年のきょうコムラサキ

| | コメント (2)

6月15日(月) ヤマブキショウマ

090615yamabukisyoumam名前のとおり、葉は山吹に似ているけれど、トリアシショウマのそれにも似ていて(というか、どちらも2回3出複葉)、見分けは困難です。
さて、ではどうするかと言うと、雄シベが20本あるのが山吹升麻で、鳥足は10本だそうで、要は雄花の派手さが頼りのよう(ほかに雌シベの数も違う)です。
090615yamabukisyoumafjpgところが、この山吹升麻はやや派手さの不足な株もあります。山吹と鳥足が混在しているのかと焦りましたが、そうではなくてこちらは雌株かも知れません。
と情けない解説になってしまうのは、山吹升麻が雌雄異株であることは帰宅後の調べでわかったからです。今回の写真ではどうにも情報不足なことは明らかなので、夏にこの株がうまく結実したらおなぐさみです。

2008年のきょうベニバナイチヤクソウ> 2007年のきょうムラサキウマゴヤシ> 2006年のきょうキササゲ> 2005年のきょうシャクヤク> 2004年のきょうハキダメギク

| | コメント (2)

6月8日(月) ギンリョウソウ

090608ginryousouかなり気合いの入った1枚です。これを探して歩き回ること2時間、ようやく見つけたのが崖の途中で、長雨のあとの粘土質の急斜面にへばりついての撮影でした。
去年はほかの場所でたまたま見つけ、あまりのうれしさに舞い上がって、正面からの姿を撮りそびれたのでした。いわばリターンマッチですから、これぐらいの代償は伴ってしかるべきでしょう。
さて、苦労のあげくに拝んだそのお顔はというと、こりゃまた、こりゃまた、絶句です。世の中には、美人・不美人という枠では語りきれない女性がいるようですが、植物にもそういう別次元の尺度が必要だ…と、泥だらけになりながら考えたのでした。

2008年のきょうアケボノフウロ> 2007年のきょうシロバナヤエウツギ> 2006年のきょうウラジロチチコグサ> 2005年のきょうハゴロモルコウソウ> 2004年のきょうナンキンハゼ

| | コメント (10)

6月7日(日) ナガバオモダカ

090607nagabaomodaka雨上がりの池のほとりで白い花を見つけました。池ではアメンボウがスーイスイ。とってものどかなひとときです。
光を透かした葉脈がきれいです。この葉は細長いスプーン型で、ヘラオオバコのそれに似ていて、ふつうのオモダカとはまったく違う形態です。
なんとまあ、これは外来種で繁殖力が強く、かなり危険視されている草でした。水槽栽培のために持ち込まれたようですが、自分の水槽から持ち出すのは厳禁です。アメンボウにとっては当面かかわりのないことでも、我々人間が自覚と責任を持たなければいけないことが数多くあります。

2008年のきょうマルバストラム> 2007年のきょうウツギ・マギシエン> 2006年のきょうタケニグサ> 2005年のきょうヒメシャラ> 2004年のきょうオオカナダモ

| | コメント (2)

6月2日(火) ワニグチソウ

090602wanigutisou花がすっかり萎んでしまったように見えます。実際に雨後で情けなくはなっていますが、この花はこういう筒型(壺型)なので、これ以上華やかな姿にはなりません。
あのアマドコロの仲間(ユリ科アマドコロ属)だと知れば、この花のつれない姿にも納得がいこうというものです。
もっとも、こちらの見どころは花よりもそれを守る苞です。いくらなんでもこれがワニの口かと早とちりしてはダメで、お寺の軒に下がる音具(鰐口)をイメージしないといけません。昔は寺社がいかに我々に身近だったかを思わせる名前です。

2008年のきょうセッコク> 2007年のきょうソヨゴ> 2006年のきょうオリーブ> 2005年のきょうハクチョウソウ> 2004年のきょうユリノキ

| | コメント (0)

5月29日(金) カキネガラシ

090529kakinegarasiカキネガラシは、垣根「枯らし」かなと考えた自分は浅はかで、「カラシナの仲間で垣根のようになる」という意味でした。
たしかに、「なんでそうなるの」と思うくらい茎が真横に張り出します。そして、もう一つの「たしかに」は地上近くの葉です。茎の上部の葉と違い、根もと近くのそれは幅広で、たしかにカラシナを思わせます。

2008年のきょうヤマグルマ> 2007年のきょうハナミョウガ> 2006年のきょうガクウツギ> 2005年のきょうノビル> 2004年のきょうナツグミ

| | コメント (0)

5月28日(木) ノアザミ

090528noazami名前を混同してしまいそうなものにノハラアザミがあって、野と野原はどう違うんだ!と命名者に噛みつきたい気持ちがムクムクと…。
名前も紛らわしいけれど、姿も相当に悩ましいのが薊の類で、このノアザミの場合、今の時期には別属のキツネアザミ(触っても痛くない)しか咲いていないのが判断のよりどころとなります。そんなアヤフヤな基準では心許ない場合は総苞片を見ればよく、ノハラアザミやアメリカオニアザミのここがイガイガなのに比べ、ノアザミのここは粘つくだけで痛くはありません。

2008年のきょうミツガシワ> 2007年のきょうオオヤマレンゲ> 2006年のきょうオモト> 2005年のきょうサラサウツギ> 2004年のきょうタイサンボク

| | コメント (0)

5月25日(月) ヒトリシズカ

090525hitorisizuka1いくら一人静さんだって、これだけ群がればさぞや騒々しかろうとほくそ笑んでしまいました。もっとすごい群生地はあるはずですが、自分が今まで見た中では一番大きなものです。
090525hitorisizuka2この植物はきれいな名前で得をしていて、花の姿からは「ブラシ草」などと呼ばれても仕方がない感じです。むしろセンリョウ科チャラン属の仲間であるフタリシズカの方が楚々として見えるのですが、いずれにせよ不思議な姿であることには変わりありません。

2008年のきょうキハダ> 2007年のきょうオオムラサキツユクサ> 2006年のきょうムラサキツユクサ> 2005年のきょうセンダン> 2004年のきょうウツギ

| | コメント (2)

5月24日(日) オトメユリ

090524otomeyuri背丈が20㎝ほどの、いかにもかわいらしい姿です。小ささなら稚児百合がありますが、こちらはあれほど小さくはなく、娘盛りの乙女の風情です。
姫小百合という別名もあって、こちらも本名におとらない愛称となっています。乙女にせよ姫にせよ、背丈だけでなく、この優しい薄紅色を称えたものでしょう。
ところで薄紅色の小さな百合と言えば、去年、悲しい姿しか撮影できなかった笹百合もありました。葉の違いは明らかですが、あちらの花の見頃も早く撮影したいものです。

2008年のきょうネズミムギ> 2007年のきょうブラシノキ> 2006年のきょうトキワツユクサ> 2005年のきょうカルミア> 2004年のきょうセンダン

| | コメント (2)

5月22日(金) ショウブ

090522syoubuアヤメカキツバタはもちろん、一文字違いのキショウブまでみんなアヤメ科なのに、端午の節句のお風呂に入れるこのショウブだけがショウブ科です。
おかげで花はあでやかさの欠片もなく、ほかのみんなとは大違いです。間違ってもハナショウブと勝負しようと思う姿ではありません。
もちろん本人にはそんな負い目はないでしょうし、葉を刈り取られることなく無事に花を咲かせられたのだから、さぞかし大威張りなことでしょう。

2008年のきょうクヌギ> 2007年のきょうノースポール> 2006年のきょうニオイシュロラン> 2005年のきょうニオイバンマツリ> 2004年のきょうユスラウメ

| | コメント (0)

5月19日(火) ヒメツルニチニチソウ

090519himeturunitinitisouあくまで個人的体験ですが、花を見かけやすい順番は、ニチニチソウツルニチニチソウ>ヒメツルニチニチソウでした。
姫蔓日々草が玄関先を埋めているお宅を知っているのに、そこでは一度も開花を見ないので、姫様はやや気むずかしそうです。今回撮影できたこの場所でも、もう少し花をたくさん写し込みたかったのに、葉のつくりもわかるようにとなると3個入れるのが限界でした。その3個でも左端のものはもう萎れていて、やや短命の花のようです。
という苦労話はさておいて、ようやくニチニチシスターズ(?)の開花の様子がそろいました。すべてキョウチクトウ科ですが、日々草がニチニチソウ属、ほかの二つはツルニチニチソウ属なので、じつの姉妹に従姉妹を加えたトリオです。あれれ、たしかそういうコーラスグループってホントにいたような…。

2008年のきょうヤマシャクヤク> 2007年のきょうツボサンゴ> 2006年のきょうフランスギク> 2005年のきょうチョウジソウ> 2004年のきょうタチアオイ

| | コメント (0)

5月17日(日) オオバナノエンレイソウ

0905oobananoenreisou北海道のシンボルのような花で、北大の校章がこれだそうです。と書くと、いかにも北の大地を旅してきたみたいですが、残念ながらこのところ津軽海峡を越す機会がなく、これは本州北部での撮影です。
エンレイソウよりひとまわり大きめのフライパン状に広がった3枚の葉がみごとです。それだけでも美しいのに、そこからこんな花が飛び出してくるわけですから、これはもう奇異というかルール違反というか、なんとも絶句です。

2008年のきょうチゴユリ> 2007年のきょうユキノシタ> 2006年のきょうヘラオオバコ> 2005年のきょうメキシコマンネングサ> 2004年のきょうタイサンボク

| | コメント (6)

5月15日(金) カッコソウ

090515kakkosouもしこの草の名前(カッコソウ)が書き取り試験に出たら、「確固草」と書けば、この凛とした姿に多少は符合するでしょうか。幻の草という意味で、「()草」とするのも大ハズレではないように思えます。
ただし、正解は勝紅草または羯鼓草です。前者は「紅が勝る」でいくらかうなずけますが、後者は雅楽で使われる太鼓のことだそうで、さっぱり脈絡なしに思えます。さらに、群馬に自生するのに木曽小桜などという別名もあり、いやはや、この姿を見つける以上に頭を悩ませてくれる名前です。
だがしかし、込み入った名前などどうでもいいやと思わせる華麗な迫力の花です。仲間のサクラソウも自生地はどんどん減っていますが、美しさが仇になるとはイヤな時代です。葉がサクラソウとはかなり違い、ゼニアオイを彷彿とする天狗の団扇型なのももう一つの鑑賞ポイントと見ました。

2008年のきょうカマツカ> 2007年のきょうキツネアザミ> 2006年のきょうカラスビシャク> 2005年のきょうナツユキソウ> 2004年のきょうエゴノキ

| | コメント (0)

5月14日(木) ギシギシ

090514gisigisiきのう、スイバとの比較対象として触れたギシギシです。前に載せたのは秋の姿だったので、花どきの賑々しさは初掲載です。
スイバと違って葉柄がハッキリしているのがわかります。葉質もスイバより厚く、こすり合わせるとギシギシする感じです。花の様子がギシギシしているからという名前由来の解説もあって、どちらをとるかはお好み次第でしょう。
さて、ギシギシを調べていたら、ナガバギシギシとかアレチギシギシなどの仲間がいることがわかりました。アレチは茎が赤みを帯びるのでこれと違いそうですが、ナガバとは実のフチで見分けるのだそうで、また持ち越し課題ができてしまいました。

2008年のきょうオオカメノキ> 2007年のきょうヤセウツボ> 2006年のきょうカラスビシャク> 2005年のきょうゼニアオイ> 2004年のきょうエゴノキ

| | コメント (2)

5月13日(水) スイバ

090513suibaずっと前、ここにギシギシを載せてから気になりっ放しだったスイバです。この二つの区別がどうもハッキリしなくて、いえ、正確に言うと自分でしっかり覚えようとしなくて、ギシギシらしきものを載せたきり、知らんぷりを決め込んでいました。
で、わかってみれば意外にスッキリで、このように茎の上部の葉が茎を抱いているのがスイバ、抱かずに数センチの葉柄を持つのがギシギシでした。茎を噛むと、確かに酸っぱいけれど、ややほろ苦さもありました。いわゆるスカンポとしてしゃぶるには、やや時期が遅かったかもしれません。
090513suibafところで、スイバは雌雄異株(ギシギシは雌雄同株)で、この株はウニのような雌シベでわかるように雌株でした。できれば雄株と比較したかったのに、近くでは見当たらず、やや垂れ下がってうつむき加減の雄花を載せるのは次の機会になりました。

2008年のきょうアマドコロ> 2007年のきょうサワフタギ> 2006年のきょうミヤコワスレ> 2005年のきょうオダマキ> 2004年のきょうソラマメ

| | コメント (2)

5月11日(月) ネコノメソウ

090511nekonomesou地中の水が滲み出して小さな流れになっていて、まるで夏のような日射しも木立に遮られ、野歩きのひと休みには絶好の場所でした。しかし、腰を下ろそうにもこういううれしい草がビッシリでは休憩はしばしお預けです。
猫の目に見えるという実が開きすぎている感じがしますが、逆に中の種がハッキリ見えました。木立から落ちた雨粒がここに命中すると、この種が飛び散る仕掛けです。カラスノエンドウのように種を自分ではじき飛ばすセッカチ型もあれば、一方ではここまで運命をあなた任せにしたノンビリ型もあるのが自然の面白さです。

2008年のきょうクマガイソウ> 2007年のきょうナニワイバラ> 2006年のきょうセリバヒエンソウ> 2005年のきょうポポー> 2004年のきょうスイカズラ

| | コメント (0)

5月10日(日) チャイブ(セイヨウアサツキ)

090510chivesチャイブとアサツキはどう違うのだろうと思ったら、チャイブは別名をセイヨウアサツキと呼ぶそうです。前に載せたアサツキと花を比べて見ても、こちら(チャイブ)の方がややすっきりしているかなあ、くらいです。もちろん、葉での区別を考えようなどというのは素人にはまったくもって無謀な話です。
仕方ないので学名を調べたら、チャイブはAllium schoenoprasumで、アサツキはそのあとに「var. foliosum」がつきました。つまりアサツキの方がチャイブの変種という関係になります。頭に「西洋」と載せられて、まるでアサツキのまがい物扱いされていますが、本家はこっちだぞと威張っていい存在なのでした。
ところで二つの見分けですが、なぜこれをチャイブとしてここに出せるかを白状しなくてはなりません。じつは作っている人に教えてもらいました。その人が混乱していたら話は御破算ですが、人は信じ合うことが大切です、ということで…。

2008年のきょうシャリンバイ> 2007年のきょうウスバサイシン> 2006年のきょうセッコク> 2005年のきょうコデマリ(八重)> 2004年のきょうオオムラサキ

| | コメント (0)

5月9日(土) コリアンダー(コエンドロ)

090509corianderニンジンみたいな葉をつまむとパセリっぽい香りがします。タイ料理ではパクチーと呼ばれるもので、スープに入れられたときの香りは好き嫌いが分かれるようです。
和名のもとはポルトガル語のコエントロのようだし、中国料理だとシャンツァイ(香菜)と呼ばれるし、なかなかに国際的な植物です。もっぱら食卓で有名ですが、花だってこれこのとおり、けっこう花壇を飾ってくれます。

2008年のきょうクレマチス・モンタナ> 2007年のきょうシナアブラギリ> 2006年のきょうイチゴ(優香)> 2005年のきょうオオデマリ> 2004年のきょうミズキ

| | コメント (2)

5月8日(金) ツボスミレ

090508tubosumirejpg土手の日向で、スギナをかき分けるように咲いていました。名前を貸してあげているタチツボスミレよりは見つけにくく、初めて出会った気がします。
そんな貴重品が咲くこの土手も、ソリや段ボールで滑って遊ぶ子が目立ちます。部屋の中でピコピコ遊びばかりしている子らよりはずっとマシだし、他人の子の遊びに「やめてくれ~」と叫ぶわけにもいきません。さりとてずっとこのスミレを守っているわけにもいかず、さてどうしたものかと悩みつつ、断腸の思いでこの場所を立ち去りました。

2008年のきょうイヌガヤ> 2007年のきょうヒイラギソウ> 2006年のきょうリムナンテス> 2005年のきょうアサツキ> 2004年のきょうウツギ

| | コメント (0)

5月5日(火) ダイコン

090505daikonhana道路と線路に挟まれて草ぼうぼうの空隙地の中に、見慣れたアブラナ科の花がありました。うすくうすく赤紫を含んだこの花はどう見てもダイコンです。
畑でもないこんなところにダイコンとは面妖です。完全に荒れ地だし、たくさん生えているし、その正体を見届けたい気持ちを抑えるものは何もありません。
090505daikon一本、エイッと抜いてみました。かなり寸足らずではあっても、これは紛れもないダイコンです。もちろん味見しました。しっかり「あの味」です。
野菜として栽培される前のダイコンは自生の「野草」だったわけで、きっとこんな感じだったのでしょう。花の写真には、アブラナ科らしい種ももう見えています。畑から逸出した種がこんなところに侘び住まいをするうち、先祖返りをしつつあるように見受けました。

2008年のきょうナラガシワ> 2007年のきょうイチハツ> 2006年のきょうハナイカダ> 2005年のきょうユリノキ> 2004年のきょうムクロジ

| | コメント (2)

5月3日(日) ギンラン

090503ginranきょうのタイトルを「ギンサン」としそうで慌てました。きのういただいたコメントで、もう予測されてしまいましたが、やはりきのうキンランとくれば、きょうはギンランです。
キンさん・ギンさんのお二人は、かわいらしさも毒舌具合も本当にそっくりでしたが、植物の方はサイズがかなり違います。ギンランの草丈は15㎝前後、花もこの状態からあまり開かないようで、キンランに比べるとずっと控えめな佇まいです。
キンランと同じように薄暗い林内に育ちます。「ワシらが居らんくなりゃ~、人間、お終め~だにゃあきゃあ?」という声が聞こえてきそうです。

2008年のきょうフサスグリ> 2007年のきょうシュンギク> 2006年のきょうムクノキ> 2005年のきょうワスレナグサ> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

| | コメント (0)

5月2日(土) キンラン

090502kinranちょっと情けない写真なのですが、そんじょそこらで撮り直しのきく花ではないので、まずは「見たもんね~」という意味で掲載しておきます。
昔は雑木林の中に普通に咲いていたというのですが、ここ埼玉県では今や完全に貴重品です。これだけ目立つ(背も高い:40~50㎝)ので、つい「我がモノ」にしたい人が多いのでしょう。たとえ持ち帰っても、この花は特殊な菌と共生しないと生育できず、枯らしてしまうだけだと言いますから、二重にむごいことです。
もちろん、適切な生育環境地そのものが激減していることは、この花にとってもっと基本的な問題です。そんな危機的状況(花にとって、というより、むしろ我々にとって)を改善しようと立ち上がった人々のおかげで、この希少種に出会うことができました。

2008年のきょうマイヅルソウ> 2007年のきょうジュウニヒトエ> 2006年のきょうカキドオシ> 2005年のきょうシラー> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

| | コメント (2)

4月30日(木) イヌスギナ

090430inusuginaスギナの先に土筆の穂先が合体しています。普通のスギナは、スギナ(栄養葉)はスギナだけ、土筆(胞子葉)は土筆だけで別々なので、見分けは簡単です。
簡単でないのはこれを見つけることの方で、初めての撮影です。もっとも、今までも目に入っていたのに、ただのスギナと思って見過ごしていただけかもしれません。普通のスギナよりもはるかに湿り気が好きで、これは田んぼの脇にありました。
あらためてこの存在に気づいてみると、色合いはスギナよりも黒々(特に節付近)としているし、葉もまばらで横広がりです。酒の肴になる土筆と違い、このイヌスギナは下痢や食欲不振という中毒症状を起こす(乳牛の事例あり)そうです。土筆摘みのときに間違えてしまうとは思えませんが、覚えておいてソンはない姿でしょう。

2008年のきょうツリガネズイセン> 2007年のきょうゴウダソウ> 2006年のきょうウンゼンツツジ> 2005年のきょうナガミヒナゲシ> 2004年のきょうトチ

| | コメント (4)

4月29日(水) マムシグサ

090429mamusi真っ赤な実をつけた秋の姿ばかり先行していたマムシグサが、ようやく晴れ姿で登場です。名前のいわれである茎や、見分けのポイントとなる葉の形は、一昨年秋の写真で明らかなので、今回は仏炎苞のツヤに迫ってみました。
こうして見ると、ウラシマソウのようなギャグ路線ではなし、ムサシアブミのような迫力路線でもなし、ミミガタテンナンショウのようなダンボ路線でもなく、じつに楚々として控えめな姿です。…というのはあくまで比較級の問題で、大人の手ほどのこういう花がニョロニョロ(ニョキニョキ?)しているのは、やっぱり奇怪かつユーモラスな眺めではあります。

