5月29日(月) アワブキ

170529awabuki1ホントに泡を吹いてるよ、こりゃ!です。アワブキの語源説その一は去年実証済みだけれど、その二もこれなら深くうなずけます。どっちがホント?というのではなく、二つがどっちも「あり」という名付けもあっていいよね、と思いました。
170529awabuki2その泡を吹いた花です。真っ白ならきれいでしょうが、少し黄色を含んでいて、ビジュアルとしては少し残念です。ただ、馥郁とした香りがすてきです。いわゆる白粉(おしろい)の匂いではあっても、白粉に喩えるときに必ず使ってきた「安物の」という修飾がつきません。本当に上品で落ち着いた香りです。
170529awabuki3ただ、問題はその花の構造です。こりゃ、わかりませんがな。基本的に5数性だそうですが、花びらはY字型に3枚見えるだけ。残りの2枚は緑の丸で囲みました。なんのためにこんな細い糸みたいになっているものやら…。
雄シベだって、目立つのは1個の花に2本だけ。あとの3本はどこかにあるらしい(退化)のに発見不能です。それに比べて、蕾のときからドーンと突き出すこの雌シベ(赤丸)の逞しさときたらありません。きっといい実ができることでしょう。

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5月28日(日) アヤメ(白花)

170528ayame1あれれ、ハナショウブにはまだ時期が早いし…と思ったら、アヤメというのは「ときに白花ができる」のだそうです。禊ぎでもしたくなるのかしらん。
ピンと立った内花被片、主脈がはっきりしない葉という物的証拠に加え、比較的乾燥した草原という状況証拠もあって、アヤメには間違いなさそうです。
170528ayame2問題はアヤメの名の元である綾目模様がないことです。ただ、これは白花の特徴のようで、「看板に偽り」ではあるけれど、合点するしかありません。
面白かったのは、ここをたしかめるために花柱を煽ってみたら、雄シベがこんな風に鎮座していたことでした。奥さん(花柱)に守られておうちのなかでデカイ顔をしているなんて、うらやましい亭主もいるものだと感心してしまいました。

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5月27日(土) タカノツメ

170527takanotume1見上げたタカノツメに、あっ、花が咲いていました。ドンヨリ空にスマホカメラという悲しい組み合わせにはもったいないラッキーな遭遇です。
170527takanotume2たぐり寄せた枝に咲いていたのは雄花でした。つまり、この木は雄株でした。葉は3出複葉のくせに、花は4数性のようです。ピンと張りだした4本の雄シベの中央に、退化した雌シベがささやかに残っています。
170527takanotume3よし、それなら雌株も探してやる!という根性がたまには稔るときもあって、めでたく雌花を確認できました。二股に割れた雌シベの下に、もう子房が目立ちます。図鑑類には「雌花に雄シベはない」とあるのに、それらしきパーツを残す花もあって、「ない」と言い切ることのむずかしさを実感しました。

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5月26日(金) ウワバミソウ

170526uwabamisou1そぼ降る雨のなか、花を開いたウワバミソウの群生を見つけました。前に、これがまだ蕾の状態に出会い、「糸くずの塊」だと嘆いたことと比べれば、ウワバミソウについての知識が確実に一歩前進した思いがします。
170526uwabamisou2さて、しゃがみ込んでこの花に見入っていたら、視界を横切る煙がありました。白くて、ごくうっすらしていて、タバコの煙が流れてきたかといぶかったものの、近くに人の気配はなく、なにせあの嫌なタバコ臭がまったくありません。
さらに見入っていると、あちこちでポ・ホワ~、ポ・ホワ~と間歇的にその煙は発生し、流れ、消えていきます。なんと、雄花の蕾が開いたとたん、雄シベが花粉を放出しているのでした。流れて消えるまで、時間にしてほんの1秒の感動です。
さて、感動のあとは失望です。雌雄異株であるウワバミソウの雌株がどうにも見つからないのです。よくあることで、その存在が地味な雌株(雄花は花柄が長く、白くて目立つのに、雌花は無柄で小さい)を見つけ損なっているだけだと思うのですが、早いうちに次の「小さな」感動に出会いたいものです。

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5月25日(木) キウイフルーツ

170525kiwifruit_f雌雄異株のくせに、この雌花はほぼ両性具有のように見えます。ところが、この賑やかな雄シベは役立たずなのだそうで、男としてはホッと胸をなで下ろします。
170525kiwifruit_mで、しっかり働いてほしい「男」の姿がこちらです。ふてぶてしいほど(あ、いや、たくましいの間違いです)重厚な雌花の姿に比べると、まるで梅が返り咲いたような、淡泊というか、儚いというか、おい大丈夫か!と励ましたくなります。
たぶん、その儚さを補填するためでしょうが、これから咲く蕾もわんさかついていて、これならお勤めもしっかり果たせることでしょう。

<補注> 実をつけた姿は2年前に掲載しました。

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