5月20日(金) クサナギオゴケ

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薄暗がりだったため写真的には残念賞でも、けっこうニコニコです。この花、見るからにカモメヅル属です。本来は5弁なのに4弁の花もあってお茶目です。
ただ、いままで収録した仲間と感じが違うのは自立性の高さです。がっしりした茎が膝上まで立ち上がり、周囲のものに寄りかかりたい気配がありません。
葉の長さも10cmはあって、ハート形である場合が多い仲間と違ってふつうの葉っぱスタイルです…などの特徴は、これがクサナギオゴケであることを示します。
愛知の加藤さんが山でこれを発見したので、熱田神宮の草薙剣から名付けたそうで、地元愛に満ちています。また、名前後半のオゴケについては、仲間のムラサキスズメノオゴケを取り上げたときにバッチリ学習しました。

過去のきょう 2021 サワフタギ 2020 トベラ 2019 カンボク 2018 キバナカイウ(カラー・エリオッティアナ) 2017 ホソバヒナウスユキソウ  2016 オヘビイチゴ  2015 ハタケニラ  2014 ホオベニエニシダ  2013 コチョウラン  2012 セイヨウサンザシ  2011 ケヤキ  2010 ハグマノキ  2009 アオダモ  2008 ヤブジラミ  2007 カルケオラリア  2006 ツルウメモドキ  2005 トベラ  2004 カキノキ

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5月19日(木) テイカカズラ(桃花種)

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?????。これ、どう見てもテイカカズラでしょ? なのにピンクですか!
繁り方がやや散漫なことが気にはなったものの、ネットで見つかったピンクのテイカカズラはどれもそういう感じでした。お洒落に身をやつすと、本来の強壮さがスポイルされるのだろう…というのは古風な爺さんの管見です。
困るのはコヤツの呼び方です。ピンクテイカカズラというあられもない名がある一方で、きょうのタイトルにしたような用心深い名も出てきます。そもそも学名的に本来のテイカカズラと区別しないようで、単なる色変わりなのでしょう。
まだ珍しい存在で、もっと普及すれば呼び方が安定することも考えられます。そういう意味で、自分が採った呼び方は暫定措置としておきます。

過去のきょう 2021 セイヨウフダンソウ(スイスチャード) 2020 イヌムギ 2019 コチャルメルソウ 2018 マルバシャリンバイ(シャリンバイ) 2017 エルサレムセージ  2016 コバノハシドイ  2015 ツクバネウツギ  2014 アリウム・オストロスキアヌム(ベニオトメニラ)  2013 ツガ  2012 コウゾリナ  2011 カキツバタ  2010 ヒメグルミ  2009 ヒメツルニチニチソウ  2008 ヤマシャクヤク  2007 ツボサンゴ  2006 フランスギク  2005 チョウジソウ  2004 タチアオイ

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5月18日(水) シベリアヒナゲシ(アイスランドポピー)

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前にシベリアヒナゲシを取り上げたときは、画面全体に花を配し、もう少しマシな構成でした。しかし、今回のこのアンバランス写真はこれでも力作なのです。
その撮影意図は茎にあり、シベリアヒナゲシとふつうのヒナゲシ(シャーレーポピーを含む)の区別を示そうとしています。前回はそこにまったく無配慮でした。
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それでもやはり花と株もとは一緒に撮りづらいので、さらに地際に迫ります。右がシベリアで、茎が1本1本まっすぐです。対するに左がヒナゲシです。花茎の途中についた葉のせいで見にくくても、茎が分岐してYの字になっています。
加えて、前も触れたようにシベリアはそろそろ終息期に入るのに、ヒナゲシやシャーレーはこれから盛りという時期の違いもあります。あのご夫婦のように広い心で「ヒナゲシがきれい」とやりたくても、はた衛門には無理な境地です。