2008年のきょうエンレイソウ> 2007年のきょうサンキライ(サルトリイバラ)> 2006年のきょうムサシアブミ> 2005年のきょうモチツツジ> 2004年のきょうシダレザクラ

| | コメント (2)

4月21日(火) ハラン

090421haranハランの花です。2年前から今の時期を狙っていて、ようやく写せました。
もともと葉がワッサワサ茂るハランですから、その株元には目が行きにくく、したがって花が意識されることはマレです。また、見ようと意識したとて株元にはヤブ蚊はいるわ、長年の枯葉が積もっているわで、極端に人目を阻む根性曲がりではあります。
でもいい色です。いい形です。そして、意外な大きさ(直径3㎝ほど)があります。カンアオイと甲乙つけがたい面白さです。これが茎の先に咲いたら、と惜しい気がしますが、いやいや、秘するが花とはまさにこのことなのでしょう。

2008年のきょうニワトコ> 2007年のきょうオーニソガラム> 2006年のきょうクワ> 2005年のきょうニワトコ> 2004年のきょうムクロジ

| | コメント (6)

4月18日(土) ハボタン

090418habotan固定観念というのは邪魔なものです。ふつうは花が咲いたら見頃として喜ぶものを、葉牡丹が花を開くと、間抜けで情けない姿と見てしまいます。
じつはこれ、我が家の玄関先なのですが、葉牡丹をここまで持ち越してしまって、抜くに抜けずに困っています。なかば開き直って、「春らしい花でいいねえ」なんて自己弁護していますが、元々観賞用ではない花部分はだらしなくのびあがり、締まりがないことこの上もありません。
となりに作ったビオラの植え込みも、この1週間でグンと背をのばし、まとまりをつけにくくなりました。春真っ盛りはうれしくても、花壇の植え替えには悩ましい時期です。

2008年のきょうシモクレン> 2007年のきょうホオノキ> 2006年のきょうイロハモミジ> 2005年のきょうツルニチニチソウ> 2004年のきょうモクレンとコブシ

| | コメント (0)

4月16日(木) ザゼンソウ

090416zazensouきょうは自分としての「大物」を載せることにしました。このブログの5回目の誕生日でして、ささやかに自前のお祝いです。
この座禅草は、3年前にとりあえず掲載したものの、その情けない写真はまさに「ドゲンカセントイカン」でした。まずはこれでひと安心です。
座禅と言えば達磨大師、達磨大師と言えば面壁九年です。草木の写真にあと4年向き合えば、いったいどんな悟りが開けるものでしょう。七転び八起きの根性はつくかもしれないけれど、手も足も出ないダルマさんになったら写真が撮れなくて困ります。

2008年のきょうアオキ> 2007年のきょうカーネーション> 2006年のきょうツルニチニチソウ> 2005年のきょうハタザクラ> 2004年のきょうハタザクラ

| | コメント (16)

4月14日(火) オオイワウチワ

090414ooiwautiwaオオリキュウバイを載せて、「オオッ」と思い出したのがオオイワウチワで、あまりのくだらなさにせっかくの春の陽気がぐっと冷え込んだようです。
そもそも「オオ」がつかないイワウチワを出してからでなければ、これを見て「オオッ」と言えない道理ですが、そういう理屈はもっと学術的なページに任せます。花を持ち上げた人差し指が馬鹿でかく見えてしまうサイズではあっても、山の花としてこれはきっとかなり大振りなもののはずです。
それにしても、桜を思わせる淡いピンク色や細かく裂けた花びらの先が華麗です。その美しさの裏に、かすかに儚(はかな)さが漂って、いかにも春らしい風情の花です。

2008年のきょうハナノキ> 2007年のきょうムレスズメ> 2006年のきょうコオニタビラコ> 2005年のきょうアケビ

| | コメント (4)

4月11日(土) タンチョウソウ

090411tantyousou単調なブログになっているから、お題までタンチョウになってしまいました…などと自虐ギャグではじめてみます。
本当は丹頂鶴のタンチョウで、スッとのびた茎の先の白い花を称えた名だそうです。シベの赤みも、その連想に加勢しているかもしれません。
ただ、別名のイワヤツデの由来である大きな葉がまだぜんぜん出ていなかったし、花の茎もまだこれからズイィーッと長くなるようです。掲載には早すぎるタイミングでしたが、きのうと同じでこれも心覚えとして、そのうちベストの一枚が「撮れたァ!」となるのを待つことにします。

2008年のきょう八重咲き水仙・エルリッチャー> 2007年のきょうイカリソウ> 2006年のきょうゲンゲ> 2005年のきょうハタザクラ

| | コメント (4)

4月7日(火) トキワイカリソウ(白花)

090407tokiwaikariきのうのカランコエ(八重)は「人造もの」でしたが、トキワイカリソウの白花は天然自然のものです。こういうのを見つけたときは、なにか心に安堵が広がります。
先月載せたピンクの花よりも、白の方が少し珍しいはずです。
そう言えば、このトキワイカリソウは強精・強壮の効き目がある薬草でした。可憐な見かけの内側には逞しいボディが…とくれば、なにやらアニメ主人公っぽい話になってしまいますが、まさにそんなスーパーヒロインを思わせる華麗な姿です。

2008年のきょうヒメシデコブシ> 2007年のきょうノウルシ> 2006年のきょうスモモ> 2005年のきょうスギナ

| | コメント (2)

4月6日(月) カランコエ(八重)

090406kalanchoeこれもカランコエ!?というラクシフロラを先月25日に紹介したばかりで、次は八重の品種です。全体の姿はいかにも普通のカランコエなのに、なんだか賑々しいので近づいてみたら、花びらがやたらと重なり合っていました。
人間の欲望というのはとどまることがないようで、草木の品種はどんどん増えるばかりです。つきあうのを野の草木だけにしておけば、せいぜい外来種が増えるくらいでしょうに、「嫌だ、嫌だ」と言いながら新しい園芸品にも目移りがしてしまいます。人間の欲望は…などと講釈を垂れる前に、己の自制心を養うことこそ必要なようです。

2008年のきょうノボロギク> 2007年のきょうトウダイグサ> 2006年のきょうセンボンヤリ> 2005年のきょうボタン

| | コメント (4)

4月1日(水) イカリソウ

090401ikarisou地上10~15㎝のところでうつむきに咲いてくれるので、仕方なしに強引に上を向いてもらいました。中にはきちんと雌雄のシベがありました。
トキワイカリソウのときに「花では見分けできない」と書きましたが、今回つくづく見てもやっぱりそっくりです。それでも両者が絶対に違って見えるのは、もっぱら葉のたたずまいのせいで、イカリソウのそれが新鮮でかわいいのがわかるはずです。
愛らしいハート型はホワイトディのプレゼントにどうでしょう。添えたカードには、「この碇でずっとここに停泊してください」…、半月後に思いついてもあとの祭りでした。

2008年のきょうアカシデ> 2007年のきょうカテンソウ> 2006年のきょうアブラチャン> 2005年のきょうユスラウメ

| | コメント (4)

3月30日(月) ミミガタテンナンショウ

090330mimigataサトイモ科テンナンショウ属の花を見つけるのは、春の楽しみです。どぎついキャラぞろいの中で、これは名前のとおり福々しく垂れた耳が特徴です。
○○テンナンショウというのがたくさんあって、名前を特定するのはビクビクものですが、これだけ大きな耳があるので大間違いではないでしょう。
ひとつの場所にこの手の仲間が生えそろってくれれば楽ができるのですが、環境には微妙な好みがあるらしく、1カ所には義理堅く1種類です。ムサシアブミウラシマソウマムシグサと、今までみなそれぞれ違う場所での出会いでした。

2008年のきょうヒサカキ> 2007年のきょうハナカイドウ> 2006年のきょうチオノドクサ> 2005年のきょうベニバナトキワマンサク

| | コメント (0)

3月28日(土) オランダカイウ(カラー)

090328kaiu両手を丸めたほどの大きな真っ白の花が水辺で際立っていました。黄色い芯がチャームポイントですが、本当はこちらが花で、白いところは仏炎苞です。
前に、花がこれよりふた周りも小さく(背も低く)て、乾いたところで咲くものを、「カラー」として取り上げています。
カラーはオランダカイウの別名なので、自分の中で区別できずに混乱しています。しかし、きのう「ハテナ365日」への改名も考えたところでもあるし、混乱のまま、「いろいろあるんでしょうよ」ということにしておきます。(たぶん、きょうのものが普通のオランダカイウ=カラーで、前のものはなにか変わり種なのだと思います)

2008年のきょうミズバショウ> 2007年のきょうヘビイチゴ> 2006年のきょうハナノキ> 2005年のきょうモモ

| | コメント (2)

3月25日(水) カランコエ・ラクシフロラ

090325kalanchoe_laxifloraカランコエといえば、普通には花が上に向いたものを思い浮かべるはずです。ところが、葉がまるで象の耳というのもあるし、このように花が釣鐘状に下を向くタイプも一つのジャンルを成しているようです。
園芸的にいろいろ開発されていて、「これ」と見極めるのは困難です。今回の名前も「一応これかな」程度です。
流通名は「胡蝶の舞」だそうで、象の耳が「仙女の舞」だったのを思うと、名前まで紛らわしいかと切なくなります。ただ、いくつかのこのタイプのカランコエはみんな「胡蝶の舞」だそうで、そう呼んでおけば少しだけストライクゾーンが広がるメリットがあります。

2008年のきょうハナノキ(雄花)> 2007年のきょうナツグミ> 2006年のきょうシュンラン> 2005年のきょうフッキソウ

| | コメント (2)

3月23日(月) トキワイカリソウ

090323tokiwaikari冬をすごしてややくたびれた葉が地面を覆う中から、スッと20㎝ほどのび上がって咲く花の形が目をひきます。いかにも春らしい色にも頬がゆるみます。
碇の突起に見える部分は「距」で、普通にいう花びらは中央部分です。上部でヒラヒラしているのは花弁化した萼で、内外計8枚あります。
トキワではないイカリソウもあと少しすると咲きますが、花は見分けができません(自分は…)。違いはもっぱら葉で、冬越しするトキワの葉はパッと見で赤っぽく、先が尾のように長くのび(左に写った2枚の葉)、基部の食い込みが深め(写真右端の葉)です。

2008年のきょうフサアカシア> 2007年のきょうセントウソウ> 2006年のきょうカンスゲ> 2005年のきょうカラスノエンドウ

| | コメント (0)

3月17日(火) ヤマアイ(雌花)

090317yamaai念願のヤマアイの雌花をやっととらえました。画面中央に写っているカモメ型の白いものがその雌シベです。もし大きければゼリー菓子みたいと言えるのですが、差し渡しでせいぜい5~6mmしかありません。
しかも葉に埋もれるように咲いています。2年前に雄花しか撮れず、それからずっと「雌花・雌花…」と探していた目でなかったら見逃したかもしれません。
その雄花を撮った場所も今回雌花を写した場所(両者はまったく別)も、かなり大きな群落なのに、それぞれ雄株と雌株しかなかったのが不思議です。これでは交配の意味をなしません。それでもこの雌花がちゃんと実をつけるのか、後日の楽しみです。

※ ヤマアイは雌雄異株とされますが、中には同じ株に雌雄両方の花をつけるものもあるそうです。群落によって雌雄が別という説明は見当たらないので、ワタシの探し方がまだ不足なのかもしれません。

2008年のきょうマツバギク> 2007年のきょうソテツ> 2006年のきょうアンズ> 2005年のきょうトサミズキ

| | コメント (0)

3月14日(土) オオイヌノフグリ

090314ooinu今まで三度もこの花を載せてきながら、その恥ずかしくも雄渾(?)な名前の元に触れないできました。ついに禁断の映像(笑)の登場です。
最近のワンちゃんたちは洋服の着用がはやりですが、こちらのフグリさんはもともとサルマタ(死語ですか)をご愛用でした。しかもそこからナニがニョロンとはみ出してしまっていて、いやはやなんとも、名前も名前だけれど姿も姿なのでした。

2008年のきょうマツバギク> 2007年のきょうウチワノキ> 2006年のきょうアセビ> 2005年のきょうユキツバキ

| | コメント (0)

3月13日(金) アシ(ヨシ)

090313asi意地になってアシと呼びますが、世間さまではヨシと呼ぶのがメジャーです。早春の若芽を粉にして、お茶やら蕎麦やら団子やら、果てはアイスまで売り出されていますが、そういうときの名前にはたいていヨシが冠されています。
すぐに食い意地の張った話になるのが自分のさもしいところで、きょうの本来のテーマはこのハツラツとした緑です。こう葉が出る前のツンと出てきた芽は「角ぐむ」と表現されるそうで、春の気配を感じさせる姿が愛されてきたのでしょう。

<秋の開花の様子はこちらです>

2008年のきょうヒメカンスゲ> 2007年のきょうオガタマノキ> 2006年のきょうダンコウバイ> 2005年のきょうシキミ

| | コメント (0)

3月11日(水) クリスマスローズ(フォエチダス)

090311foetidus
一応、一番開いている花にピントは当ててみたのですが、こんなに開いているのはかなりの少数派でした。ほとんどの花(と言っても萼)は、パッと見はまだ蕾ではないかと思う姿で、しかもまるで水涸れしているようにうなだれています。
先月末に紹介したコルシカスは、同じ緑色の花でも横向きに大きく開くタイプでしたが、このフォエチダスは釣鐘状にうつむく姿とフチの臙脂色がチャームポイントです。
コルシカスと同じ有茎種ですが、こちらの葉はクリスマスローズではないかのように柔らかです。フォエチダス(foetidus)という名も摩訶不思議です。広さと深さが半端ではないクリスマスローズの世界の端っこで、今年は緑の花二つを収穫としましょう。

2008年のきょうアセビ> 2007年のきょうシラー・シベリカ・アルバ> 2006年のきょうネモフィラ・ペニーブラック> 2005年のきょうシバザクラ

| | コメント (0)

3月7日(土) キルタンサス

090307cyrtanthus
この花に出会うと、発作的に♪ゾウさんゾウさん、お鼻が長いのね、という童謡を思い出します。象の鼻ほどとは言いませんが、どうにも間延びした姿です。
花の管が長いだけでなく、その管がゆるく湾曲しているのも連想がそちらに行く原因だと思います。草全体もこのように倒れがちで、締まりけはやや不足です。
とは言うものの、暮れから今の時期まで花壇を飾る健気な花です。ピンクが主流ですが、もう少しオレンジがかったものや白いものもたまに見かけます。黄色もあるというので、全色を寄せ植えにしたら、さぞかし賑やかな動物園、いや、花壇になることでしょう。

2008年のきょうバショウ> 2007年のきょうエリカ・コロランス・ホワイトデライト> 2006年のきょうクロッカス> 2005年のきょうセツブンソウ

| | コメント (0)

3月6日(金) エンドウ(莢豌豆)

090306kinusaya
マメ科エンドウ属のエンドウです、と言ってしまえばヤケに味気なく、ここは「そろそろ絹さやが食卓に上がるころとなりました」と始めたいところです。
ところが、絹さやは莢豌豆の美称(または品種名)で、その莢豌豆はエンドウの一形態(ほかに実豌豆やスナップ豌豆)なのだと知りました。つまり、ここに載せるときは、絹さやもグリーンピースも赤豌豆もみんな一括りにエンドウというわけです。
さて、俗に「えんどうまめ」なんて言いますが、これを漢字にすれば豌豆豆で、あれまあ偏も数えれば「豆」の三回繰り返しです。こんなしつこい言い方をしていたなんて恥ずかしくなりますが、「じゃあどうする」と言われれば、ハァ、やっぱり「えんどうまめ」ですね。

2008年のきょうテンリンジガッコウ(椿)> 2007年のきょうネモフィラ・インシグニス> 2006年のきょうショウジョウバカマ> 2005年のきょうヨモギ

| | コメント (0)

3月4日(水) スノードロップ

090304snowdrop
毎年この時期には、スノードロップスノーフレークをちゃんと区別して覚えようとするのですが、また1年が巡ってしまうと「ん?」ですから情けないものです。
どうにかしてこれが「サクマ式ドロップス」にでも見えてくれればいいのに、せいぜいクリオネくらいしか連想できません。スノーフレークと比べると、こっちの姿がヒョウキン系ではあるものの、飴玉とはどうしても結びつきません。
そうそう、先日、のど飴をなめていて危なくのどに詰まらせるところでした。それを思い出したら、スノードロップの花の芯が、のどに緑色の飴玉を2個詰まらせているように見え出しました。文字どおりに「苦しい」こじつけですが、さて1年間持ちますやら。

2008年のきょうイチョウ> 2007年のきょうヒメカンアオイ> 2006年のきょうタギョウショウ> 2005年のきょうスノードロップ

| | コメント (6)

2月28日(土) セリバオウレン

090228seribaouren
長いことこんなブログをやってくると、草木の見分けのむずかしさがシミジミとわかってきます。ということは、旧記事を見返して赤面することも間々あるわけで、きょうの脂汗の原因は4年前に軽々しく載せたオウレンでした。
オウレンには、代表的なものだけでもキクバ(1回3出複葉)・セリバ(2回3出)・コセリバ(3回3出)があり、それ以外にもいろいろある「らしい」のです。そういう目で見ると、きょうのこれは「2回3出複葉」だからセリバオウレンの「はず」です。
では4年前のものは…と見直すと、花を写すのに懸命で、肝心の葉の作りがまったくわかりません。キクバオウレンのことを単にオウレンとすることもあるそうなので、間違い記事と即断するものでもないかと自分をごまかしておきます。もう4年たったとき、「なんとまあ無知のさらけ出しだったことよ」と笑える自分がいてほしいものです。

2008年のきょうシシガシラ(寒椿)> 2007年のきょうブロッコリー> 2006年のきょうヤブラン> 2005年のきょうシモバシラ

| | コメント (0)

2月27日(金) クリスマスローズ(コルシカス)

090227christmas_rose
葉の様子を見るとクリスマスローズには違いないのですが、まるで打ち上げ花火のように天辺でドーンと咲かれると、いささか味わいに欠ける心地です。
ただ、50~60cmほどに高くのびる茎とか、この花色とか花つきとか、ちょいと風変わりではあります。♪これも愛・あれも愛・たぶん愛・きっと愛、ナツメロを持ち出すまでもなく、これもクリスマスローズなんでしょう、たぶん、きっと。
まじめに調べてみました。コルシカス(corsicus)というのにアタリをつけました。こういう高くのびるタイプは木立性(有茎種)というそうです。これまでこのブログに取り上げた紫色の花白い花はどちらも無茎種だったので、収録範囲が少し広がりました。

2008年のきょうナツトウダイ> 2007年のきょうエリカ・クリスマスパレード> 2006年のきょうマンゲツロウバイ> 2005年のきょうジンチョウゲ

| | コメント (0)

2月20日(金) ショカツサイ(ムラサキハナナ)

090220syokatusai
放置された斜面にチラリと紫色を見つけました。小さな花が一つだけで、スミレかと思いながら近づいたら、おやおや、ショカツサイでした。
まだまだ出番ではないはずと目を疑いながら進むと、花数がだんだん増えてきます。ついに本格的にこんもりとした一群に出会いました。
さて、このブログにはいつ納めていたかと探したら未収録でした。ならばと「蔵」を調べたら、4年前に「3」月19日付で載っています。はて、この1カ月のズレを自分の観察不足とするか気候変化のせいとするか、甚だハムレットの紫色でありました。

2008年のきょうウグイスカグラ> 2007年のきょうエリカ・ファイヤーヒース> 2006年のきょうナニワズ> 2005年のきょうイチゴノキ

| | コメント (0)

2月19日(木) キバナセツブンソウ

090219kibanasetubunsou
さてそろそろ避寒の旅からうつつ世に戻ると、早春の花があちこちで賑やかになってきていました。なんだかずいぶん小さな福寿草がある!と思って目を凝らしたら、どうも造りが違います。
花に目を奪われると頭が混乱しますが、この葉の姿には見覚えがあります。くすんだ緑と深い切れ込み、そして白い筋とくれば、これは節分草に違いありません。
世界的には黄色が節分草のスタンダードなのだそうですが、白く儚い花びら(萼)が擦り込まれた目にはかなり違和感があります。もっと心を広げないと、目が曇りそうです。

