3月26日(水) ルピナス・リリアン

250326lup_lilyyarn
まさかルピナスをこのブログに収録していなかったとは…と涙です。春が来れば、あちこちでこの昇藤(のぼりふじ=ルピナスの別名)が賑やかです。基本のキみたいな花壇のスターですから、とっくに掲載済みと思っていました。
ところが!なのです。調べてみると、その素性や系統がとても複雑でした。そもそも原種状態でLupinus(ハウチワマメ属)は200種以上から構成されると言うし、そこから多くの園芸種が作られていて、これとおぼしきものに絞るのに苦労しました。
その結果から得たのは、花穂が膝丈ほどまで高く育つこれはラッセルルピナス(L. polyphyllus)の系統で、リリアンという園芸種ではないかという推測です。残念ながらリリアンの血統を詳述した資料に行き着けなくて、あくまで「かな?」の話です。

過去のきょう 2024 ミヤマガマズミ 2023 ヨシノツツジ 2022 ヒガンダイザクラ 2021 オオバキスミレとナエバキスミレ 2020 キリシマミズキ 2019 ヒメドクサ 2018 マルバマンサク 2017 ダンコウバイ 2016 マンサク 2015 ツノハシバミ 2014 ヒマラヤユキノシタ 2013 フラサバソウ 2012 シュンラン 2011 ハッカクレン 2010 ハチジョウキブシ(雌花) 2009 フッキソウ 2008 キュウリグサ 2007 ダイコン 2006 シンビジウム 2005 チューリップ

| | コメント (0)

3月25日(火) サネカズラ

250325kad_japonica
サネカズラの印象が変わりました。最初の出会いで藪のなかにあの素っ頓狂な実を見つけたときは全体がブッシュ状だったし、以後もせいぜいそこらの灌木に絡みついている程度を見てきたのです。こんなジャックと豆の木状態は初めて見ます。
しかも、蔓の途中には葉の繁りがないので、まるでヤドリギみたいです。これで真っ赤な実がブラブラついていたら、一人で笑ってしまったことでしょう。
たしかに、これは葛(かずら)です。これで吊り橋を作るという記述がどこにも見つからないのが残念なほどで、なんならワタシがこの場所で試してみましょうか。

<サネカズラの過去記事・暦日順> ☆ 完熟の実、腎形の種 : 2013年1月10日 ☆ 色づいた葉 : 2008年1月31日 ☆ 若葉(芽吹き) : 2010年4月20日 ☆ 雄花 : 2005年8月14日 ☆ 熟しかけの実 : 2013年10月14日 ☆ 実(鮮紅色) : 2005年11月4日 ☆ 実(真紅) : 2004年11月25日(本文中リンク) ☆ 実(残存株と花床だけの株) : 2014年12月25日 ☆ 花床だけになった実 : 2006年12月28日

過去のきょう 2024 カリヤス 2023 イヨカズラ 2022 ユーフォルビア・ウルフェニー 2021 ガビアオキ 2020 ムルチコーレ(コレオステフス・ミニコス、クリサンセマム・ムルチコーレ) 2019 ロドレイア・チャンピオニー 2018 ハクサイ 2017 ヒメウズ 2016 キクバオウレン 2015 マツバラン 2014 ウグイスカグラ 2013 オトコヨウゾメ 2012 カワヅザクラ 2011 フチベニベンケイ(カネノナルキ) 2010 ハオルチア・オブツーサ(雫石) 2009 カランコエ・ラクシフロラ 2008 ハナノキ(雄花) 2007 ナツグミ 2006 シュンラン 2005 フッキソウ

| | コメント (0)

3月24日(月) ニオイスミレ・八重種

250324vio_odorata
スミレと言われれば文句のつけようはありません。ただ、その葉はピカピカ・ゴツゴツだし、花茎は葉に潜るようにのびるので、どうしても花が葉に埋もれます。
性格の悪いヤツだなぁと思ったら、「暑さにはかなり弱い多年草(Wiki)」だそうで、来年はセイヨウニンジンボクの株下を蔽うのにいいかと考えたのにガッカリです。
そもそも1カ月ほど前に花が咲き出したときからガッカリは始まっていて、ふつうに一重かと思ったら八重種でした。しょうがないから夏越しの試験台にしましょう。
おっと、名前のニオイは伊達ではなくて、少し揺するとかなり香ります。香水の原料になるそうで、いかにも地中海の周り(原産地)が似合います。間違っても日本の野山に解き放ってはいけませんが、露地であの酷暑を越せそうもないのが救いです。

