12月9日(月) レモン・ポンデロサ

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去年の夏、実がまだ緑色で、しかしサイズ(特に胴回り)はほぼ完成形の状態を一度取り上げました。その写真には、3月になって縦寸が増し、色も完全に賞味OKの段階を貼り付けていて、それでこの大型レモンは語り尽くした感がありました。
では今回掲載の趣旨はと言えば、これが露地物という点です。前の撮影は、8月も3月もどちらも温室での栽培品でした。ところが、今回こうして無事が確認できたように、首都圏でも南部ならば立派に屋外で冬を越せるというのです。
もっとも、ふつうのレモンはこの辺の冬なんて意に介すことなく実をぶら下げ通すので、それより体積で4倍もあろうというポンデロサの冬越しに驚く必要は薄そうです。こんな大物をシンボルツリーとして育てて正月を迎えるのも一興でしょう。

過去のきょう 2023 メガスケパスマ・エリスロクラミス 2022 ホテイアオイ 2021 ガステリア・グラキリス 2020 ミツバツツジ 2019 チューリップ 2018 ズミ(キミズミ) 2017 チャンチン 2016 エンジュ 2015 ヒメタイサンボク 2014 トウカエデ 2013 コナラ 2012 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアナ) 2011 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2010 イロハモミジ 2009 メタセコイア 2008 アオハダ 2007 ケヤキ 2006 サンダーソニア 2005 サンシュユ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

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12月8日(日) リパリス・グロッサ

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縦横1cmほどの小さな花がこれでもかと並びます。サイズのわりに形が込み入っているし、色も明快なサーモンで、類例を思い出しにくいほど特徴的です。
一方、その花を支える茎はガッチリと丈夫そうだし、根もとの葉もシンプルな楕円形で厚みがあって、繊細な花とはまったく対極をなします。
属名のLiparisは「輝く」意で、その葉の特徴を言っています。種小名のgrossaも厚みのことを言っていて、どうやら華奢な花は無視した学名のようです。
東南アジアの樹林帯で樹木に着生して育つそうで、日本にも同属のクモキリソウ(雲切草)があるのに、まだ会えていません。来年夏のターゲットです。

過去のきょう 2023 イヨカズラ 2022 ニシキギ 2021 イヌエンジュ 2020 ツバキカズラ 2019 シロモジ 2018 タカナ 2017 コアカザ 2016 オウゴンカズラ(ポトス・エンジョイ) 2015 ハグロソウ 2014 テンニンソウ 2013 オオハナワラビ 2012 ヤブマメ 2011 ネコノチチ 2010 ホソバオケラ 2009 イイギリ 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ダケカンバ 2006 コクサギ 2005 サルトリイバラ(サンキライ) 2004 ガーデンシクラメン

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12月7日(土) ベルゼリア・アルビフローラ・グリーン

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南アフリカ・ケープ地方原産の低木で、いかにも厳しい環境に適応した風貌です。もっとも見た目が危なそうな葉は柔らかくて優しい手触りです。これでも動物にしてみれば飲み込みにくいでしょうから、自己防衛機能は果たしているのでしょう。
流通的にはブルニアとされていても、現在の分類はベルゼリア属(Berzelia)です。ブルニア科のなかのブルニア属から切り出された仲間で、見た感じはよく似ています。ブルニアよりも球状花序が小さめでそこが緑系なのがベルゼリアみたいです。
ただ、そのなかでアルビフローラを名乗るので白花かと思えば、品種名がグリーンです。自己否定というか錯綜というか、これこそ「名前は記号」論の極みです。

過去のきょう 2023 アオギリ 2022 タッカ・インテグリフォリア(ホワイトバットフラワー、ホワイトキャットフラワー) 2021 イワギク 2020 エリカ・ファイアーヒース 2019 キャベツ 2018 ハナヒリノキ 2017 アズサ(ヨグソミネバリ) 2016 カイノキ 2015 カナクギノキ 2014 イヌザンショウ 2013 ムラサキシキブ 2012 ヤマコウバシ 2011 メキシカン・マリーゴールド 2010 アカガシワ 2009 ウシハコベ 2008 コハウチワカエデ 2007 ギヌラ・パープルパッション 2006 ヤマハゼ 2005 ストック 2004 イチョウ

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番外編 : 百舌のはやにえ

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初めて見ました。百舌のはやにえ(早贄・速贄)です。そして、哀れなチョロくんが刺されたこの木はなんと拙宅玄関前のセイヨウニンジンボクなのです。
ここ1カ月もお掃除に苦労させられた落ち葉がようやく終わり、来年のための剪定をしていたら、上方の枝にやたら混み合った部分を見つけました。なんじゃこれ?と指で取り払おうとしたら、グニュッ…。ひえ~、心臓に悪いよ、チョロく~ん・涙。
しかし、こんな住宅地の植木を選ぶモズの顔を見たいものです。しかも、さんざん野山を歩いているのについぞ見かけなかったモノを、我が家で観賞できるとは・驚。
あのグニュッ度合いからして、まだまだ鮮度十分で、モズの奴、いつごろこれを賞味する気でしょう。ジトッと待ったら来ないだろし、ドラレコを仕掛けてみますか。

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12月6日(金) アルストロメリア・ブライズメイド

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生長にしたがって花がピンク色を帯びます。白+淡いピンク=幸福感…という短絡的かつステレオタイプの思考から、これはBridesmaidと名付けられました。
さて、爺さんにはだいぶ縁遠い単語です。和訳を求めると、花嫁介添え人だそうで、ハイハイ、結婚式で新婦さんの脇でお世話する、あのお嬢さんのことでした。
ただ、園芸開発された者とは言え、これもまたアルストロメリアだとは、なかなか気づきにくいものがありました。言われてみれば、葉が捩れているし、花びらも3+3です。そして、花びらにステッチが入らないタイプは2年半前に学習しています。
低い草丈のわりに芯(茎)がしっかりしていて、花つきがとても良好です。狭いお庭やプランターには好適なので、このごろ売り出し中のようです。

<補注> 花嫁介添え人と言えば、和式の披露宴では似たような役割を雄蝶雌蝶 (おちょうめちょう)と呼ばれる少年・少女が担います(過去形か?)。小学校低学年のころ、この役を幼なじみと二人で務めたことを懐かしく思い出しました。

過去のきょう 2023 ホソバクリハラン 2022 トウジュロ 2021 ヒラドツツジ 2020 マルバチトセラン(サンセベリア・ハーニー) 2019 ヤツデ 2018 シロガネチカラシバ 2017 アキノノゲシ 2016 シソモドキ(ストロビランテス・アルテルナタ) 2015 タイワンホトトギス 2014 シンツルムラサキ(ツルムラサキ) 2013 タチシオデ 2012 ノブキ 2011 ホソイトスギ(イタリアンサイプレス) 2010 フユザンショウ 2009 ハゼノキ 2008 ハウチワカエデ 2007 ソヨゴ 2006 タラノキ 2005 メギ 2004 ダリア

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