2008年のきょうバイモ> 2007年のきょうカキナ> 2006年のきょうマサキ> 2005年のきょうオウレン

| | コメント (2)

2月18日(水) アスクレピアス(トウワタ)

090218asclepias
チョコレート、アイスクリームときたので、次はキャンディです。などと冗談を言いたくなるアスクレピアスの花です。
露地なら夏の花ですが、常夏環境では通年開花でした。ここで見つけた収穫は、和名の元である綿の詰まった鞘(緑の紡錘形)です。素っ頓狂な色と形の花を見ても唐綿の意味はピンときませんが、ガガイモ科の証であるこの鞘があれば了解です。
いつもは覚えるのに格闘するカタカナ名前ですが、このアスクレピアスはスルッと頭に入っています。あまりにも無意味(日本語的に)な字並びだと、脳みそも無駄な抵抗はやめてしまうようで、「下手の考え休むに似たり」とはこのことかと苦笑いです。

2008年のきょうハンノキ> 2007年のきょうカンヒザクラ> 2006年のきょうタネツケバナ> 2005年のきょうウメ

| | コメント (2)

2月15日(日) イトススキ

090215itosusuki
土手のカラシナは相変わらず花を咲かせていて、このまま春に突入しそうです。海外では温暖化による海の浸食で崩れた家もあるそうで、トヨタが赤字になろうと、豊田市の税収が9割減ろうと、地球と人間の未来のためにはそれもやむなしと思えます。
ところがそれでは失業する人が後を絶たないわけで、温暖化防止と生活の安定がバトルを始めてしまうとはむずかしいものです。
そんな千々に乱れて絡まる思いを、イトススキが代弁してくれていました。「この上にナントカ給付金ですって。バカもほどほどにしなさいよ」と言っているようです。

2008年のきょうホルトノキ> 2007年のきょうオニヤブソテツ> 2006年のきょうオオイヌノフグリ> 2005年のきょうマンサク

| | コメント (0)

2月14日(土) リョウメンシダ

090214ryoumensida
セスナ機が背面飛行をしているようで、とても特徴的なシダです。これが裏面ではなく立派に表側(上面)なのですから、山道でもひときわ異彩を放ちます。
こういう造形にいったいどういうメリットがあるのか、想像力をかき立てられます。この姿をいぶかしく思った人間が裏返してみるので、そのときに胞子がばらまかれやすい…という答えでは、たぶんリョウメンシダさんにせせら笑われるだけでしょう。
つい不思議な構造だけに目が行きがちですが、よく見ると小さな羽片も鑑賞に値する繊細な形です。パッと見てもジッと見ても、両面のおもしろさがある…などと混ぜっ返しを言っていると、今度はリョウメンシダさんに怒られるかもしれません。

2008年のきょうコバノカモメヅル> 2007年のきょうナギイカダ> 2006年のきょうアテツマンサク> 2005年のきょうクロトン

| | コメント (2)

2月13日(金) マツザカシダ

090213matuzakasida
葉の真ん中を走る白い帯がきれいです。見かけの華やかさという意味では、ハカタシダに近い感じがします。
一方、葉の形(構成)からするとイノモトソウ(オオバイノモトソウ)によく似ています。オオバイノモトソウの斑入りかと思いそうですが、マツザカシダは側羽片が2対前後しかないので、明らかに別物なのでしょう。
ただ、マツザカの意味がはっきりしないようです。三重県松阪市で見つけられたということではなさそうだし、ダイスケがこのシダの愛好家という噂も聞きません。そもそも、マツザカが松阪か松坂かがあやふやです。美しい模様のようにはすっきりしませんが、そういう謎を秘めたところがまた魅力ということにしておきましょう。

2008年のきょうカマツカ> 2007年のきょうアブラナ(菜の花)> 2006年のきょうネコヤナギ> 2005年のきょうユキヤナギ

| | コメント (0)

2月11日(水) マリアアザミ

090211mariaazami
500円玉貯金というのを継続中です。おつりにこれ(写真右下)をもらうと、大事に持ち帰って手製の貯金箱(コーヒー瓶)にチャリ~ン。次のパソの軍資金にするつもりなんですけど、だんだん積もっていく大型コインの山を見るのは快感です。
という話とマリアアザミとはなんの脈絡もないのですが、秋に発芽して、こんなに平べったい姿で冬越しをしていました。中心部の窪みに500円玉をはめ込もうとしたら、鋭い棘がチク~。毎度毎度、進歩がありません。
おっと、今回得た新しい知識は、マリアアザミはハーブ界ではミルクシスル(thistle=薊)と呼ばれる(英名そのまま)ことです。肝臓にいいサプリになることは前にコメントで教えていただいていました。その成分であるシリマリンは種から採れるそうで、花の様子は写してあるものの、今度はその種も撮影したくなりました。

2008年のきょうタチヤナギ> 2007年のきょうオキザリス・華恋(かれん)> 2006年のきょうシナマンサク> 2005年のきょうヤブツバキ

| | コメント (4)

2月10日(火) ムサシアブミ

090210musasiabumi
白と黒、本当に似たもの同士なのに、腹の底が正反対、などとつい擬人化して考えてしまいます。白はこのムサシアブミのおなかのこと、そして黒はリンクでちょいと飛んでいただくと、11月末のマムシグサの姿を確認していただけます。
今までは真っ赤な実だけ見て、「区別できないよ」と思っていましたが、腹の底をさぐることを覚えて、少し大人になった気分です。どちらもサトイモ科テンナンショウ属なのに、これだけ白黒はっきり違ってくれるとはありがたい(?)ことです。
もっとも、まだまだ検証不足です。ほかの場所でも同じなのか、そして、ほかのテンナンショウ属(かなりたくさんあり)はどうなのか、自分の楽しみの種も赤く色づいています。

2008年のきょうハマボッス> 2007年のきょうナワシログミ> 2006年のきょうウメ(紅梅)> 2005年のきょうジャノメエリカ

| | コメント (0)

2月9日(月) タチツボスミレ

090209tatitubosumire
積もった落ち葉をかき分けて、春はやってきます。頭上の木々が丸坊主になっているおかげで陽光燦々の林床から、今年も薄紫の君が登場です。
フキノトウ福寿草など、きっと地面から「噴く」という音を入れ込みたかったのではあるまいか(勝手な憶測です)という名の春の使者に会うのはうれしいものですが、タチツボスミレの現れ方にはそれらとはひと味違う可憐さがあります。
そんな感覚は、この淡い色合いの小さな花や繊細な茎がもたらすものでしょう。ハート型の葉もこの種の特徴ですが、バレンタインを迎えるのにタイミングがいい、というのはチョコおねだりオジサンの勝手なこじつけにすぎません。

2008年のきょうカリン> 2007年のきょうハラン> 2006年のきょうロウヤガキ> 2005年のきょうコエビソウ

☆おことわり☆ タチツボスミレには「○○タチツボスミレ」と冠のついた仲間が10種類はありそうで、入門者としては掲載をビビります。これが普通のタチツボスミレならいいのですが、違っていたらご教示くださいますようお願いいたします。

| | コメント (2)

2月6日(金) ヒメシノ(コクマザサ)

090206himesino
きのう番外編を入れてしまったので、せっかくの「姫」三日続きが目立たなくなってしまいました。あとさきを考えない人生は十分反省してきたはずなのに、懲りません。
これもヒメアスナロと同じで、園芸的に作出された品種です。15cmほどの長さの葉が低く横に広がって密生するので、和風の植栽として重宝されます。
ただ、これをヒメシノと呼んでしまうと、この季節に葉を縁取る装いを無視してしまうのが残念です。そこで別名の小隈笹で補足したいのですが、今度はこれをコグマと読むかコクマとするかに悩みます。濁点をつければ、これを「小熊」と思う人が増えるばかりな気がするので、ここは蟷螂の斧とは知りつつもコクマを採用することにします。

2008年のきょうシュロ(ワジュロ)> 2007年のきょうヤバイ> 2006年のきょうアリドオシ(実つき)> 2005年のきょうサンシュユ

☆ きょうのように「増補版」にリンクしてあるとき、1回ではうまく所定の箇所に飛ばないことがあります。そのときは一度戻って同じ操作をすると、次は確実にリンク先に行きます。自分のHTML記述になにか不具合があるためと思いますが、ご不便をおかけすることをお詫びいたします。

| | コメント (0)

番外編 : たまには色を添えましょう

090205suisen
色味のない「葉っぱだけェ~」が1週間続いてしまいました。こんな時期なのでご勘弁なのですが、やはりたまには素直に「あァ、きれい」と思いたくなります。
ただし、日本水仙はもう登場しすぎなので、これはオマケ扱いです。斜面に咲く3株の花と逆光の光軸とを重ねようと地べたに這いつくばった自分の姿の方がオマケ写真には適当ではあるまいか、とも思うのですが、そんな告白さえしなければ、ひたすらナルシシズムにあふれて、まさに水仙チックな1枚でございます。

| | コメント (2)

2月4日(水) ヒメノキシノブ

090204himenokisinobu
ノキシノブに続いてはヒメノキシノブで、シノブの4連発となりました。シノブと名のつくシダ類はまだまだあるようですが、まずはこの辺がメジャーどころでしょう。
軒忍と同じような環境に育ち、隣り合って着生している写真も見かけます。残念ながら、そんな都合のいい場面にはまだ出会わないので、今回は姫の単独登場です。
軒忍の寸詰まりに見えなくもありませんが、どこを探しても葉身がせいぜい10cmで、それ以上長いものはありませんでした。また葉先が舌のように丸いのも軒忍とはっきり違うところです。大木の幹から緑色の舌がピロピロ、かわいいというか不気味というか…。

2008年のきょうニシキマンサク> 2007年のきょうハカタシダ> 2006年のきょうコウヤボウキ> 2005年のきょうオウバイ

| | コメント (0)

2月3日(火) ノキシノブ

090203nokisinobu
おとといからシノブの連載です。冬でもこのように青々として、葉裏の胞子嚢もくっきりと元気です。葉は20~40cmの長さの線形で愛想がなく、「軒」のつかないシノブとは似ても似つかない姿です。
はめ込みにした写真は、まさにこのシダの名前どおりの生態で、朽ちかけた軒端(土壌成分がなく水気も不安定)に着生している姿です。水涸れするとこの葉が丸まってさらに細い姿になり、まるでオヤジの脇の下みたいです。
シノブが夏の風物詩として愛好されるのに対し、このノキシノブは老朽・衰退のイメージが伴うようで、好んで育てられる場面は見かけません。公園の四阿(あずまや)の屋根に着いていたのを思い出し、撮影に行ってみたら、見事に軒は改修されていました。

2008年のきょうフェイジョア> 2007年のきょうモンステラ> 2006年のきょうソヨゴ> 2005年のきょうウメ

| | コメント (0)

2月2日(月) タチシノブ

090202tatisinobu
きのうのシノブはきょうの伏線でして、この時期は本来なら落葉しているシノブに対して、山道でも立派にワサワサしているのがこのタチシノブです。寒い時期でも平気ということから、カンシノブという呼び方もされるようです。
葉の形や質感はシノブとよく似ています。ただし、サイズはこちらがずっと大きく、足首あたりで這い回るシノブに対して、膝下くらいの藪を作ります。
冬にも青々というのは庭造りにはありがたいはずですが、その半端な大きさのせいか、公園などで見かけることはありません。もっとも、本人にしてみれば生えたいところに生えているわけで、窮屈なところに持ち出されるのは迷惑というものでしょう。

2008年のきょうニホンスイセン> 2007年のきょうイトラン> 2006年のきょうムラサキシキブ> 2005年のきょうデイジー

| | コメント (0)

2月1日(日) シノブ

090201sinobu
まるでたくさんの猫が隠れんぼしているようなこの不思議物体は、シノブの茎です。茎と言えばクキッと空に向かって立ち上がるもの、と思えばさにあらず、このように人相風体や性状特質がまるで違うものがあるので飽きません。
その茎から出た葉は、いかにもシダの仲間らしい涼しげな風情です。寒の2月に涼しいもないものですが、夏場には吊忍を軒にかけたり忍玉をテーブルにおいたりしてこの姿を楽しむのが粋というものです。
また、シノブはその美しさに似合わず、かなりタフです。これはウチの居間のひと鉢ですが、助手が1週間ほど水やりを忘れてカラカラにしてくれました。駄目かと思いつつ水をあげると、こんなに元気に復活です。「忍」という名はここからという説もあるほどです。

2007年のきょうガビサンハンショウヅル> 2006年のきょうキンポウラン> 2005年のきょうホウレンソウ> 2004年のきょうアセビ

| | コメント (0)

1月29日(木) イモカタバミ

090129imokatabami
こんな寒い時期にキョロキョロしたって何もありはしないよ、と思いながらも、懲りずに鵜の目鷹の目をしていると、路傍の草むらに何やら赤いものを見つけました。覆っていた枯れ草をどけてみると、うわあ、イモカタバミでした。
寒さが募ってきた11月にはムラサキカタバミを取り上げています。いかに野の草たちとは言え、もう少し華やかな姿を見せる季節もあるのに、息絶えだえとかひっそり隠れ咲きとか、わざと哀れなときを選んでいるようで気が引けます。
しかし、寒風にもめげずに花開くその姿こそ、この不況克服へのエールになるのではあるまいか、ということで、酷な扱いは勘弁してもらいましょう。

☆二つの違い☆ イモカタバミは花の中心が赤く、葯が黄色。ムラサキカタバミは中心が白く、葯が白。

2008年のきょうイスノキ> 2007年のきょうシキミ> 2006年のきょうニシキギ> 2005年のきょうハナカンザシ

| | コメント (6)

1月28日(水) タガラシ

090128tagarasi
春の草だと思っていたものを、日だまりで見つけました。田起こし前の畔(あぜ)でよく見かけるものなのに、これは普通の建物の脇(あまり湿り気はない)で元気に株を広げていました。寒さと乾燥に強くなったハイパータイプでしょうか。
田んぼで出会わなかったせいか、タガラシの名前がすぐには出てきませんでした。代わりに頭に浮かんだのがキツネノボタンで、「違う・違う…」と思いつつ、正解の方が出てきません。どうもこの二つを混乱して覚えているようで、これがボタンの掛け違い?
この錯綜を断ち切るために、タガラシの茎をかじってピリッとしてみました。田枯らしではなく田芥子(辛子)であることが体感できます。ただし、辛いものが好きな人でもこの味わいを飲み込んではいけません。即座にティッシュで舌を拭くのが無難(有毒)です。

注1) キツネノボタンのボタンは「牡丹」(葉の形から)です。上の冗談(釦)はあくまでオヤジのそれなので誤解がありませんように。
注2) 草木の毒性やかぶれの反応は人それぞれだと思います。筆者はこれがわりと鈍感らしく、今までかぶれたり卒倒(笑)したりしたことはないのですが、中には過敏な人もいるはずです。「触った・かじった・食べた」という記述があっても、「バカだね」と笑って読み飛ばしてください。

2008年のきょうタンキリマメ> 2007年のきょうガガイモ> 2006年のきょうダイオウショウ> 2005年のきょうカンザキアヤメ

| | コメント (0)

1月22日(木) ヒメリュウキンカ

090122ryuukinka
ムベ(おととい)・太郎冠者(きのう)と、時期的に「遅ればせながら」のものが続いたので、きょうは季節をかなり先取りしてリュウキンカを登場させます。
崖下(つまり湿潤地)の日だまりという、この花にはお誂えの場所ではあったものの、見つけたときは「うれしい」よりも「ホントかいな」が先行(早すぎ!)しました。しかし、ちょっと考えると、このごろのこの辺の気温は、山の春には十分に値するはずです。
前にも誰かが捨てたらしいこれを紹介しました。家庭では育てにくくても、こうして適地に植えれば立派に春告げの役割をしてくれます。かといってあまりむやみに捨てるのは問題ですから、リュウキンカを買うときにはくれぐれも固いご決意のほど。

2008年のきょうチョウセンゴミシ> 2007年のきょうシュロチク> 2006年のきょうサンシュユ> 2005年のきょうイヌビワ

☆改題のお詫び☆ この記事の掲載時にはタイトルを「リュウキンカ」としていましたが、その後、これは園芸種であって、ヒメリュウキンカと呼ぶべきものであることがわかりました。お詫びして訂正します。(2009年2月8日)

| | コメント (0)

1月17日(土) トウゴマ

090117tougoma
ヒゲだらけの姿はそのままに、トウゴマの実が枯れてはちきれそうになっていました。中には1室に1個、西瓜の種を丸々と肥やしたような種が入っています。
この種をつぶして採れるのがヒマシ油ですが、この種そのものはかなりの危険物で、いかな物好きのはた衛門も口に運ぶことはいたしません。
秋の姿から想像したように大変なしぶとさを持った植物で、まだまだ艶々の若葉が出ている茎もありました。この実のもとになる雌花が撮れていないので、今年の夏にはヒトデのような奇妙なその姿をぜひここに載せたいものです。

2008年のきょうチゴカンチク> 2007年のきょうフクジュソウ> 2006年のきょうフユシラズ> 2005年のきょうカラタチ

| | コメント (2)

1月16日(金) トボシガラ

090116tobosigara
青々とした葉(きのう)のあとには「なんじゃ、これ~」画像です。しかし、この草、このように枯れ切ってしまった姿がオツであり、ミソなのです。
トボシとは古語「点す(とぼす)」の活用形で、ガラは同じく茎を意味する「柄」…、つまり古い時代に火を熾すときの助燃材だった名残の名前というわけです。
ところが、この名前には異説もあって、唐法師(とぼし)という名前の米の殻に由来するのだそうな。ウーン、夏にはたしかにイネ科特有の形の小穂をつけますが、ほかの草の小穂と際立った違いはないので、唐法師という米の殻に似ると特定するのはかなり無理に思えます。ことの真否を素人が断じるわけにはいきませんが、古語由来説の方がずっとゆかしくてオツなので、誠に個人趣味ながら、こちらに賛意を点(とも)します。

2008年のきょうトウカエデ> 2007年のきょうユキワリソウ> 2006年のきょうウメ> 2005年のきょうスズカケノキ

| | コメント (2)

1月13日(火) ハアザミ(アカンサス)

090113haazami
きのうの針とは正反対に、真冬にも艶やかな美しさを誇る葉です。と、偉そうに紹介してしまいましたが、ヘェ~、アカンサスって常緑だったと初めて気づきました。
夏に丈の高い花をつけると「アカンサス」という洋風の名が似合いますが、今の時期、このツヤツヤだけ眺めるときは、どうしたって「葉あざみ」と呼びたくなります。
そう言えば、冬にも葉が立派なアザミにはマリアアザミもありました。マリアはキク科、アカンサスはキツネノマゴ科ですから、氏素性は違います。しかし、冬の庭を美しく飾ってくれるという意味で、まるで義兄弟のような二人です。

2008年のきょうヒヨドリジョウゴ> 2007年のきょうツルウメモドキ> 2006年のきょうクヌギ> 2005年のきょうスイセン

| | コメント (4)

1月10日(土) ナツトウダイ

090110natutoudai
きのうは江戸小唄のせっかちさを笑ってみましたが、きょうはせっかちな草の名前(春も来ないのに夏!)で微笑んでみます。
ただ、このネタはもう使い古し(07/5/108/2/27)なので、ナツトウダイに「しつこい!」と怒られそうです。したがって、きょうは少し学究的に、「ほーら、もう花(腺体)が開いて、実らしきものがついていたよ」という報告にします。あ、結局同じネタかな?
ではさらにアカデミックに人体実験報告です。茎を折ると白い汁が出ます。これでかぶれるという人もいるようですが、ワタシは異常なしでした。流行にはかぶれやすくても、植物かぶれにはめっぽう強いワタシです(ありゃ、ただ鈍いだけではないか・汗)。

2008年のきょうツバキ(詳細不明)> 2007年のきょうゴシキトウガラシ> 2006年のきょうハナツメクサ> 2005年のきょうダイコン

| | コメント (4)

1月4日(日) アカザ(暫定)

090104akaza
きのうのカクレミノは、なにやら苦し紛れの紅葉でしたが、こちらは草モミジの代表格と言えるアカザです。
と言ってとぼけてしまえばいいのに、じつはこれ、アカザかシロザか、こんな時期なので判断できません、と白状してしまいます。夏に若葉(の付け根部分)を見ておけば、赤か白か、はたまた青(アオザ)かわかったものを、うーん、いくら近所の休耕田とは言え、草の一本一本まではチェックしていませんでした。
いずれ、赤でも白でも青でも、これらはホウレンソウと同じ仲間で、若葉がおいしいそうです。そこで、そんな季節になったなら、涎をこらえて葉を摘みながら、ついでにその色もしっかりと確認しておくことにいたしましょう。

