7月15日(日) オウゴンオニユリ

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対馬にしか自生しない稀少種です。スケールの大きな小説「韃靼の馬」は対馬が舞台の一つになっていました。さらに対馬は「海照らし」でも有名です。あれやこれやで、対馬は自分のなかで密やかな憧れの地です。
そのオウゴンオニユリはオニユリの変種で、学名のお尻にはMakinoとあります。大先生は対馬にも滞在したようで、うらやましいことです。
ただ、いまは自生状態はほぼ皆無(Wiki)だそうです。対馬に行くときは海照らしの季節(5月)にするかオウゴンオニユリの開花(6・7月)に合わせるか悩ましくても、鑑賞できる可能性からすれば春が無難のようです。

<補注> 写真は東京で育つ植栽品です。オニユリの変種である証拠として、写真下部の葉の付け根にムカゴが一つついています。

過去のきょう 2017 斑入りバナナ(ムサ・アエアエ) 2016 アレチハナガサ 2015 バイカモ(ミシマバイカモ) 2014 キンシバイ 2013 ホウキモロコシ 2012 ワイヤープランツ 2011 コリアンダー(コエンドロ) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 オオエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)

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7月13日(金) アマ

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最近、ボケ防止効果などの期待から亜麻仁油を摂るようにしています。小さな瓶なのにいいお値段がして、けっこう貴重な油のようです。
その亜麻仁油はこのアマの種を絞って作ります。丸い実が次から次にできて熟していました。こんなにたくさんできるなら、亜麻仁油はもっと安くても…というのは勝手な言い分で、なにせ直径1cmに満たない小さな実の、そのまたなかにある小さな種を絞るのだから、出て来る油の量もたかが知れています。
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5弁の花も実と同じく小さくて、しかもその花びらはかなりの儚さです。咲いたと思う尻から散っていて、草姿のだらしなさもあって、鑑賞価値は低めです。
ただし、茎の繊維からは上等なリネンが作られます。見かけは虚弱でとりとめがないわりに、なかなか実用的で働き者の草なのでした。

過去のきょう 2017 コシロノセンダングサ 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 オタネニンジン 2007 セイヨウニンジンボク 2006 チドリソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月11日(水) シナノアキギリ

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ふつうのキバナアキギリかと思って見過ごすところでした。加えてこんな薄暗がりで、被写体もまだ育ちきっていないし、写真的にも期待できない状況でした。
それでも撮っておけばいいことはあるものです。これは初の出会いになる種類で、シナノアキギリでした。花が全部黄色で、葉に出っ張りがありません。
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さらに酷い写真ながら、見分けポイントの追加確認です。キバナアキギリは雌シベの先や雄シベの葯が紫なのに対し、その気配がありません。葉も、キバナアキギリの肩は怒っていて鉾型なのに、こちらはなで肩の円心形です。
名前が秋桐なので、こんな暑さのなかで咲くのはどんなもの?と疑問に思ったら、開花時期はいまごろで間違いありませんでした。西日本の大被害もあるし、地球がおかしくなってるよ!と訴えようと思ったのに、肩透かしです。

過去のきょう 2017 ノカラマツ 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイラン 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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7月9日(月) ヒゴタイ

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似た者同士のルリタマアザミを載せてから幾星霜、ようやく本命(外来種であるルリタマに対し、こちらは在来種)であるヒゴタイの登場です。
ルリタマは花のすぐ下までけっこうな大きさの葉をつけるのに対し、こちらはその部分の葉はこんなにコンパクトです。ヒゴタイ:小さくチクチクVSルリタマ:大きくガサガサという感じです。もっとも、そんな「感じ」よりは、次の機会にはルリタマの葉を裏返してみることが大切で、あちらは別名でウラジロヒゴタイというのでした。
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花では両者の見分けはたぶん無理です。緑の棘ボールが蕾(の集合)状態で、その球の上方から順に開花します。
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で、この酷い写真はなにかと言うと、助手1号がワタシを置いて九重(ヒゴタイの本場)に遊んだときのもの(07年9月26日撮影)です。昔のガラケーのカメラはこんなものだったかと懐かしく思いながら、左の写真で赤丸をしたところの葉は今回と同じ様子であることがわかります。ヒゴタイの同定にはかろうじて役立ちました。

