9月29日(金) スギノハカズラ(アスパラガス・デンシフロルス、アスパラガス・スプリンゲリ)

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これから寒くなると、丸い実が真っ赤に色づきます。そのスギノハカズラが花を開くのは春から夏、赤い実とは概ね半年の時間的な開きです。
白い花はシベが賑やかで、もしかして花びらなしタイプかと思って目を近づけたら、しっかり6弁タイプでした。同属のアスパラガスの花とは違って、気っぷのいい開き方です。あちらの花をうまく写せていないままだったのを思い出しました。
そんな嫌なことから話をそらすと、柱頭が3裂した雌シベは最初からドッシリしているし、雄シベも丈夫そうで、結実具合が良さそうです。すでにできた実が緑色に連なっている蔓(右下嵌め込み写真)が幾本かありました。

過去のきょう 2022 アメイシャ 2021 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2020 ツクシハギ 2019 ムクノキ 2018 ネズミノオ 2017 マルバハタケムシロ 2016 ミルトニア・スペクタビリス・モレリアナ 2015 ヤマホタルブクロ 2014 アオツヅラフジ 2013 マツヨイグサ 2012 ククイノキ 2011 ナツユキカズラ 2010 スズムシバナ 2009 オオハナワラビ 2008 クロサンドラ 2007 マイヅルソウ 2006 ハエドクソウ 2005 ヒガンバナ 2004 ハゼラン

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9月28日(木) ヨレスギ

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去年の夏、カワイスギという木の名前でひと笑いさせてもらいました。そして、今度はヨレスギです。うーん、可愛過ぎに比べると、少しパンチに欠けますか。
そのつまらなさの主因は、「縒れる」という語を使う機会の少なさにありそうです。「縒れた服」「縒れた化粧」「縒れたヤツ」…けなし言葉でしかありません。
もっとも、「縒れ」あるいは「撚れ」という言葉自体に否定的な意味はなくて、このスギの葉の状態を「ねじれ」と言ったらツヨスギになるので、ヨレスギなのでしょう。
学名の最後にcv. Spiralisとあって、立派な園芸作出品です。別名の鳳凰杉はやや持ち上げスギだし、鎖杉は硬スギて、やはりこれはヨレで良さそうです。

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9月27日(水) ストレプトカルパス・サクソルム

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ストレプトカルパスには種類がたくさんあると前回掲載で述べているのに、つまり一つの種類を二度載せしているヒマはないはずなのに、またS. saxorumです。
もっともそれにはいくつかのワケがあります。一つ目はわりと学術的で、前回掲載が3月、今回が9月、暦が半年分違います。通年開花というお買い得(人によっては鬱陶しいか?)なサクソルムの性質を証明しようとしています。
あとは自分のドジのカバーで、前回の写真は暗すぎました。かつ、スケールを入れ忘れたので、この植物のまとまりの良さを表現できていませんでした。
そして、現実的な理由はほかのストレプトカルパスに出会えないことです。Wikiはずいぶんとこの属の説明に力を入れて37枚もの写真を載せているので、当面は涎を垂らしながらそれを眺め、事前学習に励むことにしておきます。

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9月26日(火) シクンシ(八重)

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アーチの上からこれ見よがしに花が垂れ下がるのはまさにシクンシです。ただし、この株は花数が多い上に、一つひとつの花もまたずいぶんと賑やかです。
やれやれ、シクンシにも園芸種か…と面倒がりつつ調べると、あら、どの解説も「シクンシには一重と八重がある」と素っ気ない書き方で、特に作出品ということではないようです。同じように白い花が時間経過で赤くなるものにスイフヨウがあって、あれは八重がオリジナルでした。色も変われば花弁数も自由、お気楽な人たちです。
かつ、参考サイトで見る八重シクンシは「一重×2」くらいの花弁数なのに、今回の被写体は明らかに枚数が飛び抜けています。いつもは地味好みを衒うはた衛門さんなのに、「シクンシは八重の勝ちでしょう」と宗旨替えです。

過去のきょう 2022 ユウスゲ 2021 ゲンノショウコとタチフウロ 2020 ヨツバハギ 2019 ツリフネソウ 2018 リンボク 2017 ヤブニッケイ 2016 ウラジロノキ 2015 イヌシデ 2014 ツノナス(フォックスフェイス) 2013 ホオノキ 2012 ショクヨウギク(料理菊・もってのほか) 2011 キャットミント 2010 フウトウカズラ 2009 リンボク 2008 ヒメクグ 2007 ジャコウソウ 2006 ヌスビトハギ 2005 アレチヌスビトハギ 2004 コブシ

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9月25日(月) サイウンカク(彩雲閣:ユーフォルビア・トリゴナ)

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緑一色のくせに彩雲閣とは、やけに盛った名前だなぁと思ったら、ぬふふ、お隣さんでの名前を拝借したものでした。借りた方が悪いとは言え、困ったお国です。
そう言えば国連でのS国の演説には超絶笑えました。パトロンに擦り寄るやり手姉さんも腰を引くご託でした。あれだけ理性をかなぐり捨てさせる=金の怖さです。
おっと、それはさておき、彩雲閣です。盛りすぎ名前を批判するなら正式に呼べばいいわけで、ユーフォルビア・トリゴナです。この種小名は「三角形の」という意味で、直立する柱を正確に表現しています。
ただ、その柱をユーモラスに飾る倒卵形の葉も無視できないわけで、フレンドシップ・カクタスという英名を見つけました。柱の周りでみんなが手をつないでいるように見えて(英名の真意は不明)、「仲良きことは美しきかな」です。

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