2008年のきょうハマアザミ> 2007年のきょうユーカリノキ> 2006年のきょうソシンロウバイ> 2005年のきょうオタフクナンテン

| | コメント (2)

12月31日(水) スエコザサ

081231suekozasa
いかにも大晦日らしく、打ち止めの名前です。すえ子さんに限らず、トメさんやら末男さん・留蔵さんなど、親の勝手によって「この子でおしまい」とつけられた名前が昔は少なくありませんでした。で、末男さんに弟がいたりして苦笑したものですが…。
もっとも、この笹は漢字では「寿衛子」とあてて、これは誰あろう牧野博士のご内室のお名前です。発見の地・仙台で出会い、名札が付いていたので助かりました。
葉が裏に巻きやすいとか毛が多いとか説明されますが、決定的な見分け方はワタシにはまだわかりません。さらに、これを「木もの」「草もの」どちらとも判断しきれず、両方にリンクをさせました。どうも、今年もあてにならない締めでおしまいです。

2007年のきょうサカキ> 2006年のきょうオキザリス・プルプレア> 2005年のきょうクリハラン> 2004年のきょうマンリョウ

| | コメント (6)

12月30日(火) ヨルガオ

081230yorugao
つい先日まで、2mほどの細竹を4本立て、行燈仕立てならぬタワー仕立てにしてウチで育てていたヨルガオです。
花はとうの昔につけなくなっていましたが、この実を完熟させるために、ボロボロの葉を風にさらし続けていました。しかし、いよいよ放置するのが憚られる姿になってきたので、まだまだ乾ききらない実も多いのに、ここで打ち止めです。
かなりいびつな球形の種で、朝顔とは正反対に白い色でした。ナマのときは重くて大きな実ですが、乾いたものを開けると種が一つしかないことが多いので意外でした。たまに二つとか三つ入っていると「おおー、うれしー!」と一人でニヤついてしまいました。

2007年のきょうポインセチア> 2006年のきょうコガマ> 2005年のきょうコトネアスター> 2004年のきょうソシンロウバイ

| | コメント (2)

12月29日(月) セイタカアワダチソウ

081229seitaka
これが泡立っているように見えるかどうかは、視力の問題ではなくイマジネーションが豊かか否かによるのでしょう。さて己はどうかと自問すれば、く、苦しい…です。
そこでそういう資質の問題は脇に置き、単純な感動に話をすり替えます。いえ、この泡がきれいという話ではありません。すべての花が結実・完熟している茎がある一方で、隣にはまだ黄色い花がチラホラの茎もあるというしぶとさが感動の対象です。
もっとすごいのは、ひと月ほど前に完全に刈り払われた土手のセイタカアワダチソウです。その刈り取りあとにはプチサイズながらも二代目が生え直し、中にはなんと咲き出しているものさえある始末です。こういう小さな株は、もしかしたらセイヒクアワダチソウなどと呼んであげるべきかな、といつもの馬鹿を考えつつ、年も暮れていきます。

2007年のきょうツルマサキ> 2006年のきょうサツキ> 2005年のきょうトサミズキ> 2004年のきょうキダチアロエ

| | コメント (2)

12月28日(日) ヤツガシラ

081228yatugasira
驚きました。大きいのです。差し渡しが22cmあります。ふつうにお店で手に入るものは、直径が10cmもあれば立派な部類ではないでしょうか。こういうのをいただくと、持ってきてくれた人の株がすぐ上がります。現金なはた衛門家です。
添えたのは、キウイ、大きめの柚子、ヤツガシラではないふつうのサトイモです。キッチンスケールでは重さを量りきれず、体重計に載せてみたら、2.7kgありました。にわか仕込みの「球体の容積の求め方」で計算すると、上記のサイズ差があれば容積は10倍以上も違うことになります。さすがに、あのムキムキ筋肉マンみたいに立派な葉の根元にはこういうすごいものもできるようです。
さて、これはどんな姿で食卓に供されるのでしょう。せっかくだから小割になんかしないで、この大きさのままのスライスがいいなと思うのですが、「自分でやればァ」となるのがオチなので、じっと成り行きを見守るつもりです。

2007年のきょうヤブツバキ> 2006年のきょうサネカズラ> 2005年のきょうカンアオイ> 2004年のきょうブルーデージー

| | コメント (0)

12月22日(月) カラシナ(セイヨウカラシナ)

081222karasina
きのうのタネツケバナにはあまり驚かなくても、これには少しばかり目を疑いました。なんぼなんでも、カラシナは春のものでしょうよ、と。
背景に写り込んだせせらぎの青に、黄花がよく映えていました。シゲシゲと葉の姿を確かめ、ついでに齧ってみました。うん、ピリッときました。
根元の葉は赤茶色になっていたので、冬越しの態勢ではあるようです。しかし、ちょっと歩くとコートや帽子を脱ぎたくなる陽気では、カラシナが「もう春だ」と思ったのを責めることはできません。このまま土手が花盛りにならないことを祈るばかりです。

2007年のきょうミヤマシキミ> 2006年のきょうナガエコミカンソウ> 2005年のきょうミニバラ> 2004年のきょうトベラ

| | コメント (0)

12月21日(日) タネツケバナ

081221tanetukebana
この花が咲いたら籾(もみ)米を水に浸して田植えの準備…、というのが名前の由来だそうですから、さあ、稲作農家の皆さん、おコタに入っている場合じゃないですよー。
と、ついからかってしまいますが、妙な役割を仰せつかってしまったこの草こそいい迷惑だろうと同情してしまいます。暖かな日が続いたら、花の一つや二つ、咲かせたっていいじゃないですか。ん、それにしては盛大に咲いてくれましたね。
葉はしもやけのように赤いところが春とは大違いです。では、暦代わりの本来の姿を、と過去の掲載を調べたら、あらら、前回は2月に登場していました。どうやら冬が大好きな草のようです。あるいはそれほどに日本の冬が暖かくなっているのでしょうか。

2007年のきょうカラタチバナ> 2006年のきょうユキヤナギ> 2005年のきょうハンノキ> 2004年のきょうギョリュウバイ

| | コメント (0)

12月20日(土) タンキリマメ

081220tankiri
目立つ赤です。陽光を裏から浴びていたので、まさに信号の赤のように輝いて、先を急ぐ足を止めてくれました。
トキリマメとの区別がはっきりできて、「これがタンキリマメだ」と喜んだのは今年の1月下旬でした。あれで十分に満足だったのですが、ひと月少しタイミングが早いと、赤の鮮やかさがこれほど違っていました。
絡みつかれたハマヒサカキは迷惑ではあるまいかと心配しますが、たぶんこういう組み合わせで今までもやってきたのでしょう。真紅の輝きだけでなく、こうして縁もゆかりもないもの同士が寄り添う姿もなにやらまぶしく見えました。

2007年のきょうクネンボ> 2006年のきょうヒイラギ> 2005年のきょうキリ> 2004年のきょうイヌホオズキ

| | コメント (0)

12月13日(土) カラハナソウ

081213karahanasou
10月に見つけたときにぬか喜びさせてもらったカラハナソウが、すっかり枯れて種をつけていました。
これがもしホップ(西洋唐花草)なら、この種はすぐさまポケットに入るはずなのですが、正体を知ってしまった今は、風に乗る手伝いだけにとどめましょう。
それでも、もしかしたら、と思ってひと房齧ってみました。むぐむぐむぐ、なるほど、軽い苦みがあります。しかし、この苦みの質がたぶんホップと違うのでしょう。例のさわやかな苦さ(?)ではなく、ただただエグい方向だけの苦さに感じました。

2007年のきょうハンカチノキ> 2006年のきょうカランコエ・ベハレンシス> 2005年のきょうワビスケ> 2004年のきょうイシミカワ

| | コメント (0)

12月12日(金) ツルアリドオシ

081212turuaridosi
地面を低く這うようにのびた蔓のところどころに真っ赤な実がありました。名前を借りたアリドオシも小さな木ですが、あの木から棘を取り去り、全体を柔らかくして地に敷き詰めたような雰囲気です。
実がそっくり、と言いたいところですが、じつは構造が大違いです。こちらは二つの実が合着する性質なので、おへそが二つあるのです。
そんな変な作りになる原因は夏に咲く花にあり、枝先に二つ並んでつきます。この写真に3カ所見えているのは、その花蕾かもしれないのですが、開花は夏が普通なのでちょっと自信がありません。厳寒期の前に開くつもりなのか、この姿で冬を越すのか、手元で育ててみたい気がするほど愛嬌があります。

2007年のきょうカラマツ> 2006年のきょうエピデンドラム> 2005年のきょうノゲシ> 2004年のきょうヒメリンゴ

| | コメント (0)

12月11日(木) ラシャカキソウ

081211rasyakakisou
テニスボールをひしゃげたほどの大きさの穂が、このように針山状態です。加えて茎もこれだけの刺々しさですから、冗談でも触る気にはなりません。
掻くのは羅紗(厚手の毛織物)だけにしてもらわないと、これで顔でも引っ掻かれたらエラいことです。羅紗を掻くとどうなるかというと毛羽立ちます。そうすると、保温性がよくなり丈夫にもなるため、昔の人が愛用した外套の素材になりました。
今でも高級素材の起毛には金属ブラシではなくこれを使うそうですが、そんな名誉な役目よりは花壇でピエロ役をする仲間がメジャーになりました。いかにも働き者風の通称に比べ、花壇ではチーゼルとお洒落な名で呼ばれます。
(※ 一般にラシャカキソウまたはラシャカキグサと呼ばれますが、標準和名はオニナベナです)

2007年のきょうシャシャンボ> 2006年のきょうデルフィニウム> 2005年のきょうトウカエデ> 2004年のきょうウキツリボク

| | コメント (4)

12月10日(水) チョクザキヨメナ

081210tyokuzakiyomena
寒風の中を健気に咲いていてくれる花に文句を言うのは酷ですが、どうにもこの名前がよくわかりません。チョクザキのことです。
猪口咲きと直咲きと、どうも二つの書き方があるようです。酒好きとしては前者を押したいのですが、こんな猪口なんて呑んだ気がしません。この花びらの形って、まるで夏の縁日のかき氷についてくる、あの先の開いたストローではありませんか。
一方、直咲きですか。たしかに管状なので花びらはまっすぐですが、普通は直線の性状よりは先端の形に注目するのではないでしょうか。どうにも納得できません。えーい、わからないから酒でも呑んでやるか。

2007年のきょうメグスリノキ> 2006年のきょうゴクラクチョウカ> 2005年のきょうブルーベリー> 2004年のきょうフクシア

| | コメント (4)

12月8日(月) アキノギンリョウソウ

081208akinoginryousou
幽霊にも子孫ができていました。冗談はさておき、別名で幽霊茸と呼ばれるアキノギンリョウソウの結実シーンです。
初秋のプニュプニュゼリーのような姿はほとんど植物とは思えないものです。その後、そのゼリーが取れても、茎の先端が花だとはなかなか信じがたい形でした。
しかし、こうしてその先端が膨らみ、それが割れたら中にはちゃんと種が入っていました。この実は餌としての魅力に乏しく、虫や鳥が運びそうもありません。おそらく、茎が倒れては10cmくらいずつ生育範囲を広げるという気の長い生態なのでしょう。

2007年のきょうダケカンバ> 2006年のきょうコクサギ> 2005年のきょうサンキライ> 2004年のきょうガーデンシクラメン

| | コメント (2)

11月29日(土) マムシグサ

081129mamusigusa
きのうの黄色い実にはびっくりしましたが、この赤い実はもうかなり慣れっこです。山道でこれ見よがしに輝いていても、「まあね」と最近はパスでした。
ところが今回は赤よりも黒に魅せられました。別に「赤と黒」などとオヤジっぽいオチは避けたいのですが、あらためて見るとコントラストがすごいな、と感心です。
この黒い部分は、専門用語で花床(かしょう)といいます。中はふかふかで、軟質ビニールの玩具みたいです。誰が啄ばむのか、実がポコポコと欠け落ちています。もしやと思い、潰して舐めてみました。ペッペッペー! 良い子は真似しないでください。

2007年のきょうヒサカキ> 2006年のきょうタチバナ> 2005年のきょうベニバナボロギク> 2004年のきょうスイセン

| | コメント (2)

11月27日(木) アカネ

081127akane
なにやら取り留めのない写真ですが、それでもあえて載せてしまいます。だって、これが例の万葉で「茜さす~」と詠われたご本尊なのですから。
枕詞の勉強でむりやり名前を知らされたアカネですが、ふつつかながら初めてそのお姿を拝しました。ただし、まっ黒に熟した実をつぶして、「おー、これが茜色!」と喜んだわけではありません。染色に使うのは、この蔓植物の根だということくらいは覚えているのは、もしかしたら受験勉強の功徳面かもしれません。
撮影の時期が遅すぎて、特徴のある4枚輪生の葉が形をとどめていないのが惜しまれます。ただし、その葉の裏や四角い断面の蔓には細かい棘があって、これがまぎれもなくアカネであることを主張していました。

2007年のきょうオキザリス・バーシカラー> 2006年のきょうシャクチリソバ> 2005年のきょうコブクザクラ> 2004年のきょうイネ

| | コメント (1)

11月26日(水) センボンヤリ

081126senbonyari
閉鎖花というしくみの植物がいくつかあって、このセンボンヤリの秋花はその代表みたいなものです。以前、その閉じている様子を載せましたが、開花しないくせに立派に結実し、このように綿毛になるから不思議なものです。
ひょっとしたら本当に千本あるだろうかと思えるほど、山道の脇のなだらかな斜面が薄茶のボンボリで埋められていました。
木枯らしが吹くたびに綿毛は飛び立ちます。きっと、冬が終わればこの斜面は白い春花で覆われることでしょう。また来たいな、と思う場所は増えるばかりです。

2007年のきょうジョウリョクヤマボウシ> 2006年のきょうガーベラ> 2005年のきょうガマズミ> 2004年のきょうフェイジョア

| | コメント (2)

11月25日(火) ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク)

081125peraperayomena
花壇にも植えられますが、逸出したものは荒れ地でも平気で、はかなげな姿のわりにはなかなか元気者です。寒くなっても、まだしぶとく花を開いています。
園芸店では源平小菊(花の色合い由来)とか無休菊(丈夫な性質由来)と呼ばれるのでそう覚えていましたが、標準和名は、あらら、ペラペラヨメナでした。ペラペラヒメジョオンともいうそうで、学究畑の人はどうしても「ペラペラ」と形容したかったようです。
そう言われてみれば、たしかに頼りなさそうな葉です。なよっとした仮面の裏にはしたたかな…、と考えると、なにやらドラマに出てくる悪女のようにも見えてきました。

2007年のきょうカワヤナギ> 2006年のきょうナツハゼ> 2005年のきょうカマツカ> 2004年のきょうサネカズラ

| | コメント (0)

11月23日(日) キカラスウリ

Kikarasutane
どうやらこれでキカラスウリのおっかけも一段落です。悲しいぺしゃんこの実を写してからちょうど3年、ようやく心おきなく「解剖」までしてみることができました。
粘りの強い「綿」を取り除いてみたら、種はあまり変哲のない姿です。カラスウリのそれがちょいと愉快だっただけに、いささか肩透かしです。その代わりというか、綿の味はカラスウリよりは素直です。食用にしたという記述も見かけますが、この見かけではあまり食欲をそそってはくれません。
081123kikarasuuriしかし、これは8月に見つけた実よりはかなり小ぶりです。ものすごく期待していたあの場所だったのですが、次に行ってみると見事に刈り取られていたのです。泣きの涙でまた探し回り、ようやく完熟の姿をとらえたものの、あの大きさが忘れられません。いつの日か、リベンジのビッグサイズをここに載せたいものです。

2007年のきょうシロウメモドキ> 2006年のきょうツルウメモドキ> 2005年のきょうキカラスウリ> 2004年のきょうハクサイ

| | コメント (0)

11月22日(土) コダチダリア(皇帝ダリア)

081122kodatidaria
♪屋根よぉ~りぃ高~い、ダリアです。と、それはウソですが、4mはありました。木立というくらい茎は硬くて太く、知らなければ木だと思ってしまいそうです。
たぶん行きかかる人が尋ねるからでしょう。この「木」には札がぶら下がっていて、そこには「皇帝ダリア」と流通名が書かれていました。たしかに皇帝と呼びたいほどの貫録ですが、きょうのタイトルは標準和名でコダチダリアとしておきました。
ところが、学名を調べたらDahlia imperialisでした。さらに英名ならTree Dahliaだそうで、あれあれ、木立も皇帝もどっちも借り物というか直訳でした。さらに翻訳違いで帝王ダリアともいうようです。さて今度見かけたとき、どの名が口をついて出ますやら。

2007年のきょうギンバイカ> 2006年のきょうナギ> 2005年のきょうカリン> 2004年のきょうオオモミジ

| | コメント (8)

11月20日(木) チシャ(レタス)

081120tisya
きのうはフォックスフェイスを和風にツノナスと紹介したので、きょうはレタスを和名で載せることにしました。
今でもおばあちゃんならこれをチシャと呼ぶ人がいるはずです。あまり日本語とは思えない音の響きですが、漢字では萵苣(または苣の一文字)でして、こんな字があることに感動してしまいます。
さらに、まるでお店の売り場のように並んだ畑の美しさにも感動し、ついでにこれがあのアキノノゲシと同属だということにも感動してしまいましょう。

2007年のきょうオキザリス・フラバ> 2006年のきょうレンギョウ> 2005年のきょうツリバナ> 2004年のきょうチャノキ>

| | コメント (0)

11月19日(水) ツノナス(フォックスフェイス)

081119tunonasu
花屋さんに並んでいればフォックスフェイスですが、こうやって畑で見つけたときはツノナスと呼んであげるのが妥当でしょう。
きのうのスイレンボクでダジャレネタになった新座で、おっとビックリ&ラッキーの出会いです。なるほど、こんなガサガサの葉だから、花屋の店先に出るときは摘まれてしまうわけです。2mほどにのびた茎に、親狐や子狐が賑やかに並んでいました。
食べられるという記述を見かけないので、もっぱら鑑賞用でしょう。名前どおりにナス科なので、夏にはナスっぽい薄紫の花をつけるようです。ここの畑のオーナーさん、来年もツノナスをよろしくお願いいたします。

2007年のきょうドウダンツツジ> 2006年のきょうソラヌム> 2005年のきょうシロヨメナ> 2004年のきょうビワ

| | コメント (4)

11月17日(月) ムラサキカタバミ

081117murasaki
うっかりしていたらイモカタバミかと思って見過ごすところでした。
花の少なくなった今の時期だからこそ、駐車場の片隅の荒地でひそやかに咲いていたこの株まで目ざとくチェックすることができました。花の芯が赤紫のイモカタバミはあちこちでよく見かけるのですが、芯が逆に白いこちらはやや少数派です。
季節がもう少し良ければと同情するほど元気のない姿ですが、せっかく久しぶりに会えた紫の君なので、ここにお出ましいただくことにしました。

2007年のきょうチョコレートコスモス> 2006年のきょうウコギ> 2005年のきょうヨメナ> 2004年のきょうヒイラギ

| | コメント (2)

11月16日(日) アシ(ヨシ)

081116asi
世の中には芦田さんってたくさんいらっしゃって、どなたも吉田(葦田)さんに改名はしないのに、どうして植物のアシだけゲンをかついでヨシと呼ぶのでしょう。全国の芦田さんは同盟を作って抗議すべきだと思うのですがいかがなものでしょう。
などと馬鹿なことを芦原にたたずんで考えていますと、そうか芦原よりはヨシワラの方がうれしいのかァ、などと不埒な思いも浮かんできたりします。
この躍動感のある葉は、皿や蕎麦猪口でポピュラーな絵柄です。それだけ日本人の生活に密着していたヨシ、ではなくてアシです。

2007年のきょうフユザクラ> 2006年のきょうコンギク> 2005年のきょうノコンギク> 2004年のきょうアブチロン

| | コメント (0)

11月15日(土) ルリフタモジ(白)