過去のきょう 2024 ハクサンボク 2023 セイヨウスモモ(プラム、プルーン) 2022 シラヌヒ 2021 プルモナリア・ブルーエンサイン 2020 クヌギ 2019 タマシダ 2018 ツゲ(ホンツゲ) 2017 イボタノキ 2016 モモ 2015 カラミザクラ(シナミザクラ) 2014 ハナニラ 2013 コバノオランダガラシ(クレソン) 2012 ノシラン 2011 サワラ 2010 スノーフレーク 2009 ヒサカキ 2008 キクラミネウス水仙・ジャンブリー 2007 ゼンマイ 2006 カツラ(雄花) 2005 ヒアシンス

| | コメント (0)

3月23日(日) キジョラン

250323mar_tomentosa
キジョランの掲載8回目にして、ようやくその葉をしみじみ観賞です。というか、も、綿毛も、そしてアサギマダラの食痕も卵も、な~んにもありませんでした。
ただし、3月に取り上げるのは初めてではなくて、11年前、アサギマダラの幼虫と、それが食べまくった葉を見つけています。その意味で、今回の場所はアサギマダラ濃度が低い場所だったのでしょう。葉がじつに健全に美しく育っていました。
そこでその葉をマジマジ見つめたら、かつての掲載写真でも同じであって、側脈は左右にズレています。ただし、全体の葉序としてキジョランは対生です。対生なら側脈もきちんと左右がそろえばいいのに、素直ではありません。
この逆、つまり葉序は互生なのに側脈が対生という事例をパッと思い出せません。よぉし、今年の課題はこの「逆キジョランタイプ」の葉を見つけることとしましょう。

過去のきょう 2024 テコフィラエア・キアノクロクス 2023 フリル咲きパンジー・シエルブリエ 2022 ナガミヒナゲシ 2021 ゲンカイツツジ 2020 ナウパカ・カハカイ 2019 ナイトライダー 2018 カイワレダイコン 2017 アルアウディア・アスケンデンス 2016 ソラマメ 2015 ヒロハノアマナ(ヒロハアマナ) 2014 コシノヒガン 2013 コブシ 2012 ウメ(西王母) 2011 クロッカス 2010 ハルニレ 2009 トキワイカリソウ 2008 フサアカシア 2007 セントウソウ 2006 カンスゲ 2005 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

| | コメント (0)

3月22日(土) クヌギ

250322que_acutissima
怪獣かな? アニメキャラかな? なんだかユーモラスに刈られたクヌギです。5~6mまで高くなっていた並木なのに、近ごろかなり強い剪定を受けました。
この強引な処置について、かつてシラカシがかわいそうで、植木職人さんを疑ったことがあります。ところがさすがプロのやることで、あのシラカシたちは2年後には立派な枝振りに復活したのでした。したがって、今回もブーイングはありません。
ただ、わからないのは各枝の端に1本ずつ残されたツノです。まさかおちゃらけではあるまいし、これがどんな効能を持つ技か、2年後を楽しみに待ちます。

過去のきょう 2024 セイヨウハシバミ 2023 マユミ 2022 オカメザクラ 2021 インコアナナス 2020 サンセベリア・バキュラリス・ミカド 2019 ルリゴクラクチョウカ(ストレリチア・ニコライ) 2018 ヤマトレンギョウ 2017 マミラリア・ラウイ・ダシアカンサ 2016 シロモジ 2015 アマメシバ 2014 ローダンセマム・アフリカンアイズ 2013 セツブンソウ 2012 ヤマアイ(雄花) 2011 アカシデ 2010 パンノキ 2009 ヤドリギ 2008 ミニアイリス 2007 タアツァイ 2006 コノテガシワ 2005 ダンコウバイ

| | コメント (0)

«3月21日(金) クロッカス