7月23日(火) キダチタバコ

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花筒が長いというのはどうやらタバコ属(Nicotiana)共通の特徴のようです。ただそれはあとから比べて気づいた話であって、本来のタバコ(N. tabacum)の花を見たときは柔らかすぎてだらしなく見えたし、ハナタバコ(N. sanderae)の花だとまるでニチニチソウではあるまいかと思ったものです。
そしてこのキダチタバコを見たとき連想したのはキルタンサスでした。分類的には全然関係ないのに、象の鼻を思わせる花筒や派手な花色が似ています。
タバコ属ではあるので、原産地の南米では先住民が葉をタバコにするそうです。もちろん、日本ではそんなことをしてはいけなくて、もっぱら観賞用です。質が強健なので増えやすいようで、あまり蔓延ってほしくないなと思います。

過去のきょう 2018 ウスベニタチアオイ(ビロードアオイ、マーシュマロウ) 2017 デンジソウ 2016 キジョラン 2015 コマクサ 2014 マンリョウ 2013 シロバナキキョウ 2012 コマツナギ 2011 ガクアジサイ 2010 オオアワダチソウ 2009 エゴノキ 2008 クリ 2007 ミョウガ 2006 キヌタソウ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 タブノキ

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7月22日(月) マムシグサ

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単純に「きれい!」です。年甲斐もなく「かわいい!」と思います。鬱蒼とした山の小径でこういうオブジェを見つけたときの高揚感は特別です。
似たような色変化は、かつてヤブツルアズキの実でも見つけました。ただ、派手さ加減でいくなら、マムシグサの実に勝てる相手はなかなかいないでしょう。
気になるのは粒の欠け方です。かつて10月末11月末にとらえたマムシグサの実は花床全体に粒が残っていました。対するに今回のものは穂の先から次々と実が消えてしまっています。地面に落ちた形跡はなかったので、鳥の仕業でしょうか。
きれい! かわいい!で終わっておけばいいものを、どうしてこういう違いが出るのかなぁ…などと考えてしまうものだから、山通いがやめられなくなります。

過去のきょう 2018 ベニヒ 2017 イヌエンジュ 2016 ウオトリギ 2015 カシワ 2014 メタカラコウ 2013 センジュラン 2012 キクイモモドキ 2011 パイナップルリリー 2010 ヒメヤブラン 2009 イヌヌマトラノオ 2008 オオダイコンソウ 2007 ヤブカラシ 2006 クリナム・パウエリー 2005 イヌゴマ 2004 ノブドウ

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7月21日(日) コフジウツギ

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なにも知らないのが一番幸せというのは真理ではあって、この手の花がみんなフサフジウツギだと思っていたときは憂いがまったくなかったわけです。
草木の名前にはいつも噛みつくくせをして、房+藤空木という重層構造の名前にどうして疑念を持たなかったものでしょう。房ではない藤空木の存在を考えつかなかったなんて、いまとなっては己の迂闊さを恥じるばかりです。
で、これは藤空木の「小」型版というわけです。どこが「小」かと言うと、花が全周は咲かず、穂の上側だけしか開かない=花穂が小さく見えるのでした。ほかに、葉が細めで先が尖っているのも「小」とされる一因のようです。
さて当然ながらこの話の続きには冠なしのフジウツギの登場があるべきだし、ほかにトウフジウツギとかウラジロフジウツギなんていう仲間もあるようです。「バカだね、俺らなんか蜜があればみんな一緒だよ」とナミアゲハが笑っています。

過去のきょう 2018 ミシマサイコ 2017 ワレモコウ 2016 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2015 マルバアサガオ 2014 オガタマノキ 2013 センコウハナビ(ハマエンサス、ハマエンサス・ムルティフロールス) 2012 ノウゼンカズラ 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 ジャノヒゲ(リュウノヒゲ) 2009 エンジュ 2008 チングルマ 2007 ツボサンゴ・パレスパープル 2006 シロネ 2005 ハナヅルソウ 2004 アカメガシワ

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7月20日(土) イセハナビ

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花火と言われるくらい盛大に花をつけるらしいのに、どうもそういう場面に出会ったことがありません。陽当たり好きだそうで、ここはやや木陰だったので、ご機嫌斜めだったのでしょう。ただ、リクエストどおりの場所でもチラホラの花しか見たことがなく、よほど関東の地がお気に召さないか、ワタシとの相性が悪いか、なのでしょう。
いかにも通好みの洒落た名前のくせをして、東南アジア原産の外来種です。漢字では伊勢と当てるのに、伊勢にはなんの縁もないそうです。マツザカシダも怪しかったし、あの辺の地名はテキトーに使われてしまうようで不思議です。
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キツネノマゴ科と言われると、花の付け根の苞葉がたしかにキツネノマゴのそこに似ています。あと、属(イセハナビ属)レベルだとスズムシバナが同じ分類です。ただ、昔の画像を確認しても、どこが同属なのかぜんぜんわからなくて、どうもイセハナビは自分のなかではヒュルヒュル上がっても開かない空(から)花火です。

過去のきょう 2018 ツルアジサイ 2017 キリ 2016 チャボガヤ 2015 アオギリ 2014 ヤマシャクヤク 2013 ムラサキシキブ 2012 フシグロセンノウ 2011 ヘリオトロープ 2010 クヌギ 2009 スジギボウシ 2008 ゴウソ 2007 シダルセア 2006 ラッカセイ 2005 セイヨウハッカ 2004 サツマイモ

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7月19日(金) アオギリ

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このあと、クマンバチくんは例によってグヮシッとアオギリの雄花を抱きしめました。もちろん、お口は萼の付け根に入り、蜜をチュクチュクです。その間、彼のお腹は雄花の葯を擦り続け、花粉まみれとなりました。
で、そのお腹を目の前の雌花(萼の内側がすでに赤変)に擦りつけるのかというとそうではなく、また別の枝に行きました。そして萼の内側がまだ黄色の花を探し、またもやグヮシッ&チュクチュクの繰り返しです。花が雄か雌かなどクマくんには関係がなくて、まだ新鮮(咲いた日の萼は黄色)かどうか=蜜の有無が問題なのです。
ふつう、花びらに現れる黒点などは蜜標と呼ばれ、花粉媒介者に蜜源を教える役割をします。それに対してアオギリの萼が色変化するのをいったいどう呼ぶのでしょう。赤は売り切れのサインだなんて、なかなか洒落たことをするものです。

過去のきょう 2018 ウワバミソウ 2017 トモエソウ 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリカム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ヤクシマハギ 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ

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