081115rurihutamoji
うっすらと紫っぽくはあるものの、去年載せた「標準的」と思われるルリフタモジに比べたら、やはりこちらは「白」色種と紹介することにしましょう。
そこで問題が発生し、白いものを「瑠璃」と呼ぶのはいかがなものか…ということを、前にも述べた覚えがあります。そうそう、かつてルリマツリのところでも同じことを書いていました。まったく、進歩のないお人でございます。
瑠璃が嫌ならカタカナ名前にしようと思ったら、ツルバギア・ビオラケアだそうです。なんと、学名までスミレ色の意味(violacea)を持つのなら、やっぱりルリフタモジの方がずっと覚えやすいし呼びやすいというものでした。

2007年のきょうイヌマキ> 2006年のきょうサイカチ> 2005年のきょうノコンギク> 2004年のきょうセンダングサ

| | コメント (0)

11月14日(金) ヒシ

081114hisi
水に浮かんだ葉っぱも、水中にある実も、どっちを見ても、これをヒシと名づけた先人の気持ちがヒシヒシと伝わります。
ヒシを見つけて、最初に思い浮かべたのは忍者です。たくさんの敵に囲まれた主役が逃げるとき、この実に似た棘のあるマキビシというのをばら撒くのでした。
次に連想したのは、一気にオヤジっぽくなってヒシ焼酎です。別に焼酎にしなくても、この実は茹でて食べてもおいしいのですが、そこはそれ、食べるよりは飲む方が世の中楽しいというものです。なんでもお酒にしてしまった先人たちに感謝の心ヒシヒシです。

2007年のきょうハツカダイコン> 2006年のきょうヒメノウゼンカズラ> 2005年のきょうモッコク> 2004年のきょうウインターコスモス

| | コメント (2)

11月11日(火) シュウメイギク(八重)

081111syuumeigiku
すっきりした一重の美しさがシュウメイギクの魅力だと思うのですが、この八重を植えているお宅をわりと頻繁に見かけます。人の好みというのはさまざまです。
ただし、由緒正しさで言うなら、一重よりは八重の方がもともとの姿だということを知りました。素人には一重が変化して八重になるという方が考えやすいのですが、そうそう単純な図式ではないのでしょう。
さらに加えて、シュウメイギクの場合は白とピンクではピンクの方がオリジナルだというのも得心しにくいことです。自分の感覚ではこれもどうにも逆さまに感じてしまって、なんだかこのごろはシュウメイギクを見ると煩わしく思うようになりました。

2007年のきょうワビスケ(西王母)> 2006年のきょうラッキョウ> 2005年のきょうミツマタ> 2004年のきょうウメモドキ

| | コメント (2)

11月10日(月) ミドリハッカ(スペアミント)

081110spearmint
もし根元の名札がなかったら、ここに出すのにかなり苦労したはずです。花がセイヨウハッカよりは少しはっきりしたピンクですが、その違いは微妙です。
葉の艶やシワシワ具合が、もしかしたら頼りになるかも知れません。この葉をつまむと、これはもう間違いなく「あの」香りです。
英名のスペアミントのスペアって何の「予備(spare)」だろうと思っていたら、綴りはspear(槍)でした。ああ、恥ずかしい。そう名づけられた葉の先をよく見ると、なるほど危険な尖り具合の葉もいくつかあるようです。

2007年のきょうトウゴマ> 2006年のきょうアザミゲシ> 2005年のきょうヒメツルソバ> 2004年のきょうユズリハ

| | コメント (0)

11月9日(日) ジャコウソウモドキ

081109jakousoumodoki
Jakomodoha
「モドキ」ではない麝香草はふつうの野道ではなかなか見つけにくく、去年の出会いはそれなりにうれしかったのですが、こちらモドキくんは花壇が住処でした。残念ながら花の盛りは過ぎた時期らしく、最上段の2輪だけが残っていました。本来の時期なら、もう少し(4~8個)賑やかなようです。
本当は、麝香草(シソ科)とは縁もゆかりもなく(ゴマノハグサ科)、ちゃんと比べると無理な名づけであることがわかります。園芸上はリオン(学名:Chelone lyonii)と呼ばれることが多く、早生のスピード・リオンというのも出回っています。
ただ、写真を見てもらえばわかるように、英名のタートルヘッド(またはスネークヘッド)が一番ぴったりの人相です。近づくと噛みつかれそうな顔を見ながら、麝香草ならぬ蛇頭草(じゃとうそう)なんてどうだったんだろう、と考えたりしました。

2007年のきょうシラキ> 2006年のきょうスズメウリ> 2005年のきょうハナミズキ> 2004年のきょうダチュラ

| | コメント (2)

11月7日(金) ハヤトウリ

081107hayatouri
野菜にも流行はあるようで、4年前にはまだ珍しく思ったハヤトウリを、今年は近所のあちこちで見かけるようになりました。
大事に支柱仕立てで作る人が多いのに、ここのオーナーはいかにも手抜きで地べたを這わせたままです。それだけ普通の作物になったのでしょう。おかげで、これを見たときは一瞬アレチウリかと思ってしまいました。
塩漬け・糠漬け・味噌漬け・甘酢和えなどの調理法があるというコメントを、4年前の記事に寄せていただきました。お酒には塩漬けが一番合うように思います。

2007年のきょうノアサガオ> 2006年のきょうハマナス> 2005年のきょうノジギク> 2004年のきょうハヤトウリ

| | コメント (2)

11月6日(木) イシミカワ

081106isimikawa
ここには三度目の登場のイシミカワです。最初は葉と棘に目をひかれた写真でしたが、二度目は青い実にピントを合わせました。では今度は、と言うと、丸いお皿のような托葉や苞葉、そして青だけではない実の色の変化に注目しました。
少しずつイシミカワとも親しくなれているなあ、と自惚れながら、絡んだほかの草を寄せていると、痛―ッ、棘で手を引っ掻いてしまいました。ふだんは変換ソフトの学習能力を罵ってばかりいるくせに、自分の学習能力はもっとヒドイことを「痛」感しました。

2007年のきょうオオオナモミ> 2006年のきょうアキノノゲシ> 2005年のきょうムベ> 2004年のきょうヤツデ

| | コメント (0)

11月5日(水) セイタカアワダチソウ

081105seitaka
9月の末ころから咲き出して1カ月あまり、セイタカアワダチソウが野の景色を鮮やかな黄色で飾ってくれています。
その派手ないでたちに加え、名前どおりに背の高い性質は衝立としての役目を果たすこともあります。岸辺の水鳥たちは余計な視線にさらされず、少しだけのんびりしているように見えます。
もう少しするとこの穂が白茶色に枯れ始め、いかにも泡が立った様子になります。あまりきれいとは思えないのですが、全草これ種だらけというその姿は、それはそれで花盛りよりも迫力ありと言えなくもありません。

2007年のきょうヒメバレンギク> 2006年のきょうセンボンヤリ> 2005年のきょうヒヨドリジョウゴ> 2004年のきょうナンテン

| | コメント (2)

11月1日(土) アカカタバミ

081101akakatabami
去年も冬に取り上げたのに、再登場です。そのときのものは、街中の放置された花壇の隅で、いかにもひねくれた風情でした。
たしかに、乾燥した劣悪な環境で見かけやすいのですが、どっこい日なたの丘でのんびり育つお坊ちゃま風の仲間を見つけました。なんと優雅なお育ちで、ハンサムでいらっしゃることでしょう。
しかし、よく考えたら、日なたの丘→降雨なし→超乾燥地となることに気づきました。うわべはお上品でも、じつはしたたかな生命力…、ア、大藪春彦を読みたくなりました。

2007年のきょうアブラツツジ> 2006年のきょうナギナタコウジュ> 2005年のきょうススキ> 2004年のきょうガガイモ

| | コメント (0)

10月27日(月) 原種シクラメン

081027gensyu
きのうに続き、きょうもハチさんが友情出演ですが、きのうよりもかなりプチサイズさんなので、うまく見つけてもらえるでしょうか。
そう、一番右の花にくらいついて吸蜜中です。かなり苦しいポーズですが、何度もやってきてはがんばっていました。どうしてこんな体勢を強いるのか、見かけや香りの優しさのわりには、シクラメンって意地が悪いのでしょうか。
園芸種のシクラメンには冬のイメージがあって、丈の小さなガーデンシクラメンも冬の花壇を賑わせますが、原種は夏以外ならそれぞれの季節に咲くタイプがあるといいます。

2007年のきょうツルレイシ> 2006年のきょうタウコギ> 2005年のきょうミゾソバ> 2004年のきょうヤマノイモ

| | コメント (4)

10月26日(日) ヤマラッキョウ

081026
花の構造は普通のラッキョウとそっくりですが、兄弟同士とは思えないほどパッと見た目は渋い姿です。
万事が派手めの弟に対して、実直質素で控えめなお兄様という構図かな、と微笑んでしまいます。そんなお兄様のために、ハチさんが友情出演してくれました。
野菜のラッキョウと同じく鱗茎があって、それでも増えるし、この花が稔った種からも実生で発芽するようです。育った場所からは動けない代わりに、動物にはない二系統の増殖方法があるなんて、神様というのはなかなかに心配りをするものです。

2007年のきょうフェイジョア> 2006年のきょうヤクシソウ> 2005年のきょうカポック> 2004年のきょうツワブキ

| | コメント (7)

10月24日(金) キランソウ

081024kiransou
本来は春の花ですが、地面をべったりと覆うような葉がまだまだ元気で、その中心に小さな花がついていました。
これを見つけたとき、つい「地獄の釜の蓋」という別名が口をつきました。本名のキランソウを差し置いて、愉快な別名で呼んでしまったのは、この根生葉の姿がまさに「釜の蓋」に見えたからにほかなりません。
春に見たのは曲りなりに茎が立った姿だったので、そのときはこの別名には今一つピンと来ていませんでした。一つの植物もいろんな時期に見ておかないと、なかなか本当の仲良しにはなれないことを知りました。

2007年のきょうホウキグサ> 2006年のきょうオタカンサス> 2005年のきょうオリーブ> 2004年のきょうニシキギ

| | コメント (4)

10月22日(水) フウチソウ(ウラハグサ)

081022huutisou
知らないというのは恥ずかしいことで、3年前の9月にこの風知草をここに載せ、「パヤパヤと飛び出ているのは花ですが」などと書いていました。
夏の盛りからかなりの間、このパヤパヤが変化しないので、てっきりこの小穂の中で極小の花が「咲いて」いるのだろうと勝手に思っていました。たしかに極小は極小でしたが、花(というかシベ)はこんな紫色でした。
さすがイネ科らしく、咲き方はよく似ています。しかし時期が2カ月以上も違って、さてこれから寒さに向かうのに、お米のように実はつくのでしょうか。今までよく観察もせずにきましたが、もし稔ったら、また「恥ずかしながら」のレポートをいたしましょう。

2007年のきょうイレシネ・ヘルブスティー> 2006年のきょうホソバアキノノゲシ> 2005年のきょうシャクチリソバ> 2004年のきょうベニバナトキワマンサク

| | コメント (4)

10月21日(火) ハマトラノオ

081021hamatoranoo
虎の尾を名乗るにはかなり寸足らずの尻尾ですが、花の盛りはひと月ほど前だったようなので仕方ないところです。
それでも無理に載せたのは、これが準絶滅危惧種になっているからです。厚手で光沢のある葉が乾燥地には強そうですが、護岸のコンクリートが相手では、この優れた特性も活かしようがないでしょう。
そんな今どきの環境を思うと、きれいな紫の花色もさびしげに見えてしまいます。

2007年のきょうウメバチソウ> 2006年のきょうアキノキリンソウ> 2005年のきょうサザンカ> 2004年のきょうモッコク

| | コメント (2)

10月20日(月) イワダレソウ

081020iwadaresou
会いたくて思い焦がれている植物というのがいくつもあって、このイワダレソウもそのリストのかなり上位ランクでした。
ある総合雑誌に、これだけを研究している大学の先生が紹介されていて、その人のヤンチャ坊主みたいな目が忘れられなかったのです。干ばつや暑熱に強い基本性質を強化しているほか、寒冷に耐えるタイプなども作っていて、荒れ地の改良に役立てることを狙っているのだそうです。
そんなタフな性質のおかげか、花どきは9月までと聞いていたのに、まだチラホラ咲いていました。耐候性だけでなく踏みつけにも強いそうで、家庭で芝生代わりになると言いますが、さあて、こんなかわいい花を踏んで歩くことなどできるものでしょうか。

2007年のきょうアケビ> 2006年のきょうアキギリ> 2005年のきょうダチュラ(八重)> 2004年のきょうゴールデンピラミッド

| | コメント (2)

10月14日(火) ヒメマツバボタン

081014himematuba
前にこれを見つけたときは、そもそも正体がわからなかったので、写し方も要領を得ないものでした。今回、土手のコンクリートの隙間で「ど根性」をしているのに出会い、ちょっと余裕でスケールまで入れ込むことができました。
種がしっかりできていて、普通のマツバボタンのそれよりも大柄で、虫のような気味悪い形です。なんでも自分で蒔いてみたい方ですが、この草がウチに蔓延られてもあまりに寂しい眺めになりそうで、お持ち帰りはパスしました。

2007年のきょうベンケイソウ> 2006年のきょうホトトギス> 2005年のきょうポポー> 2004年のきょうキツネノマゴ

| | コメント (0)

10月10日(金) カラハナソウ

081010karahanasou
「えー、これってビール!?」と独り言を発してしまいました。まさかビールという植物はないのに、泡を食って「ビールのもとになるホップ」を縮めたのでした。
ただ、日本の野山に自生するのはホップ(西洋唐花草)に似たカラハナソウであり、両者の区別は苞の裏側にあるホップ腺の数(ホップの方が多い)によるのだそうです。というのは帰宅してからわかったことなので、見分けの証拠がありません。
こういうときは状況証拠によるわけで、ホップならたぶん畑で栽培されるはずVSこれは立派に野山でプラプラ…ということでカラハナソウと判定しました。
姿は似ていても、これで作ったビールはマズイとあります。見つけたときの泡立つようなうれしさは、なんだか泡のように消えてしまいました。

2007年のきょうアブラガヤ> 2006年のきょうリンドウ> 2005年のきょうソバ> 2004年のきょうシャリンバイ

| | コメント (4)

10月9日(木) オケラ

081009okerajpg
一文なしのことを俗に「オケラ」と言いますが、それは虫のオケラ(螻蛄)のことです。こちら、植物のオケラ(朮)は、京の八坂神社に朮参りや朮祭りがあるように、古来、霊力のあるものとして尊ばれてきました。
繊細な花を包む刺々しい苞や、葉の周囲の固い鋸歯が、邪気を払うものと考えられたようです。根を干したものは生薬で、正月の屠蘇に入れられます。
写真のとおり、秋の花はほかに比べたら地味というか質素な姿ですが、真冬には冠毛とこのイガイガの苞が枯れ残ります。ほかに花のない時期なので、とても目立って美しく、そんな姿も気高い植物と考えられた原因に思えます。

2007年のきょうオヤマボクチ> 2006年のきょうアロニア> 2005年のきょうギンモクセイ> 2004年のきょうハナミズキ

| | コメント (4)

10月8日(水) ホソバヒメミソハギ

081008hosobahimemisohagi
休耕田でわがもの顔をしているのですが、今まで長いこと、その名前を調べきれませんでした。それが今年はなんのハズミか、あっさり正体が判明しました。いろいろやっていると、少しは知恵も増すものかとうれしくなります。
名前のもとになったミソハギがむくれそうなほど、花は小さくて(直径5mm以下)数もチラホラです。ただ、これから秋が深まるとこの細い葉が真っ赤になって、花よりはむしろそちらの方が見もののように思えます。

2007年のきょうマツカゼソウ> 2006年のきょうユウゼンギク> 2005年のきょうカリガネソウ> 2004年のきょうギンモクセイ

| | コメント (0)

10月5日(日) センブリ

081005senburi
思い焦がれていたセンブリに会えました。
これとゲンノショウコは、かつては民間薬の代表として、日常的に使われていました。自分が子どものころ、これを野原で摘んだ記憶がおぼろにあるのです。
ところが半世紀が過ぎた今、ない、ない、ない…、会えません。もう一方のゲンノショウコは、貴重になったとは言えたまに見かけるので、たぶんセンブリの方が環境変化に敏感なのでしょう。
千回煮出してもまだ苦いという恐ろしげな言い伝えとは裏腹に、純情可憐で繊細な姿は、何年も探し続けた甲斐のある美しさでした。

2007年のきょうコバノガマズミ> 2006年のきょうオオバショウマ> 2005年のきょうピンクマンジュシャゲ> 2004年のきょうキンモクセイ

| | コメント (2)

10月4日(土) イノコズチ

081004inokozuti
日なたにあっても日陰とはこれ如何に…などとぼやきたくなるイノコズチです。
イノコズチには2種類あって、冠なしでイノコズチと呼ぶものは別名をヒカゲイノコズチと言います。それとは別種にヒナタイノコズチがあり、ただのイノコズチをわざわざ「ヒカゲ~」と別名で呼ぶことがあるのは「ヒナタ~」と区別するための措置のようです。
で、これはそのうちのどっち?となりますが、右下の穂についている極小の花などには目を奪われず、左にのびた茎を見てほしいのです。白い毛があります。これがあっさりしています。図鑑で見ると、ヒナタの毛はもっとビッシリです。
なので、これは(ヒカゲ)イノコズチ…のはずです。と言うと、写真に詳しい人からは「待て待て、これはしっかり日なたで撮った写真ではないか」とクレームがつくでしょう。はい、これはとても日当たりのいい土手です。しかし、いくら日なたで見つけても(生息場所の日照度合は関係ないという説明がもっぱらです)、これは立派にヒカゲイノコズチ(=イノコズチ)というのがややこしいところです。
早く、「これこそヒナタ」というのを撮影し、二つを並べてすっきりしたいものです。

2007年のきょうキジョラン> 2006年のきょうシラヤマギク> 2005年のきょうウスギモクセイ> 2004年のきょうメキシカンセージ

| | コメント (0)

10月2日(木) ハナヅルソウ

081002hanadurusou
花だけ注目すれば松葉菊の小型版みたいですが、花数はあれほど密には咲かず、むしろこの艶のある肉厚の葉がアピールポイントです。
育て方は松葉菊に似ていて、プランターでハンギングにしたり、大きな花壇の周縁部を広くカバーしたりします。低く這ってのびる葉が陽光にきらめきます。
3年前に取り上げたときは花が開ききらない写真でした。あのときが朝8時前で、今回はお昼過ぎなので、どうやら葉も花もお日さま大好き植物のようです。

2007年のきょうタマシロオニタケ> 2006年のきょうステルンベルギア> 2005年のきょうガマズミ> 2004年のきょうクジャクソウ

| | コメント (0)

9月28日(日) チョウジタデ

080928tyoujitade
丁子(クローブ)に似ると言われる長い子房が赤く色づいてきました。前にポマンダー作りで丁子を使いました。本物はもう少しズングリムックリでした。
そんな「似てる度」審査はさておき、この草の困りどころは花弁(と雄シベ)の数がいい加減なところです。アカバナ科なのだから基本数は4だと思うのですが、一番上(写真では右側)の雄シベが6個、花弁も6枚です。その下(写真では上向き)は5個・5枚で、次が4個・4枚です。
もっと下でボケて写っているのも4個・4枚ですから、多数決だとどうやら話が落ち着きますが、もし植物の自由度コンテストがあれば、シードは間違いない草です。

2007年のきょうカンボク> 2006年のきょうヤマジノホトトギス> 2005年のきょうケイトウ> 2004年のきょうセイタカアワダチソウ

| | コメント (0)

9月27日(土) アメリカアゼナ

080927americaazena
火曜に述べたアゼナの帰化グループのうち、これがアメリカアゼナのようです。在来種は休耕田の中で見つけましたが、これは現役の田んぼの脇の土手(畦よりは高い斜面)にありました。本来は水田の中にも蔓延るそうです。
花は在来種と区別をつけにくいのですが、葉の鋸歯が思い切りハッキリしています。また、在来種では顕著だった葉の3脈がそれほど目立ちません。この葉が付け根部分で細まるのがアメリカアゼナで、丸いまま茎に接するのがタケトアゼナということなので、これをアメリカと判断しました。
さあ、残すはタケトとヒメアメリカ(全体に小柄で、花の柄が長い)です。早く見つけて一区切りつけたくもあり、楽しみは来年に持ち越したくもあり、ああ、悩ましいことです。

2007年のきょうミズカンナ> 2006年のきょうヒデリコ> 2005年のきょうホオノキ> 2004年のきょうペンタス

| | コメント (0)

