4月19日(土) ジャガイモ(レッドムーン)

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うぉ、ジャガイモの花が咲いていました。農業通のイトーさんに報告しても「ウソだろ」と疑われるし、自分の記録を見直しても1カ月は早めです。
レッドムーンという品種で、お芋の皮がアンデス赤と同じくらいの色です。それでレッドはわかっても、ムーンの由来は不明です。芋の形はメークインに似てふつうに楕円形…つまり三日月にも満月にも見えません。作る人もそこが不満なのか、レッドメークとか勝手に名前を変えて流通させているらしくて、苦笑いを誘います。
初期生育が迅速=花が早いのが特徴でも、その後がのんびりなので早期収穫には適さないと種苗会社の説明にありました。いえいえ、イトーさんを怒らせ、はた衛門を喜ばせるだけでレッドムーンの存在価値は十二分にあるというものです。

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番外編 : 分蘖

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葉(小葉)の形が丸からコスモスに変化することだけを目撃したかったパクチーなのに、もう一つ「重大な」事実を見せつけられました。根もとがずいぶん賑やかです。
分蘖(ぶんげつ・ぶんけつ)という現象はイネに特有だと思っていました。なんの、こうしてパクチーも根もとでたくさん「茎分かれ」していました。調べると、トウモロコシミント類シソモロヘイヤとか、おっとゲンノショウコまで茎分かれ仲間でした。
蘖(げつ)の字はふだん使わなくて、自分でも「ひこばえ」は仮名書きしますが、本来はこの漢字をあてます。つまり、地際から生じる新芽を蘖と称するわけです。
もう一点、この漢字の読みは「げつ」なので、分蘖という単語は「ぶんげつ」と発音するのが本来です。ただ、米農家さんもふつうは「ぶんけつ」と言うし、多くの資料は「分けつ」と表記して、この表外字と発音のむずかしさから逃げます。
さあて、自分はこれから上の写真のような状態を見たときになんと発音しどう表記するか、悩むほどの問題ではなくとも心は迷います。

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4月18日(金) コバノミツバツツジ

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添えられていた名札に頼るせいで、ミツバツツジ類(ホンミツバツツジトウゴクミツバツツジサイゴクミツバツツジなど)としては葉が小体に見えます。
そんな「比較級」では心許ないときは花を見るわけで、雄シベが長短合わせて10本あります。これがホンミツバなら5本だし、トウゴクは10本でも長短なしです。おっと、サイゴクは長短ありの10本なので困っても、花色がやや強めです。
もっとも、今回の写真の反省点は葉裏に見えたはずの網目(種小名:reticulatumはその意味)をまったく意識していなかったことです。あるいは、スケールを添えることも忘れていて、次に見かけたときはこれらを補える1枚が不可欠です。

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4月17日(木) モリスサンザシ

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かっわいい!という言葉を濫用するのは大人げなくても、さてこのシーンをどう形容すべきか、幼稚園児がみんなで「いないいないバァ~」をしているみたいです。
ただ、見つめ尽くしてひと呼吸したら現実に戻りました。蕾だけ? 咲いてない?
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ホッ、気の早い枝が1本だけありました。感動です。初めての出会いは6月の末、花びらはもはや欠片も見当たらず、緑の実が風に揺れるだけでした。
そして8月下旬、夢のような赤い実のカーペットを目撃しました。味見もできました。残すは開花シーンだけという状態で花も蕾も堪能できたわけです。あまりに話がうまくできていて、帰りに事故にでも遭わないかと妙な心配をしてしまいました。

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4月16日(水) アストランチアとヘリオプシス・バーニングハーツ

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染井吉野の花びらが飛んで来なくなった頃合いが、この二つの宿根草の芽吹きどきでした。生きているのかなぁ?と心配していただけに感激です。
両方とも去年の高原の旅で仕入れてきました。左のヘリオプシス・バーニングハーツは植え付けてふた月ほどでわりと元気よく咲いた一方、右のアストランチアはなんとも被写体になり得ないままでその初年度を終えてしまっています。
ところが、今年の芽吹きはアストランチアが先で、1週間前に芽「らしきもの(嵌め込み部)」を見つけました。…だと言うのに、遅れて出てきたバーニングハーツは土から顔を出すなりアストラさんを簡単に出し抜いて大きな顔をし始めました。
うーん、またもやアストラさんは気むずかしいのでしょうか。今年は冷房完備のお部屋の使用許可を得てあるので、どうか可憐な開花まで辿り着いてくださいよ。

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