過去のきょう 2017 クマツヅラ 2016 ヤブニンジン 2015 ハマボッス 2014 アカガシ 2013 カラスビシャク 2012 ザクロ 2011 ギボウシ(ラブパット) 2010 タイトゴメ 2009 ツルレイシ 2008 オオハンゲ 2007 グリーンローズ 2006 カラジューム 2005 ナンキンハゼ 2004 タイサンボク

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7月7日(土) キツリフネ

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キツリフネが種をつけていました。この形、なにかに似ています。
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ちょっと力をかけたら、パッと弾けました。そうそう、この縦に裂けて巻くメカニズム、インパチェンスの実で体験済みでした。ふつうのツリフネソウもこのキツリフネも、そしてインパチェンス(アフリカホウセンカ)やふつうのホウセンカも、みんなImpatiens、つまりツリフネソウ属の仲間なのでした。
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激しく飛び出す種をようやく1個だけ受け止めました。うーん、種の皺と写した本人の皺と、いったいどっちが完熟状態なのやら…(涙)。

で、ハタと気づくと時期が変です。花はチラホラついていたものの、盛りはまだ先のはずです。それなのにもう種がいっぱい、なぜ?
キツリフネは早い時期から閉鎖花で実をつけるのでした。当然に、帰宅してからの調べで得た知識なので、現場写真がありません。トホホと泣きながら過去記事を見直したら、ずっと昔の写真にそれらしいもの(開放花の右上)が写っていました。そこには当然に実も写っていて、あのときはそれを触ってみることはしなかったようです。
やってることがまったくチグハグ…という泣きはいつものことで、チグハグもしつこく繰り返していれば、そのうち全体がわかるだろうさと開き直りです。

過去のきょう 2017 ベゴニア・ドレゲイ 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマギ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ(トリトマ、トーチリリ-)

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7月5日(木) カリブラコア・ティペットダブル

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あれえ、しばらく見ない間にすっかりきれいになっちゃってぇ…などと近所の娘さんをからかうように呟いてしまいました。10年前に自分で育てたカリブラコアは一重だったのに、公園で見かけた今回のものは華やかな八重タイプでした。
調べてみると、ここ何年かで市場に出たもののようです。説明書きには「水と肥料さえあげれば簡単に育つ」とありました。品種改良されたからと言って気むずかしくはならず、丈夫で元気なカリブラコアの特性はそのままなのでしょう。
ただ、元々がペチュニアですから、花殻摘みは欠かせません。この花壇はボランティアさんが手入れするはずなのに、暑さ続きでお休みでしょうか。いや、そんな暑さのなかで放置しても元気なことを証明中と考えることにします。

過去のきょう 2017 ゴマノハグサ 2016 リュウビンタイ 2015 タコノアシ 2014 タラノキ 2013 トチバニンジン 2012 イワガラミ 2011 ノハナショウブ 2010 バーベナ 2009 オオバギボウシ 2008 ブルーサルビア 2007 リシマキア・プンクタータ 2006 アフリカハマユウ(インドハマユウ) 2005 ノブドウ 2004 アサガオ

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7月3日(火) キツネノボタン

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基本種抜けカバー編というジャンルを作ろうか、と、ときどき思います。なにをいまごろキツネノボタン?と照れくさくても、ブログには初登場です。
もっとも、増補版ではずいぶん昔に取り上げています。ただ、それは春先の寸詰まりの姿だったし、痩果もまだついていないものでした。さらに、亜流と言うべきケキツネノボタンを2年前にブログに載せています。
そんなこんなで、ようやく真打ち登場です…と威張りたいのに、どうにも寂しい写真しか撮れません。だいたいに野の花はこんなものと言い訳しておきます。
それでも一応、野牡丹のごとき葉、毛が深くない茎、5枚の花びら、棘の先がひん曲がった痩果(ケキツネはここがまっすぐ)と必要な箇所は入れ込みました。あとはもう少し賑やかに群生している写真を撮りたいとは願いつつ、どうもこの10年、だんだんにこれを見かけにくくなっている気がしてなりません。