9月26日(金) ヒメクグ

080926himekugu
ヒメクグというからには、姫ではないクグ(未収録)もあって、そのクグという風変わりな音に興味をそそられます。
植物図鑑的には、だいたいは「クグ=カヤツリグサの古名」という説明で済ませます。ところが、このクグはクグツ(傀儡)に通じ、海辺の民が歌舞音曲技能を持った自由な集団として各地を渡り歩いた遠い過去を示す言葉らしいのです。
なりは小さなヒメクグには、万葉の世界までつながるロマンが詰まっていました。このシンプルな姿に、木偶を重ねたり白拍子を思ったり、想像は果てしなく広がります。

2007年のきょうジャコウソウ> 2006年のきょうヌスビトハギ> 2005年のきょうアレチヌスビトハギ> 2004年のきょうコブシ

| | コメント (2)

9月25日(木) クサネム

080925kusanemu
水が出れば浸かってしまう堤防下の河原で、クサネムが花盛りを迎えていました。
葉の形がこれと似ているものにカワラケツメイがあります。どちらの花も黄色ですが、見分けに迷うことはなく、クサネムの花はいかにもマメ科の形です。さらに、その芯に紅がさしているのも大きな特徴です。
また、種の莢の形は近いものの、クサネムはこのように垂れ下がり、カワラケツメイは空豆のように上を向いて稔ります。
両方を並べて撮れたらと思ったのに、ここにはクサネムしかありませんでした。似た者同士でも、微妙に環境の好みは違うのかも知れません。

2007年のきょうオオモクゲンジ> 2006年のきょうハナセンナ> 2005年のきょうニショクシキブ> 2004年のきょうフウセントウワタ

| | コメント (4)

9月24日(木) ダンドボロギク

080924dandoborogiku
歯ブラシの1色欠けおり子が巣立ち
鏡に見るは安堵か虚脱か

ある朝、家族が一人不足になったことを、顔を洗いながら実感したものでした。風に吹かれるダンドボロギクを見つめながら、15年も前のことを思い出しました。
植物に感情があるとしたら、飛び立つ綿毛に何を思うのでしょう。頬をなぜる程度の風にも、一人・二人と、あいや、1個・2個と種が花托を離れて行きます。
Dando2

2007年のきょうサンゴジュ> 2006年のきょうカラスノゴマ> 2005年のきょうアスパラガス> 2004年のきょうシュウカイドウ

| | コメント (0)

9月23日(火) アゼナ

080923azena
○○菜という名前のものは、その昔、人々が食用にした証だというのが通説ですが、このアゼナに限っては「食べられる」という記述が見つかりません。
なので、味の報告ができないのが困るのですが、もっと困るのはアゼナには似た仲間がいることです。アメリカアゼナ、タケトアゼナ、ヒメアメリカアゼナなどというのがそれで、これらアゼナグループの中で葉に鋸歯のないのが純正?アゼナ(=在来種。ほかはすべて帰化植物)だそうです。
添えた指先が化け物に見えるほどの小さな草に、いいように振り回されていますが、たぶんこれが在来種だと思います。早くほかの帰化グループを見つけて、「たぶん」とか「思います」などという無責任発言を撤回したいものです。

2007年のきょうシナアブラギリ> 2006年のきょうコナギ> 2005年のきょうヤブツルアズキ> 2004年のきょうナナカマド

| | コメント (0)

番外編 : いいこと・悪いこと?

080922ibokusa
埼玉南部もそろそろ稲刈りの時期です。その立派に稔った穂波を眺めていたら、おっと、足元には違う美しさがありました。
休耕田で見かけるイボクサです。近くの田(もちろん現役)にはコナギもありました。こういうのって、田んぼに生えていていいの? というか、これらの「雑草」は徹底駆除するのが日本の「正しい」農業だったはずです。
農業もニューウエイブでしょうか。あるいはこの辺のオーナーがおおらかなだけでしょうか。こんな事態を手抜きと見るか、農業の良い方向と見るか、素人にはさっぱり判断基準がありません。ただ、草木好きにとってうれしい事態であることだけは確かです。

| | コメント (2)

9月22日(月) ツユクサ

080922tuyukusa
きのうのミズタマソウでだらしない愚痴を書いたら、樂さんにやさしい慰めのコメントをいただきました。ヨォーシ、「勇気凛凛ルリの色」というわけで、瑠璃色を心おきなくド・アップです(ありゃ、言ってることがきのうと180度違いますか?)。まあ、どなたもご存じのツユクサですし、茎や葉も一応入ってますし…。
意外に知られていないのは、πの字型の黄色い雄シベ(6個のうちの3個)は、ほぼ花粉のない集客担当らしいということでしょう。本当に役に立つのは雌シベと同じ長さの2本だそうで、写真でも粉にまみれているのがわかります。残りの1本の雄シベはその真中で人の字型をしています。花粉を持っているところをみると、雌シベが昼過ぎに巻き戻ってくるのを、念のために待ち受けて接触する仕掛けかと思います。
で、その集客担当雄シベの花糸が青いのがきょうのチャームポイントです。普通、ここは白い(無色)のですが、ツユクサは各部品が変異しやすいのだそうです。
花びらも脱色するのがあるそうですが、まだそれは見たことがなく、この花も正常な構成です。上の2枚は青く、下の1枚は白、その後ろで透けているのは3枚の萼です。青白時代のお相撲は興ざめですが、ツユクサの青と白は永遠の美しさです。

2007年のきょうカワラケツメイ> 2006年のきょうチヂミザサ> 2005年のきょうオトコヨウゾメ> 2004年のきょうハギ

| | コメント (2)

9月21日(日) ミズタマソウ

080920mizutamasou
ちょうど1年前にもミズタマソウを載せました。そのときは朝露が残る時刻でまだ陽のあたらない状況だったし、カメラも先代のもので、細部がよくわからない1枚でした。
今のカメラ(きみまろズーム)は色調が強すぎるところがあるのですが、クッキリ・ハッキリという面では前よりも楽になりました。直径が3mmほどしかなくて写しにくい花も、一応は作りがわかるように撮れました。
ただし、この草の名前の由来である実も入れたいし、植物ブログとしては、ぼんやりでも葉も入れなくては、ということで、やっぱり中途半端だなあ、と反省です。

2007年のきょうミズタマソウ> 2006年のきょうヤマハギ> 2005年のきょうオトコエシ> 2004年のきょうナツメ

| | コメント (2)

9月20日(土) アキノギンリョウソウ

080920akinoginryou
ゼリーにくるまれたプニュプニュ状態も尋常な草には見えませんでしたが、その不気味なコーティングがとれても、摩訶不思議な姿には変わりありません。
プニュプニュのときは「銀の龍」に見えないこともなかったのですが、こんなブチ模様になってしまうと「草むらのシマウマ」くらいでしょうか。先日、waiwaiさんのところでゴイシシジミというかわいい蝶を見せていただいたので、それにならって「碁石龍」でもいいかな、とか勝手なことを考えていると、ア、ホントの名前を忘れてしまいそうです。
イチヤクソウ科のれっきとした「普通」の草ですので念のため。春に咲く銀龍草も、この際思い出してあげましょう。

2007年のきょうソテツ(雄株)> 2006年のきょうアシタバ> 2005年のきょうシロシキブ> 2004年のきょうフジバカマ

| | コメント (6)

9月19日(金) カラスウリ

080919karasuuri
藪の中で、「う、蛇? いや、巨大青虫?」と少しビビりました。じっくりと眺めたら、見慣れたカラスウリの葉がついていたので、やっと正体判明です。
ここが草木ブログでなかったら、きょうのお題はカラスウリクキフクレフシとすべきところです。虫こぶには袋状(イモ虫状)のものや粒状のものなど、ちょっと肌が粟立つ姿が多い中で、これは少し腰がひけるけれどもユーモラス派と言えそうです。
これだけ盛大に茎に寄生されてもカラスウリの葉は健康なようで、いつも自然界の共存のあり方には教えられるばかりです。

2007年のきょうカゼクサ> 2006年のきょうミズキンバイ> 2005年のきょうシロバナマンジュシャゲ> 2004年のきょうツリフネソウ

| | コメント (0)

9月18日(木) ノダケ

080918nodake
きのう、脇役で登場したノダケです。カモメヅルに抱きつかれていた茎はたしかに「竹」にも見えますが、花や葉を包む袋はアシタバのそれに感じが似ています。
暑さが盛りを越えたら、背丈がぐんとのび、その先に紫の花をつけました。きのうのカモメヅルと同じ色合いですが、こちらがさらに大人の色調です。

2007年のきょうヒトエスイフヨウ> 2006年のきょうタカサブロウ> 2005年のきょうヒガンバナ> 2004年のきょうシキミ

| | コメント (0)

9月17日(水) コバノカモメヅル

080917kobanokamome
ひと月前に載せたときは、「とりあえず見つけましたァ」という余裕のない写真でしたが、花が盛りになってきたようで、ワタシ的に大満足・ご満悦の1枚です。
蔓も思い切りのびてきて、ノダケにからまりながら2mほどの高さまで這い上がっていました。中央や左端の濃緑の葉はそのノダケのもので、右下で左右均等に開いているのがカモメヅル自体のものです。

2007年のきょうハシカグサ> 2006年のきょうコウヤマキ> 2005年のきょうヌルデ> 2004年のきょうワレモコウ

| | コメント (6)

9月16日(火) モミジガサ

080916momijigasa
花びらのない筒状花なので、花どきとはいえ、美しさとは無縁の姿です。
また、モミジにたとえられた葉は、いつも虫の被害が目立ちます。それもそのはず、春の若葉(と茎)はシドケと呼ばれる山菜で、東北地方では珍重される美味です。

2007年のきょうアオツヅラフジ> 2006年のきょうサルスベリ> 2005年のきょうヒネム> 2004年のきょうツルボ

| | コメント (0)

9月15日(月) ヤマジノホトトギス

080915yamajino
フユイチゴ(きのう掲載)を探しに入った山路でヤマジノホトトギスに会いました。
こんな冴えない駄洒落を言ってもここにこれを出したかったのは、今まで撮影したほかの場所の二つと比べたかったからです。ヤマジノホトトギスの条件である「花柱が純白で、花弁が水平に展開」は満たしながら、色柄にはこれだけの差があります。
さてどれが好きと自問してみても、うーん、どれも素敵です。
中央(花弁基部だけに斑点):2006年9月28日掲載
右端(花弁全体に斑点):2006年10月7日掲載

2007年のきょうコボタンヅル> 2006年のきょうトキリマメ> 2005年のきょうホワイトベルベット> 2004年のきょうタラノキ

| | コメント (6)

9月13日(土) ノシラン

080913nosiran
熨斗という書き取りがむずかしいのですが、それは脇に置いといて、きょうはなぜこれがノシ(熨斗)蘭かという話です。
この「花」が熨斗のパーツに似ているという解説を見かけるのですが、こんなゲソ(烏賊の足)みたいなものは熨斗には見当たらないと思うのです。熨斗はアワビを「のし」たものですから、あくまですっきり直線的なもののはずです。
じつは、その「のし」にあたるのは花の茎でした。左が平たい方向から見た茎、右がそれと90度違う方向になります。まさしく、まるで茎を「のし」たような形です。ずっと割り切れない気持ちで鬱屈していましたが、これで背筋がのした気分です。

<冬の青い実> 2007年のきょうオオブタクサ> 2006年のきょうキツネノマゴ> 2005年のきょうフウチソウ> 2004年のきょうフジ

| | コメント (2)

9月12日(金) マルバルコウソウ

080912marubarukou
マルバ(丸葉)である証に、本当は葉を写し込まなくてはいけないけれど、そんなことをしなくても、この素朴なオレンジ色の小さな(直径2cmほど)花は独特です。
少し涼しくなったら、急に道端や空き地に目立つようになりました。普通のルコウソウハゴロモルコウソウは深紅の花が基調で園芸的に育てられることが多いのに、この丸葉だけは孤高にいつも野の花です。

2007年のきょうキツリフネ> 2006年のきょうツユクサ> 2005年のきょうハギ> 2004年のきょうヒガンバナ

| | コメント (2)

9月10日(水) ノシバ

080910nosiba
日本芝の中で性質が一番固く、高麗芝など、ほかの上品な芝のつもりで座るとお尻がチクチクしてあわてます。
空地や道路の法面など、刈り込まれることのない場所に育つことが多く、よく見ると葉は優に10cmを超えています。緑のカーペットなどとおだてられ、芝は人間の都合でいじめられていますが、自然のままにのびた芝にはまた別の美しさがあります。

2007年のきょうハネミギク> 2006年のきょうヤハズソウ> 2005年のきょうイチイ> 2004年のきょうヤマボウシ

| | コメント (0)

9月9日(火) ガンクビソウ

080909gankubisou
草丈は脛ほどで、花も小指の先くらいしかなく、しかもいわゆる舌状花がありません。そんな地味な姿なのに、野山では路傍のやや日があたるところに育つので、わりあいに見かけやすいものです。
雁首なんて日常では縁遠いものになりましたが、花から茎につながる線は、たしかに煙管を思わせます。

2007年のきょうキレンゲショウマ> 2006年のきょうカラスウリ> 2005年のきょうマメアサガオ> 2004年のきょうマーガレットコスモス

| | コメント (0)

9月8日(月) ミヤコグサ

080908miyakogusa
前にこれを載せたときの宿題は、「3出複葉に見える葉は、じつは小さな葉があと2枚ある」のを確かめることでした。
よーし、今度こそ!と、しっかり写してみました(上の花の左)が、なるほど、これは面白い葉です。5出複葉と見ることもできるけれど、基部の2枚のところからは別の葉も立ち上がっていて、托葉と考えることもできそうです。素人としては深追いはやめて、「ちょっと変な葉」と覚えておくことにします。
で、これでミヤコグサはOKかと思ったら、今度は「最近はセイヨウミヤコグサが跋扈していている」という記述を見かけました。ドキッ。萼に毛があるし、茎にもうっすらそんな気配(どちらもセイヨウの特徴)があります。
しかし、セイヨウは花が3~6個(ミヤコは2~4個)だというし、普通のミヤコでも毛の多いものがあるといいます。両方を自分で比較できていないので何も言えませんが、今回のものは暫定でミヤコグサとしておきます。また次の宿題ができてしまいました。

2007年のきょうアキノギンリョウソウ> 2006年のきょうキカラスウリ> 2005年のきょうナガホノシロワレモコウ> 2004年のきょうシュクシャ

| | コメント (0)

9月7日(日) ハグロソウ

080907hagurosou
ハグロソウと聞くと、これで「お歯黒」を作ったのだろうか、とか、出羽の「羽黒山」に群生しているのだろうか、とか、つい想像してしまいます。
ところが、「単に、葉が暗緑色だから」(山渓・野草の名前)だそうで、「そんなに黒い?」と一人ブツブツ言いながらの撮影です。もう少し日陰で撮れば葉の色が濃く出るのですが、そうすると薄紫の花がにじんだようになって、自分にとってはなかなか撮影のむずかしい被写体です。

2007年のきょうサラシナショウマ> 2006年のきょうコブナグサ> 2005年のきょうウコン> 2004年のきょうママコノシリヌグイ

| | コメント (0)

9月6日(土) ヤマシャクヤク

080906yamasyaku
去年初めて、藪の中にこれを見つけたときは「!」と「?」が同時に脳裏をよぎったのですが、その正体を知った今年は余裕ヤマシャク、あ、違った、しゃくしゃくです。
あんなに楚々とした花が、どうしてここまで変節するのだろう、と割り切れない思いがします。とは言いながら、かつての清純女優が今は喜劇路線ということもありそうだし、植物にも人間にも紆余曲折はあってしかるべし、なのでしょう。

2007年のきょうウワミズザクラ> 2006年のきょうギンドロ> 2005年のきょうリコリス・オーレア> 2004年のきょうイタドリ

| | コメント (4)

9月5日(金) ムカゴイラクサ

080905mukagoirakusa
葉や茎に細かい棘があって、不用意に触ると痛い目に会います。痛くて「イラッ」とするからイラクサ、なんていうくだらないことは昔の人は言わないわけで、古語辞典を調べると、「いら」は棘のことであることがわかります。
下の方にかわいいムカゴが見えていて、かつ葉が互生なので、これはムカゴイラクサですが、葉が対生でムカゴがつかないのが普通のイラクサです。その「普通」にまだ会えていないのがくやしいけれど、イラッとせずに根気で勝負です。

2007年のきょうタムラソウ> 2006年のきょうナンバンギセル> 2005年のきょうヒメマツバボタン> 2004年のきょうモクレン

| | コメント (2)

9月4日(木) アズマカモメヅル

080904azumakamome
花の直径は5~6mmほどのミニサイズなのですが、ひねりのきいた花びらの先端がユーモラスです。
20日ほど前に載せたコバノカモメヅルと作りはまったく同じで、それもそのはず、アズマカモメヅルはコバノカモメヅルの白バージョンだそうです。
もっとも、白と言ってもかなり緑色を帯びているので、「コバノ」よりずっと地味です。この株も、藪にまぎれて危なく見過ごすところでした。無理に引き出された花が、怒って手足をジタバタさせているように見えます。

2007年のきょうクロホウシ> 2006年のきょうイトススキ> 2005年のきょうアメリカノウゼンカズラ> 2004年のきょうケイトウ

| | コメント (0)

9月3日(水) メボウキ

080903basil
メボウキと聞いてもピンときませんが、バジルとかバジリコと呼べば一気に身近です。日本に入ってきたときは医薬品だったそうで、目に入った異物を除去=目箒とはなかなかウイットのきいた名付けをしたものです。
ただし、あまりおいしそうな名ではないので、サラダにしたりジェノベーゼソースを作ったりするときはバジリコ(イタリア語)と呼ぶ方が似合います。
この白い花をつけるのはスィートバジルと呼ばれる代表種ですが、バジル(こちらは英名)にはほかにもたくさん種類があります。

2007年のきょうゲンノショウコ> 2006年のきょうサワギキョウ> 2005年のきょうガガイモ> 2004年のきょうラッカセイ

| | コメント (0)

番外編 : みなぎる力(リコリス・オーレア)

080902lycoris_aurea
3年前に1個だけいただいた球根が、今年は3本の茎に増えて、こんなに華麗な眺めを作ってくれました。
とりあえず、と手近にあった5号のプラスチック鉢に植えておいたら、増えた球根のせいで、今年はその口径がイビツな形になっています。このあとで葉が出るので、それが枯れたころには一度掘り上げてやろうと思います。
夏水仙狐の剃刀が終わったあと、これが咲くと、次は彼岸花の季節です。

| | コメント (4)

9月2日(火) ミズカンナ

080902mizukanna
ミズカンナにはいささかのバリエーションがあるようで、去年掲載したものに比べ、これは葉の大きさが10倍(面積比)ほどもあります。池の中で、ほとんど男の背丈ほどに葉が生い茂っています。
葉がこれだけ違っても、みんなミズカンナでいいのかどうか、あまり自信がありませんが、クズウコン科でこの色の花を持つのはほかに見当たりませんでした。ミズカンナという名前自体がかなり豪快な命名ですから、「葉っぱだっていろいろあるさ」とアバウトに考えておくことにします。

2007年のきょうヒメシロネ> 2006年のきょうイヌタデ> 2005年のきょうハス> 2004年のきょうピンクノウゼンカズラ

| | コメント (0)

8月30日(土) マツカサアザミ

080830matukasaazami
うっかり触るとバンドエイドが必要になりそうですが、初めからドライフラワーのような姿や色合いが異彩を放ちます。
腰丈くらいに育ち、ピンポン玉ほどの頭のわりに茎はそれほど太くないので、このようにしなだれます。プランターなどで育てるときは、のびたらすぐに切り花にしないと、始末がつかなくなりそうです。
マツカサアザミという名がかわいらしくていいと思うのですが、お洒落な花屋さんではエリンジウム(エリンギウム)と呼ばれています。

2007年のきょうヤマホタルブクロ> 2006年のきょうホウセンカ> 2005年のきょうメランポジウム> 2004年のきょうトロロアオイ

| | コメント (2)

8月29日(金) ハネミギク

080829hanemi
去年はやや終わり気味の花をここに載せてしまったので、お口直しの再登場です。
舌状花は1枚が3cmほどの長さで、馬簾菊のように垂れて咲きます。蜂蜜を採るために持ち込まれた外来種だそうですが、蜂は来ないで鼓みたいな形の変な虫(ごめんなさい)がお食事中でした。
次の機会には名前のもとである「羽のついた実」を写したいものです。

2007年のきょうスズメウリ> 2006年のきょうシシトウ> 2005年のきょうソラヌム・ラントネッティー> 2004年のきょうガガイモ

| | コメント (6)

