10月21日(土) シュウカイドウ

171021syukaido_f1秋海棠の雌花・雄花については、ブログを始めた年にチラリと触れただけでした。そのときの写真でも雌雄の花が別であることはわかるわけで、途中で葉裏の赤色が見事なものには惹かれることがあっても、花のことは放置してきました。
ところが、たいして見かけが変化しない雄花に比べ、雌花はどんどんとその様子を変えることに今ごろ気づきました。まずは番茶も出花の若い雌花(↑)で、知らずに見れば雄シベと間違えそうな黄色い柱頭がややグロテスクです。
171021syukaido_f2それが儚くなると種が充実し始め、同時に羽も面積を広げます。かつ、それが薄く、硬く変化してきて、次の季節の飛翔に備えていることがわかります。
171021syukaido_mそんな賢い雌花に比べると、毎日毎日、パッと開いてポンと雄シベを晒すだけのお気楽男子です。花びらが2枚(と萼2枚)という「変なヤツ」です。
171021syukaido_zentaiそして全体像です。雌花が新鮮なのに対し、雄花は終息気味です。自家受粉を避けるため、株ごとに見れば、先行した雄花のあとで雌花が勢いを得ます。それでも図鑑どおりにスッキリとは役目を終えない雄花が「ワイルド」です。

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10月20日(金) アベマキ

171020abemakiあのドングリのその後を見たくて訪ねたのに、もう完売でした。ならば足下にないか捜索したものの、収穫ゼロでした。動きにくくて範囲が限られたという事情もあるし、そもそも稔り具合がよろしくなかったし、競合相手も必死なのだと思います。
そこで気持ちを切り替えて高みを振り仰いでみたら、落ちる前の葉と、来年の芽が美しく競い合っていました。瑞々しさをやや失って黄緑になった葉柄と、白い綿毛をまとった冬芽のコントラストに心惹かれます。
そして、葉の鋸歯にも注目です。それは鋸歯というよりも明らかに棘で、葉肉がまったくありません。逆光の力を借りないと、こんなことにも気づかないできたわけで、この棘で「観察眼」というヤツをチクチクと刺激しなければなりません。

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番外編 : ミスジマイマイ

171020misujimaimai周囲の木に絡みついて高くのび上がったキジョランの蔓を目で追いかけていたら、ゲゲゲ、なんですか、この大きなカタツムリは!
キジョランの葉というのはかなり大きいので、そこから勘定するに、直径で4cmくらいはありそうです。この大きさと、樹上で暮らす性質と、そしてこの殻の模様からして、これはミスジマイマイというカタツムリのようです。
その殻の模様には変化があって、名前のミスジは円周方向に3本の筋が目立つことをいうそうです。それに対し、この個体は放射状の柄の方が目立ちます。ただ、その気で見れば一筋・二筋、線が見えていて、その淡さが残念でした。
ところで、その殻の巻き(回転)方向です。前に掲載したヒダリマキマイマイと違って、これはノーマルな右巻きです。唯一ここに掲載のカタツムリがアブノーマル型とは落ち着かないことと思っていたので、これでホッとひと息です。

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10月19日(木) バアソブ

171019baasobu先月の予想は大ハズレでした。残った太い雌シベ痕が鍋の蓋のつまみに見えたので、てっきり実の上部がパカッととれるのだろうと考えたのです。
あにはからんや、その雌シベ痕はこうして三つに割れて開き、なかから小さな茶色の種がこぼれ出すしかけでした。その種が一つだけ、人差し指にくっついているのが笑えます。写真を撮るときも撮ったあとも、ぜんぜん気がつきませんでした。
特に手が汗ばんでいたとかベタついていたとかいうことはないので、このラグビーボール型の種は多少の粘着性を持っているようです。たしかに、パラパラと株下にこぼれるだけでは発展性がないわけで、婆さまはなかなかの知恵者でした。

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10月18日(水) ハンノキ

171018hannnoki1この小径は少しの雨でもすぐにぬかるみます。大きな川の蛇行箇所に近くて、たぶん地下水位が高いのだと思います。そんなわけで足下注意で歩いていたら、まるで誰かがバラ撒いたような大量の落とし物を見つけました。
171018hannnoki2こんな場所にはやはりそんな木(水気を好む)が生えるわけで、ハンノキです。これまでは12月(2回)とか1月の雄花に目を向けていたのに、今年は夏のうちからその存在に気づきました。暑かったときは「ずいぶんブラブラと賑やかだなぁ」と思っていたのに、季節が変わればこうして淘汰されることを知り、感慨新たです。
あと4カ月ほど、生存競争を勝ち抜けば、愛しの雌花さんに会えるわけで、なんと半年も前から雄花は待ち続け、消耗していくのだと思うと、「男ってエライじゃん」と、まったく根拠も脈絡もない自信が湧き出てくるのでした。

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