9月22日(金) ダンコウバイ

170922dankoubaiああ良かった…と胸をなで下ろした一枚です。積年の思いを遂げてダンコウバイの雌株を見つけ、花を撮影したのが今年3月のことでした。そしたらわざとのように、すぐに別の場所で雌株に会い、花が実に変化し始めるところが撮れました。
ところがそこからが焦りの日々で、梅雨から夏にかけ、実を見失ったのです。たしかこれが雌株だったはずと目を皿にしても、実らしきものが見つかりません。
そんなプロセスのあとの再会ですから、安堵のため息も出ようというものです。というか、赤から紫まで、この画面だけで7個も写っているのを見失ったなんて、我が眼力のなさにはガッカリです。ため息は失望のそれだったかもしれません。
とは言いながら、これでダンコウバイの概要は押さえることができました。春にはあんなにフカフカだった葉も色が抜け出し、そろそろ黄葉の準備です。

過去のきょう 2016年 シェフレラ・アルボリコラ・スターシャイン 2015年 ホオノキ 2014年 トレニア(ハナウリクサ) 2013年 イタビカズラ 2012年 ハブソウ 2011年 アレチヌスビトハギ 2010年 ノチドメ 2009年 アカネ 2008年 ツユクサ 2007年 カワラケツメイ 2006年 チヂミザサ 2005年 オトコヨウゾメ 2004年 ミヤギノハギ(ナツハギ)

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9月21日(木) スズメウリ

170921suzume_f4自分で育てていたのに、ずいぶん鮮度の悪い花を写したのは10年前でした。見る目がなかったのか、それとも鉢植えではそんな花しかつかなかったのか、今となっては情けない思いがするばかりです。
そこで今度は本来の自然環境のなかでの撮影です。まずは雌花を狙ったら、鮮度は良かったのに花びらが一枚足りません。奥に写った雄花は5枚に割れていて、これがスズメウリの正解枚数です。ただ、この雄花はすでに茶色が兆していました。
170921suzume_m6ならば雄花も新鮮なものを!と探したら、おっと、こちらは一枚余計でした。ブログを始めたころ、こんな規格外の花ばかり探したものです。
標準から外れたところがあるとイジメの対象になりやすい人間と違い、草木はじつに鷹揚なものです。小学生が朝顔を育てたりする学習でも、こういうところに着目して「なんでもありなんだよ」と教えてくれたらいいのにと思います。

過去のきょう 2016年 プロステケア・コクレアタ・アルブム 2015年 イワガネソウ 2014年 ヒノキアスナロ 2013年 ツルリンドウ 2012年 ヤマグルマ 2011年 カラスザンショウ 2010年 ハダカホオズキ 2009年 ケツユクサ 2008年 ミズタマソウ 2007年 ミズタマソウ 2006年 ヤマハギ 2005年 オトコエシ 2004年 ナツメ

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9月20日(水) クサギ

170920kusagi1季節の移ろいというのはまことに慌ただしいものです。二十四節気で言えばそろそろ秋分であっても、昔の人はそれをさらに三分割する七十二候という季節名まで使い、敏感に自然の変化を呼び分けていました。
365÷72=5.0694、なんと5日ごとに、「おお雷乃収声になったよ」とか「もう蟄虫坏戸だよ」とかやっていたとしたら、忠実(まめ)というかヒマというか、少なくともいまのワタシには無理・無縁の教養溢れる生活だったものです。
ただ、草木の様子を見ていると、案外にこの七十二候のリズムで自然は動いているのかなと思わないでもありません。わりとシツコイ系のクサギの花がもはや枯れ果て、閉じた赤い萼が髪飾りのようになりました。
170920kusagi2そして気の早いものはその萼を開きかけてはいても、そこから覗く実はまだまったく色づいていません。これが、七十二候をあと二つほど刻むと、あの剽軽な色と形に変わるわけで、ワタシもそろそろ長袖シャツを引っ張り出ことにします。

過去のきょう 2016年クロモジ> 2015年シナアブラギリ> 2014年カラムシ> 2013年ムラサキナツフジ(サッコウフジ)> 2012年オトコエシ> 2011年マコモ> 2010年キセワタ> 2009年マルバハッカ(アップルミント)> 2008年ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)2007年ソテツ(雄株)> 2006年アシタバ> 2005年シロシキブ> 2004年フジバカマ

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9月19日(火) ヤブツルアズキ

170919yabuturuazuki1ずいぶん前には近所の線路際で撮影できたヤブツルアズキが、いつの間にか消え失せました。久々の再会場所は河原の湿地で、名前どおり藪のなかでした。
やはり劣悪な環境だったのか、以前の写真をいま見直しても、実は一つも写っていないのに比べ、今回はウハウハの実り具合です。細くて長い莢の形からして、小豆の祖先だということに素直にうなずけます。
170919yabuturuazuki2まだ若過ぎるのは承知で、豆を食べてみました。かすかな青臭さはあっても素直な味で、完熟どきが期待できます。小豆ご飯くらい楽しめそうです。
170919yabuturuazuki3さて花です。じっくりとパーツをかき分けていたら、ニューッとのび出してくる物体(花の真んなかの白い穂)に肝を冷やしました。変な虫が現れたと思ったのです。
これは渦形の竜骨弁に格納された雌シベ・雄シベで、ワタシが翼弁を指でつまんだせいで出てきたのでした。指を離すと、シベはシュッと竜骨弁に潜るのです。
これは、飛んできた虫が翼弁にとまったときに花粉を媒介させるしかけでしょう。巧妙というか精密というか、こういう自然の技には驚くばかりです。

過去のきょう 2016年ハエジゴク(ハエトリグサ、ハエトリソウ)> 2015年カンガレイ> 2014年マキエハギ> 2013年シシオクマワラビ> 2012年テウチグルミ> 2011年サンシュユ> 2010年アオハダ> 2009年フジマメ> 2008年カラスウリ> 2007年カゼクサ> 2006年ミズキンバイ> 2005年シロバナマンジュシャゲ> 2004年ツリフネソウ

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9月18日(月) オオイタビ

170918ooitabi1おいしい実はいろいろあっても、これはかなり上位ランクになります。10個くらいを潰してヨーグルトのトッピングにしたら、朝の食卓が楽しくなります。
ただ、細かな種を気にしない太っ腹の人か、それを取り除く手間を惜しまないこまめな人か、楽しめるのはどちらかに限られるのがつらいところです。
170918ooitabi2まだ熟しているものは少なかったものの、かつて見たこともないほど、オオイタビが豊穣の実りを見せていました。すでに何度もこの時期に見ている場所なので、ほかの木々でも感じるように、実り具合は年によりけりなのでしょう。
これがそのまま黒紫色に熟れていくのをここで待ちたくなりました。あるいは、こういうお気に入りの草木で埋め尽くされた庭を持つとか、そんな叶いもしない夢を昼日中に思い浮かべることは、案外に長生きの妙薬のような気がします。

過去のきょう 2016年アワブキ> 2015年アワブキ> 2014年オジギソウ> 2013年シロバナヤマハギ> 2012年センニンソウ> 2011年オオバコ> 2010年キレハノブドウ> 2009年ボントクタデ> 2008年ノダケ> 2007年ヒトエスイフヨウ> 2006年タカサブロウ> 2005年ヒガンバナ> 2004年シキミ

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