8月28日(木) クララ

080828kurara簪というにはややガサツだし、かと言って稲こきの農具(名前は忘れました)に見立てるには歯が逆向きです。
1カ月前には白い花だったものが、もう10cmほどの長さの実になりました。そう言えば、去年、しっかり熟したこの種を持ち帰ってどこかに播いたのに、うまく発芽しなかったようです。どんどん大きくなるので、ウチでは芽が出ないのが正解だったかも知れません。

2007年のきょうミツバアケビ> 2006年のきょうヘチマ> 2005年のきょうヤブラン> 2004年のきょうケイトウ


| | コメント (2)

8月26日(火) ヨルガオ

080826yorugaoようやく咲きました。今年初めて植えてみた夜顔の最初の一輪です。植え付けが遅かったので、開花があぶなく9月にずれ込むところでした。
蕾の姿から雄大で、これはもう咲くだろうと思うほど膨らんでから三日目、残念ながら雨の中でしたが、かまうことなく咲いてくれました。花の直径も、筒の長さも、ともに16cmという豊かなサイズで、ほんのりと白粉(おしろい)の香りがします。
種袋には「白花夕顔」と書かれていますが、本来の夕顔はウリ科で、例の干瓢のもとになる大きな実をつける植物です。その花は瓢箪に似て、ややショボく、源氏さんの趣味もなかなか広いなと思うほどです。それに対してこちらはヒルガオ科で、花屋がなんと呼ぼうと正式な名は夜顔です。

2007年のきょうハンゴンソウ> 2006年のきょうサンゴバナ> 2005年のきょうタマスダレ> 2004年のきょうリコリス・オーレア

| | コメント (4)

8月25日(月) タチフウロ

080825tatihuuro○○フウロという植物はいくつもあって、○○ショウマと同じくらい安直な名づけではないかと少し批判的になったりします。同じフウロソウ科の仲間でも、ゲンノショウコのように存在感のある名前がある一方で、やや投げやりなこの名前がかわいそうです。
とは言っても、確かにほかのフウロ仲間とは趣が違って、スックと立ち上がった感じがします。背丈は取り立てて高くない(脛くらい)のですが、花の下の茎の長さがこういう印象になっているようです。
今までここに取り上げた○○フウロ、およびゲンノショウコにリンクをしておきます。
アケボノフウロ> <アメリカフウロ> <クロバナフウロ> <ゲンノショウコ> <ヒメフウロ> (アイウエオ順)

2007年のきょうキオン> 2006年のきょうセイバンモロコシ> 2005年のきょうルコウソウ> 2004年のきょうコブシ

| | コメント (0)

8月23日(土) テッポウユリ

080823teppouきょうから写真サイズを変えます。そのワイド化の初日にふさわしく、「銃口」をグーンと横にのばした鉄砲百合が新サイズ適用第1号です。
これと紛らわしいのがタカサゴユリで、少しの空地があるとはびこります。その高砂は筒の外側に薄い赤紫の筋が入るのに対し、こちら鉄砲はあくまで純白です。
もうひとつ区別できるポイントは葉で、高砂のそれは糸のように細いのに対し、写真の鉄砲は細い方ですが1.5cmはあります。草丈が大人の背ほどになって、このようにしなだれますが、それがまた豪快で、いかにも夏向きの姿です。

2007年のきょうヒャクニチソウ> 2006年のきょうタカサゴユリ> 2005年のきょうミズヒキ> 2004年のきょうハナトラノオ

| | コメント (5)

8月22日(金) ヤナギラン

080822yanagiranまるで狼煙のように、白い綿毛がウネウネと立ち昇っていて、咲き残りの茎が隣になかったら、ヤナギランとは気づかなかったと思います。
先月、花を撮影したとき、すでに稔っていた莢を割ってみたら、中は白い綿毛でいっぱいでした。
あの時点で、「これがヤナギランの綿毛か」と、お勉強的に得心したのですが、時期が来ればこんなに渋い姿を見せるとは予想できませんでした。野原には、自分が知らない美しさがまだまだ埋もれているようです。

2007年のきょうキハダ> 2006年のきょうオオボウシバナ> 2005年のきょうクコ> 2004年のきょうハシラサボテン

| | コメント (2)

8月21日(木) ペチュニア

080821petuniaあれ、髪、切った? おとといよ(プン) というのをペチュニア現象といいます(冗談です)。あまりに身近なせいで、このブログ5年目にして初登場となりました。
しかも、思い出したのは先月乗せたカリブラコアのおかげなのだから、ペチュニアさん、本当に申し訳ございません。
お詫びがてら、久しぶりに自分で育ててみました。さすがに丈夫で花つきも良く、夏花壇には便利この上もありません。しかし、花がら摘みのたび、う~、やっぱ気持ち悪ゥ~。

2007年のきょうオタカラコウ> 2006年のきょうオトコエシ> 2005年のきょうシロガネヨシ> 2004年のきょうガガイモ

| | コメント (2)

8月20日(水) アルストロメリア

080820alstroemeriaいきなり調子が変わりまして、なにやら花屋の店先のごとき賑わいです。
実際これ、切り花として四季を通じて売られていて、業界の基本商品的な位置づけです。ただ、畑の隅や公園で無造作に育てられていることも多く、案外にタフな性質みたいです。
そんな性質に加え、名前も掴みどころがありません。締まりケのないカタカナも困りものですが、和名はなんと百合水仙です。マーガレットコスモスにも憤慨しましたが、さて勝敗はどちらに…。

2007年のきょうモクゲンジ> 2006年のきょうハナキリン> 2005年のきょうトクサ> 2004年のきょうモッコク

| | コメント (0)

8月19日(火) アオツヅラフジ(雌株)

080819aotuduraうらめしげに雄花の姿を載せてから、早くもひと月が経ちました。あれから目を皿にして探しても、ウチの鉢には雌株は出てきません。
雌株の紹介は去年もしているのですが、今年はそんな行きがかり上、もう一度雌株を載せてみました。もちろんこれは他所での撮影です。
雄花で目立った黄色い葯がこちらにはなく、その代わり、透明感のある雌シベがきれいです。その花の枯れた痕跡が、実のてっぺんではなく横脇にあってオヘソみたいです。

2007年のきょうマツブサ> 2006年のきょうミニトマト> 2005年のきょうシロバナサクラタデ> 2004年のきょうムラサキゴテン

| | コメント (0)

8月18日(月) キカラスウリ(雌株)

080818kikarasuようやくキカラスウリの雌株と仲良くなれました。あとはこの実が順調に黄色くなってくれるのを待つばかりです。
ズッシリと手ごたえのある実が、3個連なっていました。同じ場所で花はまだ盛んに咲いていて、その付け根(右上丸印)には実の赤ちゃんがついています。
一昨年の晩秋に撮影したときは、大きな実は青いままなのに、その脇で色づいた実がペシャンコという悲しい姿でした。今度こそ、艶めく黄色いふくらみ、掴みたいものです。

雄花は今月9日掲載 2007年のきょうクルマユリ> 2006年のきょうゲンペイカズラ> 2005年のきょうカラタチ> 2004年のきょうコリウス

| | コメント (0)

8月17日(日) オオダイコンソウ

080817oodaikonsouきのうと比べて、その違いを確認できるように、オオダイコンソウのその後の姿を引っ張り出しました。
花と実だけを見ていると、ワタシには区別がつきません。一番の決め手は葉の裂け方と先の尖り具合、その次はやや相対的ですが草丈の高低となりそうです。
あと、細かいところですが、オオダイコンソウは鋸歯のある托葉がハッキリしているという解説もあります。この写真を見直すとそうも見えますが、二つを比べてもう少し勉強してみたいと思います。

2007年のきょうフシグロセンノウ> 2006年のきょうサボテン(緋牡丹)> 2005年のきょうルドベキア> 2004年のきょうツルムラサキ

| | コメント (2)

番外編 : 神の宿り(ナツズイセン)

080816natuzuisen
木漏れ日がもたらす偶然の美には、神の宿りを感じるときがあります。暑いさなかに汗を拭きふき歩いているオジサンにも、たまには天からのプレゼントが届くようです。

| | コメント (0)

8月16日(土) ダイコンソウ

080816daikonsou先月、「実の姿も面白いので続編予定」としたダイコンソウの今の姿です。
針の先がフック状に曲っている、「ひっつき虫」の代表的な形です。これから熟して、人や動物といろんなところへ旅するのでしょう。
さて、大根に例えられるこの葉を見ていて、先月の記事が気になりました。この写真の葉:葉先が丸いVS先月の葉:葉先が尖っていました。ほかに草丈も考慮すると、あれはオオダイコンソウだったようです。お詫び&訂正いたします。

2007年のきょうウバユリ> 2006年のきょうマリーゴールド> 2005年のきょうゴマ> 2004年のきょうコナラ

| | コメント (2)

8月15日(金) コバノカモメヅル

080815kobanokamomeほんの幾粒かの種を残した莢を見つけてから半年、どうやらその種の「素」を突き止めたようです。
しかしまあ、聞きしに勝る可愛さです。その小ささだけでなく、ヤンチャ坊主が缶蹴りしているようなポーズが笑えます。そして、この臙脂と淡黄色の取り合わせで決まりでしょう。
さてこの淡黄色の部分ですが、図鑑的に言うと「ずい柱」だそうです。雄シベと雌シベが一つところにあるのをこう呼ぶらしく、最初からくっついてるとは手いらずな人たちです。

2007年のきょうクサボタン> 2006年のきょうパイナップルリリー> 2005年のきょうオオハンゴンソウ> 2004年のきょうルリマツリ

| | コメント (2)

8月14日(木) キツネノカミソリ

080814kitune
きのうに続いて、同じ素材の撮影に再挑戦してみました。
3年前の写真と比べると、今年のチャームポイントは蕾です。開いた花びらはオレンジ色なのに、その蕾がこんなにシックな色合いだったことに、改めて目を見張る思いがします。
この臙脂色が開くとオレンジになるとは、いささかもったいないというか、理不尽な気がします。もっとも、ちょうどお盆のころに開くこの花を、ご先祖さまを迎える野火に見立てるなら、この明るい色にも合点がいきます。

2007年のきょうキバナコスモス> 2006年のきょうハイビスカス> 2005年のきょうサネカズラ> 2004年のきょうエンジュ

| | コメント (0)

8月13日(水) レンゲショウマ

080813rengesyoumaちょうど1年前のきょうもレンゲショウマを載せました。ただ、去年の写真はいかにもお勉強風で、葉は写したいわ、花は持ち上げるわで、情緒に欠けました。
そこで今年は芸術風の1枚です。単に天気に恵まれたり、偶然に背景が飛んでくれたりしただけとも言えますが…。
肉眼では気付かなかった花びらの痛みが妙にリアルだし、歩くときは邪魔者のクモの糸も、こういう場面では貴重な脇役です。森の中の「生活」を写したような気持ちがします。

2007年のきょうレンゲショウマ> 2006年のきょうヌスビトハギ> 2005年のきょうツルレイシ> 2004年のきょうオモダカ

| | コメント (4)

8月12日(火) キキョウ

080812kikyou蕾から枯れ切った姿まで、そして花の向きも360度、と我ながら気の利いた一枚が撮れました。
なにせ、かなり基本的な草なのに、ブログ5年目で初登場ですから、ポーズにも気を遣います。加えて、先月には正体不明の白花を載せているので、ここはスッキリ決めないと…。
さらに、きのうのシデシャジンと見比べていただくと、はた衛門の陰謀(?)が成就する仕掛けです。しかし、タコ踊りとは違って、桔梗というのはいかにも秋風を感じさせます。

2007年のきょうトチバニンジン> 2006年のきょうサンカクイ> 2005年のきょうニチニチソウ> 2004年のきょうミソハギ

| | コメント (0)

8月11日(月) シデシャジン

080811sidesyajinストローの先を3つに裂いたような柱頭、その付け根でカールしている雄シベ、そしてタコ踊りのような花びら、どれもがバカバカしいほどに風変りな姿です。
加えてその名がまた妙チキリンです。細かいことを言えば、5弁なのに四手とはこれ如何に、と思ったりもします。
その5弁ですが、なんとこれでも合弁花で、キキョウ科の仲間です。そう言えば、柱頭の裂け具合とか、花弁と花柱の色合いとか、ほんのりと桔梗の面影がなくもありません。

2007年のきょうメタカラコウ> 2006年のきょうコリウス> 2005年のきょうタマガヤツリ> 2004年のきょうハツユキソウ

| | コメント (0)

8月9日(土) キカラスウリ(雄花)

080809kikarasuuriカラスウリの雄花に比べると、同じように花弁の端が糸状ではあっても、キカラスウリのそれはややおおまかです。
その分、作りは丈夫で、カラスウリの方は陽が昇れば萎んでしまうのに、こちらは昼の陽射しの下でもまだ夜の姿がそれほど崩れません。
しかしまあ、近所では徹底してキカラスウリの雌株に会えません。あった!と思えばこうして雄ばかり。実がふくらんで色づく過程を身近な場所でじっくり撮りたいのに、夢はなかなか叶いません。

2007年のきょうサンショウバラ> 2006年のきょうカボチャ> 2005年のきょうシコンノボタン> 2004年のきょうヒルガオ

| | コメント (2)

8月8日(金) アオノリュウゼツラン

Ryu1なんとも結構な枝振りの松ですなァ、という声がかかりそうですが、右下の枝にご注目ください。
松の葉が黄色くては困りますが、これはレッキとした花です。およそ35段の花房が、主幹から松の枝振りよろしく交互に張り出しています。
その一つの段を拡大してみます。

Ryu2長い筒状の子房の先に、同じくらいの長さの白い雌シベが1本立ち、黄色い葯を持つ雄シベはやや枯れかけています。
花びらは判然としませんが、ひょっとしたらシベの付け根の薄緑の部分がそうかも知れません。
下の段から開花が進み、ほぼ真ん中まで咲いています。

Ryu3横に立つ街路灯と比べればわかるように、主幹は堅く見て7mはありそうです。
そして、その根元で直径3mほどのトグロを巻いているのが本来の竜の舌です。
60年に1回しか咲かないものだそうで、見物の人が引きも切りません。咲いたら死が待つ、文字どおり一世一代の花です。

2007年のきょうコケモモ> 2006年のきょうウド> 2005年のきょうイネ> 2004年のきょうクサギ

| | コメント (6)

8月7日(木) タンキリマメ

080807tankirimameこの一枚に辿り着くまでの艱難辛苦といったら、それはもう筆舌には尽くせない…なんてことはないのですが、時間だけはかかりました。
こりゃなんじゃ?(じつはトキリマメ)の実を載せたのが2年半前で、その花のあとタンキリマメの実に至り、ついにその花に会えました。
図鑑では区別しにくく思われたタンキリ&トキリですが、こうして追いかけたらハッキリ見えた気がします。トキリと比べて半分もない小さな花は、写すのに気を遣わされました。

2007年のきょうミヤコグサ> 2006年のきょうオモダカ> 2005年のきょうツユクサ> 2004年のきょうナツズイセン

| | コメント (2)

8月5日(火) ハマユウ

080805hamayuu視野狭窄のケがありまして、初めて撮ったハマボウとハマゴウに気を奪われ、三つ目の一文字違いを忘れていました。
きのう、「つぎはハマユウかな?」と指摘してくださったぴょんぴょんさん、ありがとうございます。ハマユウもしっかり写していたのに、危なく無視するところでした。
一つひとつの花をまとめて包んでいた大きな袋が破けると、てんで勝手に絡まって花弁が開きます。美人女優にも借りられた清楚な名前に反し、いささか暑苦しい眺めです。

2007年のきょうクサレダマ> 2006年のきょうサボンソウ> 2005年のきょうベゴニア> 2004年のきょうフヨウ

| | コメント (3)

8月1日(金) カキラン

080801kakiran柿色と言って連想するのは、子どものころに読まされた偉人伝の柿右衛門です。柿の木の下で中空を凝視する職人姿が忘れられません。
その柿右衛門さんがこれを見て怒らなければいいのですが、まあ、人参蘭と呼ぶよりは柿蘭の方がまだましでしょう。
このあとにつく丸い実に着目して鈴蘭ともいうそうですが、それもまた困ったものです。などと名前は今いち冴えませんが、それを別にすれば花の優しい色合いや葉の涼やかな形は夏の絶品です。

2007年のきょうオレガノ> 2006年のきょうミゾカクシ> 2005年のきょうシマサルスベリ> 2004年のきょうコナラ

| | コメント (0)

7月31日(木) ヒツジグサ

080731hitujiきょうは暑中見舞いのつもりで涼しげな一点です。
さて、絵としては気持が良くても、それだけで済まないのが困るこの世界です。睡蓮と呼びたいのに未草であるわけは去年触れましたが、今度はその「未」についての悩みです。
図鑑にも、未の刻に開く派と萎む派があって迷うのに、実物も両方に出会いました。これは開く派で、2時前の撮影です。一方、まったく別の池では2時過ぎには閉じられてしまいました。涼しい顔したイヤな奴です。

2007年のきょうキハギ> 2006年のきょうナツズイセン> 2005年のきょうマンリョウ> 2004年のきょうサンゴジュ

| | コメント (5)

7月29日(火) ウマノスズクサ

080729umanosuzukusa2年前のきのうもこれを載せていて、この暑い季節にこの異様な風体にお目にかかると、ついハイになる自分に失笑です。
ただし、二度目の登場には多少の意味があります。その一つが花の位置(高さ)で、前は膝丈ほどのところを蔓が這っていたのに、今度の花は目の高さです。
もう一点はポーズです。先年はうつむいた花を無理に持ちあげましたが、今回は自然そのままの姿勢・角度です。吸い込まれそうな入口に産毛が密生しているのが見えます。

2007年のきょうカライトソウ> 2006年のきょうママコノシリヌグイ> 2005年のきょうオミナエシ> 2004年のきょうホウキグサ

| | コメント (6)

7月28日(月) アオヤギソウ

080728aoyagisou青柳と言えば、思い浮かべるのはあの鮨ネタで、本名はたしかバカガイのはず。この凛とした緑の花がバカガイと同じ名前とは、あまりと言えばあまりです。
もちろん、この草とあの貝とはなんの関係もなく、花が青(緑)で葉が柳っぽいという超お気楽な名付けなのでした。
しかし、安易な名の割に撮影は困難です。茎が1mものびた先に薬指の爪ほどの可憐な花という構成で、株元を一緒に写せません。姑息に入れ子写真で逃げておきます。

2007年のきょうソクズ> 2006年のきょうウマノスズクサ> 2005年のきょうコガマ> 2004年のきょうオオニシキソウ

| | コメント (0)

7月27日(日) カリブラコア

080727calibrachoajpgきょうはお買い得情報です。4号鉢で買ってきた苗を10号に植え替えたら、あっと言う間に花が鉢を覆ってくれました。
ペチュニアの改良種といいますが、花の直径は2cmほどとかなり小型です。花つきがよく、株をコンパクトにまとめやすい利点があります。
乾燥に強く丈夫なことも長所ですが、個人的に一番気に入っているのは、ペチュニアと違って葉や茎がべたつかないことです。まめに花がらを摘みたいので、あの不快感がないのは助かります。

2007年のきょうトウモロコシ> 2006年のきょうオグルマ> 2005年のきょうシルクジャスミン> 2004年のきょうタカノハススキ

| | コメント (0)

7月26日(土) クララ

080726kuraraクララと聞いて、まず一番に連想したことはなんですか?
1位 アルプスの少女ハイジ:46% 2位 某社の喉薬:23% 3位 アキバ系キャラ:12%…なんていうのはまるっきりデタラメです。
しかし、これがこの植物の由緒正しい名前で、昔からこう呼んでいたそうです。
奈良や平安のころの人も、こんな愉快な音感でものを名づけていたことに新鮮な感動を覚えます。ただ、別名はウジコロシと直截的で、その落差にクラクラッときたりします。

2007年のきょうルリタマアザミ> 2006年のきょうセリ> 2005年のきょうコンロンカ> 2004年のきょうカクレミノ

| | コメント (4)

7月24日(木) ホテイソウ

080724hoteisou左がおととい、右がきのう、同じ一本の茎の変化です。
まっすぐに立って花を三つ咲かせた翌日、四つ目の新たな花が咲いたものの、茎はすでにUターンしているので水中花になってしまいそう…。もちろん前日の三つは完全に萎み、その骸はすでに水中に没しています。
立ったまま結実してもよさそうなものを、わざわざこんな芸当をする訳を想像すると暑さを忘れます。確実にここに子孫を残したい願望が、茎を曲げる念力となるのでしょうか。

