5月23日(金) シロバナイモカタバミ(アーチクラタ・アルバ)

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運の良いことに、1カ月前のあの掘り返しが役立ちました。今度のこれは同じイモカタバミではあっても花がこんなに真っ白です。まさかイモカタバミを園芸開発するお人がいらっしゃるとは思いもしませんでしたが、立派な値段で売られています。
それを買えば、掘り返すまでもなく芋を確認できるはずでも、二度まで見たいほどの代物ではありません。あのときも、芋を見たというよりは種小名(articulata)の意味(関節がある)に納得できたことの方がずっと大きな収穫でした。
やや覚えにくいあの種小名をメインにして「アーチクラタ・アルバ」と呼ぶお洒落な向きがなきにしもあらずながら、どうもこのごろカタカナ並びがスラッと出てこなくなった年代物のオツムには、身も蓋もないド直球の和名が向いています。

過去のきょう 2024 ハマクサギ 2023 オオバアサガラ 2022 マイソルヤハズカズラ 2021 フウリンソウ(カンパニュラ・メディウム) 2020 マツバウンラン 2019 メコノプシス・グランディス(ヒマラヤの青いケシ) 2018 モミ 2017 ハンノウツツジとコアジサイ  2016 ハリグワ  2015 ハンショウヅル  2014 キンポウゲとウマノアシガタ(キンポウゲ)  2013 ツリガネカズラ  2012 スズメノエンドウ  2011 コウシンバラ  2010 シュロ(ワジュロ)  2009 キバナフジ  2008 ユキザサ  2007 コマツヨイグサ  2006 ジャガイモ  2005 オランダカイウ(カラー)  2004 トキワツユクサ

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5月22日(木) キンラン

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キンラン4度目の登場にして、かなり学術的というか渋いショットになりました。稀少種、見たもんねーみたいな不得要領の写真に始まり、だいぶ細部に迫ったつもりの2度目掲載、わりと余裕で影絵遊びしてみた3度目が下敷きになっています。
こうやって種ができるのですねえ。一本の花茎に4~5個、花が咲いて種が稔ることがわかりました。自分の算数力に問題がなければ、けっこうな繁殖力があるはずなのに、ことはそう簡単には運んでいないという現実があります。
ただ、少しずつ保全する場所が増え、見かけやすくなった事実もあるわけで、奇特な方々の努力をなにかの形で後押ししたいものと考えたりします。

<補注> ちょっとだけ「植物学の日」にふさわしいテーマにしてみました。

過去のきょう 2024 セイタカナミキソウ 2023 ヒメイカリソウ 2022 カンパニュラ・ピンクオクトパス 2021 ソヨゴ 2020 ムラサキハクチョウゲ 2019 ガクウラジロヨウラク 2018 ミカワバイケイソウ 2017 サクラマンテマ(フクロナデシコ、シレネ・ペンデュラ)  2016 ウマノアシガタ  2015 イヌガラシ  2014 バリバリノキ(アオカゴノキ)  2013 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア)  2012 ハチク  2011 サクラバラ  2010 タチバナ  2009 ショウブ  2008 クヌギ  2007 ノースポールギク(クリサンセマム・パルドサム)  2006 ニオイシュロラン  2005 ニオイバンマツリ  2004 ユスラウメ

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5月21日(水) アジサイ・ひな祭り

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10日ほど前に初めて見たときは「隅田の花火」かと思いました。装飾花がもう少し控えめで、全体がパラパラッとしていたのです。ただ、そのときから覆輪の赤さは気になり、古典的品種にも新種は出ているのかなと考えたものです。
ほほう、これは2017年に品種登録された「ひな祭り」でした。赤と青のバリエーションがあって、赤(ピンク)の方が人気のようです。ただ、それだとあまりも「女子向き」に思えて、やはりアジサイはこの色目がよろしいのぉとウットリです。
小さなプラ鉢から植え替えをしてあげた途端に梅雨のような日が続き、おかげでグンと元気な姿になりました。見目だけでなく剛健な性質もウリのようです。

過去のきょう 2024 クアッシア・アマラ(アメリカニガキ) 2023 ハナエンジュ 2022 セイロンニッケイ(シナモン) 2021 オオチゴユリ 2020 スイセンノウ(フランネルソウ) 2019 ゴゼンタチバナ 2018 ベニバナニシキウツギ 2017 コヤスノキ  2016 コウゾ  2015 ツルウメモドキ(雄株)  2014 チガヤ  2013 ニガキ(雄花)  2012 ノミノツヅリ  2011 オニタビラコ  2010 ケシ  2009 バッコヤナギ  2008 ザイフリボク  2007 クスノキ  2006 カスミソウ  2005 ユウゲショウ  2004 クレマチス

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番外編 : 脳薄い大臣

Calrose
瑞穂の国に生まれて、まさかアメリカの米を口にするとは、驚愕の事態です。5kgの米が5,000円出しても買えない時代が来るなんて、長生きはしてみるもんです。
ところが、「あの人」のお宅にはお米がいっぱいあるのだそうです。おい、宮崎2区の皆さん、「あんな人」にあげる米があったら、フードバンクに寄付してください。いや、それよりも「あんな人」に票は入れないでください。宮崎の恥ですよ。
「買ったことない」発言の前に「そんなこと書いてない」と突っ張ったことも忘れないでくださいよ。なにせお仕事の基本をなす文書です。何度も読んだそうで、それでもそこに書かれている最重要単語を記憶できないと公言したのです。
「農水」大臣だそうですが、いや「脳薄い」の間違いですよね。そして、その上司さんは任命責任を認めたものの、「しっかりがんばれ」ですか。罷免とか更迭という単語をご存じないようです。人間にはそれぞれ向き不向きがあるということがわからない人を国のトップに置いているのだから、悪いのはワタシら国民…自滅です。

<補注> 間の悪いことに(笑)、この日記を書いた8時間ほどあとに更迭が発表されました。さて、後任はどなたですやら。「脳濃い」お方でありますように。

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5月20日(火) ベニバナカラタネオガタマ

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ふふふ、あるんだろうな、これ…と苦笑いしながら撮りました。そもそもカラタネオガタマの花びらの縁には赤みが兆していて、それを全体に滲ませたいと考えるのはごくあたりまえのことに思えます。もちろん、それなりのご苦労はあったのでしょうけれど。
困るのはそんな赤い花のカラタネオガタマにもその濃度や色味が微妙に異なるものがありそうなことです。名札のないものを勝手に特定して大丈夫かという不安は強くても、その系統の園芸種のなかで最大シェアらしいものに的を絞りました。
学名には通常品のMagnolia figoの後ろに‘Port Wine’と続いていて、それをそのままカラタネオガタマ・ポートワインとする呼び方がわりと浸透しているようです。ただ、そうと特定しきれないことを気にかけつつ、もう少しゆるくこの手の園芸種を括れないものかと少しズルっぽい態度で、標題をベニバナカラタネオガタマとしました。

過去のきょう 2024 ヤグルマギク 2023 ハマエンドウ 2022 クサナギオゴケ 2021 サワフタギ 2020 トベラ 2019 カンボク 2018 キバナカイウ(カラー・エリオッティアナ) 2017 ホソバヒナウスユキソウ  2016 オヘビイチゴ  2015 ハタケニラ  2014 ホオベニエニシダ  2013 コチョウラン  2012 セイヨウサンザシ  2011 ケヤキ  2010 ハグマノキ  2009 アオダモ  2008 ヤブジラミ  2007 カルケオラリア  2006 ツルウメモドキ  2005 トベラ  2004 カキノキ

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