過去のきょう 2017 ナガバハエドクソウ 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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7月1日(日) ナンブソウ

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薄暗い岩場の林床に生育するという図鑑説明がそのままの場所でした。F4.0、ISO400、1/160秒なのに、かなり情けない画像です。
情けないのはもう一つ、花に恵まれなかったことです。花期には少し遅かったとは言え、もし咲いたのなら枯れた花穂はあってしかるべき時期です。ナンブソウはやや気むずかしいようで、同じ場所でも咲く年と咲かない年があるようです。
それでもかなり稀少な草(本場の岩手県でもレッドデータBランク)なので、とりあえず収録しておきます。というか、シライトソウのそれをグググッと矮小化したみたいな花よりは、このほぼ類例のない形の葉こそナンブソウそのものでしょう。
根生した3小葉であり、頂小葉が鉾に似て、左右の2枚は蝶を思わせます。ただ、この葉をつけた茎とは別に花茎がのび、その先に花が咲くわけで、やっぱりないよりはあった方が良かったなぁー、花…と未練100%で山を降りました。

過去のきょう 2017 ツチグリ 2016 ガーベラ 2015 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2014 クマノミズキ 2013 オグルマ 2012 チシャノキ 2011 サジオモダカ 2010 オオバジャノヒゲ 2009 オニシモツケ 2008 マタタビ 2007 コナスビ 2006 アリアケカズラ 2005 ハルシャギク 2004 ザクロ

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6月29日(金) ヒメアシボソ

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涼しくなったら花(と言ってもイネ科なので無愛想な小穂)を撮って、ふつうのアシボソのそれと比べなくてはなぁ…というメモ代わりの記事掲載です。
ふつうのアシボソのそこには長い芒があり、ヒメの方にはそれがほぼ見られないところが両種の違いです。ほかはあまり違いがなくて、ではどうしてこれをヒメとしたのかと言うと全体が横に這う感じで、「ふつう」ほどには立ち上がりがないのです。
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面白いことに、ヒメのくせに「ふつう」よりもむしろ足腰がしっかりして見えます。ただ、写真で下に向かって分岐した茎が「ふつう」と違うところで、これで横へ横へとのびるわけです。なんともお行儀の悪い姫さまがいたものです。

過去のきょう 2017 ボウフウ 2016 セレウスサボテン(鬼面角) 2015 フレンチ・マリーゴールド 2014 カンボク 2013 イトラン 2012 ソテツ 2011 ウリカエデ 2010 カワラナデシコ 2009 イブキトラノオ 2008 チガヤ 2007 ハンネマニア(チューリップポピー、メキシカンチューリップポピー) 2006 ノカンゾウ 2005 ボケ 2004 ボタンクサギ

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6月27日(水) コバンコナスビ

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きのう、コバンノキを載せたことで、こっちの小判を忘れていたことに気づきました。モノサシ代わりに写し込んだガラケーが時代の流れを感じさせます。
これ、結構な僻地で見つけたのです。なので勝手に「渋い在来種」と思ったら、じつは洋種コナスビという別名もある外来種とわかりました。きっとその時点で「なぁーんだ」と掲載を見送ったものでしょう。あるいは夕暮れどきの撮影だったので、こんな冴えない写真を持ち出すこともあるまいと思ったのかもしれません。
ところが、図鑑的には「各地で帰化状態」とあるこの小判さんをあれから8年の間、見ることがなかったのです。コバンノキに誘われて出しておかないと、これを撮ったことさえ思い出せなくなってしまいます。
この2月には瀕死状態のふつうのコナスビを載せていて、あのときはコバンコナスビのことをチラとも思い出しませんでした。どうやらワタシの記憶装置は物の姿よりもその名前に反応しやすくできているようです。

過去のきょう 2017 クガイソウ 2016 トルコキキョウ 2015 ズッキーニ 2014 キリ 2013 アフリカナガバモウセンゴケ 2012 ウオトリギ 2011 シチダンカ 2010 ヒメコウゾ 2009 ムラサキセンダイハギ 2008 ウチワサボテン 2007 クマツヅラ 2006 カリフォルニアローズ 2005 タイマツバナ 2004 ヤブカンゾウ

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