2004年の開花の様子 2007年のきょうソバナ> 2006年のきょうツキヌキニンドウ> 2005年のきょうニワウメ> 2004年のきょうルリヤナギ

| | コメント (2)

7月22日(火) オオダイコンソウ

当初はこれをダイコンソウとしていましたが、8月16日掲載のものがダイコンソウで、こちらはオオダイコンソウのようです。タイトルを訂正いたします。(2008年8月16日)

080722daikonsouきのうのチングルマがバラ科ダイコンソウ属ということを勉強し直したおかげで、そのダイコンソウを思い出しました。
春の根出葉の姿が大根のそれに似るというのが名前の由来です。しかし、自宅で育てでもしない限り、野原でこれを確認するのは自分には当分無理な話です。
ただ、今の時期だと、この花の姿と名前があまりにも無関係すぎて、それがかえってインパクトで覚えやすいというメリットはあります。実の姿も面白いので、続編予定です。

【心覚え】
オオダイコンソウ:草丈が高く、写真のものは膝上まであった。葉が羽状に強く裂け、先の尖り方も鋭い。
ダイコンソウ:草丈は膝下で、小葉の先が丸みを帯びている。

2007年のきょうヤブカラシ> 2006年のきょうクリナム・パウエリー> 2005年のきょうイヌゴマ> 2004年のきょうノブドウ

| | コメント (2)

7月21日(月) チングルマ

080721tingurumaさて、これが子ども用の風グルマに見えたらおなぐさみ。5月に白い花を紹介したときに、夏の姿を載せなければチングルマは完結しないと思っていたので、少しホッとしました。
こういう綿毛をつけるのはもっぱらキンポウゲ科の仲間かと思ったら、なんとこれはバラ科でした。
たしかに、雄シベが賑々しい花どきの姿はバラ科そのものでした。たった2カ月でそれをきれいに忘れ、さかしらにクレマチスなど連想するとは、稚児に笑われるボケ具合です。

2007年のきょうツボサンゴ・パレスパープル> 2006年のきょうシロネ> 2005年のきょうハナヅルソウ> 2004年のきょうアカメガシワ

| | コメント (4)

7月20日(日) ゴウソ

080720gouso鯛釣り菅とも呼ぶそうですが、これは鯛というよりはハリセンボンに見えます。
先月載せたアゼナルコスゲと似た環境にあって、姿も似ているのですが、色が濃く、穂の数が少なくて短いので見分けはしやすく思います。茎を触ると、カヤツリグサ科らしく断面がはっきりと三角です。
困ったのは本名です。郷麻や紙麻と書くことから、葉を麻紐みたいに使ったなごりという見解があるようです。コウゾと似た音なので製紙にも関係あったのか、謎の名前です。

2007年のきょうシダルセア> 2006年のきょうラッカセイ> 2005年のきょうセイヨウハッカ> 2004年のきょうサツマイモ

| | コメント (0)

7月17日(木) ヤナギラン

080717yanagiranなんでもお気楽に蘭と名づけてしまった先人に悪態をつきつつも、色みの乏しい野原でこれを見たら蘭と呼びたくなっても仕方ないかと、いくらか共感を覚えます。
1mほどに直立する花茎が込み合って並ぶさまは、野生とは思えない派手な美しさがあります。
ただし、すでに種となった莢(写真右端の茎)には綿毛が入っていて、これが割れると、種を四方八方に拡散するしかけです。きれいな花や繊細な葉の陰には、したたかな繁殖力が隠れています。

2007年のきょうチダケサシ> 2006年のきょうトモエソウ> 2005年のきょうオイランソウ> 2004年のきょうヤブツバキ

| | コメント (0)

7月15日(火) ムラサキバレンギク

080715barenこの花を真上から撮影してしまい、バレンを馬連(版画につかうアレ)だと思った昔もありました。
少しは学習効果がありまして、こうやって写せば今度は馬簾に見えるはず。ただし、火消しの纏についている「アレ」が馬簾だなんて、知っている人は極「レア」じゃないでしょうか。
一般には属名であるエキナセアで呼び習わしていますが、この名前は植物名としてよりも健康茶として有名のようです。風邪のひき始めにいいとか言いますが、未体験です。

2007年のきょうイチジク> 2006年のきょうヒマワリ> 2005年のきょうエノコログサ> 2004年のきょうユリ

| | コメント (0)

7月14日(月) ジュンサイ

080714junsai花の茎を包んだゼリーがきれいです。この物体による「にゅるるん感」がジュンサイの持ち味で、酢の物やお吸い物として愛好されます。
食品としては葉や花芽のごく若いころを摘み取ります。見栄えは冴えない花ですが、摘まれずに咲くことができたのは幸運児かもしれません。
うすいピンクの花びらは6枚に見えますが、そのうちの3枚は萼だと言います。その花を乗せた葉は長辺が10cmほどです。切れ込みのない楕円形が、睡蓮とは違う趣です。

2007年のきょうチョウセンシラベ・シルバーロック> 2006年のきょうカランコエ> 2005年のきょうマルバマンネンサグ> 2004年のきょうホテイソウ

| | コメント (0)

7月13日(日) オタネニンジン

080713otaneninjinきのうは緑の実でしたが、今度は赤い実で、しかも木ではなく草の実です。
この草の根が、一般には朝鮮人参とか高麗人参とか呼ばれる例の高級品です。したがって、この実はそんじょそこらで見つかるものではなく、これも管理された場所のものです。
当然ながら根を掘るわけにはいきません。そろそろ霊薬の助けが必要なお年頃ですが、こういう正真正銘の現物で効き目を確かめたなら、あのお高い値段にも納得して愛飲するかもしれません。

2007年のきょうセイヨウニンジンボク> 2006年のきょうチドリソウ> 2005年のきょうヘメロカリス> 2004年のきょうヘクソカズラ

| | コメント (4)

7月10日(木) カラスビシャク

080710karasubisyaku雑然とした写真ですが、きのうのオオハンゲと比較できるよう、カラスビシャクの生息状況をそのまま写しました。
森の中のほの暗い場所を好む大半夏に対し、烏柄杓は明るい草地が好きで、このように雑草負けもせずに元気です。
葉に埋もれるように花が咲く大半夏と違い、花(四角マーク)は高くのびます。今回初めて見つけたムカゴ(丸マーク)にピントを合わせたこの写真ではボケてしまいました。このムカゴで、次は自宅栽培に挑戦です。

2007年のきょうカラタチバナ> 2006年のきょうモナルダ> 2005年のきょうサルスベリ> 2004年のきょうメマツヨイグサ

| | コメント (2)

7月9日(水) オオハンゲ

080709oohange花は、仲間のカラスビシャクとほぼ同じ形で、大きさもそれほど違いません。
ただ、ピローンとのびた釣り糸(付属体)が、浦島草にはかなわなくてもかなり目立ちます。また、苞の中部分の付属体が黒くなる烏柄杓に対し、こちらはそこも緑色のままです。
と、つい花に話が行きますが、目を葉に移すと烏柄杓との違いは明白です。そこで、大烏柄杓と呼べばいいものを、それでは語呂が悪いので、烏柄杓の別名である半夏を持ち出したのでしょう。

2007年のきょうグリーンローズ> 2006年のきょうカラジューム> 2005年のきょうナンキンハゼ> 2004年のきょうメダカ鉢>

| | コメント (0)

7月7日(月) ラベンダーセージ

080707lavendersage青系サルビアを3連発してみました。本当は30連発くらいしないといけないのでしょうが、今回の青シリーズはこれで打ち止めにします。
きのうと同じく、普通はセージと呼ばれつつ、本名ではサルビア(インディゴスパイア)を名乗ります。もうこれは気にしないことにしました。
萼がしっかりしたこの手のサルビアにはグアラニティカパープル・マジェスティがあります。こういう萼は、花後もしっかりと花のような顔をして賑やかで、お得な感じがします。

2007年のきょうシャシャンボ> 2006年のきょうナス> 2005年のきょうチヂミザサ> 2004年のきょうシャグマユリ

| | コメント (0)

7月6日(日) ボッグセージ

080706bogsageきのう、青いサルビア類に触れたので、ついでにこんな青を載せましょう。
サルビアなのにセージと呼びますが、本名はサルビア・ウリギノーサ、つまりサルビアとセージは渾然一体のようです。ボッグは沼地の意味で、そういう環境が好きなのでしょう。
涼やかな花色に加えて、スマートな形の葉も清々しさを漂わせます。似た感じのサルビアにアズレアがあって、あちらの名が空に由来するのに対し、こちらは沼とは少しかわいそうな気がします。

2007年のきょうギンロバイ> 2006年のきょうヤマモモ> 2005年のきょうリョウブ> 2004年のきょうモミジアオイ

| | コメント (2)

7月5日(土) ブルーサルビア

080705bluesalviaご近所だけでも3軒がこれを植えていて、夏花壇の定番と言えそうです。
青いサルビアは数ある中で、これがそのものズバリの名前を獲得した理由を考えました。ほかの青サルビアに比べ、これと言った特徴がないので、案外にこうしかつけようがなかったのでしょうか。
という邪推はさておき、定番だけあって育てやすく丈夫です。この辺では初夏から秋遅くまで、ずっと花をつけてくれます。さしずめ、青サルビア一家の優等生というところです。

2007年のきょうリシマキア・プンクタータ> 2006年のきょうインドハマユウ> 2005年のきょうノブドウ> 2004年のきょうアサガオ

| | コメント (2)

7月3日(木) ウツボグサ

080703utubogusaきのうは言い訳、きょうはお詫び、と、なんだか哀れなブログになってきました。
先月載せたウツボグサはどうにも自信がなかったのですが、ようやく本来のウツボグサと思えるものを見つけました。比べると、やはり雰囲気が違います。
パッと見で一番違うのは花穂の色で、靫草は茶色がち、大花靫草は若緑がちです。花のつき方も、前者は下から、後者は上から咲く感じです。葉も前者が細いようです。先月の記事を修正して、お詫びいたします。

※ さらにお詫び「その2」です。以前の記事で、「花屋さんのサンキライのほとんどは中国産」と書きましたが、伊豆大島で自然のものを管理している方からコメントをいただきました。自分の認識を改め、軽率な記述をしたことをお詫びいたします。

2007年のきょうイタチハギ> 2006年のきょうオカトラノオ> 2005年のきょうボタンクサギ> 2004年のきょうユズリハ

| | コメント (0)

7月2日(水) キキョウ

080702kikyouここに自信を持ってあげられる植物は少なくて、いつも俄か勉強の付け焼刃でこわごわ載せるのですが、きょうはとりわけ腰が引けています。
まず、これはシロバナキキョウだと思っていたら、どうやら桔梗の白花は特に呼び分けしないようです。せっかくの白なのに哀れなことです。
そして、つくづく見ると5裂すべき花弁や雌シベがそれぞれ勝手な数で、これでは桔梗と言えません。いきなりクイズブログに変身して、博識の皆さまのご助言をお待ちします。

2007年のきょうヤマユリ> 2006年のきょうテリハノイバラ> 2005年のきょうツルハナナス> 2004年のきょうノウゼンカズラ

| | コメント (0)

6月30日(月) モミジバゼラニウム

080630momijiba久しぶりにお外で天麩羅などいただいたら、トマトオロシというのを知りました。紅葉オロシの人参はほぼ色づけ役ですが、トマトは色だけでなく味もかなり自己主張してくれます。
で、話はようやく紅葉ですが、花の奥にそれらしい形の葉が見えています。
最初はその形からの名前と思っていたら、今ごろの紅葉(本物)を見てみると、ちょうどこんな塩梅に色づいています。花はもう少し濃色が標準のようですが、主役は葉ですから、どうでもオロシと。

2007年のきょうハマカンザシ> 2006年のきょうブーゲンビリア> 2005年のきょうセイヨウノコギリソウ> 2004年のきょうヒョウタン

| | コメント (0)

6月29日(日) チガヤ

080629tigaya葉を屋根に葺き、根を薬用に煎じ、花は甘味とし、姿は和歌に詠い、じつにご先祖さまたちはこの植物とともに生活をしてきたようです。
そんなチガヤも今ではただの雑草で、野原でむなしく綿毛を風に散らすばかり。栄枯盛衰は世の習い、あすは我が身と怯えるばかり。
でも、本当にきれいです。この綿毛はタンポポのようには簡単に飛ばず、風に吹かれては絡まりあって穂が次第に広がります。緑の中で、白い絹布が煌めいているようです。

2007年のきょうチューリップポピー> 2006年のきょうノカンゾウ> 2005年のきょうボケ> 2004年のきょうボタンクサギ

| | コメント (2)

6月28日(土) カタクリ

080628katakuriのころには観光バスを仕立ててカタクリ見物に出かける人々も、こんな姿はご存じないでしょう。
なんて偉そうに言っている自分が初めて知ったのですが、花が咲いたら実がつくのは当たり前で、カタクリの場合はこういう状態になるのでした。なんとも慎ましやかな佇まいです。
これが熟して地に倒れると、元の株から15cmほど離れたところに次の世代が生まれる仕組みです。その新世代が花開くのは10年後です。大事に、大事にしたい自然です。

2007年のきょうナツハゼ> 2006年のきょうキンレンカ> 2005年のきょうミズキ> 2004年のきょうラベンダー

| | コメント (3)

6月27日(金) ウチワサボテン

080627utiwaサボテンの花としてはあまり気むずかしくなく、暑くなり出すとあちこちで黄色く照り輝き始めます。
写真のものは団扇というよりは杓文字ですが、本来は名前にたがわない葉の形です。おっと、つい葉と書いてしまいましたが、サボテンの場合、ここは葉ではなくて茎でした。
江戸時代の中頃には日本に来ていたそうで、団扇仙人掌はサボテン界一番の老舗のようです。薄甘いとかおいしくないとか、評価の分かれる実の試食が今後の課題です。

2007年のきょうクマツヅラ> 2006年のきょうカリフォルニアローズ> 2005年のきょうタイマツバナ> 2004年のきょうヤブカンゾウ

| | コメント (0)

6月26日(木) ヒメカイウ

080626himekaiu尾瀬に行ってきた人が、きれいだったァと水芭蕉の報告をくれましたが、尾瀬ほど標高のないところのそれはもういかにも芭蕉という葉の盛りの時期です。
なのに、おや、咲き残りがチンマリと…と思ったらどうも違います。白い仏炎苞が茎を包む部分がほぼありません。
水芭蕉はここがたっぷりと長めです。葉も丸型なので芭蕉とは言わず、カラーの和名である海芋を称します。なりは小さくても、こちらの方が水芭蕉よりずっと稀少だそうです。

2007年のきょうカクテル(ツルバラ)> 2006年のきょうヤポンノキ> 2005年のきょうガクアジサイ> 2004年のきょうモッコク

| | コメント (0)

6月24日(火) フタリシズカ

080624hutari名前にふさわしく花穂が二本のものを探すのに手間取りました。いくら静さんでも三人では姦しくてなりません。
もっとも、由来となった同名の能では二人は亡霊で、他界の人なら三人でも五人でも出るだろうという説もあります。それほどに花穂の数は一定しないようです。
美人だったであろう静御前がむくれそうに素っ気ない花ですが、目を凝らすと蛤の貝殻を伏せたような構造です。白拍子に貝合わせは不似合いでも、こじつけたくなりました。

2007年のきょうアメリカデイゴ> 2006年のきょうラッカセイ> 2005年のきょうバクチノキ> 2004年のきょうアカツメクサ

| | コメント (0)

6月23日(月) オオバナウツボグサ

080623utubogusajpg右端が咲き始めで、左・中央という順に花が進みます。
いくら咲き進んだところで開いている花の数は変わらないのだから、花殻の少ない若いうちがきれいです。ところが、この草は真ん中のものでもまだ見頃とは言えず、花が終わり、穂が茶に色づくころが真骨頂です。
その姿が靫(空穂)を思わせるところからの名付けですが、熟年(老年?)組としては秘かに憧れる姿です。あやかれるように、ドライフラワーにして、身近に飾っておきますか。

※ 花がやや派手に過ぎ、花穂も妙に緑っぽいので、オオバナウツボグサかとも思い始めました。継続調査中扱いとします。(6月24日)

※ 本来のウツボグサと思われるものを見つけ、二つを比較した結果、やはりこちらはオオバナウツボグサと判断しました。記事タイトルを変更します。(7月3日)

2007年のきょうホザキシモツケ> 2006年のきょうシュッコンカスミソウ> 2005年のきょうキョウチクトウ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

| | コメント (0)

6月21日(土) クリンソウ

080621kurinsoujpg咲き始めからひと月以上もたって、ようやく合点のいく姿になってきました。
5月上旬に初段が花開いたときには、サクラソウの茎が徒長した程度に見えたのに、最後の段の出番となって、まさに九輪塔のように草原に屹立しています。
これで全段一斉に開花するなら言うことなしですが、種の輪がかえって九輪塔っぽくも見えます。ならば本当に9段になればと思うのに、どうやらこの辺(5段)で打ち止めのようです。追肥をあげたくなってしまいました。

2007年のきょうイトバハルシャギク> 2006年のきょうツキヌキニンドウ> 2005年のきょうアンズ> 2004年のきょうハンゲショウ

| | コメント (2)

6月20日(金) ササユリ

080620sasayuri見るに堪えない画像であるのは百も承知ですが、きれいに咲いた花は、またいつの日か載せることもできるでしょう。
憧れの笹百合を撮りに、せっかく関西まで出向いたのに、今年はずいぶん早い終息のようです。最後の一本が、どうにか花の色合いだけを教えてくれました。
悔しいので、この百合は名前どおりに「葉」が見どころなのだと思うことにします。周囲の本物の笹に紛れて見分けにくいのですが、その付け根を見るとまさにユリ科の姿です。

2007年のきょうクロバナフウロ> 2006年のきょうマリアアザミ> 2005年のきょうムラサキシキブ> 2004年のきょうアガパンサス

| | コメント (2)

6月18日(水) イワタバコ

080618iwatabakoイワタバコと言えば鎌倉が有名ですが、あすこまで観光地になると気後れして足が向きません。
人知れぬ場所に咲く姿こそ、イワタバコの本性と思うと、透明感のある紫の花びらが心なしか神々しく見えてきます。もちろん、葉の艶は言うまでもなく、初夏の陽を照り返します。
ところで、この撮影のために新しい手を発見しました。岩の上から腕をのばし、逆さまに撮った画像をあとで回転させるのです。単純だけれど初めての思いつきが愉快でした。

2007年のきょうニッコウキスゲ> 2006年のきょうベニバナ> 2005年のきょうマツバギク> 2004年のきょうサルスベリ

| | コメント (2)

6月17日(火) アゼナルコスゲ

080616azenarukosuge奥の灰色は池の水面です。つまり、この草の生息環境を映したかったのですが、説明が必要な悲しい絵になりました。
ついでに弁解を重ねると、葉がなにやら不自然な黄緑に見えますが、これはこの草の特徴です。深い緑色をした仲間が多い中で、見分けに役立ちます。
しかし、なんと言っても目につくのはまさに鳴子を思わせる姿の雌花です。そのかわいらしい穂の上にある汚いヒモが雄性花序で、ヒモというのはこれが語源だったりして…。

2007年のきょうワラビ> 2006年のきょうローズゼラニウム> 2005年のきょうカツラ> 2004年のきょうシロタエギク

| | コメント (2)

6月15日(日) ベニバナイチヤクソウ

080615beniiti娘が二人いるのですが、下の方はいつもぼやきます。姉に比べると、親に軽視されているそうで、その証拠の一つが小さいときの写真の量なのだと言います。
確かに、上の子のときはやることなすことみな新鮮で、撮りまくりでした。それが二人目になると、つい手が減って…。
去年、白の一薬草に出会ったときは20枚も撮ったのに、今回の紅花は10枚もありません。感動が半減したのかと自問自省したあと、カメラを替えたせいと思うことにしました。

2007年のきょうムラサキウマゴヤシ> 2006年のきょうキササゲ> 2005年のきょうシャクヤク> 2004年のきょうハキダメギク

| | コメント (0)

6月10日(火) ラミウム・マクラツム

080610lamium_maculatum先日のマルバストラムと同じで、本名は長いのだけれど、たいがいラミウムだけで通るようです。
ただし、園芸的に作出されたラミウムの種類はかなり多いですから、脳トレだと思ってマクラツムまでがんばってみますか。三浦さんが枕積む、なんじゃそれ?
早い話が