過去のきょう 2021 グレビレア・ロビンゴードン(ハゴロモノマツ) 2020 フレンチラベンダー 2019 グレビレア・アメジスト 2018 オカタツナミソウ 2017 タテジマフトイ  2016 ケキツネノボタン  2015 キクノハアオイ  2014 バイカウツギ  2013 温帯スイレン  2012 ニガキ(雌花)  2011 ウラジロノキ  2010 コメツブツメクサ  2009 サンショウバラ  2008 チングルマ  2007 スノーキャップ  2006 オオバコ  2005 サラサドウダン  2004 アヤメ

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5月17日(火) ジュステキア・スピキゲラ(メキシカン・ハニーサックル)

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南米のネイティブはこの木の葉を煮て衣類を染めたと言います。煮出す温度で青系の色合いに変化幅があって、インディゴ一辺倒ではない豊かな文化です。花はこんな派手な色なのに、草木の潜在資質というのはわからないものです。
この葉はお茶にもするそうで、そのお茶を服にこぼしたら青くなっちゃったのが事の始まりだったのでは…などと勝手な想像を巡らせます。あ、同じようなことをアワブキについても考えたことがあって、秘やかな楽しみです。
楽しくないのはこの名前で、通称(メキシカン・ハニーサックル)はさておき、本名(学名)の歯ごたえがありすぎです。ジュステキア(Justicia)はキツネノマゴとかコエビソウと共通の属名なので、この際、なんとか覚えたいものです。
後ろのスピキゲラ(spicigera)は「穂状花序」の意味で、これからも出てきそうな名前です。ああ、草木趣味は若いときに始めたかったと心底思います。

過去のきょう 2021 ヤナギチョウジソウ 2020 アゼナルコ 2019 プルモナリア 2018 キウイフルーツ 2017 サンザシ  2016 シマガマズミ  2015 カラミザクラ(シナミザクラ)とオオカンザクラ  2014 ギョウジャニンニク  2013 サルナシ  2012 ヤエムグラ  2011 トウバナ  2010 コゴメウツギ  2009 オオバナノエンレイソウ  2008 チゴユリ  2007 ユキノシタ  2006 ヘラオオバコ  2005 メキシコマンネングサ  2004 タイサンボク

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5月16日(月) ニゲラ(クロタネソウ)

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咲きそろうのをジッと待ったのできょうの登場にはなったものの、蕾が最初に割れ出したのは前の掲載の翌日でした。意外に気ぜわしい開き具合です。
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その経過を並べてみました。花びら(に見えるがじつは萼片)を押し開くように、まず雌シベがのび出てきます。4層に重なった萼が次々に水平まで開くと、雌シベを守り固めるように数え切れないほどの雄シベが現れます。
その雄シベ群の付け根には退化して蜜腺化した花びらがあるはずなのに、いくら探してもわかりません。そして、開いて2日もするとそこらは紫色になります。
その色変化と呼応して子房(心皮)が膨らみ始めます。これらの生長はじつに素早くて、目尻を下げて眺めるうち、すぐに風船ができてしまいそうです。

<補注> 一番花の萼がハラハラと散り始めたところで、だいぶ膨らんだ子房のなかを点検です。クロタネソウのくせにキタネかというくだらない感想は脇におき、1室あたり30個ほどの種が胎座に整然と並んでいます。5室あるので150個、これがすべてクロタネにまで生長するのか楽しみです。(撮影:2022年5月18日)
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過去のきょう 2021 ブルーベリー 2020 アオギリ 2019 ドロノキ 2018 コンロンソウ 2017 口紅シラン  2016 オオバウマノスズクサ  2015 キツネアザミ  2014 コハウチワカエデ  2013 コヒロハハナヤスリ  2012 カマツカ  2011 カジノキ  2010 ハクウンボク  2009 ジャケツイバラ  2008 コトネアスター  2007 ヒメヒオウギ  2006 カンボク  2005 ホオノキ  2004 ホオノキ

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